13 / 13
13:フルコンボでお姉妹だ丼!
しおりを挟む「なぁ頼む!」
「へぁ?」
何の変哲も無い放課後。
突如裕司に依頼されたのは、
途轍もない要望だった。
姉妹丼を体験させろだと?
確かに俺とヤる分には構わないが
処女である姉を……もう処女じゃないな。
平生の野郎、今更だけど
やってくれるじゃねえか。
ただ、優香姉が裕司墜ちしないかは
心配だな。そしたらもれなく三股だよアイツ。
俺の力があればどうとでもなるが。
正直俺も経験してみたいと薄々思ってたんだ。
乗ってやろうじゃねぇか。
「………イキナリ過ぎて混乱するよな清水。
やっぱ断ってもいいぞ。」
「いいわ、乗ってあげる。」
「恩に切るッ!!」
裕司はさぞ嬉しそうに俺の手を握った。
***
それから夜に至り。
家のインターホンが鳴る。
ふっ、ようやく来たようだな。
優香姉にも事前にこの件は伝えた。
互いに食後と風呂を終えたベストタイミング。
プロンプトの力で無理矢理言い包めた節は
あるが、失敗はないだろう。
そんなのはすぐにカバー出来る。
と、フラグ建築を頭の隅に置いて
扉を開いた。
モニター画面でいまかと待ち侘びた
瞳には凄く本気を感じたが、
それに気圧される事なく俺は口を開く。
「我が家へようこそ、裕司君。」
「あぁ、こちらこそよろしくな。」
一通り挨拶を済ませた俺は裕司を
自室へとあげる。
この時の為にあらかた部屋は片付けており、
内装で言えばラブホ部屋と遜色ない
清潔感は出せてると自負している。
なんせあのスローロリス(神)の
指導の元行ったからな。
そんな部屋のベットに正座で
律儀に全裸待機してる姉がいるのも
ソイツの指示だ。
「おいおい、ムード完璧じゃねぇか雫。
んじゃ早速だけど姉妹仲良く百合ってくんね。
濃厚なセックスで頼むぜ。」
「ちょ、裕司ソレ要らなくない?」
「そこをどうにかッ!」
「………………」
また必死に頼みやがって。
まぁそれでも裕司には返しきれない恩がある。
美少女姉妹同士の百合エロ漫画読んだ後に
美少女姉妹丼エロ漫画で抜くのは
男性視点としては
2度美味しい夢のような体験なのだ。
元男である俺にもそれはよく理解出来る。
つーわけでやってくか。
俺は手慣れた動きで脱衣して
姉のいるベットへ飛び込んだ。
「お姉ちゃーーん!!」
その衝撃はぽふっと音を立てて
下に吸収される。
そして互いの胸はむにゅりと密着した。
「ちょっと待ってよ雫。
今日のお相手は裕司君じゃないの!?」
こう否定的に口は出しているものの、
満更でもない表情をしている。
そりゃそうだ。俺は知っている。
弟の平生が百合好きなのは果たして
単なる趣味なのか。
それとも遺伝的なものなのか。
答えは掃除するときに知った。
そう、彼女のベッドの下にもまた
百合モノのエロ本が混じっていたのだ。
内面ではイケメンな彼氏を求めているものの、
実は両方イケる娘なのだ。
もちろんその優香姉所持のエロ本集には
姉妹百合が含まれていた。
つまりはそちらにだって気があるのは確実。
それに平生の策略ではあるものの、
親友の女の子とヤッた経験だってもってる。
要するに、
この場にいる全員がこのシチュエーションに
興奮しているんだ。
だから、こんなふうにしてやれば…………
「ちょ……んんっ♡ 雫、どこに手を、んっ♡」
「どこって決まってるじゃん。
お姉ちゃんの大事なトコロだよぉ~♡
上の口よりも下の口は愛液とろとろで
素直だなぁ♡♡」
「す、素直なんかーーらひゃいっ♡♡♡」
ほらな、クリを摘んだだけでこの有様だ。
敏感すぎてエロ可愛いったらありゃしない。
ついでに唇も奪っちゃお♡♡
「ふむむっ!?」
すかさずディープキス!
あぁ! お姉ちゃん可愛い♡
もっと♡ もっと妹の私で愛らしく感じて♡
優香お姉ちゃんは妹である私のもの♡
『女の子』である私のもの♡♡
誰にも渡さないんだからっ♡♡♡
あぁ、蕩けたお姉ちゃんの顔が離れてく。
唾液の糸も切れて……ってあれ?
俺今、変な事考えてなかったか?
いや、さっきのは確かに俺だ。
そう、俺は光谷・輝樹。
何故だろう、
男だった事が前世のように遠く感じる。
このままじゃマズい!
裕司の前だが、チンコを
液体肉体自在で生やしてブチ込むしかねぇ!
カモン! マイボーイ!
………何故だ何故生えない。
チンコを生やせなくなるレベルまで
俺はTS雌墜ちしたっつーのかよ。
俺自身が、無意識に『男の自分』を
拒絶しているのか?
さっきの俺は、その到達点なのでは?
「雫、急に固まってどうしたの。」
「ごめんお姉ちゃん、
私気持ち良すぎてトんじゃったみたい。
でも安心して♡ 最後までしっかり
気持ちよくしてあげるから。」
「うん。」
本番はもちろん貝合せ!
このぬれぬれパイパンマンコ同士が
擦り合う快楽は最高だな。
ぴちゅ、ぴちゅ、ぱちゅっ。
「お姉ちゃん、私もうイッていい?」
「うん♡ 私もイキそう♡♡」
「一緒にイこ♡♡♡」
キタキタぁ! この感覚だ!
「「ーーイクぅ♡♡♡♡」」
パチパチパチパチパチ!
どこからともなく響く拍手。
その主はもう分かりきってる。
「ブラボーブラボー、素晴らしい姉妹愛だ。
この通り見てて凄く興奮したよ。」
裕司は高らかに笑みを浮かべ
漲ったイチモツを見せつける。
「しかし雫、あんだけ気持ち良さそうなのに
まだよつん這いを維持できるとはな。
流石俺の見込んだセフレだ。
姉の方は腰に力が入らないみたいだがな。」
「褒めるだけ褒めて何?
ご褒美でも欲しい訳?」
「くーっ辛辣ぅーっ。
じゃ雫、引き続き貝合せで。」
しょーがねぇーな。
もういっちょヤるか。
「ーーひゃうんっ♡♡♡」
コイツ、不意打ちで突っ込みやがった。
「ていうかっ♡♡ らんふぇ私なのぉ♡♡」
「おっとぉ!
気持ちくて呂律も回んないねぇ!
分かんねえのか、攻め手になった奴を
受けにしてオトすのが乱入姉妹丼の
醍醐味だっつーの。」
「待って、私イッたばかり♡ あんっ♡」
膣壁を擦り広げる快楽。子宮を突く快楽。
イキたての俺にはハードだっつーの♡
下を見れば蕩けた姉が見つめてる。
こんなん反則だろ。
「イッたばかりは姉も同じだろーが。
つーか姉さん。アンタも妹に
ヤられっ放しでいいのかよ。
姉としての威厳、しっかり見せてやれ。」
「うん。そうだよね!」
「くふうっ♡♡ ソコは聞いて……あんっ♡」
マジか、優香姉が俺のおっぱい吸ってる。
「ああっ♡ んはあっ♡♡
優香姉、クリまで摘まないでぇ♡
私可笑しくなっちゃうから……んあっ♡♡」
やだよぉん、さっきのお返し♡♡
とばかりに乳首とクリの
攻め手を応えるように強める優香姉。
それだけでも十分な快楽なのに、
いつもより滾ってる肉棒ピストンが
追い打ちをかける。
快楽のフルコンボじゃねぇかよ♡♡♡
男である俺が
逃げ場のない嵐のような快楽に
みっともなく喘ぐ事しか出来ない。
その様はまさに雌。
マジでTS雌墜ちしてんな、俺♡
パンッパンッパンッパンッパンッ!
パンッパンッパンッパンッ!
「「ーーーイクッ!!!」」
びゅるるるるるるるるるるるるるるぅ!!!
いくら人体でないといえど過剰快楽により
腰から力が抜け
俺は優香姉に被さるように倒れた。
抱きしめられた優しい姉の温もりと、
全身を巡る快楽の余韻に喜びを終えながら
俺は静かに眠りについた。
***
翌朝。
スマホからさも当然のように淫獣が現れる。
「やぁ清水少年。昨晩は楽しかったかい。」
「当たり前だろ。
今までのプレイとは濃さも違うし、
危うく男の俺を見失う所だったよ。
あのままキスを続けてたら俺……
雫の記憶を持った『俺』じゃなくて、
俺の記憶を持った『雫』に
なってたんだろうな。」
「ふむふむ。ボクの見立てでは
完全に雌墜ちすると思ったんだケド……
流石ボクの選んだ男だ。
君を選んで大正解だったよ。
最後まで『清水少年』で
いてくれて……僕は驚いたよ。」
褒めてるのか貶してるのか分からない
笑みを淫獣神のスローロリスが見せる。
「つーかそんな別れフラグみたいなの
わざわざ立てる為に来たのか。」
「ただの尺稼ぎさ。」
「久々の登場でなんかあると思ったら
神のくせに雑に扱われてんな。」
「ははっ。構わないさ。
だってこのままボクの出番が無いと
この作品締まらないじゃん。」
「好きなだけ言ってろ。」
「……それにさ、多分ボク達の出番は
まだまだあるよ。
だから、落ち込まないでよ。」
「お前が言うんなら間違いねぇな。
じゃあ俺はこれからもーー」
「ボク達はこれからもーー」
「「ーー正義の女体化を執行していくぜ!」」
~完~
「ふっ、これでまぁ終わりさ☆
長い様で短いヨネ、二週間って。
スローロリスの擬態して色々
楽しめたしひとまずはオッケー。」
「………何がオッケーだよ。ドラモネ。」
「ありま?
チョープ君いつからそこに居たの。
君は酒場が定位置でしょ。
旧作から勝手に出ないでくれるかなぁ。
みんなが混乱しちゃうじゃないか。」
「お前が言えた事じゃねぇな。
で、完の後に引き摺って登場するって
事はなんかあんのかよ。」
「フフぅ! お知らせ役だ。
近況ボードなんかアテに出来ないからね。」
「お前一回運営に処されたらどうだ?」
「作者共々、誠心誠意謝罪申し上げます。」
「手のひらクルックルっかよ。
じゃ、お知らせとやらの出番だな。」
「たかしクランベリー、
次回作小説の予告!」
「どこぞのラーメンチェーン店の
予告みたいな言い方やめような?」
「次回作、キタマジにて登場した
ある男の怪奇譚が綴られる。
ーー柔智楓は衰えない。
投稿日は未定だが乞うご期待!」
「それだけか。」
「あと、モチベ次第では
じゃんじゃん新作出す。
もしくは次回作の投稿が早くなるかも
……だって。以上!
お知らせ役代行のドラモネちゃんからでした!!」
「「ーーご愛読、ありがとうございました!!」」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる