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国防会議とソラリスの監視
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「それでは――エリシオン国、第一回国会を開催いたします。議事進行は、ダリオス殿に代わりまして……私、フェニックスが務めさせていただきます」
ギルドホールの酒場。粗末なテーブルを並べ替えただけの即席会場に、エリシオン村の要人たちが顔を揃えていた。
「無理ですって。司会なんて、柄じゃないんです、私には。……お願いです、フェニックス殿」
「しかし、我々はあくまで亡命者。新国家の意思決定に関わることは……」
「――元王国宰相の口から、それを聞くとはね。危機が来たら、あなたは逃げるつもり?」
ヴァイオレット王女の厳しい視線が、フェニックスを射抜く。
「……わかりました。王女がそこまで仰るのなら、お引き受けしましょう」
こうして、議事進行役が決定した。
「では、第一議題。国防プランから始めます」
「牙狼の森の警備と偵察は、ジルヴァ親子とコボルト隊にお任せします。変な動きがあったら、すぐに連絡を。アリアと私も森に入ります」
「もちろんですとも! 一飯一宿の恩、命に代えても返しますよ!」
「――ただし、偵察優先。交戦は禁止です。いいですね?」
「了解しました!」
「武器・船舶の整備はストーンファイア殿に。ドワーフ部隊のご協力を願います。整備済みのものから実戦配備に回す。弾薬製造を最優先。武器の新型研究は……後回しですよ!」
「……バレたか。ふん、任せとけって!」
「補給・工兵・海軍の統括は、ネグラロサに。アルマダ様、貴女には軍の最高指導者として、防御陣地の構築、海軍整備、物資搬入の指揮をお願いします。補給は、コール支店長に引き継いでください。魔力入り魔石、戦闘人員、食料――早急に」
「前回は補給だけだったからな……」
アルマダは、照れくさそうに顎を掻いた。
「お母様が……空から見ていらっしゃいます。――お力、見せてください」
ヴァイオレット王女の静かな一言に、アルマダの瞳が鋭く光る。
「……お前にそう言われると、本気になるしかないな」
「財政と内政は、ダリオス殿にお任せを。道路建設などのインフラは国民で対応します。ネグラロサは、先ほどの任務に集中を」
「アキラ様、進行に問題は?」
「フェニックスさん、大丈夫です。どうぞ続けてください」
会議が終了した後、冒険者副ギルド長のリアナとエリオン、ノクス、そしてアキラをはじめとする首脳陣で、秘密の打ち合わせが行われた。
「リアナとエリオンに、王都の冒険者ギルドへ行ってもらいたい。エリシオンを新たなハイエルフの国と――見せかけるためです」
「つまり、諜報任務ですね?」
エリオンは仕事を割り当てられて、どこか楽しげだった。リアナも、久々の王都行きに笑みを浮かべる。
「王都で情報収集を。ネグラロサにいる“ハンマー”と連携してもらいたいのです」
「兄様とリアナ様では……危険すぎます!」
ノクスが立ち上がった。
「その気持ちはわかる。だが、今はこの地の戦力を減らすことはできない」
「なら、私が行きます!」
「ノクス……君には、僕のそばにいてほしいんだ。これから、ここも厳しい戦いになるかもしれない」
アキラの静かな一言で、彼女は口を噤んだ。
「これは軍資金だ」
ダリオスが、重そうな革袋を差し出す。中にはドラゴニア金貨がぎっしり詰まっていた。
「こんなに……っ!」リアナが袋を開き、キラリと光る硬貨に目を輝かせた。エリオンも身を乗り出す。
「これは“お小遣い”です。好きに使って構いません。むしろ、ハイエルフのイメージ戦略ですから――派手に使ってください!」
「そんなことを言ったら……兄様とリアナ様、本気で全部使いますよ!」
「調略資金は別だ。ハンマーがいくらでも持ってる。ネグラロサが、ずっと稼ぎ続けてきた金がある」
アルマダが豪快に笑った。
「それと、これが私の親書です。困ったときは、これを渡してください。協力依頼が記されています」
フェニックスが封蝋の押された手紙を手渡した。
その後、リアナとエリオンには、王国への対応に関する“教育”が開始された。
※※※
時雨の隠れ家――
「……このままだと、学校にも行けないわね。どうする?」
時雨が、鍋をかき混ぜながら尋ねた。
「交代で監視しましょ。どうせ出席日数なんて、いまさらだし」
部屋の隅には、簡易ベッドと、時雨と山吹の生活用品が並んでいた。食料もある。お菓子もある。だから冷蔵庫も、ぎっしり稼働中。
「……しっかし、何も起きないね」
聖女ソラリスは、規則正しい生活を送っていた。祈り、勉学、そして沈黙。たまに取り巻きが訪れるが、内容は他愛ない。
「まるで……NPCみたい」
「王国が攻めてくるって言ってたのに。……何考えてるのか、読めないわね」
翠のアクティブポイントは、マイナス。呼びかけることすらできない。
二人はビールを飲みながら、カレーを作って食べた。課題に取り組み、山吹が渋々終わらせたところで、
「もう、寝ようか?」と尋ねたその時――
「……山吹、ちょっと。見て」
三階の聖女の部屋。ベッドにいたはずのソラリスが、窓を開けて外に身を乗り出していた。
「危ない!」
山吹の叫び声に、ソラリスは――
にやりと、微笑んだ。
まるで、すべてを知っている者のように。
そして、音もなく、夜の空へ――
身を投げた。
ギルドホールの酒場。粗末なテーブルを並べ替えただけの即席会場に、エリシオン村の要人たちが顔を揃えていた。
「無理ですって。司会なんて、柄じゃないんです、私には。……お願いです、フェニックス殿」
「しかし、我々はあくまで亡命者。新国家の意思決定に関わることは……」
「――元王国宰相の口から、それを聞くとはね。危機が来たら、あなたは逃げるつもり?」
ヴァイオレット王女の厳しい視線が、フェニックスを射抜く。
「……わかりました。王女がそこまで仰るのなら、お引き受けしましょう」
こうして、議事進行役が決定した。
「では、第一議題。国防プランから始めます」
「牙狼の森の警備と偵察は、ジルヴァ親子とコボルト隊にお任せします。変な動きがあったら、すぐに連絡を。アリアと私も森に入ります」
「もちろんですとも! 一飯一宿の恩、命に代えても返しますよ!」
「――ただし、偵察優先。交戦は禁止です。いいですね?」
「了解しました!」
「武器・船舶の整備はストーンファイア殿に。ドワーフ部隊のご協力を願います。整備済みのものから実戦配備に回す。弾薬製造を最優先。武器の新型研究は……後回しですよ!」
「……バレたか。ふん、任せとけって!」
「補給・工兵・海軍の統括は、ネグラロサに。アルマダ様、貴女には軍の最高指導者として、防御陣地の構築、海軍整備、物資搬入の指揮をお願いします。補給は、コール支店長に引き継いでください。魔力入り魔石、戦闘人員、食料――早急に」
「前回は補給だけだったからな……」
アルマダは、照れくさそうに顎を掻いた。
「お母様が……空から見ていらっしゃいます。――お力、見せてください」
ヴァイオレット王女の静かな一言に、アルマダの瞳が鋭く光る。
「……お前にそう言われると、本気になるしかないな」
「財政と内政は、ダリオス殿にお任せを。道路建設などのインフラは国民で対応します。ネグラロサは、先ほどの任務に集中を」
「アキラ様、進行に問題は?」
「フェニックスさん、大丈夫です。どうぞ続けてください」
会議が終了した後、冒険者副ギルド長のリアナとエリオン、ノクス、そしてアキラをはじめとする首脳陣で、秘密の打ち合わせが行われた。
「リアナとエリオンに、王都の冒険者ギルドへ行ってもらいたい。エリシオンを新たなハイエルフの国と――見せかけるためです」
「つまり、諜報任務ですね?」
エリオンは仕事を割り当てられて、どこか楽しげだった。リアナも、久々の王都行きに笑みを浮かべる。
「王都で情報収集を。ネグラロサにいる“ハンマー”と連携してもらいたいのです」
「兄様とリアナ様では……危険すぎます!」
ノクスが立ち上がった。
「その気持ちはわかる。だが、今はこの地の戦力を減らすことはできない」
「なら、私が行きます!」
「ノクス……君には、僕のそばにいてほしいんだ。これから、ここも厳しい戦いになるかもしれない」
アキラの静かな一言で、彼女は口を噤んだ。
「これは軍資金だ」
ダリオスが、重そうな革袋を差し出す。中にはドラゴニア金貨がぎっしり詰まっていた。
「こんなに……っ!」リアナが袋を開き、キラリと光る硬貨に目を輝かせた。エリオンも身を乗り出す。
「これは“お小遣い”です。好きに使って構いません。むしろ、ハイエルフのイメージ戦略ですから――派手に使ってください!」
「そんなことを言ったら……兄様とリアナ様、本気で全部使いますよ!」
「調略資金は別だ。ハンマーがいくらでも持ってる。ネグラロサが、ずっと稼ぎ続けてきた金がある」
アルマダが豪快に笑った。
「それと、これが私の親書です。困ったときは、これを渡してください。協力依頼が記されています」
フェニックスが封蝋の押された手紙を手渡した。
その後、リアナとエリオンには、王国への対応に関する“教育”が開始された。
※※※
時雨の隠れ家――
「……このままだと、学校にも行けないわね。どうする?」
時雨が、鍋をかき混ぜながら尋ねた。
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「……しっかし、何も起きないね」
聖女ソラリスは、規則正しい生活を送っていた。祈り、勉学、そして沈黙。たまに取り巻きが訪れるが、内容は他愛ない。
「まるで……NPCみたい」
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二人はビールを飲みながら、カレーを作って食べた。課題に取り組み、山吹が渋々終わらせたところで、
「もう、寝ようか?」と尋ねたその時――
「……山吹、ちょっと。見て」
三階の聖女の部屋。ベッドにいたはずのソラリスが、窓を開けて外に身を乗り出していた。
「危ない!」
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そして、音もなく、夜の空へ――
身を投げた。
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