一足早い春が来た!

神在琉葵(かみありるき)

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 「えっ!ほ、本当に?」

 「本当だよ。
こっちはお金も出さなくって良いってことだしね。」

 「そんな……で、でも…」

 「そうそう、今朝、図面を見せてもらったよ。
なかなか立派なものが出来そうだね。
 山田君、良い人と友達になったね。」

 「え……は、はぁ……」



 結局、バイトがあったから、大家さんの所に行けたのはあれから四日後だったのだけど…
いくら、お金を出さなくて良いからって、大家さん…あんた、本当にそれで良いのか?
 家が無茶苦茶になっても知らないぞ!



そういえば、今朝、俺が起きた時にはもう早乙女さんはいなかったけど、ここに図面を見せに来てたのか…
それを見ても安心してるってことは、図面もそんなしっちゃかめっちゃかなものではないってことだな。
それにしたって、本当に大丈夫なのか??
 俺は不安で一杯になった胸を抱えて、家に戻った。



 *



 「ただいま~…」



どうにも気が滅入る。
こんな時は大音量でCDでも聴くか…



「山田!!」

 二階に上がろうとしていた俺をバーバラが引き止め、居間に引っ張って行く。


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