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Glass

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憎いのは私を虚仮にした彼…
だけど、よくよく考えてみれば、結婚相手だってやっぱり憎い。



 (二人共、死んじゃえ…)



 私は、彼に結婚祝いを渡したいと言って、いつものホテルに呼び出した。



 彼は意外と食器が好きで、しかも、なんでも高価なものが好きだ。
だから、きっとあのワイングラスも気にいるはず。
さっきのワインとワイングラスを持って、彼は彼女に会いに行くだろう。




そして、ワインを飲めば…
二人はこの世からいなくなる…




あのワイングラスには、毒薬が塗りつけてあるのだから…



(ふふ…いい気味…)


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