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「こ、これは、アーロン王子様!
こんな田舎にまで良くいらして下さいました。」
アーロン王子がお妃選びの旅に出ていることは、皆が知っていましたから、村長は大慌てで村の若い女性を広場に集めました。
続々と集まって来る女性達を見ながら、アーロンは深い溜め息を吐きました。
(やはり、ここにもいなかったか。)
「……これで全員なのだな?」
「え、は、はい。
……い、いえ!あと一人、いるにはいるのですが…」
「なぜその者は来ないのだ?」
「はい、実はその者は病気でございまして…」
(病だと…?そんな者は妃には不向きだ…)
一度はそう思ったものの、アーロンはなぜだかその女性のことが気にかかり、その者の家に行ってみることにしました。
「こ、これは、アーロン王子様!
こんな田舎にまで良くいらして下さいました。」
アーロン王子がお妃選びの旅に出ていることは、皆が知っていましたから、村長は大慌てで村の若い女性を広場に集めました。
続々と集まって来る女性達を見ながら、アーロンは深い溜め息を吐きました。
(やはり、ここにもいなかったか。)
「……これで全員なのだな?」
「え、は、はい。
……い、いえ!あと一人、いるにはいるのですが…」
「なぜその者は来ないのだ?」
「はい、実はその者は病気でございまして…」
(病だと…?そんな者は妃には不向きだ…)
一度はそう思ったものの、アーロンはなぜだかその女性のことが気にかかり、その者の家に行ってみることにしました。
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