上 下
23 / 50

しおりを挟む
家に帰り着き、風呂上がりに何気なくスマホを見たら、早速、彼女からLINEが入っていた。
 短いありきたりな文章ではあったけど…
LINEが来たのは、もうだいぶ前の時間だったし、『おやすみなさい』のスタンプも入ってたから、少し迷ったけど返信はしなかった。
また明日にでも返信すれば良いだろう。



ベッドに横になる。
なんとなく、良い気分だった。
それは、僕だけが女性の連絡先をもらえたからだろうか?



それほど乗り気じゃない合コンだったけど…
大畑さんのことが気に入ったわけでもなかったけれど、なにか気分が良かった。



 身に付けるものだけで、印象というものはかなり変わるものだとわかった。
 思い切って着てみて良かった。
 心の底からそう思った。
しおりを挟む

処理中です...