81 / 192
第二の依頼
6
*
「なんだとぉーー!」
「何を怒ることがある?本当のことではないか。」
「まぁまぁ、二人共落ちついて……」
大きな声を出して睨み合ってるのはリッチーとエドガーで、その間に入って気を揉んでいるのがおじさんだ。
リッチーが戻って来たのは、ついさっきのこと。
僕らが朝食を済ませた時のことだった。
たらふく酒を飲んで上機嫌で戻って来たリッチーは、昨夜見たショーのことを話し出し、それからアイリンさんのダンスの話になったんだ。
アイリンさんがいかに美人でセクシーでダンスがうまいかを話してたから、僕はそのアイリンさんが次の依頼者で、昨夜、会って詳しい話を聞いて来たことを話したんだ。
そしたら、リッチーは急に怒り出した。
なんで、俺にそのことを言わず、三人だけでアイリンさんに会いに行ったのかってね。
すると、今度はエドガーがそれに対して怒り出したんだ。
それはおまえが酔っ払ってたからだって言い出して、そこから、まだあまり貯まってない大切なお金を酒代やショーの見物料に使ったことを咎めた。
そうなるとリッチーもますます感情的になって、ここまでの戦闘で一番多く魔物を倒したのは俺だから少しくらい遣ったって文句を言われる筋合いはない!…なんて言ったんだ。
だめだよなぁ…そういうことは言っちゃまずい…
たとえそれが本当のことだとしても。
案の定、エドガーも感情的になってきて、二人の言い争いはいくらおじさんが止めようと収拾がつかないような状況になってしまって……
「なんだとぉーー!」
「何を怒ることがある?本当のことではないか。」
「まぁまぁ、二人共落ちついて……」
大きな声を出して睨み合ってるのはリッチーとエドガーで、その間に入って気を揉んでいるのがおじさんだ。
リッチーが戻って来たのは、ついさっきのこと。
僕らが朝食を済ませた時のことだった。
たらふく酒を飲んで上機嫌で戻って来たリッチーは、昨夜見たショーのことを話し出し、それからアイリンさんのダンスの話になったんだ。
アイリンさんがいかに美人でセクシーでダンスがうまいかを話してたから、僕はそのアイリンさんが次の依頼者で、昨夜、会って詳しい話を聞いて来たことを話したんだ。
そしたら、リッチーは急に怒り出した。
なんで、俺にそのことを言わず、三人だけでアイリンさんに会いに行ったのかってね。
すると、今度はエドガーがそれに対して怒り出したんだ。
それはおまえが酔っ払ってたからだって言い出して、そこから、まだあまり貯まってない大切なお金を酒代やショーの見物料に使ったことを咎めた。
そうなるとリッチーもますます感情的になって、ここまでの戦闘で一番多く魔物を倒したのは俺だから少しくらい遣ったって文句を言われる筋合いはない!…なんて言ったんだ。
だめだよなぁ…そういうことは言っちゃまずい…
たとえそれが本当のことだとしても。
案の定、エドガーも感情的になってきて、二人の言い争いはいくらおじさんが止めようと収拾がつかないような状況になってしまって……
あなたにおすすめの小説
どうぞお好きに
音無砂月
ファンタジー
公爵家に生まれたスカーレット・ミレイユ。
王命で第二王子であるセルフと婚約することになったけれど彼が商家の娘であるシャーベットを囲っているのはとても有名な話だった。そのせいか、なかなか婚約話が進まず、あまり野心のない公爵家にまで縁談話が来てしまった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ボロ雑巾な伯爵夫人、やっと『家族』を手に入れました。~旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます2~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
第二夫人に最愛の旦那様も息子も奪われ、挙句の果てに家から追い出された伯爵夫人・フィーリアは、なけなしの餞別だけを持って大雨の中を歩き続けていたところ、とある男の子たちに出会う。
言葉汚く直情的で、だけど決してフィーリアを無視したりはしない、ディーダ。
喋り方こそ柔らかいが、その実どこか冷めた毒舌家である、ノイン。
12、3歳ほどに見える彼らとひょんな事から共同生活を始めた彼女は、人々の優しさに触れて少しずつ自身の居場所を確立していく。
====
●本作は「ボロ雑巾な伯爵夫人、旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます。」からの続き作品です。
前作では、二人との出会い~同居を描いています。
順番に読んでくださる方は、目次下にリンクを張っておりますので、そちらからお入りください。
※アプリで閲覧くださっている方は、タイトルで検索いただけますと表示されます。
私も処刑されたことですし、どうか皆さま地獄へ落ちてくださいね。
火野村志紀
恋愛
あなた方が訪れるその時をお待ちしております。
王宮医官長のエステルは、流行り病の特効薬を第四王子に服用させた。すると王子は高熱で苦しみ出し、エステルを含めた王宮医官たちは罪人として投獄されてしまう。
そしてエステルの婚約者であり大臣の息子のブノワは、エステルを口汚く罵り婚約破棄をすると、王女ナデージュとの婚約を果たす。ブノワにとって、優秀すぎるエステルは以前から邪魔な存在だったのだ。
エステルは貴族や平民からも悪女、魔女と罵られながら処刑された。
それがこの国の終わりの始まりだった。
結婚式の翌朝、夫に「皇太子の愛人だろう」と捨てられました――ですが私は、亡き国王の娘です
柴田はつみ
恋愛
母の遺した薬草店を守りながら、慎ましく暮らしていたアンリ。
そんな彼女に求婚してきたのは、国内でも名高い騎士にして公爵家当主、アルファだった。
真っすぐな想いを向けられ、彼を信じて結婚したアンリ。
けれど幸せなはずの結婚式の翌朝、夫は冷たく言い放つ。
「君を愛していると本気で思っていたのかい? 」
彼はアンリが第一皇太子と深い仲にあり、自分との結婚は身を隠すための偽装だと誤解していたのだ。
アンリは実は、亡き国王の婚外子。
皇太子にとっては、隠して守らなければならない妹だったのである。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
【完結】ある二人の皇女
つくも茄子
ファンタジー
美しき姉妹の皇女がいた。
姉は物静か淑やかな美女、妹は勝気で闊達な美女。
成長した二人は同じ夫・皇太子に嫁ぐ。
最初に嫁いだ姉であったが、皇后になったのは妹。
何故か?
それは夫が皇帝に即位する前に姉が亡くなったからである。
皇后には息子が一人いた。
ライバルは亡き姉の忘れ形見の皇子。
不穏な空気が漂う中で謀反が起こる。
我が子に隠された秘密を皇后が知るのは全てが終わった時であった。
他のサイトにも公開中。