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第三の依頼

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「いーさん、どれかもらっていいか?」

 「え…?も、もらうって?」

 「この招き猫グッズだ。」

エドガーが不機嫌な顔で、かばんを指さす。


 「あ…あぁ、良いんじゃない?
 好きなのもらえば……」

 「本当か!」

 「じゃ、じゃあ、私ももらって良いですか!?」

 「……もちろんですよ。」



 二人は夢中になってグッズを漁る……



僕はどうなる…!?
たった1しか上がってなくて、ものすごく傷ついてる僕のことはほったらかしか!?
しかも、今日はお母さんとの電話も邪魔されて、Wパンチの傷心なんだぞ。
 普通、仲間なら少しは心配するんじゃないのか?



 「いーさん、あんなに頑張ったのに、1しか上がってないなんておかしいよな!」

 「レベルだけがすべてじゃありません。
あなたの頑張りは、私達、みんなが知ってますよ。」



くらいのことが言えないか?



 (く、くそーーーー!!)



いいんだ、いいんだ……
どうせ僕は世界一運の悪い男なんだ。
 優しい言葉を期待した僕が馬鹿だったんだ。
 僕のことなんて、誰も何とも思っちゃいない……



僕はテーブルの上にあった甘い蒸しパンをがむしゃらに口の中に詰め込んだ。

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