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第四の依頼

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「ぼ、ぼ、僕はこれを買う!!」



いきなり大きな声を張り上げたから、みんなが一斉に僕をみつめた。



 「も、もし、これを買ってくれないのなら、僕はもう次の町には行かないからな!!」



……すごいぞ、僕。
 僕にこんな勇気があったなんてびっくりだ。
でも、僕は今までみんなみたいに武器や防具を買い換えたこともないし、しかも、なんといってもリーダーだし、このくらいのこと言ったってバチは当たらない!
 良いじゃないか、たまには少しくらいわがままを言ったって。



 「……うっせぇな!じゃあ、買えば良いだろ!!」

 「……好きにすれば良い。」

リッチーとエドガーは、意外な程簡単に了承してくれた。



 「おじさん……」

 「あなたがそれほどそれを気に入ったのなら、それを買いましょう。」

 「い、いいの?本当に買ってくれるの?」

おじさんは、微笑んでゆっくりと頷いた。



 「や、やったーーー!
ぼ、僕、買います。この服、買います!」

 「そうかい。そりゃあありがとうよ!」

 防具屋のおやじが、僕の前に服を差し出した。
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