永遠に一緒に…

神在琉葵(かみありるき)

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(これは夢…いやな悪夢だわ…)



どうやって帰って来たのか、まるで記憶がなかった。
私はそれほど動揺していたのだ。



とにかくこのいやな夢が早く冷めるようにと、私はそれだけを祈り続けていた。



それから少し経った頃…
携帯の着信音が鳴った。
画面に出ているのは、咲哉の番号だった。
彼と話すことが妙に怖くて…なかなか出ることが出来なかった。
私が迷ってる間に、着信音は途切れた。
ほっとする半面、不安も募った。



「わっ!」



また着信音が鳴った。
私は反射的にその電話を受けていた。




「あ、百合子…?」

「は、はい。」

「もしかして、さっき、別荘に来てくれた?」

咲哉はいつもと変わった様子はない。
むしろ、機嫌が良い感じがした。
そうだ…さっきのは、きっと私の妄想…
ただの悪い夢だったんだ…



「う、うん。
ご、ごめんね…合宿中は行かないって約束だったのに…」

私がそう言うと、咲哉は笑った。
なぜ笑うのか意味がわからず、私の胸にまた不安が広がった。



「あ、あのね…
咲哉に見せたいものがあるの。」

「何?」

「うん、絶対喜んでくれると思う。
あ、今から迎えに行こうか?」

「いいよ、今帰ってるところだから…近くに着いたらまた連絡する。」

そう言って、電話は切れた。
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