29 / 45
タイムトリップ
29
しおりを挟む
*
「岩崎様…岩崎様…」
ゆっくりと目を開ける。
その目には熱いものが流れていた。
これほどまでに穏やかな気持ちになったことはない。
きっと、今感じてるのが『幸せ』というものなんだと思えた。
今、体験したこと…それは、確かに現実ではない。
なのに、俺の意識はそれを現実と同様に感じさせ、これほどまでに俺を幸せな気持ちにしてくれた。
「御気分はいかがですか?」
「ありがとう…最高だ。」
もう思い残すことはない…
だが、この世からおさらばしようという気持ちは今はもうない。
これからは真面目に働いて、とにかく一生懸命生きていこう。
希望はないかもしれないが、俺にはついさっき体験したあの偽の記憶がある。
これ以上ない程に幸せなあの記憶が…
(俺はやり直せたんだ…)
そのことが意外な程、大きな俺の支えになった。
人生観さえも変えてしまう程に…
「岩崎様…岩崎様…」
ゆっくりと目を開ける。
その目には熱いものが流れていた。
これほどまでに穏やかな気持ちになったことはない。
きっと、今感じてるのが『幸せ』というものなんだと思えた。
今、体験したこと…それは、確かに現実ではない。
なのに、俺の意識はそれを現実と同様に感じさせ、これほどまでに俺を幸せな気持ちにしてくれた。
「御気分はいかがですか?」
「ありがとう…最高だ。」
もう思い残すことはない…
だが、この世からおさらばしようという気持ちは今はもうない。
これからは真面目に働いて、とにかく一生懸命生きていこう。
希望はないかもしれないが、俺にはついさっき体験したあの偽の記憶がある。
これ以上ない程に幸せなあの記憶が…
(俺はやり直せたんだ…)
そのことが意外な程、大きな俺の支えになった。
人生観さえも変えてしまう程に…
0
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる