女好きの親友に恋した僕と、女好きなのに親友に恋した俺の話

ゆずは

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親友を拘束して目隠しして襲ってしまった side:智大

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「智大も……俺のこと、好きだよな?」

 好き。
 大好き。

 僕、言っていいの?
 好き、って、言っていいの?

「まさ……」
「ん?」
「僕……大きな、胸を、ないよ?」
「知ってるけど?」
「身体も…柔らかくないし」
「一緒に柔軟でもする?」
「…ちんちん、ついてるし」
「だよな。男の子だもんな」
「髪だって長くないし」
「長いのも似合うと思うけど、今の髪型すごく似合ってて好きだけど」
「……っ、僕」
「うん」
「僕………子供、産めないから、まさに、家族、作ってあげられない」
「それ、俺と結婚したいって言ってる?」
「い……っ、言ってない……っ」
「じゃあ、どういうこと?」
「ぼ……、僕と一緒にいても、きっと、幸せに、なれない……から……っ」

 またぼたぼた涙が出た。
 僕の涙腺、おかしくなったんだ。

「……あのさぁ」

 心底呆れ返った、まさの溜息。

「智大は、奏汰さんと啓さん、幸せそうに見えないの?」
「………あ」
「俺には、二人がとても幸せそうに見えるけど?男同士で、当然、子供もいない…………あ、智大がいるのか。でも、あの二人の子供はいないわけで。智大が今言ったこと、二人に言ったら、きっと悲しむと思うけど?」
「………うん」
「だから俺も抵抗ない……というか、近くにあんな凄い人たちがお手本のようにいて、なんの垣根もないっていうか、素直に認めることができたっていうか。だから、子供とかは女子と付き合ってたときだってほしいなんて思わなかったし、これからも思わない。てか、まだ高校生だぞ?子供の事考えるの早すぎだろ。それから、俺は智大となら幸せになれる自信がある。姑?舅??問題は全く心配ないし。なあ?智大が嫌なら、俺の家族にはまだ言わないし。でも、言ったとしても、うちの家族だって否定はしないし、むしろ受け入れてくれる。家を継ぐような家系じゃないし。――――理解、できた?」
「………………長すぎて理解できない」

 本音で言えば、まさは楽しそうに吹き出した。

「だよな?はぁ。なに、俺、こんなにムキになってんだろ。言いたいことは一つだけなのにな」

 ははは…って笑って、ふいっと表情を戻して。
 僕を、真正面から見て。

「智大」
「は、い?」
「智大のことがすげぇ好き。好きすぎて、他のこと考えられないくらい好き。だから、俺と付き合って?下さい」

 いい、のかな。
 『はい』って、言っていいのかな。

「……はい、って、言っていいの…?」
「言ってくれなきゃ俺、泣くよ?…俺の、恋人になって、智大。絶対、幸せにする。奏汰さんたちに負けないくらい、幸せにする」
「まさ……っ」

 あんなに痛かった胸が、す…って、つっかえが取れたようにすっきりした。
 叶わないと思ってたのに。
 友達にだって戻れないと思ってたのに。

「まさ……、僕、まさとのこと、好き…大好き…っ、恋人、なりたい……!」
「ん」

 嬉しそうに頷くまさが、僕にまた、キスをした。
 それが当たり前…みたいに舌も入ってきて、つんつん、って、僕の舌をつついてくる。
 だから、おずおずと動かしてみた。

「ん……んふ……ぁ」
「だから、鼻で、息して」
「ん……んぅ」

 息が苦しくなって逃げたら、また笑ってそう言われた。
 舌、気持ちいい。
 溢れ出した唾液が、端っこから流れてく。

「……智大」
「ん……な、に?」
「智大のこと、見たい。電気、つけてもいい?」
「え、や、やだ…っ」
「ちゃんと見たいんだよ。全部つけない。少しだけ。今より少しだけ、明るくなるくらいでいいから」
「……少しだけ?」
「うん」
「なら……いい、よ」

 すごく恥ずかしい、けど。
 まさは僕の背中を支えながら少し手を伸ばして、明かり用のリモコンで部屋を少し明るくした。
 だんだん、まさの顔がよく見えるようになって、顔が熱くなってく。
 まさは僕から少し体を離して、それから、固まった。

「………え、なにこれ」

 驚いた声を上げたまさが、いきなり部屋をしっかり明るくした。

「…まさっ」
「智大……すげぇエロいんだけど。え……これおもちゃ?まさか、中に入れてたのか…?」
「……お尻、閉じちゃうから、って………!」
「それに……なに、これ?ペニスになにつけてんの?」
「……射精とめる道具……」
「まじか……」
「……だって、だって、僕が射精したら、まさが萎えちゃうと思ったから…、だから…っ」

 はぁぁぁって、おっきな溜息をついて、まさが天井を仰ぎ見た。

「……大胆っていうか思い切りがいいっていうか、覚悟がすごいっていうか、破壊力でかすぎるというか……」
「も………な、に?」
「一人でこんなに準備したの?」
「……わかんなかったから、けい君にしてもらった……」
「どこまで?」
「……お尻、柔らかくして、おもちゃ、いれてもらって……」
「………うそでしょ」
「縛り方とか、……ちんちんの、舐め方とかも、教えてもらった……」
「まさか、啓さんの舐めたのか!?」
「ええ!?し、しないよ!?口で………、あ、いや、言葉で?教えてもらって……!」
「ほんとに?~~~焦ったぁ……」
「……も、いいでしょ……!?電気、消してってば……!!」
「やーだ」

 ちょっと、明るくするだけ、って言ったのに!

「こんなエロい智大、ちゃんと見ないと勿体ない。真っ赤になってて可愛い。乳首、ピンクなのな。可愛すぎ……食べていい?あ、その前に、ペニスのそのリング、外していいよな?智大、好きなだけイって射精していいから」

 まさは、口より手が早いと思う。
 こんなに色々言ってるのに、もう僕のそこに触ってて、根本につけてたやつをあっさり外してきた。

「あ……っ」

 外された瞬間、ガチガチになってた僕のそれから、とろりとした液体が出てくる。

「ペニスまで可愛い色。後で舐めさせて」
「え……で、でも」
「智大はしたのに、俺はだめなの?」
「だって……」
「智大の『だって』はもう聞かないことにする」
「む……」
「まぁ、今は」

 まさは僕にまたキスをして、体を支えて、そのまま後ろに押し倒してきた。

「座位もいいけど、やっぱりはじめてはこれがいい」

 中の当たる角度がまた変わってて、僕の体はひくひくする。
 背中はベッドに押し付けられて、両足をまさに抱えられて開かれた。
 それからすぐ、腰を打ち付けられる。

「あ、あ、あっっ」
「あ……やば……っ、すぐ、出そう……っ」
「あ、あんっ、まさぁ……まさぁ……っ」

 身体中ビリビリする。
 腕を伸ばしたら、まさは体を倒してくれて、しがみつくことができた。

「ん……んんう」
「ちひろ……、中に、出していい…?」
「ん、ぅん、いい、いい……!」
「は……、ごめ……、一度出させて……っ」

 ぱんぱんって肌がぶつかる音が激しくなる。中を出し入れされるのも早くて。
 ビクビクして、中がきゅって締まるのを感じるけど、僕にはどうしようもない。

「っ」

 一層、動きが早くなって、まさの手が、それに合わせるように僕のをしごき出した。

「あ、あー…、やら、イく、あ…ん、あんんっ、イく…っ」
「イけよ…たくさん出せ…!!」
「イ……あ、ああああ…!!!!」
「っ、く………」

 びゅるる……って僕のが勢いよく飛び出た後、あまり時間を開けずに、僕の体の中に熱い飛沫を感じた。

「あ………あぅ………」

 その飛沫にも感じてしまって、痙攣のようなビクビクが収まらない。

「ちひろ……さいこーだ……好きだよ。好き。ちひろ……ちひろ……」
「ぼくも……すき……っ」

 それだけじゃ終わらなくて。
 何度もまさの精液を体の奥で受け止めて、僕も何度も出して…、最後はまさの腕に抱きしめられながら眠った。

 幸せすぎて少し怖いけど。
 まさ、大好き。





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