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7. 求めよさらば与えられん
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馬車に揺られる中、マハラジャとミライオは自国の日照りについてどうしたらいいのか、違う案を検討し相談し合う。その間、ミシェルは自分のことを話そうと思いつつ、真剣な話に水を差せなかった。
「そう言えば、どこで降ろせば・・・」
話に夢中になっていたマハラジャがミシェルの顔を笑顔で見る。
(今しか・・・ないっ)
「わっ、わたしを、マハラジャさんたちの国へ連れて行ってくださいっ」
(やった、言えたっ)
ミシェルがそう言って顔を上げると、ミライオはもちろんマハラジャも険しい顔をしていた。
「旅で来たいということですかね? ただ、今はガラハラは食料が不足していて・・・恥ずかしい限りですが、おすすめできません」
「えっと、その・・・私が」
「一人で解決できる問題ではありません」
ミライオが少し怒った口調でミシェルを諫める。ミライオからすれば、ミシェルはそれなりの服を着ていたので、世間知らずの貴族か神官の娘だと思っていた。そして、ミシェルのことを大方家出娘に違いないと決めつけていた。
「うん、こればっかりは・・・」
その二人の表情を見たミシェルの心、そして空に雨雲が立ち込めていく。
「私なんです」
でも、ミシェルもここは引けなかった。ミシェルが気弱な少女でこの国から出て行けと言われていたことや、自分の力を必要としてくれる国だと感じたことも彼女の背中を押したが、何より、自分に優しさをかけてくれたマハラジャのために何かしたいと思ったからだ。
相変わらずミライオは冷めた目をしていたけれど、ミシェルのうるうるした真剣な瞳を見て、マハラジャはミシェルの言いたいことを真剣に聞こうとしてくれた。
「私がその・・・雨乞いの巫女です」
言うのは怖かった。けれど、ミシェルは泣かなかった。
それが、変わらなければいけないと思っていたミシェルの覚悟の表れだった。
「まさか・・・」
ミライオは驚いたけれど、ミシェルの目を見ていたマハラジャは静かに頭を下げる。
「とんだ無礼をお許しください。よろしければ、我が国を御救いください」
「わっ、私なんかでよければ、その・・・はい」
「ありがとうございます」
マハラジャはミシェルの両手に優しく手を添えた。
ミシェルはこうして、ガラハラ王国へ行くことになった。初めての国外。不安はたくさんあったけれど、その手の温かさが不安を和らげてくれた。
こうして、ミシェルはエバーガーデニア王国から出国した。
雨乞いの巫女を待つガラハラ王国でのミシェルの運命は果たして―――。
「そう言えば、どこで降ろせば・・・」
話に夢中になっていたマハラジャがミシェルの顔を笑顔で見る。
(今しか・・・ないっ)
「わっ、わたしを、マハラジャさんたちの国へ連れて行ってくださいっ」
(やった、言えたっ)
ミシェルがそう言って顔を上げると、ミライオはもちろんマハラジャも険しい顔をしていた。
「旅で来たいということですかね? ただ、今はガラハラは食料が不足していて・・・恥ずかしい限りですが、おすすめできません」
「えっと、その・・・私が」
「一人で解決できる問題ではありません」
ミライオが少し怒った口調でミシェルを諫める。ミライオからすれば、ミシェルはそれなりの服を着ていたので、世間知らずの貴族か神官の娘だと思っていた。そして、ミシェルのことを大方家出娘に違いないと決めつけていた。
「うん、こればっかりは・・・」
その二人の表情を見たミシェルの心、そして空に雨雲が立ち込めていく。
「私なんです」
でも、ミシェルもここは引けなかった。ミシェルが気弱な少女でこの国から出て行けと言われていたことや、自分の力を必要としてくれる国だと感じたことも彼女の背中を押したが、何より、自分に優しさをかけてくれたマハラジャのために何かしたいと思ったからだ。
相変わらずミライオは冷めた目をしていたけれど、ミシェルのうるうるした真剣な瞳を見て、マハラジャはミシェルの言いたいことを真剣に聞こうとしてくれた。
「私がその・・・雨乞いの巫女です」
言うのは怖かった。けれど、ミシェルは泣かなかった。
それが、変わらなければいけないと思っていたミシェルの覚悟の表れだった。
「まさか・・・」
ミライオは驚いたけれど、ミシェルの目を見ていたマハラジャは静かに頭を下げる。
「とんだ無礼をお許しください。よろしければ、我が国を御救いください」
「わっ、私なんかでよければ、その・・・はい」
「ありがとうございます」
マハラジャはミシェルの両手に優しく手を添えた。
ミシェルはこうして、ガラハラ王国へ行くことになった。初めての国外。不安はたくさんあったけれど、その手の温かさが不安を和らげてくれた。
こうして、ミシェルはエバーガーデニア王国から出国した。
雨乞いの巫女を待つガラハラ王国でのミシェルの運命は果たして―――。
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