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「さて・・・」
「お休みになりますか?」
見通しの良い高い場所で、俺は腰に手を当てながら天国を見渡していると、天使が質問してきた。
「そうだな・・・・・・疲れは全くないけれど、一回休むか」
何をするかを考える時間も必要だ。
ふーっ、まったく、遊ぶのも楽じゃないぜ。
「よし、寝よう」
苦みのないゴーヤチャンプルーはあまり好きじゃないが、疲れていなくても寝るのが俺の至福の時間。
「えーーーっ」
天使が信じられないと言う顔をしてきた。出会った時は最悪の出会いだったけれど、一緒に遊んで二人の距離は縮まったと思っていたのに、一番大事な部分は折り合いがつかないようだ。
(寂しいが・・・美少女とはそういうものだ)
「じゃあ、おやすみ・・・」
どこもが綺麗な天国。
俺はその場で横になり、目を閉じる。天使の視線を感じるが、さすがにさっきのようなことはしてこない・・・・・・
「だああああああっ!!!!」
「あっ、起きました?」
「なんなんだっ!? これはっ!!!?」
俺は脂汗だらだらで、服もびしょびしょになってかなり不快だった。
「だって、ここは天国ですよ?」
「だからなんだっ!?」
今度は、天使が後ろで手を組み、教師かコンサルタントのように胸を張り、歩きながら横目で俺を見て、
「天国が最高なのだから、そこから目を背ければ地獄。当たり前じゃないですか」
と当然のように笑顔で言った。その顔は慈愛に満ちていたのかもしれない。
「ふぇえええ!? ちょっと、及川さんっ!!! なんで、膝まづいてるんですか!!?」
俺はショックで膝まづいていた。
「ちっきしょーーーっ。なんだよこれっ!!!」
俺は天国の地面を叩くけれど、手を傷つけないように天国の地面はふわっふわして、肩透かしな感じだった。
「・・・及川さん?」
「みんなのためによぉ、はたらいてよぉ、いなくても問題ないとかよぉ、それよか、俺がいない方がみんなが幸せだとかよぉ・・・・・・」
「まっ、まぁ・・・・・・気持ちはわかりますけど、ねっ、元気出して行きましょうよ?」
「やりがいを奪ってよぉ、今度はよぉ、俺の唯一の幸せをよぉ奪ってよぉ・・・・・・楽しいか?」
俺がジト目で見ると、
「えっ、あっ、ちょっと、そんなことは・・・・・・あっ、そうですよ、唯一がダメになった分、それ以外が幸せになったんですよ、ほら、ハッピーじゃないですかぁ」
「人間、そんなに合理的に考えられんのよぉ。わかるやろ、天使はん」
「なんで、急に関西弁?」
俺はどうやったら、絶望して体操座りをして、悲しい歌を口ずさんだ。
「おーい、及川さん。帰って来て下さいよぉーーーーっ。おーいっ」
天使の声は遠く感じた。
立ち退きを強いられた人の気持ちがようやくわかった。
いいお金を貰えても、今までの素晴らしい思い出は金で買えない。取り戻せない。
「わっ、わかりましたよっ」
俺は天使が良いことを言うっぽかったから、彼女の顔を見る。彼女はなぜか少し怒った感じで、それでいて顔を赤らめて恥ずかしがっているようだった。
「ほらっ」
天使は正座をした。
「土下座か?」
「しませんっ!!」
あぁ、良かった。美少女に土下座をさせて喜ぶ趣味は俺にはない。俺は人を喜ばせる側の人間なのだから。天使は俺を見ながら、自分の太ももを両手で軽く叩いた。どうやら、俺に来いと言っているようだ。近づくと、頭を置くように案内された。
「・・・寝てみてください」
照れた天使を下から見ると、天使の顔はとても赤くなり、そっぽを向いた。俺はその顔を見ていたかったが、天使が本当に嫌そうだったので、俺は静かに目を閉じる。
(あれっ・・・俺、天使の顔を見ていたいなんて・・・思って・・・・・・・・・・・・)
とても心地よかった。
何も・・・・・・・・・考えたくない・・・・・・
俺は・・・・・・脳を休め、心でその心地よさを感じた。
「お休みになりますか?」
見通しの良い高い場所で、俺は腰に手を当てながら天国を見渡していると、天使が質問してきた。
「そうだな・・・・・・疲れは全くないけれど、一回休むか」
何をするかを考える時間も必要だ。
ふーっ、まったく、遊ぶのも楽じゃないぜ。
「よし、寝よう」
苦みのないゴーヤチャンプルーはあまり好きじゃないが、疲れていなくても寝るのが俺の至福の時間。
「えーーーっ」
天使が信じられないと言う顔をしてきた。出会った時は最悪の出会いだったけれど、一緒に遊んで二人の距離は縮まったと思っていたのに、一番大事な部分は折り合いがつかないようだ。
(寂しいが・・・美少女とはそういうものだ)
「じゃあ、おやすみ・・・」
どこもが綺麗な天国。
俺はその場で横になり、目を閉じる。天使の視線を感じるが、さすがにさっきのようなことはしてこない・・・・・・
「だああああああっ!!!!」
「あっ、起きました?」
「なんなんだっ!? これはっ!!!?」
俺は脂汗だらだらで、服もびしょびしょになってかなり不快だった。
「だって、ここは天国ですよ?」
「だからなんだっ!?」
今度は、天使が後ろで手を組み、教師かコンサルタントのように胸を張り、歩きながら横目で俺を見て、
「天国が最高なのだから、そこから目を背ければ地獄。当たり前じゃないですか」
と当然のように笑顔で言った。その顔は慈愛に満ちていたのかもしれない。
「ふぇえええ!? ちょっと、及川さんっ!!! なんで、膝まづいてるんですか!!?」
俺はショックで膝まづいていた。
「ちっきしょーーーっ。なんだよこれっ!!!」
俺は天国の地面を叩くけれど、手を傷つけないように天国の地面はふわっふわして、肩透かしな感じだった。
「・・・及川さん?」
「みんなのためによぉ、はたらいてよぉ、いなくても問題ないとかよぉ、それよか、俺がいない方がみんなが幸せだとかよぉ・・・・・・」
「まっ、まぁ・・・・・・気持ちはわかりますけど、ねっ、元気出して行きましょうよ?」
「やりがいを奪ってよぉ、今度はよぉ、俺の唯一の幸せをよぉ奪ってよぉ・・・・・・楽しいか?」
俺がジト目で見ると、
「えっ、あっ、ちょっと、そんなことは・・・・・・あっ、そうですよ、唯一がダメになった分、それ以外が幸せになったんですよ、ほら、ハッピーじゃないですかぁ」
「人間、そんなに合理的に考えられんのよぉ。わかるやろ、天使はん」
「なんで、急に関西弁?」
俺はどうやったら、絶望して体操座りをして、悲しい歌を口ずさんだ。
「おーい、及川さん。帰って来て下さいよぉーーーーっ。おーいっ」
天使の声は遠く感じた。
立ち退きを強いられた人の気持ちがようやくわかった。
いいお金を貰えても、今までの素晴らしい思い出は金で買えない。取り戻せない。
「わっ、わかりましたよっ」
俺は天使が良いことを言うっぽかったから、彼女の顔を見る。彼女はなぜか少し怒った感じで、それでいて顔を赤らめて恥ずかしがっているようだった。
「ほらっ」
天使は正座をした。
「土下座か?」
「しませんっ!!」
あぁ、良かった。美少女に土下座をさせて喜ぶ趣味は俺にはない。俺は人を喜ばせる側の人間なのだから。天使は俺を見ながら、自分の太ももを両手で軽く叩いた。どうやら、俺に来いと言っているようだ。近づくと、頭を置くように案内された。
「・・・寝てみてください」
照れた天使を下から見ると、天使の顔はとても赤くなり、そっぽを向いた。俺はその顔を見ていたかったが、天使が本当に嫌そうだったので、俺は静かに目を閉じる。
(あれっ・・・俺、天使の顔を見ていたいなんて・・・思って・・・・・・・・・・・・)
とても心地よかった。
何も・・・・・・・・・考えたくない・・・・・・
俺は・・・・・・脳を休め、心でその心地よさを感じた。
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