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本編
2話 メイドのメアリー
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「ふぅ、さすがに、疲れたわね」
お母様が馬車から降りる時に私は荷物を持って差し上げる。
「そうですね、整備されていない道も通りましたから、少々疲れましたね」
「ふぉっふぉっふぉ、大丈夫じゃよ。これでリリィが王女になれば、我々のアムール国と中央のラシュタット王国を結ぶ道を整備してくれるだろう。なんなら・・・一直線で道を作るかもしれんぞ?」
「まぁ、それは素敵」
お父様とお母様は楽観的なことを言いながら、馬車を先に降りていく。
私はそんなことにはならないだろうな、と思いながら、お母様と自分の荷物を持ち、ゆっくりと馬車を降りる。
「アンヌさま~~~~っ」
帰ってきた、と安心させてくれる声。
メイドのメアリーの声だ。
スカートの袖を握りながら、必死にこちらへ走ってくる。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・っ。お帰り様ですっ!!アンヌさまっ」
黒髪のショートで私より2歳年下のメアリー。
私のメイドで小さい頃から一緒に遊んだりお世話をしてくれた大好きなメアリー。
「お荷物、重そうですねっ、すぐお持ちしますっ」
そう言って、私の荷物を両方取ろうとしてくる。
「こっちは、いいわ。メアリー。お母様の分だけお願い」
「そんなっ。お姫様のアンヌさまにそんなことさせられませんっ!!めっですよ?」
「いや・・・、いいから、メアリぃーーほんとーにー」
私とメアリーで荷物を引っ張りる。
「だーめーでーすぅーーー・・・あっ」
私のカバンが弾けて私の荷物が宙を舞う。
「あーーーっ、申し訳ございませんっ!!!」
メアリーが慌てて私の衣類や、お土産などを拾って詰める。
「わたしったら・・・ほんとうに・・・グズでごめんなさいっ」
私はメアリーを見てほっとしながら、私も座り込みながら荷物を拾う。
「あぁ・・・本当に、長旅でお疲れでしょ、アンヌ様。ゆっくり休んでください」
「んーーーっ、そうね。でも・・・気疲れの方が多かったから、話を聞いてくれる、メアリー?」
花が咲いたような素敵な笑顔のメアリー。
「ぜひっ!!」
あの世界で一番素敵な国にこんなにも純粋で、柔らかい顔をした人がいたかしら?
「やっぱり・・・ここが一番落ち着くわ・・・メアリー」
「アンヌさま・・・?」
「ふふっ、なんでもないわ。まずね・・・町の外から騎士たちが並んでお出迎えしてくれてね・・・」
私が話を始めるとメアリーは聞き入ってしまって、あまりにも興味津々で聞いてくれるから、私も嬉しくなって、はしたないのかもしれないけれど、しゃがみ込みながら小一時間話をしてしまった。
―――私は、やっぱりこの国が、この国の人々が大好きだ。
お母様が馬車から降りる時に私は荷物を持って差し上げる。
「そうですね、整備されていない道も通りましたから、少々疲れましたね」
「ふぉっふぉっふぉ、大丈夫じゃよ。これでリリィが王女になれば、我々のアムール国と中央のラシュタット王国を結ぶ道を整備してくれるだろう。なんなら・・・一直線で道を作るかもしれんぞ?」
「まぁ、それは素敵」
お父様とお母様は楽観的なことを言いながら、馬車を先に降りていく。
私はそんなことにはならないだろうな、と思いながら、お母様と自分の荷物を持ち、ゆっくりと馬車を降りる。
「アンヌさま~~~~っ」
帰ってきた、と安心させてくれる声。
メイドのメアリーの声だ。
スカートの袖を握りながら、必死にこちらへ走ってくる。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・っ。お帰り様ですっ!!アンヌさまっ」
黒髪のショートで私より2歳年下のメアリー。
私のメイドで小さい頃から一緒に遊んだりお世話をしてくれた大好きなメアリー。
「お荷物、重そうですねっ、すぐお持ちしますっ」
そう言って、私の荷物を両方取ろうとしてくる。
「こっちは、いいわ。メアリー。お母様の分だけお願い」
「そんなっ。お姫様のアンヌさまにそんなことさせられませんっ!!めっですよ?」
「いや・・・、いいから、メアリぃーーほんとーにー」
私とメアリーで荷物を引っ張りる。
「だーめーでーすぅーーー・・・あっ」
私のカバンが弾けて私の荷物が宙を舞う。
「あーーーっ、申し訳ございませんっ!!!」
メアリーが慌てて私の衣類や、お土産などを拾って詰める。
「わたしったら・・・ほんとうに・・・グズでごめんなさいっ」
私はメアリーを見てほっとしながら、私も座り込みながら荷物を拾う。
「あぁ・・・本当に、長旅でお疲れでしょ、アンヌ様。ゆっくり休んでください」
「んーーーっ、そうね。でも・・・気疲れの方が多かったから、話を聞いてくれる、メアリー?」
花が咲いたような素敵な笑顔のメアリー。
「ぜひっ!!」
あの世界で一番素敵な国にこんなにも純粋で、柔らかい顔をした人がいたかしら?
「やっぱり・・・ここが一番落ち着くわ・・・メアリー」
「アンヌさま・・・?」
「ふふっ、なんでもないわ。まずね・・・町の外から騎士たちが並んでお出迎えしてくれてね・・・」
私が話を始めるとメアリーは聞き入ってしまって、あまりにも興味津々で聞いてくれるから、私も嬉しくなって、はしたないのかもしれないけれど、しゃがみ込みながら小一時間話をしてしまった。
―――私は、やっぱりこの国が、この国の人々が大好きだ。
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