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捕まった?
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「エスター様、此処からですと北回りに城へと入る事に成りますの、よろしいですか?」
マリアナ王女は楽しそうに正面に座るエスターに話す。
「…… 分かりました」
北回りか……城へは南からだと真っ直ぐな道のりを行くが、北からだとクネクネと曲る道を通ることになる。後続のシャーロットの馬車が視界から何度も消えてしまう……。
「あら、心配されていらっしゃるのね、大丈夫ですわ。あの娘はそのまま治癒魔法士の所へ送り届けますからご安心なさって下さいませ」
「そのまま?」
「ええ……約束しましたわよね? 今から貴方は私の恋人として過ごして頂きますわ、ね、エスター」
マリアナ王女はスルリとエスターの横に座席を移した。
「……マリアナ王女、やはり……僕は」
「マリアナとお呼びになって……約束ですわ? ねぇ、エスター」
「マリアナ……」
マリアナ王女は嬉しそうに頬を染め、エスターの手に自らの手を乗せ指を絡め、肩にしなだれかかった。
触れられた体から嫌悪感を感じながらも、エスターは一切表情を変える事なく、また動く事もしなかった。
半日、半日耐えればいい…………そう自分に言い聞かせて。
「嬉しいわ、エスター」
二人を乗せた馬車は城へと入って行った。
ーーーーーー*
後続の馬車にはシャーロットと二人の侍女が乗っていた。
「あなたがあの時魔獣に襲われた方でしたのね!」
「はい」
侍女とはいえ二人は伯爵家の御令嬢である。身分の低い私はずっと下を向いたまま話をしていた。
「まぁ、そんなに畏まらなくてもいいのよ、そうだ、飴でも食べない?」
侍女はハチミツ色の飴を私に手渡した。美味しいのよ? 食べてみて、と侍女達が先に口にしてみせる。私も折角なので食べることにした。
飴は甘くてほんのりレモンの様な味がする。
「美味しいです」
「そうでしょう?」
侍女達は優しい笑顔を見せた。
「あなた、オスカー様に助けて頂いたのでしょう? 羨ましいわ」
「……オスカー様?」
「あら? そうよ、落ちていくあなたをオスカー様が抱き留められて、それはもうステキだったのよ! その後、エスター様に託されたのよ」
「そうだったのですか……」
じゃあ、あの時見たのはオスカー様だったのか……はぁ、兄弟揃ってカッコいいなんて……。
「その後はオスカー様が魔獣を倒されたけれど、マリアナ王女様はエスター様ばかりでしょう?あなた……随分と目をつ……ている………わよ?」
…………あれ?
「そう……よ、あなた……を………つ…………… 」
だんだんと侍女達の声が遠くなっていく。
視界もボヤけて、彼女達が見えなくなって来た。
……どうして?…………あ、まさか
……飴に……何か………。
ーーーーーー*
バサッ バサッ バサッ
鳥の羽ばたきが聞こえる。
その音に目覚めた私が居たのは、たくさんのクッションが置かれた小さな部屋だった。
「どこかしら……ここ」
侍女達と話をしていたが、どうやら私は眠ってしまい、ここに運ばれた様だ。
馬車の中で飴を舐めた後、急に眠くなった。
貰った飴に薬でも混ぜられていたのだろうか?
城の治癒魔法士に治療をして貰えるのではなかったのかな?
周りを見渡すが……どう見てもこの部屋は治療をする様な所では無さそうだ。
(……城の中ではなさそう、どこなんだろう?)
部屋は小さいけれどとても清潔だ。そして可愛い。床は毛足の長い赤い絨毯が敷き詰められ、カラフルなたくさんのクッションが壁際に寄せ置かれている。天井には星空が描かれていた。
細長い窓が二つあり格子もはまっておらず、ちゃんと開く様だ。
牢……でもないわよね……?
窓の横には壁掛けのランプが二つ灯っている。
……ランプが灯っているって……もう夜⁈
窓に駆け寄り外を見ると、夜空を飛ぶ二匹の魔獣がいた。
……どうやら羽音の主の様だ。なんでまた魔獣なの……。
魔獣に気づかれない様にさらに見渡せば、城へと続く林がある。どうやら此処は北の塔らしい…… 。
……城の結界………どうなっているの?それとも此処には張ってないのかな……。
うん、張っていないかも知れない、何故ならこの北の塔、ここには幽霊が出ると噂があるのだ。
遥か昔、敵国から人質として攫って来た姫君を逃げられない様にこの塔に住まわせていた。美しくか弱い姫君は逃げる事も出来ず、助けも来ない絶望の中で過ごしていた。そんなある日、見守りの兵によって姫君は陵辱されてしまう。失意に満ちた姫君はこの窓からその身を投げた。
最低だ、見守りの兵……敵国の人は何故助けに来なかったのよ、この話を初めて聞いた時そう思った。
でも、真相は違ったらしい。
話はもう一つあった。
捕らわれ、誰も助けに来てくれず、一人ぼっちの姫君の側にいたのは見守りの兵だけ、彼はいつしか姫君の良き話相手となって、それは愛に変わっていった。
二人は誰も来ないこの塔で、愛し合う様になっていた。
そこに漸く敵国から、妹である姫君を救い出しに、兄王子がやって来た。
そこで二人が愛し合う姿を見た兄は、敵国に内通したとその場で姫君を切り窓から投げ捨てた。それを追って兵も窓からその身を投げた。
それ以降、夜になるとこの塔にすすり泣く姫君と窓から落ちていく兵の幽霊が出ると……
「よう、起きたか」
「ぴゃっ!」
突然後ろから声をかけられ変な声を出してしまった。
振り向くと私に声を掛けた人は腹を抱え、声を殺して笑っている。
「……… ひっ………ひーっ……っ」
(そんなに笑わなくてもいいじゃない、幽霊かと思っただけだもの……)
暫くすると治った様で、その人は勝手に話だした。
「俺はジーク、魔獣術師だ」
宜しく、と手を差し出して来る。釣られて手を出そうとすると、ジークが慌てて自らの手を引っ込めた。
「おおっと、ヤバい『花』に触れたのがバレたら殺されるかも知れねぇ」
ジークは私の全身をさっと見ると顎に手をやりニヤけ顔になる。
「独占欲丸出しの衣装だなぁ」
私が着ているのは叔母に作って貰ったドレスだ。……独占欲?
「あの、ジークさん……」
「はい? 何かなお花ちゃん」
「……私はシャーロットです。お花ちゃんではありません」
「おっ、意外と気が強い方かな? 俺は嫌いじゃないよ」
(うっ、なんだか絡みづらい人だ……)
「あなたに嫌われようと構いません、それより此処は何処ですか? なぜ私はここに居るのでしょうか?」
(もう夜だ、もしかしたらエスター様が心配しているかも知れない)
「……此処が何処かは気付いているだろう? 君の考え通り北の塔だよ。そして君は、隠された? 捕まった? 監禁された? どれかなぁ」
「あの、何故私は捕まっているのでしょう?」
私が聞くとジークさんはニッと笑った。
「捕まったを選んだね、うん……君は城の治癒室から逃げたんでしょ? お金、払わずにさ」
(…………! お金払ってない事、初めて言われたちゃった!)
動揺する私を見てジークさんはぷっと吹き出した。
「くっ…… くくっ……そんな顔しなくてもっ……ぷはっ……わははは!」
ジークさんは私の顔を見て凄く笑った。笑ってはまた私を見て笑い、涙まで流している。
「あの、お金は……すぐには無理なんです。……私、お金持っていなくて、払おうと思っては……」
言えない、払おうと思ってるなんて……だって私、逃げたもの。実際払えないし……ああ、どうすればいいの⁈
オロオロとする私を見てジークさんはさらに笑うと、君面白いね、何だか必死で可愛いと言う。
「冗談だよ、治療費は全額レイナルド公爵が支払っているよ。エスター令息の不注意で怪我をさせてしまったと言っていたらしいよ?」
「えっ、そんな……エスター様のせいではありません。偶々です。何故か魔獣が現れてそこに居た私の運が悪かっただけ」
そう話した私にジークさんはごめんと謝った。
「魔獣、あれは俺の所為だね」
「えっ?」
「パーティーの時でしょ? あれね、リーに頼まれちゃってさー」
「リー?」
「うん、君を此処に連れて来たのも、そして塔の周りにいる獰猛な魔獣を呼んだのも、俺の術の為せる技だね!」
「何の為に⁈」
「そりゃあ、リーがレイナルド令息と恋仲になりたいからじゃないのかな?」
「恋仲……」
「うん、リーは知らないからね、『花』の事、面白いから協力してあげてるんだよ」
「面白いって……」
そんな人の気持ちを弄ぶ様な事……。
「でも…… 残念、時間切れ! 君の騎士がやって来ちゃった。俺は逃げるよ! じゃ、またね」
ジークさんはニヤリと笑い、投げキッスをした。指先から半透明のピンク色の蝶が出て、フワフワと飛んで消えた。
「わぁっ!」
「いいね、その反応……ま、頑張って!」と笑いながら、飛んで来た大きな鳥の背に飛び乗ると空高く飛んでいった。
……頑張って………? 何を?
マリアナ王女は楽しそうに正面に座るエスターに話す。
「…… 分かりました」
北回りか……城へは南からだと真っ直ぐな道のりを行くが、北からだとクネクネと曲る道を通ることになる。後続のシャーロットの馬車が視界から何度も消えてしまう……。
「あら、心配されていらっしゃるのね、大丈夫ですわ。あの娘はそのまま治癒魔法士の所へ送り届けますからご安心なさって下さいませ」
「そのまま?」
「ええ……約束しましたわよね? 今から貴方は私の恋人として過ごして頂きますわ、ね、エスター」
マリアナ王女はスルリとエスターの横に座席を移した。
「……マリアナ王女、やはり……僕は」
「マリアナとお呼びになって……約束ですわ? ねぇ、エスター」
「マリアナ……」
マリアナ王女は嬉しそうに頬を染め、エスターの手に自らの手を乗せ指を絡め、肩にしなだれかかった。
触れられた体から嫌悪感を感じながらも、エスターは一切表情を変える事なく、また動く事もしなかった。
半日、半日耐えればいい…………そう自分に言い聞かせて。
「嬉しいわ、エスター」
二人を乗せた馬車は城へと入って行った。
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後続の馬車にはシャーロットと二人の侍女が乗っていた。
「あなたがあの時魔獣に襲われた方でしたのね!」
「はい」
侍女とはいえ二人は伯爵家の御令嬢である。身分の低い私はずっと下を向いたまま話をしていた。
「まぁ、そんなに畏まらなくてもいいのよ、そうだ、飴でも食べない?」
侍女はハチミツ色の飴を私に手渡した。美味しいのよ? 食べてみて、と侍女達が先に口にしてみせる。私も折角なので食べることにした。
飴は甘くてほんのりレモンの様な味がする。
「美味しいです」
「そうでしょう?」
侍女達は優しい笑顔を見せた。
「あなた、オスカー様に助けて頂いたのでしょう? 羨ましいわ」
「……オスカー様?」
「あら? そうよ、落ちていくあなたをオスカー様が抱き留められて、それはもうステキだったのよ! その後、エスター様に託されたのよ」
「そうだったのですか……」
じゃあ、あの時見たのはオスカー様だったのか……はぁ、兄弟揃ってカッコいいなんて……。
「その後はオスカー様が魔獣を倒されたけれど、マリアナ王女様はエスター様ばかりでしょう?あなた……随分と目をつ……ている………わよ?」
…………あれ?
「そう……よ、あなた……を………つ…………… 」
だんだんと侍女達の声が遠くなっていく。
視界もボヤけて、彼女達が見えなくなって来た。
……どうして?…………あ、まさか
……飴に……何か………。
ーーーーーー*
バサッ バサッ バサッ
鳥の羽ばたきが聞こえる。
その音に目覚めた私が居たのは、たくさんのクッションが置かれた小さな部屋だった。
「どこかしら……ここ」
侍女達と話をしていたが、どうやら私は眠ってしまい、ここに運ばれた様だ。
馬車の中で飴を舐めた後、急に眠くなった。
貰った飴に薬でも混ぜられていたのだろうか?
城の治癒魔法士に治療をして貰えるのではなかったのかな?
周りを見渡すが……どう見てもこの部屋は治療をする様な所では無さそうだ。
(……城の中ではなさそう、どこなんだろう?)
部屋は小さいけれどとても清潔だ。そして可愛い。床は毛足の長い赤い絨毯が敷き詰められ、カラフルなたくさんのクッションが壁際に寄せ置かれている。天井には星空が描かれていた。
細長い窓が二つあり格子もはまっておらず、ちゃんと開く様だ。
牢……でもないわよね……?
窓の横には壁掛けのランプが二つ灯っている。
……ランプが灯っているって……もう夜⁈
窓に駆け寄り外を見ると、夜空を飛ぶ二匹の魔獣がいた。
……どうやら羽音の主の様だ。なんでまた魔獣なの……。
魔獣に気づかれない様にさらに見渡せば、城へと続く林がある。どうやら此処は北の塔らしい…… 。
……城の結界………どうなっているの?それとも此処には張ってないのかな……。
うん、張っていないかも知れない、何故ならこの北の塔、ここには幽霊が出ると噂があるのだ。
遥か昔、敵国から人質として攫って来た姫君を逃げられない様にこの塔に住まわせていた。美しくか弱い姫君は逃げる事も出来ず、助けも来ない絶望の中で過ごしていた。そんなある日、見守りの兵によって姫君は陵辱されてしまう。失意に満ちた姫君はこの窓からその身を投げた。
最低だ、見守りの兵……敵国の人は何故助けに来なかったのよ、この話を初めて聞いた時そう思った。
でも、真相は違ったらしい。
話はもう一つあった。
捕らわれ、誰も助けに来てくれず、一人ぼっちの姫君の側にいたのは見守りの兵だけ、彼はいつしか姫君の良き話相手となって、それは愛に変わっていった。
二人は誰も来ないこの塔で、愛し合う様になっていた。
そこに漸く敵国から、妹である姫君を救い出しに、兄王子がやって来た。
そこで二人が愛し合う姿を見た兄は、敵国に内通したとその場で姫君を切り窓から投げ捨てた。それを追って兵も窓からその身を投げた。
それ以降、夜になるとこの塔にすすり泣く姫君と窓から落ちていく兵の幽霊が出ると……
「よう、起きたか」
「ぴゃっ!」
突然後ろから声をかけられ変な声を出してしまった。
振り向くと私に声を掛けた人は腹を抱え、声を殺して笑っている。
「……… ひっ………ひーっ……っ」
(そんなに笑わなくてもいいじゃない、幽霊かと思っただけだもの……)
暫くすると治った様で、その人は勝手に話だした。
「俺はジーク、魔獣術師だ」
宜しく、と手を差し出して来る。釣られて手を出そうとすると、ジークが慌てて自らの手を引っ込めた。
「おおっと、ヤバい『花』に触れたのがバレたら殺されるかも知れねぇ」
ジークは私の全身をさっと見ると顎に手をやりニヤけ顔になる。
「独占欲丸出しの衣装だなぁ」
私が着ているのは叔母に作って貰ったドレスだ。……独占欲?
「あの、ジークさん……」
「はい? 何かなお花ちゃん」
「……私はシャーロットです。お花ちゃんではありません」
「おっ、意外と気が強い方かな? 俺は嫌いじゃないよ」
(うっ、なんだか絡みづらい人だ……)
「あなたに嫌われようと構いません、それより此処は何処ですか? なぜ私はここに居るのでしょうか?」
(もう夜だ、もしかしたらエスター様が心配しているかも知れない)
「……此処が何処かは気付いているだろう? 君の考え通り北の塔だよ。そして君は、隠された? 捕まった? 監禁された? どれかなぁ」
「あの、何故私は捕まっているのでしょう?」
私が聞くとジークさんはニッと笑った。
「捕まったを選んだね、うん……君は城の治癒室から逃げたんでしょ? お金、払わずにさ」
(…………! お金払ってない事、初めて言われたちゃった!)
動揺する私を見てジークさんはぷっと吹き出した。
「くっ…… くくっ……そんな顔しなくてもっ……ぷはっ……わははは!」
ジークさんは私の顔を見て凄く笑った。笑ってはまた私を見て笑い、涙まで流している。
「あの、お金は……すぐには無理なんです。……私、お金持っていなくて、払おうと思っては……」
言えない、払おうと思ってるなんて……だって私、逃げたもの。実際払えないし……ああ、どうすればいいの⁈
オロオロとする私を見てジークさんはさらに笑うと、君面白いね、何だか必死で可愛いと言う。
「冗談だよ、治療費は全額レイナルド公爵が支払っているよ。エスター令息の不注意で怪我をさせてしまったと言っていたらしいよ?」
「えっ、そんな……エスター様のせいではありません。偶々です。何故か魔獣が現れてそこに居た私の運が悪かっただけ」
そう話した私にジークさんはごめんと謝った。
「魔獣、あれは俺の所為だね」
「えっ?」
「パーティーの時でしょ? あれね、リーに頼まれちゃってさー」
「リー?」
「うん、君を此処に連れて来たのも、そして塔の周りにいる獰猛な魔獣を呼んだのも、俺の術の為せる技だね!」
「何の為に⁈」
「そりゃあ、リーがレイナルド令息と恋仲になりたいからじゃないのかな?」
「恋仲……」
「うん、リーは知らないからね、『花』の事、面白いから協力してあげてるんだよ」
「面白いって……」
そんな人の気持ちを弄ぶ様な事……。
「でも…… 残念、時間切れ! 君の騎士がやって来ちゃった。俺は逃げるよ! じゃ、またね」
ジークさんはニヤリと笑い、投げキッスをした。指先から半透明のピンク色の蝶が出て、フワフワと飛んで消えた。
「わぁっ!」
「いいね、その反応……ま、頑張って!」と笑いながら、飛んで来た大きな鳥の背に飛び乗ると空高く飛んでいった。
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