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3章 ダンジョン編
10話 決断
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黙々と回収作業をしていたカイトだったが,あることに気づいて手が止まる。
「ねえダグラス?冒険者カードって確か本人の血液から出来てるんだよね?」
「ああ、それがどうした?」
「普段身体の中にあるはずの冒険者カードが、吸収されずに残るのはなんで?」
「そりゃ、吸収されないように作られてるからさ。ダンジョン講習会で習わなかったか?」
カイトは急いでメモ帳モドキを手にとってページをめくる。
「…『ダンジョンは生き物のようなもので、無機物や死体を吸収して様々な物を生み出す。なお、冒険者カードは古代遺物で作られた物であるため吸収されない。』か」
「分かったか?ったく…ヴァルがちんたらやってっから終わったぞ!」
呆れた顔でカイトに言うダグラス。
「ははは…ごめん」
「おら!早くしねえと日が暮れちまうぞ!」
「そうだね」
ダグラスに急かされ奥へ進み始めるカイト。
警戒しながら進む2人だったが、4階は角張った蛇行の一本道になっており、所々に罠が所々に設置されている。
(奇妙だ…)
カイトは念のため罠の場所をメモしながら進む。
「おいおい…こんな所にも冒険者カードが落ちてるぜ?」
ダグラスが落ちていた冒険者カードを拾って懐にしまう。
「油断するつもりは無いけど、魔物が出てくる気配が全く無いね」
「まあ、その分罠が沢山仕掛けられてるみてえだがな」
今も、壁に仕掛けられていた罠が発動して反対側の壁から矢が飛んで来た。
「っぶね!…こんな所所にも仕掛けられてるのかよ。」
「矢先に毒が塗られているようだね」
「ああ、殺る気満々じゃねぇか」
死が間近にあることを再確認して冷や汗をかく2人だったが、なんとか5階に降りる階段を発見した。
「次が5階か…この感じだと、5階にボスが居るってことかな?」
「かもな。さ、進もうぜ」
「…いや、今日はここまでだ」
「はあ?ボスと戦わないにしても、降りて確認するぐらいするもんだろ?」
「何かは分からないけど、嫌な予感がするんだ」
「ちっ!分かったよ」
そう言って踵を返して帰り始めるダグラス。
「ありがとう」
カイトはもう1度降りる階段を見て、ダグラスを追って歩き出した。
ダンジョン脱出後、急いで街に戻った2人は冒険者ギルドに駆け込んだ。
「あら?ディスラプターズのお2人ではないですか。そんなに慌ててどうされました?」
帰ろうとしていたのか私服のムウが話しかけてくる。
「いや、実は────」
2人の話を聞いたムウがギルドマスターに報告した為、2人はギルドマスターの部屋に呼ばれていた。
「さて、ムウから報告は聞いたのだがその情報が真実であるという証拠が何か無いかね?」
ギルドマスターは、大きな十時傷のついた顔を2人に向けて問う。
「ダンジョンの4地下階で見つけた冒険者カードです」
そう言って、予め1つに纏めていた冒険者カードの数々を渡す。
「こ、これは……」
「ねえダグラス?冒険者カードって確か本人の血液から出来てるんだよね?」
「ああ、それがどうした?」
「普段身体の中にあるはずの冒険者カードが、吸収されずに残るのはなんで?」
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カイトは急いでメモ帳モドキを手にとってページをめくる。
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呆れた顔でカイトに言うダグラス。
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「そうだね」
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警戒しながら進む2人だったが、4階は角張った蛇行の一本道になっており、所々に罠が所々に設置されている。
(奇妙だ…)
カイトは念のため罠の場所をメモしながら進む。
「おいおい…こんな所にも冒険者カードが落ちてるぜ?」
ダグラスが落ちていた冒険者カードを拾って懐にしまう。
「油断するつもりは無いけど、魔物が出てくる気配が全く無いね」
「まあ、その分罠が沢山仕掛けられてるみてえだがな」
今も、壁に仕掛けられていた罠が発動して反対側の壁から矢が飛んで来た。
「っぶね!…こんな所所にも仕掛けられてるのかよ。」
「矢先に毒が塗られているようだね」
「ああ、殺る気満々じゃねぇか」
死が間近にあることを再確認して冷や汗をかく2人だったが、なんとか5階に降りる階段を発見した。
「次が5階か…この感じだと、5階にボスが居るってことかな?」
「かもな。さ、進もうぜ」
「…いや、今日はここまでだ」
「はあ?ボスと戦わないにしても、降りて確認するぐらいするもんだろ?」
「何かは分からないけど、嫌な予感がするんだ」
「ちっ!分かったよ」
そう言って踵を返して帰り始めるダグラス。
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「さて、ムウから報告は聞いたのだがその情報が真実であるという証拠が何か無いかね?」
ギルドマスターは、大きな十時傷のついた顔を2人に向けて問う。
「ダンジョンの4地下階で見つけた冒険者カードです」
そう言って、予め1つに纏めていた冒険者カードの数々を渡す。
「こ、これは……」
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