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第1話 始まりの事件
始まりの事件 05
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やがて小さな町を抜けて田舎道に差しかかると、その奥に数多くのビルが立ち並ぶ都会の姿が見えてくるとゼオンは前のめりの姿勢でフロントガラス越しに街並みの姿を眺める
「あともうちょいか…会社についたら司令に任務のことを報告してしっかりレポートを書かなきゃな!」
「意気込むのはいいですが、さっき気づきましたが、シートベルトを席に刺さないで先端をお尻で踏んでいますよ」
ゼオン浮いたお尻の下にシートベルトの金具を横目で目敏く見つけたキルバレンはすかさず指摘すると、アーシェリとシェリエールは興味を秘めた眼差しで後ろからゼオンを見つめる
「おっ!?」
やや呆れ態度のキルバレンに指摘を受けてシートベルトをしっかりと座席に固定していなかったことに今更気づいたゼオンは慌てながらすぐさま座席にシートベルトを固定するも、その様子を後部座席でバッチリ見ていた妹二人が揃ってため息をついた為、バツが悪くなりながら、とりあえず苦笑いを返しておいた
「またシートベルトか…」
「流石に『おっ』じゃねーだろ…」
「はっはっは…ちょっと考え事していてうっかりしてた」
「頼むぜ『長女』…」
そのまま車を都会の中へと走らせていくと、数あるビルを押し除けて立っているかのような『industry』と書かれたロゴを屋上近くに大きく蚊陰り一際大きな建物、カンパニー産業国『Company industrial country』略称CIC・本社の前に着くと、キルバレンを除く三人は車の中から足を下ろす
「私はこのまま駐車場で待っていますので、遅くなりそうならケータイ電話に連絡入れてくださいね」
「わかった」
キルバレンとの小さなやりとりを済ませた後、三人はそのまま歩いて建物の中へと入り、大きなホールの中で守衛そして受付嬢に軽い挨拶をし、突き当たりのエレベーターまで三人横に並びながら足を運ばせる
そのまま歩き続けると、向かいのエレベーターから出てきた四十代と思わせる風貌の男性とすれ違い様に挨拶を受けた
「こんばんはお嬢ちゃんたち!任務の帰りかい?」
「あっハイ!お疲れ様です!えーっと…」
いち早く丁寧に挨拶を返したのはアーシェリだが、相手の名前がわからず会話を吃らせてしまう
そこにゼオンが大きな声で助け船を出ように挨拶をする
「第五支部のライマルカ部長!お疲れ様です!」
内心助け舟を出してくれたゼオンに感謝する余裕もなく、喋っている相手が部長と聞いたアーシェリは一瞬にして緊張して落ち着かない態度なりに背筋を伸ばす
「あっ!すいません部長、ええ任務がただいま終わりましたです!」
緊張しながら脈絡のない言葉を並べたてるアーシェリ傍らで、何時も遠目で人を睨んでいるようなシェリエールも相手の役職を聞いた途端に身体を強張らせてアーシェリの影に隠れるように彼女の後ろに張り付いていた
国の名前を背負うこのカンパニー産業国という名の超巨大企業における社会的立場を知りながらも16歳と13歳の少女にとって部長という役職名は物凄い圧力のかかるものだったらしい
「キミがアーシェリちゃんでそっちの子がシェリエールちゃんだね。
ゼオンちゃんとは何度か面識があるけど、キミ達と話をするのは初めてだったね」
「ハイッ!」
「は…はい…」
ライマルカ部長は緊張しまくった二人に対し緊張を解す為に、大胆に自らの胸にてを当てて自己紹介する
「そう、私はライマルカ・エスクワード!キミたちが戦っている裏で助けられながら仕事をしている者さ!
キミ達のような存在が助けてくれるから、こちらも安心して仕事をしていられるからいつも感謝しているよ!」
「いやいや、オレ達なんてまだまだ…」
「い…いえ…」
「……」
部長という国の幹部に感謝の言葉を受けて、口では謙遜するもののゼオンは喜びながら照れていたが、アーシェリとシェリエールは相手にどのような対応返すのが正解なのか分からず、反応に困っていた
「それじゃ、今日は急ぎの用事があるからね、早いうちに私はお先に帰らせてもらうよ」
そう言ってライマルカは最後に軽く手を振ってその場を後にする
「お疲れ様でした!」
やがて彼の姿がホールの玄関口の奥に消えると、ゼオンは嘲笑するかのようにアーシェリとシェリエールの顔を覗き込む
「あともうちょいか…会社についたら司令に任務のことを報告してしっかりレポートを書かなきゃな!」
「意気込むのはいいですが、さっき気づきましたが、シートベルトを席に刺さないで先端をお尻で踏んでいますよ」
ゼオン浮いたお尻の下にシートベルトの金具を横目で目敏く見つけたキルバレンはすかさず指摘すると、アーシェリとシェリエールは興味を秘めた眼差しで後ろからゼオンを見つめる
「おっ!?」
やや呆れ態度のキルバレンに指摘を受けてシートベルトをしっかりと座席に固定していなかったことに今更気づいたゼオンは慌てながらすぐさま座席にシートベルトを固定するも、その様子を後部座席でバッチリ見ていた妹二人が揃ってため息をついた為、バツが悪くなりながら、とりあえず苦笑いを返しておいた
「またシートベルトか…」
「流石に『おっ』じゃねーだろ…」
「はっはっは…ちょっと考え事していてうっかりしてた」
「頼むぜ『長女』…」
そのまま車を都会の中へと走らせていくと、数あるビルを押し除けて立っているかのような『industry』と書かれたロゴを屋上近くに大きく蚊陰り一際大きな建物、カンパニー産業国『Company industrial country』略称CIC・本社の前に着くと、キルバレンを除く三人は車の中から足を下ろす
「私はこのまま駐車場で待っていますので、遅くなりそうならケータイ電話に連絡入れてくださいね」
「わかった」
キルバレンとの小さなやりとりを済ませた後、三人はそのまま歩いて建物の中へと入り、大きなホールの中で守衛そして受付嬢に軽い挨拶をし、突き当たりのエレベーターまで三人横に並びながら足を運ばせる
そのまま歩き続けると、向かいのエレベーターから出てきた四十代と思わせる風貌の男性とすれ違い様に挨拶を受けた
「こんばんはお嬢ちゃんたち!任務の帰りかい?」
「あっハイ!お疲れ様です!えーっと…」
いち早く丁寧に挨拶を返したのはアーシェリだが、相手の名前がわからず会話を吃らせてしまう
そこにゼオンが大きな声で助け船を出ように挨拶をする
「第五支部のライマルカ部長!お疲れ様です!」
内心助け舟を出してくれたゼオンに感謝する余裕もなく、喋っている相手が部長と聞いたアーシェリは一瞬にして緊張して落ち着かない態度なりに背筋を伸ばす
「あっ!すいません部長、ええ任務がただいま終わりましたです!」
緊張しながら脈絡のない言葉を並べたてるアーシェリ傍らで、何時も遠目で人を睨んでいるようなシェリエールも相手の役職を聞いた途端に身体を強張らせてアーシェリの影に隠れるように彼女の後ろに張り付いていた
国の名前を背負うこのカンパニー産業国という名の超巨大企業における社会的立場を知りながらも16歳と13歳の少女にとって部長という役職名は物凄い圧力のかかるものだったらしい
「キミがアーシェリちゃんでそっちの子がシェリエールちゃんだね。
ゼオンちゃんとは何度か面識があるけど、キミ達と話をするのは初めてだったね」
「ハイッ!」
「は…はい…」
ライマルカ部長は緊張しまくった二人に対し緊張を解す為に、大胆に自らの胸にてを当てて自己紹介する
「そう、私はライマルカ・エスクワード!キミたちが戦っている裏で助けられながら仕事をしている者さ!
キミ達のような存在が助けてくれるから、こちらも安心して仕事をしていられるからいつも感謝しているよ!」
「いやいや、オレ達なんてまだまだ…」
「い…いえ…」
「……」
部長という国の幹部に感謝の言葉を受けて、口では謙遜するもののゼオンは喜びながら照れていたが、アーシェリとシェリエールは相手にどのような対応返すのが正解なのか分からず、反応に困っていた
「それじゃ、今日は急ぎの用事があるからね、早いうちに私はお先に帰らせてもらうよ」
そう言ってライマルカは最後に軽く手を振ってその場を後にする
「お疲れ様でした!」
やがて彼の姿がホールの玄関口の奥に消えると、ゼオンは嘲笑するかのようにアーシェリとシェリエールの顔を覗き込む
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