氷河期ホームレスの異世界転生 ~俺が失ったものを取り戻すまで~

おひとりキャラバン隊

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無知の頃

プレデス星からの旅立ち

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 あれから3年が経過した。

 俺は15歳になった。

 中等学校を主席で卒業した俺は、高等学校への進学ではなく「惑星開拓団」への入団を進路に決めた。

 タルキスもマリエルも「おめでとう」と言っただけで、進路については何も言わなかった。

 ただ、マリエルの方は、少し悲しそうな顔をしていた。

 惑星開拓団に入団すると、プレデス星を出て「クレア星」という惑星に移住し、そこで「未開の惑星を開拓する為の教育」を受ける事が義務付けられている。

 マリエルが悲しそうな顔を見せたのは、俺が家を出てしまう事が寂しいからなんだろうな。
 淡白な人々だとは言っても、やはり親は子供に愛情を持っているのが本能というものだ。
 現に、この世界に転生した初日に見た両親は、赤ん坊である俺を心から愛でているようだったし、この世界で15年間生きてきた俺だから分かった事の一つが「この世界の人々は、淡白ではあるが、感情を持った普通の人間である」という事だ。

 中等学校での俺は、これといって目立つ事は何もしなかった。

 ただただ「いい子」である事を心掛け、そのように努めた。

 とはいえ、学業はかなり頑張ったつもりだ。

 中等学校での授業は、語学と算術が主だった。

 語学はきちんと学びたかったし、算術は地球で学んだものよりもずっと高度なものだった。
 やたらと開催される試験では、時々「情報津波」を使って凌いだものの、ほとんどは自力で好成績を収められた。

 その他は身体を健康に保つ為の生理学などがあったが、個人的に謎だった「性教育」のカリキュラムも含まれていたのは良かった。

 いや、何が謎だったかって、タルキスとマリエルは夫婦な訳で、この星にも「結婚」という制度があるという事だ。
 つまりは男女が愛し合い、結婚して、子供を作り、生まれた子供を育てるという流れがあるはずだという事だ。

 なのに、他人との接触が淡白この上ないこの世界で、「どうやって人と人が愛し合うのだろう」と不思議に思ってたんだよね。

 でも、その謎が解けた。

 なんと、この世界には「恋愛」という概念は無かった。

 では、どのようにして結婚が成立するのかというと、各自の遺伝子情報を管理している政府機関のAIが自動的に「適切な相手」を選び、その情報がそれぞれのデバイスを通じて本人に知らされ、お互いの都合の良いタイミングで出会い、そして政府機関の主導の下で「結婚」という手続きがなされるのだそうだ。

 さらに、夫婦のお楽しみの一つであるはずの子作り活動についても、これまた政府機関の病院が夫婦の精子と卵子を摘出し、人工授精を行ってから母体に戻して子供を産むのだという。
 つまりは、夫婦なのにセックスをする必要がないという事だ。

 どうりでタルキスとマリエルの関係も、仲がいい割に淡白な感じがしてたんだよな。

 もう一つ、中等学校で学んだ事の中に「成人」の定義があったのだが、これもちょっと地球人としては不思議な感じだったな。

 この世界の「成人」とは、男性なら「精通があった時」で、女性なら「初潮を迎えた時」なんだそうだ。
 なので「20歳になったら成人」だとか「15歳で成人」だとかの、年齢で成人の基準を決める概念が無いんだよな。
 成人できたかどうかは、体内に埋め込まれたデバイスが検知して分かるそうだ。

 ちなみに俺は、まだ「成人」できていない。

 前世では約60年生きてた訳で、性欲なんて、とっくに枯れてたからってのもあるかも知れない。
 それに、この世界の同級生の異性が相手じゃ、どうしても「子供」過ぎてその気になれないってのもあるな。なんだか孫でも見てる気分になるもんな。
 おかげで、未だに精通はできていないが、まぁ、健康な若い身体だから、焦らずともそのうち精通できるだろうとは思っている。

 おっと、ずいぶんと話が脱線してしまったな。

 本題の惑星開拓団の話をしよう。

 実は先日、中等学校の進路相談担当官と話をしていたのだ。

 俺は進路希望を「惑星開拓団」である旨を告げると、担当官は惑星開拓団についておおまかな説明をしてくれた。

 まず、惑星開拓団に入るには、クレア星に移住し、惑星開拓専門の学校に入学する必要があるのだという。

 そもそもクレア星とは、プレデス星人が初めて開拓に成功した星なのだそうで、現在も様々な開拓実験がクレア星で行われているらしい。

 今では惑星開拓に必要なツールも、ほとんどがクレア星で製造されているもののようで、そうした道具に関する研究施設も沢山あるらしい。

 そんなクレア星の大陸の中心にあるのが「惑星開拓団本部」で、その周囲にいくつもの「惑星開拓専門学校」があるのだという。

 そして、それらの学校で「惑星開拓団候補生」として学び、優秀な成績で卒業できた者だけが正式に「惑星開拓団」に入団できるエリートという事だ。

 そもそも「惑星開拓団」とは、宇宙空間に存在する数々の惑星のうち、生命が存在できそうな星を見つけて、人間が住める環境の星に開拓するという組織だ。

 歴史の授業で習ったところによると、既に800万近い数の惑星が開拓されていて、既に人間が文化的な生活ができるレベルに到達している星も、1000個以上はあるらしい。

 ひとつの惑星あたり10人程度の惑星開拓団のメンバーが派遣され、プレデス星やクレア星の技術を用いた道具を使って、その星を「人間が住める星」として開拓していくそうだ。

 そして、その星が人間が住むのに適した環境になったら、惑星開拓団からさらに移住者としてメンバーを送り込み、そこで人間を繁殖させて文化を形成してゆくのが主な流れらしい。

 なるほどね。

 大まかな流れは分かったが、実際に惑星を開拓する知識や技術にどういったものがあるのかはクレア星で学ぶしか知る方法は無いようだ。

 とはいえ「惑星開拓団」とは、まさに「俺が生きたい世界は俺がこの手で作る」という俺の野望にピッタリの組織だ。

 まずはクレア星でも優秀な成績を維持できるように努力して、出来るだけ早くどこかの惑星に派遣してもらえるように頑張るとしよう。

 ふふふ、地球では団塊ジュニア世代として受験戦争を戦ってきたんだ。
 おかげで中等学校でも常に主席だった。
 まぁ、大して志《こころざし》を持たない他の連中に負ける訳にゃいかんってやつだな。

 まぁ、志というより「欲の深さ」と言えなくもないのだが。

 それはともかく、これまでの人間関係が淡白であったおかげで、余計な「情報津波」に悩まされる事も無かったし、両親との別れも、実はサッパリ悲しくない。

 むしろ、退屈で無機質な環境にも飽きていたところだし、早くワイルドな環境に飛び込みたい気持ちが表に出てきそうでウズウズしていたのだ。

 俺はそれから1週間ほどかけて旅の支度を整え、それ以外はできるだけ両親と過ごし、「ショーエンならきっと大丈夫」と両親の心に刻み込む為に、精一杯の善行をして過ごした。

 それから2週間後、タルキスとマリエルの二人に付き添われて、生まれて初めてこの星にある宇宙ステーションの一つ「プレデスウエスト宇宙ステーション」へのエレベーターホールにやってきた。

「ショーエン、優秀なお前ならきっと惑星開拓団に入団できるだろう」
 タルキスが珍しく感情的に俺の手を握りながらそう言った。

「ショーエン、もし辛くなったらいつでも帰って来てね」
 やはりマリエルの方が少し感情的のようだ。

 そして人間関係が淡白なこの星の人間にしては、息子にかける最大限の愛情表現をしているつもりに違いない。

「父さま、母さま。これは今生の別れではありません。きっとまた会いに来ます。しかし、しばしのお別れです」
 俺はそう言って両親の肩を抱き寄せ、少しの間、そうしていた。

 そして二人から身体を離して、しばらく両親の顔を交互に見つめた。

 マリエルはなんだか泣きそうな顔をしている。
 タルキスはまっすぐに俺を見返している。

 うん。淡白だ何だって何度も言っちゃったけど、やっぱいい両親だよな。
 ここまで立派に育ててくれた事に感謝しか無いよ。

 俺は精一杯の感謝の気持ちを込めて言った。

「今日まで、とても幸せでした。心から感謝しています。どうかお達者で。では、行ってきます」

 俺はクルリと踵《きびす》を返し、大きなバッグをキャリートレーに乗せてエレベーター乗り場へと向かった。

 △△△△△△△△△△△△

 エレベーター乗り場へは、動く歩道で移動した。

 荷物を載せたキャリートレーは、俺の動きに合わせて付いてくる。
 これもデバイスによる、所有物の制御機能のひとつだ。

 エレベーター乗り場の前には検閲ゲートがあり、必要な手続きが済んでいないと、動く歩道が手続き会場の方に連れて行く仕組みの様だ。

 俺は念入りに手続きを済ませていたので、難なくゲートを潜り抜け、動く歩道の自動制御に運ばれるまま、エレベーター乗り場の待機場所まで移動した。

 エレベーター乗り場の待機場所には、既に20人くらいの人が居た。

 エレベーターは200名くらいが乗れる大きさがあるが、エレベーター前の電光パネルを見ると、本日の出航者は36名しか居ないようだ。

 周囲をそれとなく見回してみると、大人が5人程度いるだけで、あとは俺と同年代の者ばかりだ。
 きっと、ここにいる同年代の連中は、みんな「惑星開拓団候補生」なのだろう。

 これが地球ならば、旅人同士、待合室のお隣さんとの会話が弾んだりもするのだろうが、この星の自動制御はどういう訳か、人と人との間隔を最大限に空けた位置に停止している。

 何なんだろうね、まるで人と人の会話をさせないようにしているようにも見えるんだよな。

 人間関係が淡白なのは、こうしたAIの制御によるところも原因の一つなんじゃないかと疑いたくなるな。

 そんな事を考えているうちに、待機場所に36名が揃ったようだ。

 それぞれの動く歩道が、エレベーターに向かって順次移動を開始した。

 数秒後には俺の足元の歩道も動き出し、間もなくエレベーターの中に吸い込まれるように移動した。

 ポーン。

 とベルのような音が鳴ったかと思うと、エレベーターの扉が閉まり、アナウンスが流れだした。

「プレデスウエスト宇宙ステーション直通エレベーターは、間もなく上昇を開始します。宇宙ステーションまでは、8分26秒で到着します。6分40秒後には無重力レベルまで上昇しますが、エレベーター内、および宇宙ステーション内のゲートの外側は、人工重力によって、地上と同じ重力が発生しています・・・」

 まだ放送は続いていたが、エレベーターは感知できるかどうか分からない程度の振動を始め、徐々に上昇を始めていた。
 エレベーターは円柱状の形状をしており、壁にはいくつもの窓が配置されていた。

 俺のいる場所のすぐ傍にも窓があり、窓の外を見ると、景色がぐんぐん下の方に流れていくのが見えた。

 30秒もしないうちに、100階建てのタワーを軽く超える高さまで上昇しているあたり、相当なスピードで上昇しているようだ。
 これも重力制御装置のなせる業なのだろう。

 エレベーターはどんどん加速しているようで、街の景色はあっという間に眼下に消えていった。

 やがて窓の外は何も無い空だけが映り、時折、雲を突き抜けるのが見えるだけだった。

 しばらく何もないまま上昇を続け、6分を過ぎたあたりで窓の外は闇夜のように暗くなった。

 宇宙だ。

 自覚は無いが、これが宇宙なのだろう。

 窓の外をよく見てみると、遠くに沢山の星々が見える。

「すげぇ・・・」

 思わず俺は声に出してしまい、慌てて手で口を塞いで周囲を見回したが、どうやら周囲の者達も窓の外に目を奪われているらしく、俺の事など気にも留めていないようだった。

 危ない危ない。

 下品な言葉遣いや、傲慢を匂わせる行動はまだ封印しておかなければならない。

 デバイスによって政府に情報が流れているかも知れないのだ。

 もうすぐこの星を出られるってのに、こんなところでミソが付くのは避けなければならない。

 俺は「お口チャック」とつぶやいて、黙って窓からの景色を眺める事にした。

 それから2分程度、アナウンス通り、エレベーターは時刻ピッタリで宇宙ステーションに到着したのだった。

△△△△△△△△△△△△

 プレデスウエスト宇宙ステーションとプレデスイースト宇宙ステーションは、プレデス星の自転に影響を及ぼさない様に、絶妙なバランスを考慮した位置に設置されているらしい。

 今更なんでこんな話をするかというと、宇宙ステーションの説明パネルにそう書かれていたからだ。

 ちなみに俺が今いるのは「プレデスウエスト宇宙ステーション」のゲートのすぐそばだ。

 このゲートをくぐれば、この先は施設内にもかかわらず「無重力空間」になるらしい。

 俺の人生で無重力空間をプカプカした経験なんて無いので、無重力体験が楽しみで仕方が無いよな。

 そしてこのゲートをくぐる事には、もう一つの大きな意味がある。

 それは、ゲートをくぐった瞬間から「プレデス星の法の効力外」になるという事だ。

 つまり、強欲だったり傲慢だったりするセリフを吐こうとも、デバイスによって政府に通報されたりしないという事だ。

 そう、俺が俺らしく振舞える世界が、今目の前にあるって事だ!

 が、エレベーターに乗っていた36名のうち、まだ誰もゲートをくぐった者が居ないので、俺も何となくゲートの縁でブラブラしているところなのだ。

 その時、館内放送が流れだした。

「ただいま、1番乗り場に係留中の宇宙船、クレア星行きヴィーナス号の整備が完了致しました。これより、搭乗ゲートを解放致します」

 ああ、なんだ。みんなこれを待ってたのか。

 俺は、搭乗ゲートが解放された事を知って移動を開始したほかの乗客が、目の前のゲートを潜っていくのを眺めながら、20人目あたりにできた列の隙間に入り込み、無事にゲートの内側へと入っていった。

 ゲートを潜った途端、身体がふわっと軽くなる感覚を覚えた。

 おおっ、これが無重力!

 と思った矢先、どこからともなくフライパンみたいな円盤が俺の前まで移動してきた。
 直径40センチくらいの円盤で、グルっと円周部に手すりのようなものが付いている。

 周囲を見回すと、他の者達の元にも円盤が近づいており、どうやらこの円盤は、無重力で平行感覚を失い、姿勢を維持できなくなってしまうのを防ぐために、無重力下でも姿勢を維持したり移動をサポートする為のものらしい。

 なるほど確かに。

 今の俺は、宙に浮いて寝そべっているかのような姿勢になってしまっているし、施設内を移動しようと手足を動かしても、空中でジタバタしているようにしか動けないもんな。

 俺は迷わず円盤の縁を握り、搭乗口まで誘導してもらう事にした。

 円盤は、数百メートル先の搭乗口まで、実に上手に俺の姿勢を維持しながら移動できるようにサポートしてくれる。
 本当にすごい技術だ。

 ほどなくして搭乗口に到着し、宇宙船「ヴィーナス号」の入口に到着した。

 ヴィーナス号の入口には、宇宙船の乗組員らしき制服を着た男が二人立っており、乗船する者が体勢を崩さない様にサポートしている。

 俺の前には、俺と同世代の銀髪の男が荷物を抱えながら乗船するところで、二人の乗組員に手助けされながら乗船しているところだった。

 次いで俺も荷物を両手で抱えて入口付近までフワフワと移動すると、二人の乗組員が俺の右腕と左の腰あたりを支えてくれて、難なく乗船する事ができた。

 乗船すると目の前は長い廊下になっていて、壁から出ている移動ハンドルを握る事で廊下を進む事ができるらしい。

 俺の前にいた銀髪の男も、レバーに引っ張られるようにして廊下を奥まで進んでいる。

 俺も同様にレバーを握り、動き出したレバーに引かれるようにして進みだした。

 無重力って面白いけど、思うように動けなくて結構大変なんだな。

 そんな事を考えているうちに廊下は行き止まりになり、今度は上に向かって移動を始めた。
 まるで四角い煙突を登っていくような感覚だが、煙突の両側には扉が設置されていて、例の銀髪の男は煙突の真ん中あたりで右側にある扉が開いて、その中に吸い込まれていった。

 次いで俺も、煙突の真ん中あたりの左側の扉が開き、レバーに引かれるままにその扉を潜る事になった。

 背後で扉が閉まる音がした。

 どうやら俺は、個室に運ばれたらしい。

 部屋にはベッドやソファのようなものがあり、壁にはモニターがあった。
 ベッドにもソファにもシートベルトのようなベルトが備わっており、恐らく宇宙船が動き出す時にはシートベルトを締める必要があるのだろう。

 俺はモニターの電源を入れてみた。

 するといくつかのチャンネルがあって、この船の館内案内の映像や、クレア星までのルートについての案内の映像、他には、モニターが窓のようになって宇宙空間が見えるチャンネルもあった。

 なるほど、飛行機とか船のテレビのようなものだな。
 とはいえ、プレデス星ではテレビという概念が無かった。
 エンタテインメントのようなものも無いし、バラエティ番組なんて見れる訳も無かった。
 モニターのような画面があったとしても、このような案内映像か、学校の授業では散々見たが、教科書の表示や情報の表示しかされないんだよな。

「テレビ局を作ろうって人は居ないのかな?」と何度思った事か知れないが、俺には「情報津波」があるので、下手にテレビ番組などが無いのは、実のところとても助かっていたのだ。

 そうしていると、モニターの画面が自動的に切り替わり、船内放送が流れだした。

「乗船された皆様にお知らせします。本船は、間もなくハッチを閉じ、出発のプロセスに入ります。本船は出航後、クレア星への進路を取ります。3分20秒後に安定軌道に入ります。安定軌道に入ってから、19分12秒後に光速航行に移行します。クレア星への到着は、体感時間で6時間46分後となります。出航まで残り22分14秒です。出航までに、ベッドか座席のベルトにて身体を固定してください」

 エレベーターの時もそうだったしこれまでの人生でも何度も思ったが、この世界の館内放送とかって、「ご乗車ありがとうございます」みたいな社交辞令が無い。
 そもそも、こうした船や設備は政府機関が運営しているものなので、美辞麗句を期待する方が間違っているのかも知れないが。

 クレア星までは7時間弱かかるらしいし、俺はベッドで身体を固定して、クレア星まで寝て過ごす事にするかな。

 部屋の中でもフワフワと宙に浮いてしまう身体を、壁を押したり椅子をつかんだりして姿勢を調整しながら、何とかベッドのベルトで自分の身体を固定する事ができた。

 モニターの画面は宇宙空間を映す窓のチャンネルを選んだ。

 実際に部屋に窓が付いている訳じゃないけど、やっぱ「車窓からの眺め」を見ながら旅をするのが粋だと思うんだよね。

「乗客の皆さまにお知らせします。この船の出航プロセスが完了しました。間もなく出航します」

 さて、明日からはきっと「ワイルドな毎日」が待っているはずだ。

 最後の平穏を満喫するべく、クレア星に到着するまで、爆睡するぞ!

 宇宙船ヴィーナス号は、ゆっくりと宇宙ステーションから出航し、宇宙空間へと進むのだった。
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