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10. 水を得た魚
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俺達はどちらからともなく唇を重ねた。唇を啄み、その柔らかな弾力を楽しむ。
気持ちいいと甘い吐息を漏らす口が開いたのを逃さず、舌を差し入れた。ユテの口の中を無遠慮に舐め、目当てのものを捕まえる。体格差のせいで自分よりも小さい舌を吸い、時に甘噛みする。
「ん、ン…」
押し殺した艶やかな声に下腹部が熱くなるのを感じる。ユテも積極的に舌を絡めてくるが、俺が刺激を与える度に動きが止まる。不慣れながらも俺を気持ち良くしようとする、その健気さが愛おしい。
「…ふ、う…ぁ」
抱き上げた状態で口づけているせいか、ユテが飲みこみきれなかった唾液が口内に流れてくる。それを嚥下すると、そんなはずはないのになぜだか甘く感じた。いや、もしかしたら運命の番の体液は甘いのかもしれない。
そんなふざけたことを考えながら、ユテを優しくベッドの上に横たわらせる。渇きを癒すかのように、尚も舌に吸いつきながら、服の隙間から手を差し入れる。
「ん、んン…っ」
若く滑らかな肌に指を這わせる。すべすべしていて、撫でるだけでも気持ちいい。
腹から胸、上へ向かって手のひら全体を滑らせる。なだらかな肌から突然指先に触れた小さな突起を摘まむ。
「ん、ぁッ…」
途端に組み敷いた体がびくりと震え、その拍子に唇が離れてしまう。俺とユテ、どっちの唾液で濡れたのかわからない唇を舌で舐め、上体を起こす。薄桃色の乳首を指で捏ねたり弾いたりしながら、表情を観察した。
目をきつく閉じてはいるが、痛みや嫌だと感じている訳ではないようだ。その証拠に、乳首を弄る度に小さな甘い声が漏れている。
柔らかかった粒が刺激を受けてたことで弾力を増し、俺の目にはとても美味そうに映った。
「…あぅ…っ!?」
硬くなってツンと尖ったそれに、ぱくりと食いつく。音を立てて吸い上げれば、ユテが一際大きな反応を示した。
「ぁ…ふ、ぅ、んん…」
舌で転がしたり押し潰したりしつつ、もう片方の乳首も忘れずに指で可愛がる。味はしないのに美味いものを食べた時のように唾液があふれるくらいに分泌されてしまう。唾液を絡めて音を立てて吸いながら、ユテを窺い見る。
真っ赤に染まった顔で目を閉じ、快感を得ているのは疑う余地もない。だが拳を口にあてているせいか、嬌声が微かにしか聞こえない。その拳を指でそっと除けると、ユテがゆっくりと目を開いた。その拍子に涙が頬を伝っていく。
「…一応聞くけど、痛いとか嫌だとかで泣いてんじゃねえよな?」
俺の問いに、ユテは目をあらん限りに見開いた。ショックを受けた顔で慌てて首を左右に振っている。
「ちが、違います…っ!これは、気持ちいいのと嬉しいのとで、勝手に出てるだけで…!や、やめないでください…」
ユテの必死な懇願に面食らうも、すぐにおかしさがこみあげてくる。震える唇を何度も啄んで落ち着かせる。
「絶対やめねえから安心しろ。けど、なんで声我慢してんだ?それに手も」
強く握りこまれた拳を指でトントンと叩く。そこで初めてユテは思った以上に体に力が入っていたに気づいたらしく、小さく驚きの声を発した。ゆっくりと開かせれば、手のひらには爪の跡が刻まれていた。
ユテの大きな瞳が、手のひらと俺の顔を忙しなく交互に見やる。何か言いたげな口が、はくはくと動いた。
「あの、朝はヒートで頭の中がぐちゃぐちゃで、シグルドさんが欲しくてたまらなくなって、他のことを考える余裕がなかったんです。…でも、今はヒートも落ち着いてて、より色んなことが見えたり聞こえたりしてたくさんの感情が一気に押し寄せてきて…!うまく言葉にできないんですけど……その、色々考えちゃうんです」
「考えるって…例えばどんなだ?」
「…僕の体を触るシグルドさんの手が優しいこととか、僕の声うるさくないかな、……気持ち悪くないかな、とか……」
これ以上は無理だとばかりにユテが視線を逸らした。消え入りそうな声で、恥ずかしいと呟かれるのを、俺は聞き逃さなかった。
つい先程まで饒舌に俺を口説いていたとは思えないしどろもどろっぷりだ。大胆かと思えば生娘のような初々しい反応を見せるユテに、口角が吊り上がるのを止められない。
逃げ場のない至近距離で潤んだ瞳を覗きこむ。
「自分のオメガに対してそんなこと、ちっとも思わねえよ。むしろ我慢される方が傷つく。だから何も考えずに気持ち良くなってほしい。ユテが感じてる声、すげえ興奮する」
「興奮…してくれるんですか?」
「ああ、当然だろ。何なら触って確かめてみたらどうだ?」
冗談のつもりだった。この期に及んでなぜか自分に自信を無くしたユテに意地悪な気持ちが湧いたからだった。ただでさえ赤い顔が羞恥で更に真っ赤になるのを想像して、こみあげる笑いを噛み殺す。
だが、ユテの行動に俺は度肝を抜かされた。
「あ、本当だ……嬉しい……」
青年の顔は赤いのは赤い。だが、その手は俺の股間へと伸びていた。勃起した俺のイチモツの形をなぞるように指が這う。
予想外のまさかの行動に一瞬固まるも、次の瞬間にはとうとう声を出して笑わずにはいられなかった。恥じらいは感じつつも、絶対に俺とヤる気概が窺えて好ましい。
「手」
俺の発した言葉に、ユテは不思議そうに首を傾げた。ついさっきまでユテが拳を形作っていた手を掲げ、見せつけるように自分のそれと指を絡ませる。
「手、繋いどくか。ユテがまた無意識に口元を押さえたり、爪が食いこむくらい強く握ったりできねえように」
自分のとは違う細い指に、何度も唇を押し当てる。
「なにより手を繋ぐって、恋人っぽくていいだろ?」
「ふふ。はい、是非お願いします」
悪戯な笑みを浮かべれば、ようやくユテの顔にも笑みが戻った。二人で顔を見合わせて笑い合って、自然と唇が重なる。
濃厚な口づけを交わし、ユテの首に顔を埋める。匂いをかぎながら唇で肌を吸い上げる。首、胸元、腹部へとくだっていきながら、今朝とは違うところに鬱血痕を残していく。
俺の──俺のオメガだ。
「…あ、ンぅ…」
肌に口付ける度に頭上に甘い声が聞こえ、繋いだユテの手に力が込められる。手の甲を指で撫でさすると、安堵するかのように力が抜ける。
下腹に近づくと、ユテから放たれる芳香が強くなった。甘いが、くどさのない芳醇でかぐわしい、俺を狂わせる匂い。
たまらず手を離し、服を脱いだ。興奮で手元が狂ってもたついてしまった。みっともねえ。
頭から服を引き抜くと、そこには自ら裸になるユテの姿があった。
その行動も予想外で思わず凝視していると、ユテは眉尻を下げてうろたえた。
「あの、自分で脱いだの、はしたなかったですか…?も、もう一回着たほうが…?」
もう一度服を着ようとするのを制止する。服をベッドの下に落とし、ユテを押し倒した。
「まさか。逆に興奮した。自分のオメガがヤる気満々で喜ばないアルファがいるかよ」
唇を奪い頭を撫でれば、ユテはレモン色の瞳を瞬かせた。眉尻を下げた泣きそうな顔だが、俺の言葉を嬉しく思っているのが手に取るように分かる。
「…だって、十八年ずっとこの時を夢見てたんです。自分のアルファと……シグルドさんと心を通わせて、体を重ねるのを。絶対にしたいに決まってます」
「朝もヤったのにか?」
「今朝の時点では、シグルドさんは僕がリュキテだと知らなかったし、僕のヒートに流されただけなので、あれは無効です。だからこれが本当の初めてで……」
俺の髭を撫でるユテの手つきは優しく、慈しむようだった。眼差しは真っ直ぐに俺に向けられている。強い意志の込められた、眩しく思えるほどの光をたたえた瞳。この目にどうしようもなく魅了されてしまう。
ああ、愛くるしいな。俺の番は、本当に愛くるしい。愛おしさが増していくのを止められない。
細い手に自分のそれを重ね、唇を寄せる。指先を口に含んで甘噛みすると、ユテが肩をすくめて体を震わせた。
「あ…っ」
「十八年間も俺に抱かれるのを待ってた、とか……すげえ殺し文句……。ユテ、お前本当にたまんねえ……」
息を深く吐き、身を焼く程に狂おしい情欲をどうにか抑えようと試みる。が、うまくいかない。
ユテの目から見れば、興奮に目をぎらつかせる俺はさながら飢えた獣だろう。このままだとユテを怖がらせちまうんじゃねえかと不安に見舞われる。
だが、俺の心配は杞憂に終わった。
ユテは心底嬉しそうに微笑んでいたからだ。その目には期待をはっきりと映していた。
気持ちいいと甘い吐息を漏らす口が開いたのを逃さず、舌を差し入れた。ユテの口の中を無遠慮に舐め、目当てのものを捕まえる。体格差のせいで自分よりも小さい舌を吸い、時に甘噛みする。
「ん、ン…」
押し殺した艶やかな声に下腹部が熱くなるのを感じる。ユテも積極的に舌を絡めてくるが、俺が刺激を与える度に動きが止まる。不慣れながらも俺を気持ち良くしようとする、その健気さが愛おしい。
「…ふ、う…ぁ」
抱き上げた状態で口づけているせいか、ユテが飲みこみきれなかった唾液が口内に流れてくる。それを嚥下すると、そんなはずはないのになぜだか甘く感じた。いや、もしかしたら運命の番の体液は甘いのかもしれない。
そんなふざけたことを考えながら、ユテを優しくベッドの上に横たわらせる。渇きを癒すかのように、尚も舌に吸いつきながら、服の隙間から手を差し入れる。
「ん、んン…っ」
若く滑らかな肌に指を這わせる。すべすべしていて、撫でるだけでも気持ちいい。
腹から胸、上へ向かって手のひら全体を滑らせる。なだらかな肌から突然指先に触れた小さな突起を摘まむ。
「ん、ぁッ…」
途端に組み敷いた体がびくりと震え、その拍子に唇が離れてしまう。俺とユテ、どっちの唾液で濡れたのかわからない唇を舌で舐め、上体を起こす。薄桃色の乳首を指で捏ねたり弾いたりしながら、表情を観察した。
目をきつく閉じてはいるが、痛みや嫌だと感じている訳ではないようだ。その証拠に、乳首を弄る度に小さな甘い声が漏れている。
柔らかかった粒が刺激を受けてたことで弾力を増し、俺の目にはとても美味そうに映った。
「…あぅ…っ!?」
硬くなってツンと尖ったそれに、ぱくりと食いつく。音を立てて吸い上げれば、ユテが一際大きな反応を示した。
「ぁ…ふ、ぅ、んん…」
舌で転がしたり押し潰したりしつつ、もう片方の乳首も忘れずに指で可愛がる。味はしないのに美味いものを食べた時のように唾液があふれるくらいに分泌されてしまう。唾液を絡めて音を立てて吸いながら、ユテを窺い見る。
真っ赤に染まった顔で目を閉じ、快感を得ているのは疑う余地もない。だが拳を口にあてているせいか、嬌声が微かにしか聞こえない。その拳を指でそっと除けると、ユテがゆっくりと目を開いた。その拍子に涙が頬を伝っていく。
「…一応聞くけど、痛いとか嫌だとかで泣いてんじゃねえよな?」
俺の問いに、ユテは目をあらん限りに見開いた。ショックを受けた顔で慌てて首を左右に振っている。
「ちが、違います…っ!これは、気持ちいいのと嬉しいのとで、勝手に出てるだけで…!や、やめないでください…」
ユテの必死な懇願に面食らうも、すぐにおかしさがこみあげてくる。震える唇を何度も啄んで落ち着かせる。
「絶対やめねえから安心しろ。けど、なんで声我慢してんだ?それに手も」
強く握りこまれた拳を指でトントンと叩く。そこで初めてユテは思った以上に体に力が入っていたに気づいたらしく、小さく驚きの声を発した。ゆっくりと開かせれば、手のひらには爪の跡が刻まれていた。
ユテの大きな瞳が、手のひらと俺の顔を忙しなく交互に見やる。何か言いたげな口が、はくはくと動いた。
「あの、朝はヒートで頭の中がぐちゃぐちゃで、シグルドさんが欲しくてたまらなくなって、他のことを考える余裕がなかったんです。…でも、今はヒートも落ち着いてて、より色んなことが見えたり聞こえたりしてたくさんの感情が一気に押し寄せてきて…!うまく言葉にできないんですけど……その、色々考えちゃうんです」
「考えるって…例えばどんなだ?」
「…僕の体を触るシグルドさんの手が優しいこととか、僕の声うるさくないかな、……気持ち悪くないかな、とか……」
これ以上は無理だとばかりにユテが視線を逸らした。消え入りそうな声で、恥ずかしいと呟かれるのを、俺は聞き逃さなかった。
つい先程まで饒舌に俺を口説いていたとは思えないしどろもどろっぷりだ。大胆かと思えば生娘のような初々しい反応を見せるユテに、口角が吊り上がるのを止められない。
逃げ場のない至近距離で潤んだ瞳を覗きこむ。
「自分のオメガに対してそんなこと、ちっとも思わねえよ。むしろ我慢される方が傷つく。だから何も考えずに気持ち良くなってほしい。ユテが感じてる声、すげえ興奮する」
「興奮…してくれるんですか?」
「ああ、当然だろ。何なら触って確かめてみたらどうだ?」
冗談のつもりだった。この期に及んでなぜか自分に自信を無くしたユテに意地悪な気持ちが湧いたからだった。ただでさえ赤い顔が羞恥で更に真っ赤になるのを想像して、こみあげる笑いを噛み殺す。
だが、ユテの行動に俺は度肝を抜かされた。
「あ、本当だ……嬉しい……」
青年の顔は赤いのは赤い。だが、その手は俺の股間へと伸びていた。勃起した俺のイチモツの形をなぞるように指が這う。
予想外のまさかの行動に一瞬固まるも、次の瞬間にはとうとう声を出して笑わずにはいられなかった。恥じらいは感じつつも、絶対に俺とヤる気概が窺えて好ましい。
「手」
俺の発した言葉に、ユテは不思議そうに首を傾げた。ついさっきまでユテが拳を形作っていた手を掲げ、見せつけるように自分のそれと指を絡ませる。
「手、繋いどくか。ユテがまた無意識に口元を押さえたり、爪が食いこむくらい強く握ったりできねえように」
自分のとは違う細い指に、何度も唇を押し当てる。
「なにより手を繋ぐって、恋人っぽくていいだろ?」
「ふふ。はい、是非お願いします」
悪戯な笑みを浮かべれば、ようやくユテの顔にも笑みが戻った。二人で顔を見合わせて笑い合って、自然と唇が重なる。
濃厚な口づけを交わし、ユテの首に顔を埋める。匂いをかぎながら唇で肌を吸い上げる。首、胸元、腹部へとくだっていきながら、今朝とは違うところに鬱血痕を残していく。
俺の──俺のオメガだ。
「…あ、ンぅ…」
肌に口付ける度に頭上に甘い声が聞こえ、繋いだユテの手に力が込められる。手の甲を指で撫でさすると、安堵するかのように力が抜ける。
下腹に近づくと、ユテから放たれる芳香が強くなった。甘いが、くどさのない芳醇でかぐわしい、俺を狂わせる匂い。
たまらず手を離し、服を脱いだ。興奮で手元が狂ってもたついてしまった。みっともねえ。
頭から服を引き抜くと、そこには自ら裸になるユテの姿があった。
その行動も予想外で思わず凝視していると、ユテは眉尻を下げてうろたえた。
「あの、自分で脱いだの、はしたなかったですか…?も、もう一回着たほうが…?」
もう一度服を着ようとするのを制止する。服をベッドの下に落とし、ユテを押し倒した。
「まさか。逆に興奮した。自分のオメガがヤる気満々で喜ばないアルファがいるかよ」
唇を奪い頭を撫でれば、ユテはレモン色の瞳を瞬かせた。眉尻を下げた泣きそうな顔だが、俺の言葉を嬉しく思っているのが手に取るように分かる。
「…だって、十八年ずっとこの時を夢見てたんです。自分のアルファと……シグルドさんと心を通わせて、体を重ねるのを。絶対にしたいに決まってます」
「朝もヤったのにか?」
「今朝の時点では、シグルドさんは僕がリュキテだと知らなかったし、僕のヒートに流されただけなので、あれは無効です。だからこれが本当の初めてで……」
俺の髭を撫でるユテの手つきは優しく、慈しむようだった。眼差しは真っ直ぐに俺に向けられている。強い意志の込められた、眩しく思えるほどの光をたたえた瞳。この目にどうしようもなく魅了されてしまう。
ああ、愛くるしいな。俺の番は、本当に愛くるしい。愛おしさが増していくのを止められない。
細い手に自分のそれを重ね、唇を寄せる。指先を口に含んで甘噛みすると、ユテが肩をすくめて体を震わせた。
「あ…っ」
「十八年間も俺に抱かれるのを待ってた、とか……すげえ殺し文句……。ユテ、お前本当にたまんねえ……」
息を深く吐き、身を焼く程に狂おしい情欲をどうにか抑えようと試みる。が、うまくいかない。
ユテの目から見れば、興奮に目をぎらつかせる俺はさながら飢えた獣だろう。このままだとユテを怖がらせちまうんじゃねえかと不安に見舞われる。
だが、俺の心配は杞憂に終わった。
ユテは心底嬉しそうに微笑んでいたからだ。その目には期待をはっきりと映していた。
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