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20 運搬の男
「ウェイス、あれは?」
ヴィカの視線の先に目を向けると、宮廷警備兵二名と男の姿があった。兵士一人が手に持った紙の内容を読み上げ、もう一人が大籠の中を確認している。男は手持ち不沙汰そうに壁に寄りかかり、自身の爪を眺めている。男はヴィカとオンデゥルウェイスの視線に気がつくと、軽く頭を下げて会釈をした。それに合わせてヴィカも慌ててお辞儀をして挨拶をした。
食い入るようにヴィカを見つめる男の視線が何故だか気に入らず、オンデゥルウェイスは少年を隠すかのように立ち位置を変えた。
「ああ、あれは人間界で仕入れた食材を引き渡している所ですね。地獄では畜産農耕を行なっているため、食料自給に問題はありませんが、たまには物珍しいものを食したいと言う声が上がるので、ああやって仕入れているのです。今朝ヴィカが召し上がられた食事にも、人間界の食材が使われていたのですよ」
「!そうなんだ!うん、今日のご飯もすごくおいしかった!」
ヴィカの紫と空色の瞳が大きく見開かれる。きらきらと目を輝かせる様子に、オンデゥルウェイスの胸はちくりと痛んだ。
人間界から食料を調達しているのは、ヴィカの為だ。しかしそれを口にすることはできない。彼の為だ、と言えば少年が興味を持つのは必至。よもやヴィカが元人間であることをうっかり漏らし、彼の記憶を呼び戻してしまったらと想像するだけで胃が重くなる。
生気のないヴィカのあのような姿をまた見たいとは思わない。だが純真な今のヴィカを騙すような嘘を吐いて心が痛まないか、というのはまた別の問題だ。
「あの男の人は、人間?」
「いえ、彼も地獄の住人ですよ」
ヴィカは首を傾げて、大扉に手を当てた。
「でも、人間界に通じてる大扉は戦争の時にしか開かないって、さっき言ったよ?」
「ええ、そうです。ですが、人間界に通ずる扉は何も大扉一つだけ、とは私は言っていません」
「…なんか、屁理屈っぽい」
不満気に頬を膨らませるヴィカに、オンデゥルウェイスは軽く噴き出した。
「戦争がいつ起こるとも知れないからこそ、人間界の僅かな異変も見逃せませんからね。地獄の者を人間界に潜り込ませて、言わば諜報活動をさせているのですよ」
「ウェイスも人間界に行ったことがある?」
ヴィカの質問に、オンデゥルウェイスは首を横に振って否定した。
「志願者であり、かつ条件が合致していなければならないのです。一つ目の条件は、地獄生まれの成人である事。二つ目は、魔力が微弱である事」
「まりょく?」
「地獄の住人は皆、多かれ少なかれ魔力と言う力を有しています。人間には無い力です。例えば陛下や九貴族の方々は戦時下を除いて、地獄を出ることは禁じられています。強大な力を人間界に持ち込むのは、世界の摂理に反するからです。これは創世時からの掟。もしこちらが掟を破れば、天界の王カラリエヴァが我々に対して罰を下す。逆の場合もまた然りですが。敵に貸しを作ってしまう事になるので、創世の掟は絶対に守らねばなりません」
オンデゥルウェイスの説明に、ヴィカは目線を下げたままで一言も発さなかった。圧倒されているように見えて、宰相は気遣うように肩に手を置いた。
怖がらせてしまっただろうか。
しかし顔を上げたヴィカの表情はいつも通りのものだった。
「おれにも、魔力って言うのあるのかな?」
思いがけない彼の台詞に、自然と笑みが顔に浮かぶ。
「また今度、量ってみましょう」
オンデゥルウェイスは華奢な背中に手を回すと、そのままヴィカを元の部屋へと促した。
*********************
食材を引き渡した男は人間界に戻ると、ムシャクシャした気持ちを抑えきれずに、地面に転がる小石を蹴飛ばした。仕事を終えて得た報酬の金を乱暴にポケットに突っ込む。
男の名はファレ。彼は生まれつき、微量の魔力しか持っていなかった。親は兵士の訓練を受けさせたが、身体能力が高いわけでもなく、向いていないと本人も早々に見切りをつけた。文官を目指して勉学に励んだり、調獣師となるべく下働きから始めたりと、少しでも興味を抱いたものには手を出したが、彼の熱しやすく冷めやすい性格が災いして、何事も長続きはしなかった。フラフラとその日暮らしをしているうちに、ファレはあっという間に成人を迎えていた。
このままではまずいと本人も危機感を覚え始めた。そこで渡界の申請をした。環境を変えれば何かが変わるかもしれないと思ったからだ。地獄とは全く異なる世界への興味もあったし、飽き性な自分でも熱中できる何かを見つけられるかもしれない。それに人間界に潜伏して何か異変があれば地獄に報告する仕事は、とてもクールで魅力的に思えた。
しかし申請が通って喜んだのも束の間の事だった。蓋を開ければ、任されたのは潜伏兵の仕事ではなく、依頼された食材を調達して地獄に届けるものだった。
ファレは不満だった。食料配達の仕事は楽だが、その分報酬も少ない。見栄えのする仕事でもなく、愚図でもできるような地味な仕事だ。地獄で、その日暮らしをしていた頃と何も変わらない。
それに、人間界での暮らしは予想よりも決まり事が多く、彼は辟易していた。自分が地獄の住人であること、天界・地獄の存在を漏らすことはご法度。人間界で魔力を使うのは以ての外。天界の奴と関わりを持つなどとんでもない。
思い描いていた人間界での暮らしとは全く異なっていて、ファレは落胆していた。
ファレは馴染みの酒場に足を踏み入れた。見知った面々を見つけると、挨拶を交わしながら彼らと同じくカウンター席に腰を落ち着けた。足繁く通っているおかげで、酒場の親父は彼の手の動きだけで、ファレのお望みの麦酒を大きなジョッキに入れて持って来た。勢いよく酒を喉に流し込むファレに、仲間の一人のガブラは笑いながら彼の肩に腕を回した。
「どうしたどうしたファレ!荒れてんな?昨日も来なかったしよ」
「…まあな」
「そーゆーときは酒とうまい飯だ。親父、食いモンじゃんじゃん持って来てくれ!」
あまりの声の大きさに耳を塞ぎたかったが、深くは聞いて来ないガブラの気遣いがファレには有り難かった。彼らは人間だ。自分の悩みを口にできるはずがなかった。
「アンタ、また来たのかよ!」
運ばれて来た料理に舌鼓を打っていると、何やら酒場の入り口が騒がしくなった。
「頼む、客に話を聞かせてくれ」
「何度来たって、アンタの探し人はいやしないよ!アンタは現実と妄想の区別がついていないのさ!」
視線を向けると、見るからに豪奢な服を来た男が、酒場の親父の足に縋り付いていた。異様な光景だ。
「なんだあ、ありゃ」
「ああ、ファレは昨晩来てないから知らねーか。ルアルメダ地域の名の知れた富豪らしくてよ。逃げ出したペットの少年を探して方々駆けずり回ってんだと」
「たかが坊主一人の為にか?カーッ金持ち様はやる事が違うねえ」
吐き捨てるように言ってジョッキを煽るファレに、ガブラは下卑た笑みをニンマリと浮かべた。
「いや、それが只の子供じゃねえらしい。何でも、ソイツは瞳の色が左右違う、オッドアイだってよ」
ヴィカの視線の先に目を向けると、宮廷警備兵二名と男の姿があった。兵士一人が手に持った紙の内容を読み上げ、もう一人が大籠の中を確認している。男は手持ち不沙汰そうに壁に寄りかかり、自身の爪を眺めている。男はヴィカとオンデゥルウェイスの視線に気がつくと、軽く頭を下げて会釈をした。それに合わせてヴィカも慌ててお辞儀をして挨拶をした。
食い入るようにヴィカを見つめる男の視線が何故だか気に入らず、オンデゥルウェイスは少年を隠すかのように立ち位置を変えた。
「ああ、あれは人間界で仕入れた食材を引き渡している所ですね。地獄では畜産農耕を行なっているため、食料自給に問題はありませんが、たまには物珍しいものを食したいと言う声が上がるので、ああやって仕入れているのです。今朝ヴィカが召し上がられた食事にも、人間界の食材が使われていたのですよ」
「!そうなんだ!うん、今日のご飯もすごくおいしかった!」
ヴィカの紫と空色の瞳が大きく見開かれる。きらきらと目を輝かせる様子に、オンデゥルウェイスの胸はちくりと痛んだ。
人間界から食料を調達しているのは、ヴィカの為だ。しかしそれを口にすることはできない。彼の為だ、と言えば少年が興味を持つのは必至。よもやヴィカが元人間であることをうっかり漏らし、彼の記憶を呼び戻してしまったらと想像するだけで胃が重くなる。
生気のないヴィカのあのような姿をまた見たいとは思わない。だが純真な今のヴィカを騙すような嘘を吐いて心が痛まないか、というのはまた別の問題だ。
「あの男の人は、人間?」
「いえ、彼も地獄の住人ですよ」
ヴィカは首を傾げて、大扉に手を当てた。
「でも、人間界に通じてる大扉は戦争の時にしか開かないって、さっき言ったよ?」
「ええ、そうです。ですが、人間界に通ずる扉は何も大扉一つだけ、とは私は言っていません」
「…なんか、屁理屈っぽい」
不満気に頬を膨らませるヴィカに、オンデゥルウェイスは軽く噴き出した。
「戦争がいつ起こるとも知れないからこそ、人間界の僅かな異変も見逃せませんからね。地獄の者を人間界に潜り込ませて、言わば諜報活動をさせているのですよ」
「ウェイスも人間界に行ったことがある?」
ヴィカの質問に、オンデゥルウェイスは首を横に振って否定した。
「志願者であり、かつ条件が合致していなければならないのです。一つ目の条件は、地獄生まれの成人である事。二つ目は、魔力が微弱である事」
「まりょく?」
「地獄の住人は皆、多かれ少なかれ魔力と言う力を有しています。人間には無い力です。例えば陛下や九貴族の方々は戦時下を除いて、地獄を出ることは禁じられています。強大な力を人間界に持ち込むのは、世界の摂理に反するからです。これは創世時からの掟。もしこちらが掟を破れば、天界の王カラリエヴァが我々に対して罰を下す。逆の場合もまた然りですが。敵に貸しを作ってしまう事になるので、創世の掟は絶対に守らねばなりません」
オンデゥルウェイスの説明に、ヴィカは目線を下げたままで一言も発さなかった。圧倒されているように見えて、宰相は気遣うように肩に手を置いた。
怖がらせてしまっただろうか。
しかし顔を上げたヴィカの表情はいつも通りのものだった。
「おれにも、魔力って言うのあるのかな?」
思いがけない彼の台詞に、自然と笑みが顔に浮かぶ。
「また今度、量ってみましょう」
オンデゥルウェイスは華奢な背中に手を回すと、そのままヴィカを元の部屋へと促した。
*********************
食材を引き渡した男は人間界に戻ると、ムシャクシャした気持ちを抑えきれずに、地面に転がる小石を蹴飛ばした。仕事を終えて得た報酬の金を乱暴にポケットに突っ込む。
男の名はファレ。彼は生まれつき、微量の魔力しか持っていなかった。親は兵士の訓練を受けさせたが、身体能力が高いわけでもなく、向いていないと本人も早々に見切りをつけた。文官を目指して勉学に励んだり、調獣師となるべく下働きから始めたりと、少しでも興味を抱いたものには手を出したが、彼の熱しやすく冷めやすい性格が災いして、何事も長続きはしなかった。フラフラとその日暮らしをしているうちに、ファレはあっという間に成人を迎えていた。
このままではまずいと本人も危機感を覚え始めた。そこで渡界の申請をした。環境を変えれば何かが変わるかもしれないと思ったからだ。地獄とは全く異なる世界への興味もあったし、飽き性な自分でも熱中できる何かを見つけられるかもしれない。それに人間界に潜伏して何か異変があれば地獄に報告する仕事は、とてもクールで魅力的に思えた。
しかし申請が通って喜んだのも束の間の事だった。蓋を開ければ、任されたのは潜伏兵の仕事ではなく、依頼された食材を調達して地獄に届けるものだった。
ファレは不満だった。食料配達の仕事は楽だが、その分報酬も少ない。見栄えのする仕事でもなく、愚図でもできるような地味な仕事だ。地獄で、その日暮らしをしていた頃と何も変わらない。
それに、人間界での暮らしは予想よりも決まり事が多く、彼は辟易していた。自分が地獄の住人であること、天界・地獄の存在を漏らすことはご法度。人間界で魔力を使うのは以ての外。天界の奴と関わりを持つなどとんでもない。
思い描いていた人間界での暮らしとは全く異なっていて、ファレは落胆していた。
ファレは馴染みの酒場に足を踏み入れた。見知った面々を見つけると、挨拶を交わしながら彼らと同じくカウンター席に腰を落ち着けた。足繁く通っているおかげで、酒場の親父は彼の手の動きだけで、ファレのお望みの麦酒を大きなジョッキに入れて持って来た。勢いよく酒を喉に流し込むファレに、仲間の一人のガブラは笑いながら彼の肩に腕を回した。
「どうしたどうしたファレ!荒れてんな?昨日も来なかったしよ」
「…まあな」
「そーゆーときは酒とうまい飯だ。親父、食いモンじゃんじゃん持って来てくれ!」
あまりの声の大きさに耳を塞ぎたかったが、深くは聞いて来ないガブラの気遣いがファレには有り難かった。彼らは人間だ。自分の悩みを口にできるはずがなかった。
「アンタ、また来たのかよ!」
運ばれて来た料理に舌鼓を打っていると、何やら酒場の入り口が騒がしくなった。
「頼む、客に話を聞かせてくれ」
「何度来たって、アンタの探し人はいやしないよ!アンタは現実と妄想の区別がついていないのさ!」
視線を向けると、見るからに豪奢な服を来た男が、酒場の親父の足に縋り付いていた。異様な光景だ。
「なんだあ、ありゃ」
「ああ、ファレは昨晩来てないから知らねーか。ルアルメダ地域の名の知れた富豪らしくてよ。逃げ出したペットの少年を探して方々駆けずり回ってんだと」
「たかが坊主一人の為にか?カーッ金持ち様はやる事が違うねえ」
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