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21 交差
「オッドアイ…?」
ファレが眉をひそめて聞き返すと、ガブラの隣に座っていた狐目の男がケラケラと笑い声を上げた。
「そうそう、オッドアイだってさ。眉唾の話だよな」
彼も親しくしている仲間の一人・シーザーだ。
「私の名は、ヴェアッキオ・ラフル・リューデステイル!かつてはルアルメダ地方を治めていた一族の出だ。いなくなったオッドアイの少年を探している!少年の名前は、ヴィカと言う!」
「ちょっとアンタ…!」
突如声を張り上げたリューデステイルを、酒場の親父が慌てて店外へ押し出そうと試みる。しかし富豪の男は彼の制止を振り切り、近くのテーブルの上に乗り上げた。
「通りを挟んだところの宿屋に泊まっている!ヴィカについて何か知っていれば、教えて欲しい!彼を連れて来て貰えるのであれば、リューデステイルの財産を半分やる!有益な情報のみであっても、提供者への報酬は弾もう!」
ヒュゥ、と誰かの口笛が店内に響き渡る。
「おい、アンタ出て行っておくれ!」
声高らかに演説を続けるリューデステイルを、親父と常連客がテーブルから引きずり下ろす。男の鬼気迫る雰囲気に、店内は異様な程に静まり返っていた。彼は店外に閉め出されるまで、大声で酒場の客へと訴えかけていた。
扉が閉まる音と同時に、そこかしこで囁き合う声が聞こえた。
「おい、財産の半分だってよ!すっげえ!そんだけありゃ、一生暮らしていけんじゃねーか!?」
「ガブラ、落ち着けよ。奴の身なりを見たか?お世辞にもお貴族様には見えないよ。むしろ、気の触れた浮浪者って感じだ。ま、万が一本当に貴族だったとしても、財産って言ったって無一文も同然なんじゃないかな」
「む…。そ、そうか…?」
「そもそも、オッドアイを連れて来いって不可能だろ。左右瞳の色が違う人間の存在なんて眉唾ものだ。お伽話の中の存在でしかないよ。なあ、ファレ?」
シーザーはファレに相槌を求めた。だが、彼の注意は別の方に向いていて、シーザーの声は届いていなかった。
オッドアイ?
虫の居所が悪かったせいで今の今まで忘れていたが、昼間目にしたあの子供、左右色の異なる瞳をしていなかったか。
そこそこの距離があって、はっきりと色までは確認できなかったが、オッドアイであったように思う。
外の空気を吸って来る、とガブラとシーザーに言い残し、ファレは酒場を出た。店の裏手の狭く暗い路地に、先程の男はいた。頭を垂れ、背中を弓なりに曲げて足取り重く歩くその姿は、まるで生ける屍のようだ。
ファレが声をかけると、男は足を止め、勢いよく振り返った。
「あんたのペットのオッドアイ、どんな眼をしてるんだ?」
「むっ紫と空色だ!右が空色で、左が紫色だ!まるで宝石の紫水晶と水宝玉のような色をしているッ!」
男は目を見開き、フラフラと近づいて来る。夜の帳の中でも、彼の瞳は爛々と輝いていた。背筋に冷たいものが走る。
ファレはもう用は無いと言わんばかりに、踵を返した。引き止める男の声が背後から聞こえていたが、構わず店内に戻った。元いた席に腰かけ、ジョッキに残っていた温い麦酒を喉に勢いよく流し込む。
「おい、どーしたファレ。汗がすげーぞ。それに顔も真っ青だ。大丈夫か?」
ガブラに指摘されて初めて、ファレは己が汗だくであることに気がついた。服が肌に張り付いて気持ちが悪い。
大丈夫だとおざなりに返事をして、親父に冷たい麦酒のお代わりを注文する。その間、彼は先程のリューデステイルという男のことを思い出していた。
縋るものを探しているかのように空中に手を彷徨わせ、唇を戦慄かせる男の様子に、ファレは本能的な恐怖を感じていた。
逃げるかのようにあの場を後にしたのは、リューデステイルにこれ以上関わりたくないと思ったのも理由としてあったが、一番は自分の記憶に確信が持てないことだ。
昼に見かけた少年が本当にオッドアイだったかどうか自信がない。確かめる術もない。ファレは宮廷内への立ち入りを許可されていない。あの扉までだ。彼が扉の所に来たのは今回たまたまのことだろうし、再びお目にかかれる保証はないのだ。
もし仮にあの少年がそうだったとしても、リューデステイルに引き渡すなどとあり得ない。オッドアイは宝であり、地獄を勝利に導いてくれるかけがえのない存在だ。金には困っているが、生命の危険を感じるほど窮してはいない。 それにあの男、シーザーの言う通り、大金を持っているようにも見えない。
彼と相見えることもないだろう。目の前に置かれた新たなジョッキを煽りながら、ファレはそう思っていた。
*********
「あ、これ今日の朝ごはんにも出てた!」
目の前で上がる元気な声に、ファレは当惑していた。昨日の今日で、相も変わらず指定された野菜を届けた。いつも通り、ものの十数分で終わるルーチンワーク。
…だと思っていたのに、そこにいたのは顔見知りの兵士二人だけではなく、オンデゥルウェイス宰相に件の少年がいた。興味津々といった表情で、野菜や果実が盛られた大籠を覗き込んでいる。
「お気に召しましたか?」
「うん!」
「ではまた仕入れるとしましょう」
力強く頷く少年に、宰相の表情が柔らかいものへと変わる。他には?、と続きを促すその眼差しは優しく温かい。ファレは面食らった。オンデゥルウェイス宰相は、氷の宰相と呼ばれる程に冷たく厳しいと専らの評判だ。
「この果物もおいしかった!えっと、あとはー…」
そう言って籠の中の赤い果物を指差す彼の目は、色が左右異なっていた。紫色と水色。リューデステイルの探している少年の特徴に当てはまる。名前の確認が取れていないが、十中八九この子供で間違いないだろう。オッドアイなどそうそういるものではない。ましてや同じ色のオッドアイなど。
その晩、ファレはいつもの如く酒場に向かった。だが、扉を開けて視界に入って来たものを認識した瞬間、取って返した。酒場の中に、リューデステイルの姿があった。カウンター席に腰かけ、キョロキョロと辺りを見回していた。
探されている。確信にも似た直感がそう告げていた。
ファレは家路を急いだ。無意識に舌打ちが漏れる。
暫くはあの酒場に通うのは止した方がいいだろう。料理が上手く、価格も手頃で、居心地が良くて気に入っていたというのに。
料理屋の上に借りている部屋の中に足を踏み入れて、ファレは己の目を疑った。室内が滅茶苦茶に荒らされていた。元々綺麗な部屋とはお世辞にも言えないが、朝出た時との様子とはまるきり異なっている。まるで何かを探していたかのように、部屋中の物がひっくり返っている。
ファレは箪笥に駆け寄った。引き出しの裏に、なけなしの全財産を隠してある。それがどこにも無い。有り金探しに、ファレは一心不乱だった。既に乱雑な状態の室内を隅々にまで探したが、どこにも見当たらなかった。
「くそっ…!」
ファレは乱暴に髪をかきむしった。
全財産を盗られてしまった。手元に残っているのは僅かばかりの銭のみ。家賃の支払いを数日後に控えてるってのに!最悪のタイミングだ!
一体、誰が…。
彼はそこで、はたと思い至った。
アイツだ。アイツに違いない。
ファレの足は、酒場まで真っ直ぐに向かっていた。
ファレが眉をひそめて聞き返すと、ガブラの隣に座っていた狐目の男がケラケラと笑い声を上げた。
「そうそう、オッドアイだってさ。眉唾の話だよな」
彼も親しくしている仲間の一人・シーザーだ。
「私の名は、ヴェアッキオ・ラフル・リューデステイル!かつてはルアルメダ地方を治めていた一族の出だ。いなくなったオッドアイの少年を探している!少年の名前は、ヴィカと言う!」
「ちょっとアンタ…!」
突如声を張り上げたリューデステイルを、酒場の親父が慌てて店外へ押し出そうと試みる。しかし富豪の男は彼の制止を振り切り、近くのテーブルの上に乗り上げた。
「通りを挟んだところの宿屋に泊まっている!ヴィカについて何か知っていれば、教えて欲しい!彼を連れて来て貰えるのであれば、リューデステイルの財産を半分やる!有益な情報のみであっても、提供者への報酬は弾もう!」
ヒュゥ、と誰かの口笛が店内に響き渡る。
「おい、アンタ出て行っておくれ!」
声高らかに演説を続けるリューデステイルを、親父と常連客がテーブルから引きずり下ろす。男の鬼気迫る雰囲気に、店内は異様な程に静まり返っていた。彼は店外に閉め出されるまで、大声で酒場の客へと訴えかけていた。
扉が閉まる音と同時に、そこかしこで囁き合う声が聞こえた。
「おい、財産の半分だってよ!すっげえ!そんだけありゃ、一生暮らしていけんじゃねーか!?」
「ガブラ、落ち着けよ。奴の身なりを見たか?お世辞にもお貴族様には見えないよ。むしろ、気の触れた浮浪者って感じだ。ま、万が一本当に貴族だったとしても、財産って言ったって無一文も同然なんじゃないかな」
「む…。そ、そうか…?」
「そもそも、オッドアイを連れて来いって不可能だろ。左右瞳の色が違う人間の存在なんて眉唾ものだ。お伽話の中の存在でしかないよ。なあ、ファレ?」
シーザーはファレに相槌を求めた。だが、彼の注意は別の方に向いていて、シーザーの声は届いていなかった。
オッドアイ?
虫の居所が悪かったせいで今の今まで忘れていたが、昼間目にしたあの子供、左右色の異なる瞳をしていなかったか。
そこそこの距離があって、はっきりと色までは確認できなかったが、オッドアイであったように思う。
外の空気を吸って来る、とガブラとシーザーに言い残し、ファレは酒場を出た。店の裏手の狭く暗い路地に、先程の男はいた。頭を垂れ、背中を弓なりに曲げて足取り重く歩くその姿は、まるで生ける屍のようだ。
ファレが声をかけると、男は足を止め、勢いよく振り返った。
「あんたのペットのオッドアイ、どんな眼をしてるんだ?」
「むっ紫と空色だ!右が空色で、左が紫色だ!まるで宝石の紫水晶と水宝玉のような色をしているッ!」
男は目を見開き、フラフラと近づいて来る。夜の帳の中でも、彼の瞳は爛々と輝いていた。背筋に冷たいものが走る。
ファレはもう用は無いと言わんばかりに、踵を返した。引き止める男の声が背後から聞こえていたが、構わず店内に戻った。元いた席に腰かけ、ジョッキに残っていた温い麦酒を喉に勢いよく流し込む。
「おい、どーしたファレ。汗がすげーぞ。それに顔も真っ青だ。大丈夫か?」
ガブラに指摘されて初めて、ファレは己が汗だくであることに気がついた。服が肌に張り付いて気持ちが悪い。
大丈夫だとおざなりに返事をして、親父に冷たい麦酒のお代わりを注文する。その間、彼は先程のリューデステイルという男のことを思い出していた。
縋るものを探しているかのように空中に手を彷徨わせ、唇を戦慄かせる男の様子に、ファレは本能的な恐怖を感じていた。
逃げるかのようにあの場を後にしたのは、リューデステイルにこれ以上関わりたくないと思ったのも理由としてあったが、一番は自分の記憶に確信が持てないことだ。
昼に見かけた少年が本当にオッドアイだったかどうか自信がない。確かめる術もない。ファレは宮廷内への立ち入りを許可されていない。あの扉までだ。彼が扉の所に来たのは今回たまたまのことだろうし、再びお目にかかれる保証はないのだ。
もし仮にあの少年がそうだったとしても、リューデステイルに引き渡すなどとあり得ない。オッドアイは宝であり、地獄を勝利に導いてくれるかけがえのない存在だ。金には困っているが、生命の危険を感じるほど窮してはいない。 それにあの男、シーザーの言う通り、大金を持っているようにも見えない。
彼と相見えることもないだろう。目の前に置かれた新たなジョッキを煽りながら、ファレはそう思っていた。
*********
「あ、これ今日の朝ごはんにも出てた!」
目の前で上がる元気な声に、ファレは当惑していた。昨日の今日で、相も変わらず指定された野菜を届けた。いつも通り、ものの十数分で終わるルーチンワーク。
…だと思っていたのに、そこにいたのは顔見知りの兵士二人だけではなく、オンデゥルウェイス宰相に件の少年がいた。興味津々といった表情で、野菜や果実が盛られた大籠を覗き込んでいる。
「お気に召しましたか?」
「うん!」
「ではまた仕入れるとしましょう」
力強く頷く少年に、宰相の表情が柔らかいものへと変わる。他には?、と続きを促すその眼差しは優しく温かい。ファレは面食らった。オンデゥルウェイス宰相は、氷の宰相と呼ばれる程に冷たく厳しいと専らの評判だ。
「この果物もおいしかった!えっと、あとはー…」
そう言って籠の中の赤い果物を指差す彼の目は、色が左右異なっていた。紫色と水色。リューデステイルの探している少年の特徴に当てはまる。名前の確認が取れていないが、十中八九この子供で間違いないだろう。オッドアイなどそうそういるものではない。ましてや同じ色のオッドアイなど。
その晩、ファレはいつもの如く酒場に向かった。だが、扉を開けて視界に入って来たものを認識した瞬間、取って返した。酒場の中に、リューデステイルの姿があった。カウンター席に腰かけ、キョロキョロと辺りを見回していた。
探されている。確信にも似た直感がそう告げていた。
ファレは家路を急いだ。無意識に舌打ちが漏れる。
暫くはあの酒場に通うのは止した方がいいだろう。料理が上手く、価格も手頃で、居心地が良くて気に入っていたというのに。
料理屋の上に借りている部屋の中に足を踏み入れて、ファレは己の目を疑った。室内が滅茶苦茶に荒らされていた。元々綺麗な部屋とはお世辞にも言えないが、朝出た時との様子とはまるきり異なっている。まるで何かを探していたかのように、部屋中の物がひっくり返っている。
ファレは箪笥に駆け寄った。引き出しの裏に、なけなしの全財産を隠してある。それがどこにも無い。有り金探しに、ファレは一心不乱だった。既に乱雑な状態の室内を隅々にまで探したが、どこにも見当たらなかった。
「くそっ…!」
ファレは乱暴に髪をかきむしった。
全財産を盗られてしまった。手元に残っているのは僅かばかりの銭のみ。家賃の支払いを数日後に控えてるってのに!最悪のタイミングだ!
一体、誰が…。
彼はそこで、はたと思い至った。
アイツだ。アイツに違いない。
ファレの足は、酒場まで真っ直ぐに向かっていた。
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