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最初の水晶を求めて

最悪の事態。

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前回のあらすじ
魔王からの刺客が街に送られてき、ムーンが捕まえ、その刺客が元仲間の伯菜であった。


全員…魔王の幹部…か…
何となく予想は出来てたけど、結構めんどくさいなー、
「後、魔王の幹部の人達はよく魔王城の周りの見回りとか、偶に街を襲いに行ったりとかしてるよー」
その襲う街がここになった訳か…結構難しくなってきたな、このあとも色んな所に送られていくと取り返しのつかない事になるね、
「それに、私は洗脳も解けたから、行く宛ても無いんだよねー、」
「てことは?」
「仲間になっちゃいまーす!」
おお!それはかなり嬉しい知らせ!正直大会で3人とも負けるとかなり厳しかったし、
そう思っていると、散歩に行ってたムーンが凄い焦って帰ってきた。
「大変だぁぁぁ!お前らァァァ!」
何事かと思い、とりあえずムーンを落ち着かせた。
「じ、実はな…伯菜が魔王の幹部という事が知れ渡って、警戒態勢に入るからって大会を中止にしたんだ!!」
…なんだとぉぉぉ!?それは困る!水晶が手に入らないだどぉ!?
「あ、後、水晶はこの街のオークションに出すらしいぞ」
オークション…掛ける物なんて無いが、いちかばちか、
「自分達の有り金使って勝ち取るしか無い!」
…とはいったものの、普通にそんなにお金無いんだよねー、、、
「まぁ、俺はそれでもいいと思うぜ。やるだけたってみたらいいんだ!」
ムーンが良い奴でよかった、、他のみんなも、一応は納得してくれた。なら、後はオークションに備えるだけ、、

オークション当日_____

さて、今日はオークション当日。自分達の全財産を掛けるぞ、、!

「今回は私の主催のオークションにお集まり頂き、誠にありがとうございます。」
開始前の挨拶が始まった。ここのオークションは少し特殊と聞いたが、まぁ大丈夫だろう。
そして、オークションは始まった。
「私は20万!」
「俺は50万!」
「なら私は80万!!」
「じゃあ俺は120万だ!!」
…金が足りない。全員の所持金合わせて70万、、今の最高金額は120万、、、どう考えても無理、、、ハッ!確かこのオークションは、物々交換的なのも出来たはず、なら、こっちは物を掛けるだけ!
「私ブルーは!この死神を執事として出します!!!」

俺はムーン。今。すげー状況に居る。それは、
ブルーが勝手に俺をオークションに掛けた…。いや、おかしくね?普通に仲間掛ける奴とかこの世に存在するか!?どうなるんだよぉぉぉ!

「死神は…相場というものが無いが…ざっと2億もの価値はある!!」
はっ!?俺に2億の価値だと!?そんなに俺に価値なんてあったんだな、、、自分ではあんまり分からないもんだ、

「では。これ以上最高金額が増えないので、これにてオークションを終了致します。」
…結局売られた。俺は、どうなっちまうんだぁぁぁ!?!?

次回に続く…☆
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