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五章
46話 逃げ
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「あ!」
堺が声を上げてしまう
「なんだ?知り合いか?」
クレインが堺の顔を見る
荒い呼吸の堺に、クレインや岡本が心配の目を向けた
「え、な、なんでもないです、すいません、、」
「サッカイ君、衝撃だよね、ここは大丈夫だから、ちょっと向こうで休んでて」
岡本が堺の肩をポンポンと叩く
「えーっと、クレインさん、この2人はとりあえず王都で収容……」
岡本が以前のようにクレインに話しかけ、堺はゆっくりとその場を離れた
(まずい、まずい、どうしよう、正直にいう??でも、能力がバレたら?でも!このままだとみんなっ!!)
「お前、ほんとに大丈夫か?」
「あ、た、タイガくん、大丈夫だよ、」
堺は心配させないようにと無理に笑顔を作る
タイガはため息をつき
「おい、マリナ」と声をかけた
タイガの言葉にマリナが頷く、
マリナは本を開き、魔力を込めた
ゆったりとした光が本のページから溢れる
すると、
ポヨン
青色のスライムが出現した
「これ座って頭冷やしとけ」
ドッ、
タイガは堺を押し、後ろに倒れそうになった時、プニュンとスライムの上に乗っかる
「あ、、」
(なんだ、この感じ、包み込まれるような、ひんやりしてて、ユラユラしてる、まるで海の中、波に揺さぶられているようだ)
「よし、みんな帰ろっか」
岡本がクレインとの話が終わり、田中を背負い、堺たちに声をかけた時、
「待ってみんな」
セラがいち早く反応した
(くるっ!!)
堺は杖を握り、魔人達が落下するであろう場所を見続けた
ズドォォォォン!!!
「あはっ、こんなに沢山の転生者、やりがいがあるねぇ」
「全員殺せば、いいんだよ、な」
空から2人の魔人が降ってきた
重装の魔人に、少女の魔人
2人の魔力は凄まじく、喉が締め付けられるようだ
「私たちはね、君が背負っている彼に用があってきたの、大人しく渡してくれたら、今回は見逃してあげ、
「はぁあ!!!」
堺が叫ぶ、魔道具から魔玉を大量に出し、地面にまとまった魔玉に、一気に魔力を込めた
ヒュゥゥゥ!!という音と共に、魔力を込められた魔玉は光だした
そして、ゴブリンが次々と出現した
総勢数十体のゴブリン、その体は緑色ではなく、全体が青白く、落ち着きがあり、どこか神々しい
「サッカイ君!?」
「やるんだな!!」
岡本達は動揺し、クレインが構える
堺は、約30体のゴブリンに、2人の魔人を殺せと指示を出す
ゴブリンは一斉に駆け出し、魔人に向かっていく
(やれる!俺の力なら!!みんなを助けれる!!!)
「あはっ、先手必勝ってやつぅ?」
少女の魔人が、お腹から棍棒をグゥ!と出した
重厚な暗黒の棍棒をクルっと回し、バットを持つかのように片手で構える
「はじめて、いいんだな」
重装の魔人が動き出した
「重力魔法!!、潰れろぉ!!!」
堺は杖に魔力をこめ、重力魔法で重装の魔人を握り潰そうとする、が、
「びくともしないっだと!!」
「タイガくん!少女の方を止めて!マリナちゃん!サポートお願い!」
「わかりました!」とマリナは本を広げ、そこから白色の塔を出現させる
「支持すんな!」
タイガの目が緑色に光り、少女の魔人を凝視した
岡本は「ヴゥゥ!!」と唸り声をあげ、銀色の体毛をはやし、狼男へと変貌した
肥大化した筋肉で地面を蹴飛ばし、少女の魔人に迫る
「クレイン!私たちはサッカイのサポートを!」
「おう!!」
セラとクレインも駆け出した
「ははっ!魔族の召喚魔法!おもしろーい」
棍棒を振り回し、襲いかかるゴブリンを一撃で葬る
途端、ガチっ!!と体が固まる少女の魔人
「あれぇ?」
すかさず岡本がぶん殴り、吹き飛んでいく
「潰れろぉぉ!!!!」
堺の杖が青くひかる、重装備の魔人は無傷であるが、その鎧からはガガガガ!!!と音を立て、火花が散っていた
「そのまま耐えてろよっ!!」
堺の後方から走ってきたクレインがジャンプをし、その勢いで魔人の顔面に膝蹴りをカマす
ゴォン!!
「ちっ!!硬すぎだろ!!!」
背後からすかさず首を絞める
「サッカイ、クレイン、力緩めないでよね! 魔力上昇!筋力上昇!」
セラが両手で魔力を送る
力がみなぎった2人は「うぉおおお!!!!」と声を上げ、さらなる力で魔人を握り潰す
しかし、
「きかんな、」
魔人の一言でサッカイとクレインは動揺し、一瞬力が緩んでしまう
その瞬間を見落とさなかった魔人は、ドォン!と両腕に力を込め、拘束を振り払った
(ありえない、こんなにも実力が離れているのか、、どうすればっ!!)
堺の握りしめる杖に汗が滲む
ビュゥン!!!!
岡本が四足歩行で駆け回る
銀色の体毛が引っ張られ、ミサイルのように重装の魔人に突っ込んでいった
相手の腰にタックルを決め、馬乗りになってひたすら顔面を殴り、引っ掻き、攻撃し続けた
「じ、地面がっ!!」
(なんでパワーだ、まるで地震だ!!)
堺が岡本のパワーに恐怖を抱く
「す、すげぇ、、」
クレインは岡本の圧倒的な力に立ちつくすことしかできなかった
「へっ、だから俺たちだけでいいって言ったんだよ」
タイガが鼻を擦り、どこか自慢げである
「お兄ちゃん、油断はダメだよ」
マリナは本を開き続け、後方には白色の塔がそびえ立つ
その塔の先端は金色の光を放っていた
「これが転生者、やっぱり次元が違うわね、、」
セラもまた、岡本の力に圧倒されていた
ドドドドドドトドドド!!!!
なすすべのない重装備の魔人、岡本の勝利を皆が確信していた
しかし、堺だけは安心することができなかった
(まだ安心なんてできない!!空が真っ暗になって、、)
ふいに空を見上げる堺
「あっ、、、」
その時見えたのであった、少女の魔人が聳え立つ山のような、巨大な棍棒を振り下ろす瞬間を
「あ!」
堺が声を上げる
「なんだ?知り合いか?」
クレインが不思議そうにこちらを見てきた
「い、いや、そ、そうではなくて、、か、か感じるんです…」
(もう、どうしていいかわからない、でも、でも皆んなを助けたいっ)
堺の口は震えていた
「どういうことだ?」
さらに不思議に思うクレイン
「何を感じるんだい、サッカイ君?」
岡本も気が気でなかった
堺はひと呼吸した後に、
「ま、魔人が、ここに、、きます」
一同が驚愕した
「それはほんとうなのかい!?」
岡本は声を上げ、周りを警戒する
「転生者がいうんだ、間違いねぇ、どうするよ、セラ」
クレインは拳を握り、セラの方を見た
「私たちは調査を命じられただけだし、」
「おいお前!嘘言ってんじゃねーぞ!」
タイガが堺の服を掴む
「ちょっ、お兄ちゃん!」
すぐさまマリナがタイガを止めに入った
「とりあえず!僕らは彼らの身柄を確保しないといけないから、彼らを任してもらっていいかな」
岡本は斎藤の任務を思い出し、すぐさま彼らを安全なところに運ぼうとする
「あぁ、そいつらはお前らに任せる、俺らはとにかくこれからくる魔人について考えねぇといけね」
クレインが深く息を吸った
「みんな、、くるっ!!」
セラが声を上げた、その時、
ズドォォォォン!!
2人の魔人が到着した
少女の魔人は笑みを浮かべ、岡本に提案をした
岡本が担いでいる田中を引き渡せば、みんなの命は助けると、
堺はその間、どうすればこの状況を乗り越えれるのか考えた
(どうすれば、また足掻く??でも、誰かが傷ついてしまうかもしれない!何かないのか、何か、、、あっ!!!)
「タイガくん、彼を任せて良いかな」
岡本がタイガに、田中を任せようとした時、堺が声を上げる
「渡します!!!彼を引き渡します!!だから!!お願いします!!」
堺はガタガタと震えながら頭を下げた
一同に静寂が走った
堺が声を上げてしまう
「なんだ?知り合いか?」
クレインが堺の顔を見る
荒い呼吸の堺に、クレインや岡本が心配の目を向けた
「え、な、なんでもないです、すいません、、」
「サッカイ君、衝撃だよね、ここは大丈夫だから、ちょっと向こうで休んでて」
岡本が堺の肩をポンポンと叩く
「えーっと、クレインさん、この2人はとりあえず王都で収容……」
岡本が以前のようにクレインに話しかけ、堺はゆっくりとその場を離れた
(まずい、まずい、どうしよう、正直にいう??でも、能力がバレたら?でも!このままだとみんなっ!!)
「お前、ほんとに大丈夫か?」
「あ、た、タイガくん、大丈夫だよ、」
堺は心配させないようにと無理に笑顔を作る
タイガはため息をつき
「おい、マリナ」と声をかけた
タイガの言葉にマリナが頷く、
マリナは本を開き、魔力を込めた
ゆったりとした光が本のページから溢れる
すると、
ポヨン
青色のスライムが出現した
「これ座って頭冷やしとけ」
ドッ、
タイガは堺を押し、後ろに倒れそうになった時、プニュンとスライムの上に乗っかる
「あ、、」
(なんだ、この感じ、包み込まれるような、ひんやりしてて、ユラユラしてる、まるで海の中、波に揺さぶられているようだ)
「よし、みんな帰ろっか」
岡本がクレインとの話が終わり、田中を背負い、堺たちに声をかけた時、
「待ってみんな」
セラがいち早く反応した
(くるっ!!)
堺は杖を握り、魔人達が落下するであろう場所を見続けた
ズドォォォォン!!!
「あはっ、こんなに沢山の転生者、やりがいがあるねぇ」
「全員殺せば、いいんだよ、な」
空から2人の魔人が降ってきた
重装の魔人に、少女の魔人
2人の魔力は凄まじく、喉が締め付けられるようだ
「私たちはね、君が背負っている彼に用があってきたの、大人しく渡してくれたら、今回は見逃してあげ、
「はぁあ!!!」
堺が叫ぶ、魔道具から魔玉を大量に出し、地面にまとまった魔玉に、一気に魔力を込めた
ヒュゥゥゥ!!という音と共に、魔力を込められた魔玉は光だした
そして、ゴブリンが次々と出現した
総勢数十体のゴブリン、その体は緑色ではなく、全体が青白く、落ち着きがあり、どこか神々しい
「サッカイ君!?」
「やるんだな!!」
岡本達は動揺し、クレインが構える
堺は、約30体のゴブリンに、2人の魔人を殺せと指示を出す
ゴブリンは一斉に駆け出し、魔人に向かっていく
(やれる!俺の力なら!!みんなを助けれる!!!)
「あはっ、先手必勝ってやつぅ?」
少女の魔人が、お腹から棍棒をグゥ!と出した
重厚な暗黒の棍棒をクルっと回し、バットを持つかのように片手で構える
「はじめて、いいんだな」
重装の魔人が動き出した
「重力魔法!!、潰れろぉ!!!」
堺は杖に魔力をこめ、重力魔法で重装の魔人を握り潰そうとする、が、
「びくともしないっだと!!」
「タイガくん!少女の方を止めて!マリナちゃん!サポートお願い!」
「わかりました!」とマリナは本を広げ、そこから白色の塔を出現させる
「支持すんな!」
タイガの目が緑色に光り、少女の魔人を凝視した
岡本は「ヴゥゥ!!」と唸り声をあげ、銀色の体毛をはやし、狼男へと変貌した
肥大化した筋肉で地面を蹴飛ばし、少女の魔人に迫る
「クレイン!私たちはサッカイのサポートを!」
「おう!!」
セラとクレインも駆け出した
「ははっ!魔族の召喚魔法!おもしろーい」
棍棒を振り回し、襲いかかるゴブリンを一撃で葬る
途端、ガチっ!!と体が固まる少女の魔人
「あれぇ?」
すかさず岡本がぶん殴り、吹き飛んでいく
「潰れろぉぉ!!!!」
堺の杖が青くひかる、重装備の魔人は無傷であるが、その鎧からはガガガガ!!!と音を立て、火花が散っていた
「そのまま耐えてろよっ!!」
堺の後方から走ってきたクレインがジャンプをし、その勢いで魔人の顔面に膝蹴りをカマす
ゴォン!!
「ちっ!!硬すぎだろ!!!」
背後からすかさず首を絞める
「サッカイ、クレイン、力緩めないでよね! 魔力上昇!筋力上昇!」
セラが両手で魔力を送る
力がみなぎった2人は「うぉおおお!!!!」と声を上げ、さらなる力で魔人を握り潰す
しかし、
「きかんな、」
魔人の一言でサッカイとクレインは動揺し、一瞬力が緩んでしまう
その瞬間を見落とさなかった魔人は、ドォン!と両腕に力を込め、拘束を振り払った
(ありえない、こんなにも実力が離れているのか、、どうすればっ!!)
堺の握りしめる杖に汗が滲む
ビュゥン!!!!
岡本が四足歩行で駆け回る
銀色の体毛が引っ張られ、ミサイルのように重装の魔人に突っ込んでいった
相手の腰にタックルを決め、馬乗りになってひたすら顔面を殴り、引っ掻き、攻撃し続けた
「じ、地面がっ!!」
(なんでパワーだ、まるで地震だ!!)
堺が岡本のパワーに恐怖を抱く
「す、すげぇ、、」
クレインは岡本の圧倒的な力に立ちつくすことしかできなかった
「へっ、だから俺たちだけでいいって言ったんだよ」
タイガが鼻を擦り、どこか自慢げである
「お兄ちゃん、油断はダメだよ」
マリナは本を開き続け、後方には白色の塔がそびえ立つ
その塔の先端は金色の光を放っていた
「これが転生者、やっぱり次元が違うわね、、」
セラもまた、岡本の力に圧倒されていた
ドドドドドドトドドド!!!!
なすすべのない重装備の魔人、岡本の勝利を皆が確信していた
しかし、堺だけは安心することができなかった
(まだ安心なんてできない!!空が真っ暗になって、、)
ふいに空を見上げる堺
「あっ、、、」
その時見えたのであった、少女の魔人が聳え立つ山のような、巨大な棍棒を振り下ろす瞬間を
「あ!」
堺が声を上げる
「なんだ?知り合いか?」
クレインが不思議そうにこちらを見てきた
「い、いや、そ、そうではなくて、、か、か感じるんです…」
(もう、どうしていいかわからない、でも、でも皆んなを助けたいっ)
堺の口は震えていた
「どういうことだ?」
さらに不思議に思うクレイン
「何を感じるんだい、サッカイ君?」
岡本も気が気でなかった
堺はひと呼吸した後に、
「ま、魔人が、ここに、、きます」
一同が驚愕した
「それはほんとうなのかい!?」
岡本は声を上げ、周りを警戒する
「転生者がいうんだ、間違いねぇ、どうするよ、セラ」
クレインは拳を握り、セラの方を見た
「私たちは調査を命じられただけだし、」
「おいお前!嘘言ってんじゃねーぞ!」
タイガが堺の服を掴む
「ちょっ、お兄ちゃん!」
すぐさまマリナがタイガを止めに入った
「とりあえず!僕らは彼らの身柄を確保しないといけないから、彼らを任してもらっていいかな」
岡本は斎藤の任務を思い出し、すぐさま彼らを安全なところに運ぼうとする
「あぁ、そいつらはお前らに任せる、俺らはとにかくこれからくる魔人について考えねぇといけね」
クレインが深く息を吸った
「みんな、、くるっ!!」
セラが声を上げた、その時、
ズドォォォォン!!
2人の魔人が到着した
少女の魔人は笑みを浮かべ、岡本に提案をした
岡本が担いでいる田中を引き渡せば、みんなの命は助けると、
堺はその間、どうすればこの状況を乗り越えれるのか考えた
(どうすれば、また足掻く??でも、誰かが傷ついてしまうかもしれない!何かないのか、何か、、、あっ!!!)
「タイガくん、彼を任せて良いかな」
岡本がタイガに、田中を任せようとした時、堺が声を上げる
「渡します!!!彼を引き渡します!!だから!!お願いします!!」
堺はガタガタと震えながら頭を下げた
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