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一章
7話 魔人
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「はぁ、はぁ、どこだ、どこなんだ!」
堺は草木を駆け抜ける、闇の恐怖や虫の恐怖を打ち消すように無我夢中に走った
止まりたくても止まれない、走りを辞めた時に何かに襲われるのではないかと思っているからだ
顔に枝が当たって痛みが出ている、全身がチクチクして気持ち悪い
(怖い、怖い!怖い!怖い!!)
真っ暗な闇の中で過去に見たホラー映像を思い出す
「うぁぁあああ!」
堺はパニックになってしまう、無限に続くような森林が、どこまでも深い深海のような、無限に広がる宇宙のような、終わりのない空間に思えて絶望していた
「あぁああぁああ!!」ドサッ!!
急にすっ転げてしまう、ふさふさの草にひんやりとした風が涼しい、少し顔あげると草原に飛び出ていた
堺はひらけた空間にどっと安心して、その場で溶けるように休息をする
「ねぇ~だいじょうぶ~?」
急に聞こえた女性の声
パッと上を見ると、全身が真っ黒でツノが2本生えている、赤目の女性がいた
顔と首は色白だが、そこから下は全身黒タイツを着ているように真っ黒だった
「え、あ、はい、大丈夫です、、」
(何だこの女性は、けしからん格好だ、しかしそんなことよりも何だこの圧力は、今にも、押しつぶされそうだ、、)
「うん、ならよかった~、まぁそうだね、とりあえずしんどこっかぁ」
女性は自分のお腹の中に左手を入れた、そして柄のような物をシュルルルと出していく、だいたい1メートルくらい出したあとは真っ黒な長方形の塊が出てきた、全部を出し終えた後の見た目はまさに棍棒だ、長さは3メートルくらいある
「え、あ、、え?」
(やばい、やばい、やばい、、殺される殺される殺されるぅ!!)
堺は逃げようと後ろを向いて駆け出そうとしたが、疲労と彼女の圧力に負けて腰を抜かせてしまい、ガタガタと震えながら後退りをする
彼女は縦に立てていた棍棒をドシン!!と横に倒す
立てていた時は柄の中心を持っていたが、今は柄の先端を持っている
「すぐに終わらせるからねぇ~、痛くないから抵抗しないでねぇ~」
堺との距離が2メートルに近づいた時、地面を抉るほど重たかった棍棒をヒョイっと持ち上げる
まるでプラスチック製のバットを持つような感覚で振り上げた
もうダメだと目を瞑って手で顔を隠した時、
キィィイインンッ!!
何かがぶつかった音が聞こえたと思うと、周りの音が何も聞こえなくなる
耳がキーーンと酷く耳鳴りが鳴っている、頭がボケボケっとして、かすかに保たれている意識で目をこじ開けた
ボヤけた視界に映るのは、チクチクとした髪をした少年が剣を両手で押し上げるようにして持っている姿だった
剣の上には大きな真っ黒色の棍棒がギィギィギィィと音を立てながら乗っている
少年は「うぉぉぉぉ!!!!」といって相手の攻撃を振り払う
振り払った衝撃で堺は体操の後転のように後ろに吹き飛ばされた
ゴロゴロと転がった衝撃で意識が戻ってくる
「逃げろ!!サッカイ!!逃げろ!!」
叫んでいるのはラルトだった、必死にこちらに呼びかけている
堺は意識が戻り、勢いよく立ち上がる
その場から逃げようと思ったが、足が止まってしまう
堺はラルトを置いて逃げれなかった、何もできないとわかっているのに
ラルトは両手で剣をグッと握りしめ「この魔人がぁぁ!!」と叫び、地割れが起きるほどの踏み込みで勢いよく飛び掛かる
相手は「ハハッ!」と楽しそうに笑い長い棍棒を左手だけでグルグルとヘリコプターのプロペラのように回した
風がぐわんぐわんと吹き荒れる
ラルトはお構いなしに相手に近づき、剣をビュウゥン!と振り下ろす
相手はプロペラのように棍棒を回しながらラルトが近づくタイミングで自身もスケート選手のように滑らかに回る
そして自身の回転と棍棒の回転を合わせるようにしてその衝撃をラルトに向けて放つ
キッ!!ビシャァ!!!っという金属が千切れる音と、肉が弾ける音が同時に聞こえる
堺は2つの衝撃がぶつかる際に目を瞑ってしまった、じわじわとマブタをあげると、目の前に赤い霧が広がっている
何事かと思いキョロキョロと状況を確認すると、彼女の2メートル後ろに下半身が転がっている
下半身からは真っ赤な蛇のようなものが何匹も顔を出している
「ボゥオェェエ!!!」
堺は思いっきり吐いてしまう、周りに散乱している血の匂い、目の前に映る現実に吐き気が止まらなかった
「ちょっ~とは、楽しめたかなぁ」
彼女はクルリとこちらを向き、ズゾゾゾゾと棍棒を引きづりながら、テクテクと子供が無邪気に歩くようにこちらに向かってくる
「えぇぁ、えぇぁあぁ、、」
堺は完全に思考が停止している、恐怖と絶望を通り越して死を受け入れてしまっていた
「はぁ~い、これでおっしま~い」
プロペラのように回る棍棒で、髪がフルフルと揺れる、涙やヨダレが空中に飛び上がる
途端に目の前が真っ暗になった
堺は草木を駆け抜ける、闇の恐怖や虫の恐怖を打ち消すように無我夢中に走った
止まりたくても止まれない、走りを辞めた時に何かに襲われるのではないかと思っているからだ
顔に枝が当たって痛みが出ている、全身がチクチクして気持ち悪い
(怖い、怖い!怖い!怖い!!)
真っ暗な闇の中で過去に見たホラー映像を思い出す
「うぁぁあああ!」
堺はパニックになってしまう、無限に続くような森林が、どこまでも深い深海のような、無限に広がる宇宙のような、終わりのない空間に思えて絶望していた
「あぁああぁああ!!」ドサッ!!
急にすっ転げてしまう、ふさふさの草にひんやりとした風が涼しい、少し顔あげると草原に飛び出ていた
堺はひらけた空間にどっと安心して、その場で溶けるように休息をする
「ねぇ~だいじょうぶ~?」
急に聞こえた女性の声
パッと上を見ると、全身が真っ黒でツノが2本生えている、赤目の女性がいた
顔と首は色白だが、そこから下は全身黒タイツを着ているように真っ黒だった
「え、あ、はい、大丈夫です、、」
(何だこの女性は、けしからん格好だ、しかしそんなことよりも何だこの圧力は、今にも、押しつぶされそうだ、、)
「うん、ならよかった~、まぁそうだね、とりあえずしんどこっかぁ」
女性は自分のお腹の中に左手を入れた、そして柄のような物をシュルルルと出していく、だいたい1メートルくらい出したあとは真っ黒な長方形の塊が出てきた、全部を出し終えた後の見た目はまさに棍棒だ、長さは3メートルくらいある
「え、あ、、え?」
(やばい、やばい、やばい、、殺される殺される殺されるぅ!!)
堺は逃げようと後ろを向いて駆け出そうとしたが、疲労と彼女の圧力に負けて腰を抜かせてしまい、ガタガタと震えながら後退りをする
彼女は縦に立てていた棍棒をドシン!!と横に倒す
立てていた時は柄の中心を持っていたが、今は柄の先端を持っている
「すぐに終わらせるからねぇ~、痛くないから抵抗しないでねぇ~」
堺との距離が2メートルに近づいた時、地面を抉るほど重たかった棍棒をヒョイっと持ち上げる
まるでプラスチック製のバットを持つような感覚で振り上げた
もうダメだと目を瞑って手で顔を隠した時、
キィィイインンッ!!
何かがぶつかった音が聞こえたと思うと、周りの音が何も聞こえなくなる
耳がキーーンと酷く耳鳴りが鳴っている、頭がボケボケっとして、かすかに保たれている意識で目をこじ開けた
ボヤけた視界に映るのは、チクチクとした髪をした少年が剣を両手で押し上げるようにして持っている姿だった
剣の上には大きな真っ黒色の棍棒がギィギィギィィと音を立てながら乗っている
少年は「うぉぉぉぉ!!!!」といって相手の攻撃を振り払う
振り払った衝撃で堺は体操の後転のように後ろに吹き飛ばされた
ゴロゴロと転がった衝撃で意識が戻ってくる
「逃げろ!!サッカイ!!逃げろ!!」
叫んでいるのはラルトだった、必死にこちらに呼びかけている
堺は意識が戻り、勢いよく立ち上がる
その場から逃げようと思ったが、足が止まってしまう
堺はラルトを置いて逃げれなかった、何もできないとわかっているのに
ラルトは両手で剣をグッと握りしめ「この魔人がぁぁ!!」と叫び、地割れが起きるほどの踏み込みで勢いよく飛び掛かる
相手は「ハハッ!」と楽しそうに笑い長い棍棒を左手だけでグルグルとヘリコプターのプロペラのように回した
風がぐわんぐわんと吹き荒れる
ラルトはお構いなしに相手に近づき、剣をビュウゥン!と振り下ろす
相手はプロペラのように棍棒を回しながらラルトが近づくタイミングで自身もスケート選手のように滑らかに回る
そして自身の回転と棍棒の回転を合わせるようにしてその衝撃をラルトに向けて放つ
キッ!!ビシャァ!!!っという金属が千切れる音と、肉が弾ける音が同時に聞こえる
堺は2つの衝撃がぶつかる際に目を瞑ってしまった、じわじわとマブタをあげると、目の前に赤い霧が広がっている
何事かと思いキョロキョロと状況を確認すると、彼女の2メートル後ろに下半身が転がっている
下半身からは真っ赤な蛇のようなものが何匹も顔を出している
「ボゥオェェエ!!!」
堺は思いっきり吐いてしまう、周りに散乱している血の匂い、目の前に映る現実に吐き気が止まらなかった
「ちょっ~とは、楽しめたかなぁ」
彼女はクルリとこちらを向き、ズゾゾゾゾと棍棒を引きづりながら、テクテクと子供が無邪気に歩くようにこちらに向かってくる
「えぇぁ、えぇぁあぁ、、」
堺は完全に思考が停止している、恐怖と絶望を通り越して死を受け入れてしまっていた
「はぁ~い、これでおっしま~い」
プロペラのように回る棍棒で、髪がフルフルと揺れる、涙やヨダレが空中に飛び上がる
途端に目の前が真っ暗になった
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