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三章
25話 ブロンズランク始まり
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「がぁー、っ、がぁー、」
ラルトがいびきをかいて寝ている
大の字になり、お腹が出ている状態だ
ドン、ド、カ!、ドンドンドン、カ!
「よし!!」
ばっと布団から飛び出してシャワーを浴びに向かう
シャ~~
ゴシゴシ、、
シャ~~
「ふんふん~♪」
キュッ、
シャワーで体を流し、服に着替えようとした時、
「あ!変えの制服、荷物も!!やらかした~!」
見習いの寮に服や荷物を置き忘れたことに気づき、どうしようと焦り出す、
「ってあれ!?」
部屋の中をほぼ全裸で歩いていると、昨日は無かったクロゼットが置いてあった
しかも、中にはかえの制服と荷物がまとめて入っている
見習い寮でお世話になったクローゼットの為、朝一で置いてあることに気づかなかった
部屋は狭くなったが、ラルトは気にしていない様子、それよりも、
「すごい、もしかして転送魔法ってこと?便利!!」
ラルトはありがとうございます!と天井に向けて言い、
パパッと身支度を整えて部屋を出た
隣の部屋にいるタイトが寝ているかを確認する
部屋の中からタイトの声が聞こえる、すると扉がガチャン!と勢いよく開き、
「お!奇遇だな!」
「うん!ナイスタイミングだね!」
2人は寮を出て学園にに向かう
「そういえば、クローゼット置いてなかったか?」
「置いてたよ!多分転送魔法だよね!どうやったんだろう!」
「多分だけど魔道具だろうな」
「魔道具か~凄いね!メルディア学園!」
ラルトが二ヒヒと笑う
心から楽しんでいるようだ
その後も2人は楽しそうに会話をした
周りを見ると、見習いの生徒が走って学園に向かっていた
「僕たちも走る?」
「出た時間が6時半だったし、歩いても間に合うけど、走るか!」
そう言ってフライングをするようにタイトが走り出す
「負けないよ!」
ラルトがニヤリと笑い、走り出す
2人は勝負にこだわり、正面入り口までかなりの速さで駆け抜けた
「ゴール!!」
ラルトの方が早く正面出入り口につき、そのすぐあとにタイトがたどり着く
「はぁっ、ラルト、お前、はえーな、」
「それほどでも~」
タイトは息を切らしているが、ラルトはふぅ~と一呼吸置くとすました顔をしている
「どうした2人とも、ラルトはともかくタイトも今日は早いな、」
ジョン先生が入り口付近で立っていた
「き、今日は気分で、」
「息切れてんぞ、まぁいい、2人ともこれを」
そう言ってジョン先生は袋から箱を取り出す
ぱかりと開けたその箱は頑丈そうな作りで、中にフアフアのクッションが上と下につけられてある
そして、クッションの中心には2つのボタン入っていた
そのボタンはピカピカと茶色の光を放っており、新品の10円玉くらい光っている
ボタンの片面には剣と杖がクロスになっている模様が彫られている
「ほら、1つずつ取れ」
「おぉー!!」
「ピッカピカだな!」
2人はボタンをいろんな角度で眺めている
「あ、でもこれ止めるところがないぞ?」
「これは魔導具で、制服の中心につければ勝手に引っ付いてくれる代物だ」
2人はさっそく制服の中心にボタンを近づける
ビィ!!
強力な磁石同士が惹かれ合うように、ボタンと制服がくっつく
「おぉ、、取れねぇ!」
「かったいね!これ!!」
ギジギジと外そうとする2人にすぐさまジョン先生が注意する
「おい!!やめろ!破れるぞ!」
2人はすぐさま手を離す
「外す時は専用の魔導具を使う、このボタンは学園での地位を決める物だ、そう簡単に付け外しできるようにはしていない」
2人が腑に落ちた表情をすると、先生がついてこいと指示をする
正面の入り口から校内に入ると、だだっ広いフロアがある
左右には廊下が広がっており、左側の廊下を進めば見習いの人達がいる場所に行ける
右側も廊下が続いており、先ほどからブロンズボタンの人が多く向かっている
フロアの正面には両開きの扉があり、ブロンズボタンの人が中に入っていく
右側の通路に向かうブロンズランクの人達に比べて正面の扉の中に入っていく人は少なかった
3人はフロアの中にある椅子に座る
「よし、どこから話そうか、まず、この学園は実力で地位が決まる、それはわかるな?」
2人がうなずく
「よし、地位を決めるものはこのボタンだ」
そう言って自身の制服の中心についてある、銀色のボタンを指さして強調する
ジョン先生の制服にはボタンが3つ並んでおり、サイズにしてペットボトルのキャップくらいだ
「この地位が上がれば上がるほど、富や名声を得られるチャンスが与えられる」
2人はおぉー!!とテンションが上がる
「でだ、このボタン、つまりランクを上げる方法なのだが、アップクエストの成功と決闘の勝利だ」
2人の頭にはてなマークが浮かんでいると、
「まず、決闘だがシンプルだ、自分と同じランクの者、もしくは自分より強い者と戦う、それで勝てばランクが上がる」
「それと、ランクにはレベルがある」
2人にまたはてなマークが浮かぶと
「その表情やめろ、で、レベルってのはそれぞれのランクにあって、よはボタンの数だ」
「最大レベルは3まであり、ブロンズランクのレベル3の次はシルバーランクのレベル1だ」
「つまり、お前らはブロンズランクレベル1、俺がシルバーランクレベル3だ、わかったか?」
タイトがうんうんと頷き、ラルトがすかさず質問をする
「シルバーの次ってなんですか!」
「シルバーの次はゴールドとプラチナだ、まぁ、そう簡単に行けるとこではないから今は知らなくていい、、てか、ゴールドとプラチナは以前の授業で言ったぞ」
ラルトがアハハと縮こまって笑い、タイトがやれやれと鼻で笑って反応する
「でだ、自分と同じレベルの相手と決闘で勝てばボタンがひとつ増える、レベル3同士の決闘であればランクが上がる、自分より格上であればそいつのランクとレベルにいける」
「今回の相手はブロンズランクのレベル2だ、2人にブロンズランクのボタンを1つずつ渡せる条件であったから良かった」
「ここまでで質問あるか?……」
2人は互いの顔を見合わせる
「まぁ、わからないことがあれば俺か、他のシルバーランクに聞け、多分教えてくれるだろう」
「よし、次はクエストでランクを上げる方法だ、アップクエストってのがあるんだが、それを受けてクリアすればあがる、以上だ」
「シンプルー!」
ラルトが声を上げる
するとタイトが質問をする
「質問なんすけど、アップクエストでも飛び級はできますか?」
「あぁ、できる、いきなりシルバーのアップクエストに挑戦してみてもいいぞ~、多分死ぬけどな」
ジョン先生はからかうように笑った
タイトはそうですよねぇ~と言わんばかりに頭をさすりながら苦笑いをする
「あと、この学園の管理費として、ノルマクエストを受けてもらう」
2人がまたしてもはてなマークを頭の上に浮かべていると、
「まずはこれを見ろ」
そう言ってジョン先生が袋から一枚の紙を取り出し、広げる
その紙に書いていたのは、
――――――――
ゴブリンの討伐
提示部位、右耳
一体につき報酬
1ブロンズ
1ポイント
――――――――
「ここに1ポイントって書いてあるだろ、ランクごとにノルマポイントがあるから、それを期限内に集めればこの学園に残れるってわけだ、集めれなければ…退学だ」
退学という言葉にラルトはそこまで反応しなかった、なんとかなるだろうと楽観的であるからだ
しかし、タイトはゴクリと唾液を飲むほどに、緊張している
「ブロンズランクは確か...1年で730ポイントだな」
「1日ゴブリン2匹か」
「まあまあ忙しいね、そんなに見つかるかどうか、」
タイトとラルトが悩んでいる、それが表情に出ていた
難易度というより、そんなに毎日ゴブリンを見つけられるのか?と不安であったのだ
「まぁ、ゴブリンだけではないから色々見ると良い、ちなみにノルマは3月末締めで4月の初めからまたノルマがスタートだ」
「え!!てことはあと1ヶ月もないってことですか!!??」
タイトが声を上げる
「やばいよタイト!!今すぐドラゴンでも倒さないと!!」
2人はアワアワと慌てている
周りの行き交う生徒が、馬鹿を見る目で笑っていた
「おいおい、2人とも落ち着け!残りの日数で出したノルマポイントがあるから安心しろ」
2人は落ち着きを取り戻し、ふぅ~と一呼吸置く
「お前らの今年のノルマポイントだが、そうだな…10ポイントだ!」
現在は2月10日だ
残り20日もある余裕で2人は先生に感謝した
「これは俺からの進級祝いだ、他の生徒には内緒にしとけよー」
2人がはい!!というと、先生は講義について説明を始めた
「あとは講義か、まぁ、そこの正面からいつでも無料で講義が受けられる、注意点として、受講しても特にポイントとかランクが上がるわけではない、ただ、実力を上げるには知識も大事だ」
そう言って先生は正面にある両扉を指差した
先ほどから入っていく生徒はいるが、右側の通路、クエストボードがある所よりも少ないのに納得がいく
「よし!あとは自由だ、ノルマを達成して、上を目指すか、現状維持か、俺みたいに教師を目指すか、好きに決めろ」
ラルトが自由という言葉にテンションが上がり、
「僕は偉大な剣士になる!!」
「え、あ、俺はどんな攻撃も防ぐ最強のタンクになります!!」
タイトは急なことで恥ずかしそうに先生に目標を告げた
「はっはっ、良い意気込みだ」
ジョン先生が優しく笑う、しかし、2人の成長をそばで見れないことに少し悲しみを感じていた
「よーし、俺は授業があるから、とりあえず右のクエストボード見に行ってこい、あと、ブロンズからは食堂は好きな時間に行けるからな」
「マジか!!、ではなくて、マジすか!ってことは何回でも食べれるんですか!?」
「そうだ、だが配慮を忘れるな」
タイトがすかさずラルトを抱きしめた
ラルトもタイトほどではないが喜んでいる
そして先生の配慮しろという言葉はタイトの耳には届いていなかった
「まぁいい、なら、後は頑張れよ~」
そう言って左側の廊下をトボトボと進んでいくのであった
2人は先生の後ろ姿を見ながら何をしようか考えている
「とりあえず、飯!だな!」
「うん!!」
2人は先生が向かった左側の廊下を進む
食堂は現在進んでいる左側の廊下、つまり西の廊下の中央にある
2人は食堂に入って食券を確認する、カツ丼に目が行き大盛りを選んで食事を楽しんだのであった
「うまいなぁ!!」
「うん!うまいね!」
ラルトがいびきをかいて寝ている
大の字になり、お腹が出ている状態だ
ドン、ド、カ!、ドンドンドン、カ!
「よし!!」
ばっと布団から飛び出してシャワーを浴びに向かう
シャ~~
ゴシゴシ、、
シャ~~
「ふんふん~♪」
キュッ、
シャワーで体を流し、服に着替えようとした時、
「あ!変えの制服、荷物も!!やらかした~!」
見習いの寮に服や荷物を置き忘れたことに気づき、どうしようと焦り出す、
「ってあれ!?」
部屋の中をほぼ全裸で歩いていると、昨日は無かったクロゼットが置いてあった
しかも、中にはかえの制服と荷物がまとめて入っている
見習い寮でお世話になったクローゼットの為、朝一で置いてあることに気づかなかった
部屋は狭くなったが、ラルトは気にしていない様子、それよりも、
「すごい、もしかして転送魔法ってこと?便利!!」
ラルトはありがとうございます!と天井に向けて言い、
パパッと身支度を整えて部屋を出た
隣の部屋にいるタイトが寝ているかを確認する
部屋の中からタイトの声が聞こえる、すると扉がガチャン!と勢いよく開き、
「お!奇遇だな!」
「うん!ナイスタイミングだね!」
2人は寮を出て学園にに向かう
「そういえば、クローゼット置いてなかったか?」
「置いてたよ!多分転送魔法だよね!どうやったんだろう!」
「多分だけど魔道具だろうな」
「魔道具か~凄いね!メルディア学園!」
ラルトが二ヒヒと笑う
心から楽しんでいるようだ
その後も2人は楽しそうに会話をした
周りを見ると、見習いの生徒が走って学園に向かっていた
「僕たちも走る?」
「出た時間が6時半だったし、歩いても間に合うけど、走るか!」
そう言ってフライングをするようにタイトが走り出す
「負けないよ!」
ラルトがニヤリと笑い、走り出す
2人は勝負にこだわり、正面入り口までかなりの速さで駆け抜けた
「ゴール!!」
ラルトの方が早く正面出入り口につき、そのすぐあとにタイトがたどり着く
「はぁっ、ラルト、お前、はえーな、」
「それほどでも~」
タイトは息を切らしているが、ラルトはふぅ~と一呼吸置くとすました顔をしている
「どうした2人とも、ラルトはともかくタイトも今日は早いな、」
ジョン先生が入り口付近で立っていた
「き、今日は気分で、」
「息切れてんぞ、まぁいい、2人ともこれを」
そう言ってジョン先生は袋から箱を取り出す
ぱかりと開けたその箱は頑丈そうな作りで、中にフアフアのクッションが上と下につけられてある
そして、クッションの中心には2つのボタン入っていた
そのボタンはピカピカと茶色の光を放っており、新品の10円玉くらい光っている
ボタンの片面には剣と杖がクロスになっている模様が彫られている
「ほら、1つずつ取れ」
「おぉー!!」
「ピッカピカだな!」
2人はボタンをいろんな角度で眺めている
「あ、でもこれ止めるところがないぞ?」
「これは魔導具で、制服の中心につければ勝手に引っ付いてくれる代物だ」
2人はさっそく制服の中心にボタンを近づける
ビィ!!
強力な磁石同士が惹かれ合うように、ボタンと制服がくっつく
「おぉ、、取れねぇ!」
「かったいね!これ!!」
ギジギジと外そうとする2人にすぐさまジョン先生が注意する
「おい!!やめろ!破れるぞ!」
2人はすぐさま手を離す
「外す時は専用の魔導具を使う、このボタンは学園での地位を決める物だ、そう簡単に付け外しできるようにはしていない」
2人が腑に落ちた表情をすると、先生がついてこいと指示をする
正面の入り口から校内に入ると、だだっ広いフロアがある
左右には廊下が広がっており、左側の廊下を進めば見習いの人達がいる場所に行ける
右側も廊下が続いており、先ほどからブロンズボタンの人が多く向かっている
フロアの正面には両開きの扉があり、ブロンズボタンの人が中に入っていく
右側の通路に向かうブロンズランクの人達に比べて正面の扉の中に入っていく人は少なかった
3人はフロアの中にある椅子に座る
「よし、どこから話そうか、まず、この学園は実力で地位が決まる、それはわかるな?」
2人がうなずく
「よし、地位を決めるものはこのボタンだ」
そう言って自身の制服の中心についてある、銀色のボタンを指さして強調する
ジョン先生の制服にはボタンが3つ並んでおり、サイズにしてペットボトルのキャップくらいだ
「この地位が上がれば上がるほど、富や名声を得られるチャンスが与えられる」
2人はおぉー!!とテンションが上がる
「でだ、このボタン、つまりランクを上げる方法なのだが、アップクエストの成功と決闘の勝利だ」
2人の頭にはてなマークが浮かんでいると、
「まず、決闘だがシンプルだ、自分と同じランクの者、もしくは自分より強い者と戦う、それで勝てばランクが上がる」
「それと、ランクにはレベルがある」
2人にまたはてなマークが浮かぶと
「その表情やめろ、で、レベルってのはそれぞれのランクにあって、よはボタンの数だ」
「最大レベルは3まであり、ブロンズランクのレベル3の次はシルバーランクのレベル1だ」
「つまり、お前らはブロンズランクレベル1、俺がシルバーランクレベル3だ、わかったか?」
タイトがうんうんと頷き、ラルトがすかさず質問をする
「シルバーの次ってなんですか!」
「シルバーの次はゴールドとプラチナだ、まぁ、そう簡単に行けるとこではないから今は知らなくていい、、てか、ゴールドとプラチナは以前の授業で言ったぞ」
ラルトがアハハと縮こまって笑い、タイトがやれやれと鼻で笑って反応する
「でだ、自分と同じレベルの相手と決闘で勝てばボタンがひとつ増える、レベル3同士の決闘であればランクが上がる、自分より格上であればそいつのランクとレベルにいける」
「今回の相手はブロンズランクのレベル2だ、2人にブロンズランクのボタンを1つずつ渡せる条件であったから良かった」
「ここまでで質問あるか?……」
2人は互いの顔を見合わせる
「まぁ、わからないことがあれば俺か、他のシルバーランクに聞け、多分教えてくれるだろう」
「よし、次はクエストでランクを上げる方法だ、アップクエストってのがあるんだが、それを受けてクリアすればあがる、以上だ」
「シンプルー!」
ラルトが声を上げる
するとタイトが質問をする
「質問なんすけど、アップクエストでも飛び級はできますか?」
「あぁ、できる、いきなりシルバーのアップクエストに挑戦してみてもいいぞ~、多分死ぬけどな」
ジョン先生はからかうように笑った
タイトはそうですよねぇ~と言わんばかりに頭をさすりながら苦笑いをする
「あと、この学園の管理費として、ノルマクエストを受けてもらう」
2人がまたしてもはてなマークを頭の上に浮かべていると、
「まずはこれを見ろ」
そう言ってジョン先生が袋から一枚の紙を取り出し、広げる
その紙に書いていたのは、
――――――――
ゴブリンの討伐
提示部位、右耳
一体につき報酬
1ブロンズ
1ポイント
――――――――
「ここに1ポイントって書いてあるだろ、ランクごとにノルマポイントがあるから、それを期限内に集めればこの学園に残れるってわけだ、集めれなければ…退学だ」
退学という言葉にラルトはそこまで反応しなかった、なんとかなるだろうと楽観的であるからだ
しかし、タイトはゴクリと唾液を飲むほどに、緊張している
「ブロンズランクは確か...1年で730ポイントだな」
「1日ゴブリン2匹か」
「まあまあ忙しいね、そんなに見つかるかどうか、」
タイトとラルトが悩んでいる、それが表情に出ていた
難易度というより、そんなに毎日ゴブリンを見つけられるのか?と不安であったのだ
「まぁ、ゴブリンだけではないから色々見ると良い、ちなみにノルマは3月末締めで4月の初めからまたノルマがスタートだ」
「え!!てことはあと1ヶ月もないってことですか!!??」
タイトが声を上げる
「やばいよタイト!!今すぐドラゴンでも倒さないと!!」
2人はアワアワと慌てている
周りの行き交う生徒が、馬鹿を見る目で笑っていた
「おいおい、2人とも落ち着け!残りの日数で出したノルマポイントがあるから安心しろ」
2人は落ち着きを取り戻し、ふぅ~と一呼吸置く
「お前らの今年のノルマポイントだが、そうだな…10ポイントだ!」
現在は2月10日だ
残り20日もある余裕で2人は先生に感謝した
「これは俺からの進級祝いだ、他の生徒には内緒にしとけよー」
2人がはい!!というと、先生は講義について説明を始めた
「あとは講義か、まぁ、そこの正面からいつでも無料で講義が受けられる、注意点として、受講しても特にポイントとかランクが上がるわけではない、ただ、実力を上げるには知識も大事だ」
そう言って先生は正面にある両扉を指差した
先ほどから入っていく生徒はいるが、右側の通路、クエストボードがある所よりも少ないのに納得がいく
「よし!あとは自由だ、ノルマを達成して、上を目指すか、現状維持か、俺みたいに教師を目指すか、好きに決めろ」
ラルトが自由という言葉にテンションが上がり、
「僕は偉大な剣士になる!!」
「え、あ、俺はどんな攻撃も防ぐ最強のタンクになります!!」
タイトは急なことで恥ずかしそうに先生に目標を告げた
「はっはっ、良い意気込みだ」
ジョン先生が優しく笑う、しかし、2人の成長をそばで見れないことに少し悲しみを感じていた
「よーし、俺は授業があるから、とりあえず右のクエストボード見に行ってこい、あと、ブロンズからは食堂は好きな時間に行けるからな」
「マジか!!、ではなくて、マジすか!ってことは何回でも食べれるんですか!?」
「そうだ、だが配慮を忘れるな」
タイトがすかさずラルトを抱きしめた
ラルトもタイトほどではないが喜んでいる
そして先生の配慮しろという言葉はタイトの耳には届いていなかった
「まぁいい、なら、後は頑張れよ~」
そう言って左側の廊下をトボトボと進んでいくのであった
2人は先生の後ろ姿を見ながら何をしようか考えている
「とりあえず、飯!だな!」
「うん!!」
2人は先生が向かった左側の廊下を進む
食堂は現在進んでいる左側の廊下、つまり西の廊下の中央にある
2人は食堂に入って食券を確認する、カツ丼に目が行き大盛りを選んで食事を楽しんだのであった
「うまいなぁ!!」
「うん!うまいね!」
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