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弟レイノルド
公爵様を伴って急ぎ自室へ向かっていると、部屋の前にはなぜか弟のレイノルドが待ち構えていた。
「姉上、舞踏会の後どこへ行かれていたのですか? 殿下の呼び掛けを振り切るなんて……」
そこまで言ったところで、顔を上げ切ったレイノルドと公爵様の目が合った。
当然のことながら、私だけだと思っていたのだろう。
レイノルドの目じりと眉がさらに釣り上がり、まるで汚れたものでも見るかのように私を睨みつけた。
「……マリアを隠れて虐めるだけでは飽き足らず、次は公爵閣下を誑し込みましたか、さすがですね。腹黒な姉上はやることが違う」
「誑し込むですって……!? 私にもですが、公爵様に失礼です! レイノルド!」
レイノルドのあまりの言葉に思わず強く言い返してしまう。
とはいえ、何かがおかしい……。一体彼に何が起きてしまったの?
いくら調子に乗っているのだとしても、私の知るレイノルドは、自分より身分が上の相手にこんな言い方ができる性格ではなかった。
(それに、私との仲も悪くはなかったのに……)
卒業式が迫り忙しくしていた私は、ここ数日、家の中でもレイノルドとはあまり顔を合わせていなかった。
この数日の間にレイノルドに一体何があったの?
乙女ゲームの中で、弟のレイノルドは攻略対象のうちの一人で、幼い頃から悪役令嬢である姉に虐げられて育った彼は、ヒロインを虐めるための手駒としてロベリアに振り回される。
ヒロインが現れ、ロベリアの手駒から解放されたレイノルドは、復讐心から姉を追い込み、暗殺者を手引きして、ロベリアを暗殺する。
そしてその後、実の姉を殺害してしまった罪に苦しむ。
その苦しみから解放してくれるのがヒロインなのだ。
けれど、それはゲームの中の話。
私は決してレイノルドを虐げていないし、つい先日までは、普通に仲の良い姉と弟として暮らしていたのだ。
これもきっと何かしらのゲームの強制力が働いているのだろう。
(人の心までゲームの強制力によって操られてしまうなんて……)
そんな私の思いを知るはずもないレイノルドは、侮蔑の視線を向けてくる。
「違いましたか? 王太子殿下に婚約破棄された途端、次の男を連れて来るなんて、そう思われても当然じゃないですか」
「そんな訳ないじゃない! なんてこと言うの!」
怒りを露わにするものの、レイノルドは全く怯む様子もなく、それどころか、私を嘲笑うような視線を向けてくる。
「それに婚約破棄についても、あの場では承諾はしていません。陛下とお父様次第のはずです」
「そんなもの、とっくに陛下と父上に承諾されたに決まっているじゃないですか。だって、あのマリアを貶めたのですよ? 許されて良い訳がない」
そう話すレイノルドの表情はどこか狂気めいていて、思わず後退りそうになる私を、後ろから公爵様が支えてくれる。
すると、それまで黙って聞いていた公爵様がレイノルドに問いかけた。
「婚約破棄が承諾されたということは、アラベスク嬢がケルビン嬢を虐めていた証拠が出た、ということですか?」
「そ、それは……マリアが言っているのだから、真実に違いない! 疑ってかかるなど、彼女に失礼じゃないか!」
(この弟は一体何を言っているのかしら?)
呆れ果て、思わず口から出そうになる言葉を必死に堪えていると、同じく呆れ果てた表情をした公爵様と目が合う。
無茶苦茶なことを言っているのに、本人にはその自覚がないらしい。
(まあでもきっとゲームの強制力のせいよね……)
呆れながらも私が納得の表情を滲ませると、レイノルドはさらに不敵な笑みを浮かべ、なぜか勝ち誇った様子で一歩前に出た。
「まあでも、もう遅いと思いますけど。修道院からの迎えもそろそろ着くんじゃないですか?」
(やっぱり公爵様に会ったくらいじゃ変わらないわよね~。まあでも、追放暗殺ルートじゃなくて良かった……! やっぱり最後のマリアの台詞は関係なかったのね!)
修道院と聞いて思わず安堵の表情を浮かべてしまう。
ところが、安堵する私とは対照的に、公爵様は険しい表情でレイノルドに詰め寄った。
「修道院? どういうことです?」
「姉上のような王太子殿下から婚約破棄されるような腹黒い人間は、侯爵家の恥ですから。他に嫁ぐことも望めない。厳しい修道院で神に仕えたほうが世の中のためです」
ここまでの話からして、マリアの味方をするだろうとは思っていた。けれど、なぜそこまで言われなければならないのか。
(ゲームとは違って、私とレイノルドは仲が良い姉弟のはずなのに……)
ゲームの強制力のせいとはいえ、あまりのショックに弟を見つめるものの、これまで以上に酷い侮蔑の視線を向けられ、思わずその視線に堪えきれず俯いてしまう。
すると、隣にいたはずの公爵様が私を庇うように前に出ると、レイノルドを凄むように睨んだ。
「証拠も何も出揃わぬまま、彼女の罪だと決めつけて、それで修道院送りにすると? ふざけている!」
公爵様の低い声が廊下に響き渡る。
けれど、レイノルドはそれに怯むどころか、淡々と言葉を返した。
「ふざけてなどいませんよ。陛下と父上が決めたことです」
「……国王陛下が承諾されたのですか?」
「ええ。父上はそうおっしゃっていました。王太子殿下がマリアと共に陛下に謁見し、父も同席して婚約破棄を承諾した、その流れで修道院行きを決めたと聞いています」
「……は? 今なんと? 男爵家の令嬢が婚約破棄の話し合いに同席したというのですか?」
レイノルドの話に公爵様は驚きを通り越し、唖然とした表情を浮かべる。
いくら王太子の我儘とはいえ、私との婚約破棄の話し合いに、浮気相手であるマリアを同席させるなんて……本当に訳がわからない。
本来ならあり得ない話だし、そこでお父様が憤慨しないのもおかしすぎる。
その上、マリアは男爵令嬢――国王に個人として謁見するには身分が低すぎる。
(ゲームでもそんな展開、聞いたことないわ。一体どういうことなの!?)
「二人とも何をそんなに驚いているんです? マリアならば陛下が同席をお許しになるのも当然ではありませんか」
当然と言われても、何を根拠にそんなことを言っているのか。
ゲームの強制力にしては、あまりにも不自然というか、強引というか……何かがおかしい。
どうしたものかと、私と公爵様が思わず再び顔を見合わせた、その時だった。
レイノルドが一瞬ニヤッと微笑んだかと思うと、私の後方からほんのり甘い香りと共に、足音が聞こえてきた。
「騒がしいな。こんなところで一体何をしている」
振り返るとそこには、父であるアラベスク侯爵の姿があった。
「姉上、舞踏会の後どこへ行かれていたのですか? 殿下の呼び掛けを振り切るなんて……」
そこまで言ったところで、顔を上げ切ったレイノルドと公爵様の目が合った。
当然のことながら、私だけだと思っていたのだろう。
レイノルドの目じりと眉がさらに釣り上がり、まるで汚れたものでも見るかのように私を睨みつけた。
「……マリアを隠れて虐めるだけでは飽き足らず、次は公爵閣下を誑し込みましたか、さすがですね。腹黒な姉上はやることが違う」
「誑し込むですって……!? 私にもですが、公爵様に失礼です! レイノルド!」
レイノルドのあまりの言葉に思わず強く言い返してしまう。
とはいえ、何かがおかしい……。一体彼に何が起きてしまったの?
いくら調子に乗っているのだとしても、私の知るレイノルドは、自分より身分が上の相手にこんな言い方ができる性格ではなかった。
(それに、私との仲も悪くはなかったのに……)
卒業式が迫り忙しくしていた私は、ここ数日、家の中でもレイノルドとはあまり顔を合わせていなかった。
この数日の間にレイノルドに一体何があったの?
乙女ゲームの中で、弟のレイノルドは攻略対象のうちの一人で、幼い頃から悪役令嬢である姉に虐げられて育った彼は、ヒロインを虐めるための手駒としてロベリアに振り回される。
ヒロインが現れ、ロベリアの手駒から解放されたレイノルドは、復讐心から姉を追い込み、暗殺者を手引きして、ロベリアを暗殺する。
そしてその後、実の姉を殺害してしまった罪に苦しむ。
その苦しみから解放してくれるのがヒロインなのだ。
けれど、それはゲームの中の話。
私は決してレイノルドを虐げていないし、つい先日までは、普通に仲の良い姉と弟として暮らしていたのだ。
これもきっと何かしらのゲームの強制力が働いているのだろう。
(人の心までゲームの強制力によって操られてしまうなんて……)
そんな私の思いを知るはずもないレイノルドは、侮蔑の視線を向けてくる。
「違いましたか? 王太子殿下に婚約破棄された途端、次の男を連れて来るなんて、そう思われても当然じゃないですか」
「そんな訳ないじゃない! なんてこと言うの!」
怒りを露わにするものの、レイノルドは全く怯む様子もなく、それどころか、私を嘲笑うような視線を向けてくる。
「それに婚約破棄についても、あの場では承諾はしていません。陛下とお父様次第のはずです」
「そんなもの、とっくに陛下と父上に承諾されたに決まっているじゃないですか。だって、あのマリアを貶めたのですよ? 許されて良い訳がない」
そう話すレイノルドの表情はどこか狂気めいていて、思わず後退りそうになる私を、後ろから公爵様が支えてくれる。
すると、それまで黙って聞いていた公爵様がレイノルドに問いかけた。
「婚約破棄が承諾されたということは、アラベスク嬢がケルビン嬢を虐めていた証拠が出た、ということですか?」
「そ、それは……マリアが言っているのだから、真実に違いない! 疑ってかかるなど、彼女に失礼じゃないか!」
(この弟は一体何を言っているのかしら?)
呆れ果て、思わず口から出そうになる言葉を必死に堪えていると、同じく呆れ果てた表情をした公爵様と目が合う。
無茶苦茶なことを言っているのに、本人にはその自覚がないらしい。
(まあでもきっとゲームの強制力のせいよね……)
呆れながらも私が納得の表情を滲ませると、レイノルドはさらに不敵な笑みを浮かべ、なぜか勝ち誇った様子で一歩前に出た。
「まあでも、もう遅いと思いますけど。修道院からの迎えもそろそろ着くんじゃないですか?」
(やっぱり公爵様に会ったくらいじゃ変わらないわよね~。まあでも、追放暗殺ルートじゃなくて良かった……! やっぱり最後のマリアの台詞は関係なかったのね!)
修道院と聞いて思わず安堵の表情を浮かべてしまう。
ところが、安堵する私とは対照的に、公爵様は険しい表情でレイノルドに詰め寄った。
「修道院? どういうことです?」
「姉上のような王太子殿下から婚約破棄されるような腹黒い人間は、侯爵家の恥ですから。他に嫁ぐことも望めない。厳しい修道院で神に仕えたほうが世の中のためです」
ここまでの話からして、マリアの味方をするだろうとは思っていた。けれど、なぜそこまで言われなければならないのか。
(ゲームとは違って、私とレイノルドは仲が良い姉弟のはずなのに……)
ゲームの強制力のせいとはいえ、あまりのショックに弟を見つめるものの、これまで以上に酷い侮蔑の視線を向けられ、思わずその視線に堪えきれず俯いてしまう。
すると、隣にいたはずの公爵様が私を庇うように前に出ると、レイノルドを凄むように睨んだ。
「証拠も何も出揃わぬまま、彼女の罪だと決めつけて、それで修道院送りにすると? ふざけている!」
公爵様の低い声が廊下に響き渡る。
けれど、レイノルドはそれに怯むどころか、淡々と言葉を返した。
「ふざけてなどいませんよ。陛下と父上が決めたことです」
「……国王陛下が承諾されたのですか?」
「ええ。父上はそうおっしゃっていました。王太子殿下がマリアと共に陛下に謁見し、父も同席して婚約破棄を承諾した、その流れで修道院行きを決めたと聞いています」
「……は? 今なんと? 男爵家の令嬢が婚約破棄の話し合いに同席したというのですか?」
レイノルドの話に公爵様は驚きを通り越し、唖然とした表情を浮かべる。
いくら王太子の我儘とはいえ、私との婚約破棄の話し合いに、浮気相手であるマリアを同席させるなんて……本当に訳がわからない。
本来ならあり得ない話だし、そこでお父様が憤慨しないのもおかしすぎる。
その上、マリアは男爵令嬢――国王に個人として謁見するには身分が低すぎる。
(ゲームでもそんな展開、聞いたことないわ。一体どういうことなの!?)
「二人とも何をそんなに驚いているんです? マリアならば陛下が同席をお許しになるのも当然ではありませんか」
当然と言われても、何を根拠にそんなことを言っているのか。
ゲームの強制力にしては、あまりにも不自然というか、強引というか……何かがおかしい。
どうしたものかと、私と公爵様が思わず再び顔を見合わせた、その時だった。
レイノルドが一瞬ニヤッと微笑んだかと思うと、私の後方からほんのり甘い香りと共に、足音が聞こえてきた。
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