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謝罪と感謝
使者が来た翌日、私とお父様は国王陛下に会うため、王宮へと向かうことになった。
アラベスク侯爵邸を出発した馬車には、ランス様も乗っている。
あの日、使者が帰ってすぐ、お父様はハーティス公爵家へ手紙を出した。
事の仔細を知ったランス様は、すぐに準備を整え、今朝早く我が家にやってきてくださったのだ。
「ハーティス公爵、わざわざお越しいただき申し訳ありません」
「いえ、お知らせくださりありがとうございます。何もなければ良いのですが、もしものことがありますから……」
「もしものこと……ですか?」
二人の重い空気に、私はわけがわからず首を傾げると、お父様はため息混じりに隣に座る私を見た。
「先日王太子殿下が我が家に来ただろう。王家があんな無茶な話を持ち出したのも聖女と言われるお前を自国にとどめておきたいからだ。まあ、あわよくば王家に取り込みたいのだろうな」
「……なるほど。そういう意図があったのですね」
「だからこそ、私が来たのですよ。我が家もそれなりに権力を持つ家柄ですし、自国にとどめておきたい、という部分はクリアできますから」
(『それなりに権力を持つ家柄』……筆頭公爵家のご当主様が何をおっしゃっているのか……)
ハーティス公爵家は、王家の血も引いている由緒あるお家柄。
先日まで筆頭公爵家だったサハウェイ公爵家が失脚したことで、筆頭公爵家となった。
私はそんな家の当主であるランス様の婚約者。
王家もそう簡単に手出しはできないだろう。
書簡を読んだ後、お父様が言っていた意味を私はようやく理解した。
「ランス様、ありがとうございます」
「私はロベリアを手放す気はありませんから」
笑顔で言っているはずなのに、なぜか背筋がザワザワして仕方なかった。
◇
王宮に着くと、なぜかノルン辺境伯改め、ノルン魔術師団長が出迎えてくださった。
「お待ちしておりました。アラベスク侯爵、ロベリア嬢。そして、ハーティス公爵。やはりいらっしゃいましたね」
「お久しぶりです。ノルン師団長。……なぜ師団長がお出迎えに?」
事情を話したはずなのに、聖女というパワーワードで他が抜け落ちているのか、お父様は不思議そうにノルン師団長に問いかける。
そんなお父様に師団長は満面の笑みを浮かべた。
「アラベスク嬢の聖魔法を現場で確認して、陛下にご報告したのは私でしたから、見届ける義務があると思いまして。この後の陛下との謁見も同席させていただきます」
「そういうことでしたか。わかりました。実は、私は娘が魔法を使えるというのを先日聞いたばかりでして……。よろしく頼みます」
(ノルン師団長も同席してくださるならきっと大丈夫ね。ランス様を応援してくださっていたし、私たちの力になってくださるはず)
少しホッとしているとエスコートしてくださっているランス様と目が合う。
同じことを思ったようで、ランス様もさきほどより少し柔らかい表情で微笑んだ。
四人で謁見室に入ると、国王陛下と王妃殿下が玉座に座り、部屋の端には精密な魔力測定を行うための大きな魔道具が置かれていた。
そして、謁見室にも関わらず、まるで尋問でも行うかのように、玉座の向かいには椅子が二つ並んでいる。
椅子を見たランス様は、一気に顔色を変えた。
(これはどういうことなのかしら……? 私容疑者か何かなの??)
不思議に思いながらも、お父様が挨拶に前へ向かったため、私もそれに続く。
ランス様は難しい顔をした後、ノルン師団長と共に少し後ろをついてきた。
「陛下、王妃殿下。ロイド・アラベスク、お召しにより参上いたしました」
「ロベリアでございます」
「よく来たな。先の事件のことで、そなたには聞きたいことがあってな。急に呼び立ててすまない」
陛下は笑顔でそう言って、私たちに席をすすめた。
謁見の席で対面の椅子などこれまで経験がなく、私もお父様も心臓が飛び出しそうなほど緊張している。
できるものなら早くすませてしまいたい……!
すると、そんな私の思いを察したのか、国王陛下が話を切り出した。
「侯爵、それにロベリア、王太子の件については、本当に申し訳なかった。魅了が使われていたと報告を受けたが、本来であれば王族に魅了は効かないはずなのだ。あやつに付け入る隙があったからに他ならない」
厳しい表情で告げる陛下とは反対に、王妃殿下は悲しそうな、悔しそうな表情になる。
この反応を見るに、きっとヘンリー王太子は廃嫡になるのだろう。
そんな王妃殿下を気にすることなく、陛下は視線を変え、じっと私一人を見ると再び口を開いた。
「今回の件では、ロベリア、そなたには本当に感謝している。そなたがいなければ、この国はあの女に乗っ取られていただろう。我が国を救ってくれて、ありがとう」
そう言って国王陛下と王妃殿下が揃って頭を下げる。
私とお父様は戸惑いながらも陛下に頭を上げるよう促した。
「へ、陛下っ!? 王妃殿下も! 頭を上げてください!!」
迷いながらもゆっくりと頭を上げた陛下は、私たちより少し後ろを見てホッとした顔になり、手招きをした。
「ハーティス公。話には聞いていたが、成立したようだな」
「はい、陛下。つつがなく。私ハーティス公爵家当主ランズベルトとロベリア嬢の婚約は無事成立いたしました」
「そうかそうか。ならば良し。ランズベルトであれば、全く問題ないだろう」
「ありがとうございます!! 陛下!」
国王陛下に婚約を認められ、喜んだのも束の間、ここから聖女の説明が始まり、いたたまれない時間を過ごすことに羽目になった。
アラベスク侯爵邸を出発した馬車には、ランス様も乗っている。
あの日、使者が帰ってすぐ、お父様はハーティス公爵家へ手紙を出した。
事の仔細を知ったランス様は、すぐに準備を整え、今朝早く我が家にやってきてくださったのだ。
「ハーティス公爵、わざわざお越しいただき申し訳ありません」
「いえ、お知らせくださりありがとうございます。何もなければ良いのですが、もしものことがありますから……」
「もしものこと……ですか?」
二人の重い空気に、私はわけがわからず首を傾げると、お父様はため息混じりに隣に座る私を見た。
「先日王太子殿下が我が家に来ただろう。王家があんな無茶な話を持ち出したのも聖女と言われるお前を自国にとどめておきたいからだ。まあ、あわよくば王家に取り込みたいのだろうな」
「……なるほど。そういう意図があったのですね」
「だからこそ、私が来たのですよ。我が家もそれなりに権力を持つ家柄ですし、自国にとどめておきたい、という部分はクリアできますから」
(『それなりに権力を持つ家柄』……筆頭公爵家のご当主様が何をおっしゃっているのか……)
ハーティス公爵家は、王家の血も引いている由緒あるお家柄。
先日まで筆頭公爵家だったサハウェイ公爵家が失脚したことで、筆頭公爵家となった。
私はそんな家の当主であるランス様の婚約者。
王家もそう簡単に手出しはできないだろう。
書簡を読んだ後、お父様が言っていた意味を私はようやく理解した。
「ランス様、ありがとうございます」
「私はロベリアを手放す気はありませんから」
笑顔で言っているはずなのに、なぜか背筋がザワザワして仕方なかった。
◇
王宮に着くと、なぜかノルン辺境伯改め、ノルン魔術師団長が出迎えてくださった。
「お待ちしておりました。アラベスク侯爵、ロベリア嬢。そして、ハーティス公爵。やはりいらっしゃいましたね」
「お久しぶりです。ノルン師団長。……なぜ師団長がお出迎えに?」
事情を話したはずなのに、聖女というパワーワードで他が抜け落ちているのか、お父様は不思議そうにノルン師団長に問いかける。
そんなお父様に師団長は満面の笑みを浮かべた。
「アラベスク嬢の聖魔法を現場で確認して、陛下にご報告したのは私でしたから、見届ける義務があると思いまして。この後の陛下との謁見も同席させていただきます」
「そういうことでしたか。わかりました。実は、私は娘が魔法を使えるというのを先日聞いたばかりでして……。よろしく頼みます」
(ノルン師団長も同席してくださるならきっと大丈夫ね。ランス様を応援してくださっていたし、私たちの力になってくださるはず)
少しホッとしているとエスコートしてくださっているランス様と目が合う。
同じことを思ったようで、ランス様もさきほどより少し柔らかい表情で微笑んだ。
四人で謁見室に入ると、国王陛下と王妃殿下が玉座に座り、部屋の端には精密な魔力測定を行うための大きな魔道具が置かれていた。
そして、謁見室にも関わらず、まるで尋問でも行うかのように、玉座の向かいには椅子が二つ並んでいる。
椅子を見たランス様は、一気に顔色を変えた。
(これはどういうことなのかしら……? 私容疑者か何かなの??)
不思議に思いながらも、お父様が挨拶に前へ向かったため、私もそれに続く。
ランス様は難しい顔をした後、ノルン師団長と共に少し後ろをついてきた。
「陛下、王妃殿下。ロイド・アラベスク、お召しにより参上いたしました」
「ロベリアでございます」
「よく来たな。先の事件のことで、そなたには聞きたいことがあってな。急に呼び立ててすまない」
陛下は笑顔でそう言って、私たちに席をすすめた。
謁見の席で対面の椅子などこれまで経験がなく、私もお父様も心臓が飛び出しそうなほど緊張している。
できるものなら早くすませてしまいたい……!
すると、そんな私の思いを察したのか、国王陛下が話を切り出した。
「侯爵、それにロベリア、王太子の件については、本当に申し訳なかった。魅了が使われていたと報告を受けたが、本来であれば王族に魅了は効かないはずなのだ。あやつに付け入る隙があったからに他ならない」
厳しい表情で告げる陛下とは反対に、王妃殿下は悲しそうな、悔しそうな表情になる。
この反応を見るに、きっとヘンリー王太子は廃嫡になるのだろう。
そんな王妃殿下を気にすることなく、陛下は視線を変え、じっと私一人を見ると再び口を開いた。
「今回の件では、ロベリア、そなたには本当に感謝している。そなたがいなければ、この国はあの女に乗っ取られていただろう。我が国を救ってくれて、ありがとう」
そう言って国王陛下と王妃殿下が揃って頭を下げる。
私とお父様は戸惑いながらも陛下に頭を上げるよう促した。
「へ、陛下っ!? 王妃殿下も! 頭を上げてください!!」
迷いながらもゆっくりと頭を上げた陛下は、私たちより少し後ろを見てホッとした顔になり、手招きをした。
「ハーティス公。話には聞いていたが、成立したようだな」
「はい、陛下。つつがなく。私ハーティス公爵家当主ランズベルトとロベリア嬢の婚約は無事成立いたしました」
「そうかそうか。ならば良し。ランズベルトであれば、全く問題ないだろう」
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