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転生した子供部屋悪役令嬢は、悠々快適溺愛ライフを満喫したい!
第26話「彼の誓いと、誓いきれない私」
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……扉が開いた瞬間、視界が白く弾けた。
朝の薄暗さの名残はもうなく、空は雲ひとつない青空。
光が白いドレスに反射して、まるで自分自身が光を放っているかのようだ。
いや、眩しすぎて目が開かないんだけど!?太陽本気出し過ぎだろ……
視線を下へ向けると、階段の下には豪華な馬車と、びしっと整列した近衛兵たち。
あぁぁぁ!!なにこれ!?
待機してる人数が桁違い!一人や二人じゃなくて百人規模!!
医療ドラマの『院長回診』でも、こんなに大名行列しねぇから!!
逃げたい……今すぐ逃げたい……
けど、ここでドレス姿のまま逃げ出したら、全員ハンター化して秒で捕獲される未来しか見えない。
諦めて、先頭の金の家紋が輝く真っ白な馬車へと足を運ぶ。
乗り込むと、意外にも中は静かで、私一人。
……いやいや、一人って逆に落ち着かないんだが!?
誰か話し相手がいないと、不安がどんどん膨れ上がっていく。
心拍数は上昇、血圧も上昇、発汗も増加。完全に交感神経がフル稼働。
これ、もしもバイタル測られたら『急性心不全疑い』とかカルテに書かれるやつ。
しかも冷や汗まで出てる。ちょっと待って、ドレスに汗染みとか出来ないよね!?
高級シルクに私の塩分含んだ汗って、絶対に相性悪い気がするんだけど!?
そんな私の心配を知る由もなく、馬車はゆったりと動き出し、公爵邸を後にした。
門を出た瞬間、目に飛び込んできたのは……街道の両脇を埋め尽くす人、人、人。
公爵家の馬車が通るたび、歓声が波のように押し寄せてくる。
「きゃー!アリエルさまー!」
「お美しいーー!!」
……いや、私まだ心の準備できてないんだけど!?
でも、沿道でピョンピョン飛び跳ねる幼児たちが花を撒いてくれて、花びらがドレスの裾に舞い落ちるのは、正直きれいだ。
きれいだけど……お願いだから、もう少し地味にして……!!
お姉さん…もうちょっと地味に行きたいんだ…ありがたいけどさ…
深呼吸。深呼吸。
ほら、毎日やらされた笑顔のレッスンを思い出せ。
医者だった頃は無表情で仕事してたけど、今は『女優スマイル』が必須。
目を閉じ、呼吸を整え、この世界で過ごした楽しい記憶を手繰り寄せる。
エドと行った大きな本屋。二人で駆け抜けた市場の路地。
夕暮れの街で繋いだ手。夏の夜空を裂いた花火。そして……初めて重ねた唇。
……気づけば、思い出すのはエドとのことばかり。
「アリエルさまーっ!!」
「きれーい!!」
沿道から名前を呼ぶ声に、はっと目を開く。
声のする方へ微笑んでみると、小さな女の子が両手いっぱいに花びらを抱え、必死に背伸びしていた。
車輪に近づきすぎないように、兵士が静かに腕で制してくれている。
「アリエルさまー!おはなーっ!」
ひらひらと舞い込む花びら。
ぎこちなく手を上げて振ってみる。
途端にわぁっと歓声が広がり、子供たちが嬉しそうに跳ね回った。
これが、王太子との婚約ってやつか。
国中を巻き込むイベント。背負わされる重圧。
怖気づきそうになるたび、心の中で悪態をつく。
なんで、こんな時に限ってエドはいないんだよ!!!
長い王宮への道のりの間、考えていたのは……結局、彼のことばかりだった。
初めて王宮に来た時とはまるで別世界。
今回は何倍もの長い道のりを経て、ようやく馬車は王宮前に辿り着いた。
近衛兵たちの一斉の敬礼、号令とともに鳴り響く式典用楽団の壮大な演奏。
馬車に掲げられていたクローバー公爵家の紋章旗が下ろされ、代わりに王家の旗が高々と掲げられる。
その瞬間、肩書は『クローバー公爵令嬢アリエル』から『王太子妃の婚約者』へと変わったのだと突き付けられる。
……二時間は超えてたよな。
腰がバッキバキ、笑顔もついに痙攣しそうなんだけど。
やっと馬車の扉が開かれ、外の空気を吸えると思った瞬間、広場からはまるでフェスの開幕かと思うような大歓声が押し寄せる。
「……うそでしょ」
この前来た王宮とは雰囲気がまるで違う。
王家の旗は誇らしげに翻り、柱も階段も花やリースで飾り付けられ、衛兵の列は果てしなく続く。
赤い絨毯の上を進むたび、官僚や騎士団長たちが一斉に頭を垂れ、音だけが波のように押し寄せる。
……文字通り、花道。いや、花道過ぎる。
廊下も階段も、視線の洪水。
『アリーナー!』『こっち向いてー!』なんて軽口を叩ける度胸があれば楽なんだろうけど、そんなの無理。
緊張とコルセットの圧迫で呼吸がどんどん浅くなり、頭がぼんやりしてくる。
でも。
ふと顔を上げれば、見慣れた氷青色の瞳と目が合う。
ほんの一瞬、それだけで胸の奥に空気が流れ込んだように、息が少し楽になる気がした。
まだ遠い。まだ辿り着けない。
駆け出してしまいたい衝動を必死で抑え、やっとの思いで玉座の前に到達する。
会場全体がしんと静まり返る。
裾を両脇に広げ、深々とカーテンシーを取る。
「よく参った、クローバー公爵令嬢アリエル・C・ラバー」
王の声が高らかに響く。
同時にエドの氷青色の瞳が一瞬こちらを射抜き、公の場にふさわしく凛々しい表情を保ちながらも、その唇の端がわずかに柔らかく緩む。
そして誓約文が読み上げられる。
「これより、アストリア王国の王太子エドガー・ルクス・アストリア殿下と、クローバー公爵令嬢アリエル・C・ラバー様との婚約の誓約を執り行います。
アストリアの神々の御前において、この誓約は国と王家により永遠に記され、その絆は未来の王国の礎となることでしょう」
……静寂。
その中でやけに自分の心臓の音だけが大きく響いて、全員に聞かれている気がして仕方ない。
「王太子エドガー・ルクス・アストリア殿下。
汝はこの令嬢を未来の伴侶として迎え、その身を守り、その心を支え、共に国を背負う覚悟を持ちますか」
ゆっくりと、エドの視線が向けられる。
「はい、誓います」
きっぱりとした低い声が響いた瞬間、会場がざわめいた。
王太子が私をまっすぐ見つめて誓った……ただそれだけで、息を呑む人が大勢いるのがわかる。
「クローバー公爵令嬢アリエル・C・ラバー様。
汝は王太子を未来の夫とし、その歩みを共にし、王家に仕え、国の繁栄を共に祈り支える覚悟を持ちますか」
……覚悟?そんなの、あるわけない。
喉はカラカラ。足は小鹿のように震え、指先は痺れて感覚がない。
今すぐドレスを脱ぎ捨てて、ネグリジェに着替えてベッドに潜り込みたい。
オペ室で初執刀した時だって、ここまでガタガタ震えなかったのに!
でも……
お前が私にこの場所に立つことを望んだんだろ、エド。
「……はい、誓います」
震える声を隠しきれないまま、それでもはっきりと答えた。
「指輪を」
侍従が宝飾箱を捧げ持ち、ゆっくりと前に進み出る。
荘厳な空気の中、エドがその箱から指輪を取り出すと、躊躇いなく隣の私へ歩み寄った。
「……アリエル、手を」
会場の視線が一斉にこちらに注がれる。
もう気を失いそうになる。
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ……
脳内で必死に呪文のように繰り返す。
けれど中々手を差し出せない私に、エドが少し屈み、耳元で低く囁いた。
「先日の約束は覚えているかな?」
……先日の約束?
脳裏に甦る。
『……何も無い時はネグリジェで部屋にダラダラしたい…』
『いいね。俺もご一緒させてもらえるかな?』
そうだ、あの時。
「加えて、君の望むだけの最高級寝具に本も取り揃えよう」
「え♡嬉しい」
そのやり取りを思い出した瞬間、条件反射のようにポンと両手を差し出してしまう。
すかさず左手を取られ……その薬指に、見たこともないほど大きな指輪がはめられた。
光の加減で紫から赤へと揺らめく、不思議な宝石。
その周囲を取り巻く無数の煌めきは……たぶん全部ダイヤ。
「っ……!!」
眩暈がするほどの重み。
会場中から歓声と拍手がどっと沸き起こる。
「わぁぁぁぁぁ!!!」
はああああぁぁぁぁ!?!?
なにこれ!?甘い言葉で釣られて、まんまと嵌められたぁぁぁ!!
こいつ、収穫祭で私が怒ったことなんて一ミリも反省してない!!
……私がちょろいんじゃない。こいつが腹黒すぎるんだ!!!
朝の薄暗さの名残はもうなく、空は雲ひとつない青空。
光が白いドレスに反射して、まるで自分自身が光を放っているかのようだ。
いや、眩しすぎて目が開かないんだけど!?太陽本気出し過ぎだろ……
視線を下へ向けると、階段の下には豪華な馬車と、びしっと整列した近衛兵たち。
あぁぁぁ!!なにこれ!?
待機してる人数が桁違い!一人や二人じゃなくて百人規模!!
医療ドラマの『院長回診』でも、こんなに大名行列しねぇから!!
逃げたい……今すぐ逃げたい……
けど、ここでドレス姿のまま逃げ出したら、全員ハンター化して秒で捕獲される未来しか見えない。
諦めて、先頭の金の家紋が輝く真っ白な馬車へと足を運ぶ。
乗り込むと、意外にも中は静かで、私一人。
……いやいや、一人って逆に落ち着かないんだが!?
誰か話し相手がいないと、不安がどんどん膨れ上がっていく。
心拍数は上昇、血圧も上昇、発汗も増加。完全に交感神経がフル稼働。
これ、もしもバイタル測られたら『急性心不全疑い』とかカルテに書かれるやつ。
しかも冷や汗まで出てる。ちょっと待って、ドレスに汗染みとか出来ないよね!?
高級シルクに私の塩分含んだ汗って、絶対に相性悪い気がするんだけど!?
そんな私の心配を知る由もなく、馬車はゆったりと動き出し、公爵邸を後にした。
門を出た瞬間、目に飛び込んできたのは……街道の両脇を埋め尽くす人、人、人。
公爵家の馬車が通るたび、歓声が波のように押し寄せてくる。
「きゃー!アリエルさまー!」
「お美しいーー!!」
……いや、私まだ心の準備できてないんだけど!?
でも、沿道でピョンピョン飛び跳ねる幼児たちが花を撒いてくれて、花びらがドレスの裾に舞い落ちるのは、正直きれいだ。
きれいだけど……お願いだから、もう少し地味にして……!!
お姉さん…もうちょっと地味に行きたいんだ…ありがたいけどさ…
深呼吸。深呼吸。
ほら、毎日やらされた笑顔のレッスンを思い出せ。
医者だった頃は無表情で仕事してたけど、今は『女優スマイル』が必須。
目を閉じ、呼吸を整え、この世界で過ごした楽しい記憶を手繰り寄せる。
エドと行った大きな本屋。二人で駆け抜けた市場の路地。
夕暮れの街で繋いだ手。夏の夜空を裂いた花火。そして……初めて重ねた唇。
……気づけば、思い出すのはエドとのことばかり。
「アリエルさまーっ!!」
「きれーい!!」
沿道から名前を呼ぶ声に、はっと目を開く。
声のする方へ微笑んでみると、小さな女の子が両手いっぱいに花びらを抱え、必死に背伸びしていた。
車輪に近づきすぎないように、兵士が静かに腕で制してくれている。
「アリエルさまー!おはなーっ!」
ひらひらと舞い込む花びら。
ぎこちなく手を上げて振ってみる。
途端にわぁっと歓声が広がり、子供たちが嬉しそうに跳ね回った。
これが、王太子との婚約ってやつか。
国中を巻き込むイベント。背負わされる重圧。
怖気づきそうになるたび、心の中で悪態をつく。
なんで、こんな時に限ってエドはいないんだよ!!!
長い王宮への道のりの間、考えていたのは……結局、彼のことばかりだった。
初めて王宮に来た時とはまるで別世界。
今回は何倍もの長い道のりを経て、ようやく馬車は王宮前に辿り着いた。
近衛兵たちの一斉の敬礼、号令とともに鳴り響く式典用楽団の壮大な演奏。
馬車に掲げられていたクローバー公爵家の紋章旗が下ろされ、代わりに王家の旗が高々と掲げられる。
その瞬間、肩書は『クローバー公爵令嬢アリエル』から『王太子妃の婚約者』へと変わったのだと突き付けられる。
……二時間は超えてたよな。
腰がバッキバキ、笑顔もついに痙攣しそうなんだけど。
やっと馬車の扉が開かれ、外の空気を吸えると思った瞬間、広場からはまるでフェスの開幕かと思うような大歓声が押し寄せる。
「……うそでしょ」
この前来た王宮とは雰囲気がまるで違う。
王家の旗は誇らしげに翻り、柱も階段も花やリースで飾り付けられ、衛兵の列は果てしなく続く。
赤い絨毯の上を進むたび、官僚や騎士団長たちが一斉に頭を垂れ、音だけが波のように押し寄せる。
……文字通り、花道。いや、花道過ぎる。
廊下も階段も、視線の洪水。
『アリーナー!』『こっち向いてー!』なんて軽口を叩ける度胸があれば楽なんだろうけど、そんなの無理。
緊張とコルセットの圧迫で呼吸がどんどん浅くなり、頭がぼんやりしてくる。
でも。
ふと顔を上げれば、見慣れた氷青色の瞳と目が合う。
ほんの一瞬、それだけで胸の奥に空気が流れ込んだように、息が少し楽になる気がした。
まだ遠い。まだ辿り着けない。
駆け出してしまいたい衝動を必死で抑え、やっとの思いで玉座の前に到達する。
会場全体がしんと静まり返る。
裾を両脇に広げ、深々とカーテンシーを取る。
「よく参った、クローバー公爵令嬢アリエル・C・ラバー」
王の声が高らかに響く。
同時にエドの氷青色の瞳が一瞬こちらを射抜き、公の場にふさわしく凛々しい表情を保ちながらも、その唇の端がわずかに柔らかく緩む。
そして誓約文が読み上げられる。
「これより、アストリア王国の王太子エドガー・ルクス・アストリア殿下と、クローバー公爵令嬢アリエル・C・ラバー様との婚約の誓約を執り行います。
アストリアの神々の御前において、この誓約は国と王家により永遠に記され、その絆は未来の王国の礎となることでしょう」
……静寂。
その中でやけに自分の心臓の音だけが大きく響いて、全員に聞かれている気がして仕方ない。
「王太子エドガー・ルクス・アストリア殿下。
汝はこの令嬢を未来の伴侶として迎え、その身を守り、その心を支え、共に国を背負う覚悟を持ちますか」
ゆっくりと、エドの視線が向けられる。
「はい、誓います」
きっぱりとした低い声が響いた瞬間、会場がざわめいた。
王太子が私をまっすぐ見つめて誓った……ただそれだけで、息を呑む人が大勢いるのがわかる。
「クローバー公爵令嬢アリエル・C・ラバー様。
汝は王太子を未来の夫とし、その歩みを共にし、王家に仕え、国の繁栄を共に祈り支える覚悟を持ちますか」
……覚悟?そんなの、あるわけない。
喉はカラカラ。足は小鹿のように震え、指先は痺れて感覚がない。
今すぐドレスを脱ぎ捨てて、ネグリジェに着替えてベッドに潜り込みたい。
オペ室で初執刀した時だって、ここまでガタガタ震えなかったのに!
でも……
お前が私にこの場所に立つことを望んだんだろ、エド。
「……はい、誓います」
震える声を隠しきれないまま、それでもはっきりと答えた。
「指輪を」
侍従が宝飾箱を捧げ持ち、ゆっくりと前に進み出る。
荘厳な空気の中、エドがその箱から指輪を取り出すと、躊躇いなく隣の私へ歩み寄った。
「……アリエル、手を」
会場の視線が一斉にこちらに注がれる。
もう気を失いそうになる。
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ……
脳内で必死に呪文のように繰り返す。
けれど中々手を差し出せない私に、エドが少し屈み、耳元で低く囁いた。
「先日の約束は覚えているかな?」
……先日の約束?
脳裏に甦る。
『……何も無い時はネグリジェで部屋にダラダラしたい…』
『いいね。俺もご一緒させてもらえるかな?』
そうだ、あの時。
「加えて、君の望むだけの最高級寝具に本も取り揃えよう」
「え♡嬉しい」
そのやり取りを思い出した瞬間、条件反射のようにポンと両手を差し出してしまう。
すかさず左手を取られ……その薬指に、見たこともないほど大きな指輪がはめられた。
光の加減で紫から赤へと揺らめく、不思議な宝石。
その周囲を取り巻く無数の煌めきは……たぶん全部ダイヤ。
「っ……!!」
眩暈がするほどの重み。
会場中から歓声と拍手がどっと沸き起こる。
「わぁぁぁぁぁ!!!」
はああああぁぁぁぁ!?!?
なにこれ!?甘い言葉で釣られて、まんまと嵌められたぁぁぁ!!
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