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一章 純白の鬼
5話
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「迷宮(ダンジョン)か。 なるほど、道理で冒険者を集めているわけだ」
パティアが取り出した依頼書の中に目を通す。
そこでようやく俺のような冒険者が街から呼ばれる理由も理解できた。
魔物の巣窟であるダンジョンが村の近くに出現したからだ。
複雑に入り組んだ地形を踏破して、最下層に居る『ボス』を討伐しなければ、ダンジョンは永遠と魔物を生み出し続ける。それを抑え込む、もしくは攻略するためには、少しでも多くの冒険者が必要となるのだ。
「この規模の村では手に余る問題でして。 街から冒険者を呼ぶことで、どうにか問題を抑え込んでいたのですが……。」
言いよどむパティアが言いたいことは、すぐに予想がついた。
「あのバルロという男が、新しく来た冒険者を追い出しているわけか。 あの男は追い出せないのか?」
「バルロをリーダーとした『ハーケイン』は周辺で唯一のシルバー級の冒険者パーティなんです。 腕は確かで、周辺の問題解決を一手に担っているのですが……。」
「実際に功績をあげている分、追い出したり避難することもできないわけか。 それであの態度がまかり通っていると」
「そうなのか!? 許せん悪漢だな! 次からは顔を覚えておくとしよう」
事実、彼の冒険者の証はシルバー級である。冒険者として一定の成果を出している証拠だ。
実力だけを見れば、彼も相当のやり手なのだろう。だがそれが問題に拍車を掛けている。
彼がこの地から去れば、被害は拡大するだろう。彼が居なくなったことで新しい冒険者も呼べるが、この村の立地と資産を考えれば高位の冒険者の誘致も簡単ではない。
有力な冒険者の不在の時に万一の事が起これば、対応できずに村を捨てることになってしまう。
冒険者なら仕事場を移すだけだ。しかしこの村に住む人々からすれば死活問題である。
「それで、俺達はバルロの妨害を掻い潜ってダンジョンを攻略する必要があるわけだ」
「そこを何とか、お願いします。 ハーケインだけでは攻略に手間取っているようで、後一手が足りないんです!」
とはいえ純粋に問題を解決すればいいだけではない。
あのバルロという男が協力的とは思えない。全くの逆だ。下手をすれば俺たちは成果を横取りする邪魔者に見えることだろうう。
つまりシルバー級冒険者の妨害をかいくぐり、ダンジョンを攻略しなければならないのだ。
圧倒的な実力があれば問題ないが、アイアン級の、それも転移魔導士の俺にやれることは限られている。
想像以上に状況は複雑そうだった。
「ではまずどうする? 我輩は考えるのが苦手だ。 ファルクスに任せるぞ」
隣ではやる気に満ち溢れているビャクヤが、満面の笑みを浮かべていた。
その笑みの理由は不明だが、ひとつ確認しなければならないことがある。
「なんで組むことが決定してるんだ?」
「不服か? 我輩はお主と同じアイアン級の冒険者だ。 槍術士のジョブにも就いている。 問題はないはずだが」
首をかしげるビャクヤは、問題が分かっていないらしかった。
確かにビャクヤの言い分も分かる。アイアン級の冒険者であり、ジョブは槍を扱う槍術士。レベルは11。俺が13だから、さほど離れているとは言えない。
ジョブの相性的にも悪くないし、もっと言えば最弱である転移魔導士の俺が、組んで欲しいと頼み込んでもおかしくない相手でもある。
ただパーティを組むうえで、ビャクヤは最も大切な物が欠落している。
「ビャクヤさんは魔物駆除の依頼を何度かこなしているため、技量は十分だと思われます。 レベルに関しても、お二人にそこまでの差はありませんし」
「そういう問題じゃない。 小規模とはいえ、ダンジョンの攻略は命懸けだ。 簡単な依頼ならともかく、互いに信頼できる仲間同士じゃなければ、背中を預けることはできない。 ダンジョンの中で裏切られれば、そこまでだからな」
そこまで言って、いや、言ってしまって、大きなため息が口を突く。
この言い分では、俺を追い出したナイトハルトと同じではないか。相手を信用せず、表面上だけで判断して相手を追い出す。絡みつくような嫌悪感と罪悪感に見舞われて、すぐさま撤回する。
「いや、忘れてくれ。 今のは、自分本位だったな」
本来なら、冒険者は簡単な依頼を何度もこなして、息が合うと思った相手とパーティを組む。
だがそれは本来ならば、という前提がある。
転移魔導士である俺に冒険者の定石(セオリー)は通用しない。
攻撃もできない。回復もできない。アイテムを使うだけなら、誰でもできる。
どこのパーティも転移魔導士を欲しがらないのだ。無能で最弱のジョブに命は預けられない。
ここで彼女の申し出を蹴れば、これからはずっと単独(ソロ)での活動を強いられるだろう。
ならばこれから、ビャクヤとチームワークを高めていけばいいではないか。
そう思い立った俺に、ビャクヤはまじめな顔で、首を横に振った。
「いいや、気にすることはない。 お主のいうことは至極真っ当だ。 ただ困った。 我輩は見ての通り、根無し草の放浪人。 預けられる物など持っていない。 困った、実に困った」
俺の言葉を気にするどころか、彼女は笑ってみせた。
そこで袖を引っ張られた。見ればパティアが真剣な表情で、此方を見つめていた。
「ファルクスさん、これだけは言わせてください。 ビャクヤさんはバルロの嫌がらせを受けても、この村に滞在し続けてくれる数少ない冒険者なんです。 私達の村を助けてくれている彼女を、信じてあげることはできませんか?」
出会って間もないが、ビャクヤの性格を考えるに、さほど悪いやつだとは思えない。
なぜビャクヤを疑ってしまったのか。それは、アーシェ達との別れが関係しているようにも思えた。
他人を信用することに対して、臆病になっているのだろうか。
頭を掻きながら、ふとビャクヤに向き直る。
「なぁビャクヤ。 やっぱり――」
そこで、ぱっと白い輝きが視界を舞った。
一瞬、なにが起きたのか理解が追いつかない。
ただ見れば、ビャクヤは手に自分の白い髪の毛を掴んでいる。
もう片方の手には、ナイフ。
彼女は腰まで届く美しい白髪を、自ら切り落としていた。
「な、なにをしてるんだ!?」
「我輩の国では髪を切り、捧げることが忠誠の儀式だとされている。 誰とも知れぬ女の髪など要らぬだろうが、我輩にはこれぐらいしか信頼を証明する方法がないからな。 さぁ! 受け取ってくれ!」
差し出した髪は、山頂に積もる白雪の様に、暖かな輝きを纏っている。
見ればビャクヤは、散っていく髪を見て少し悲し気な笑顔を浮かべていた。
俺が言葉に迷っている間に、パティアが受付窓口から飛び出して、俺の胸倉をつかんできた。
「ファルクスさん! 絶対、ぜっっっっったい、ビャクヤさんと組んでくださいね!? ここで断ったら、バルロより先に私が村から追い出しますから!」
パティアが取り出した依頼書の中に目を通す。
そこでようやく俺のような冒険者が街から呼ばれる理由も理解できた。
魔物の巣窟であるダンジョンが村の近くに出現したからだ。
複雑に入り組んだ地形を踏破して、最下層に居る『ボス』を討伐しなければ、ダンジョンは永遠と魔物を生み出し続ける。それを抑え込む、もしくは攻略するためには、少しでも多くの冒険者が必要となるのだ。
「この規模の村では手に余る問題でして。 街から冒険者を呼ぶことで、どうにか問題を抑え込んでいたのですが……。」
言いよどむパティアが言いたいことは、すぐに予想がついた。
「あのバルロという男が、新しく来た冒険者を追い出しているわけか。 あの男は追い出せないのか?」
「バルロをリーダーとした『ハーケイン』は周辺で唯一のシルバー級の冒険者パーティなんです。 腕は確かで、周辺の問題解決を一手に担っているのですが……。」
「実際に功績をあげている分、追い出したり避難することもできないわけか。 それであの態度がまかり通っていると」
「そうなのか!? 許せん悪漢だな! 次からは顔を覚えておくとしよう」
事実、彼の冒険者の証はシルバー級である。冒険者として一定の成果を出している証拠だ。
実力だけを見れば、彼も相当のやり手なのだろう。だがそれが問題に拍車を掛けている。
彼がこの地から去れば、被害は拡大するだろう。彼が居なくなったことで新しい冒険者も呼べるが、この村の立地と資産を考えれば高位の冒険者の誘致も簡単ではない。
有力な冒険者の不在の時に万一の事が起これば、対応できずに村を捨てることになってしまう。
冒険者なら仕事場を移すだけだ。しかしこの村に住む人々からすれば死活問題である。
「それで、俺達はバルロの妨害を掻い潜ってダンジョンを攻略する必要があるわけだ」
「そこを何とか、お願いします。 ハーケインだけでは攻略に手間取っているようで、後一手が足りないんです!」
とはいえ純粋に問題を解決すればいいだけではない。
あのバルロという男が協力的とは思えない。全くの逆だ。下手をすれば俺たちは成果を横取りする邪魔者に見えることだろうう。
つまりシルバー級冒険者の妨害をかいくぐり、ダンジョンを攻略しなければならないのだ。
圧倒的な実力があれば問題ないが、アイアン級の、それも転移魔導士の俺にやれることは限られている。
想像以上に状況は複雑そうだった。
「ではまずどうする? 我輩は考えるのが苦手だ。 ファルクスに任せるぞ」
隣ではやる気に満ち溢れているビャクヤが、満面の笑みを浮かべていた。
その笑みの理由は不明だが、ひとつ確認しなければならないことがある。
「なんで組むことが決定してるんだ?」
「不服か? 我輩はお主と同じアイアン級の冒険者だ。 槍術士のジョブにも就いている。 問題はないはずだが」
首をかしげるビャクヤは、問題が分かっていないらしかった。
確かにビャクヤの言い分も分かる。アイアン級の冒険者であり、ジョブは槍を扱う槍術士。レベルは11。俺が13だから、さほど離れているとは言えない。
ジョブの相性的にも悪くないし、もっと言えば最弱である転移魔導士の俺が、組んで欲しいと頼み込んでもおかしくない相手でもある。
ただパーティを組むうえで、ビャクヤは最も大切な物が欠落している。
「ビャクヤさんは魔物駆除の依頼を何度かこなしているため、技量は十分だと思われます。 レベルに関しても、お二人にそこまでの差はありませんし」
「そういう問題じゃない。 小規模とはいえ、ダンジョンの攻略は命懸けだ。 簡単な依頼ならともかく、互いに信頼できる仲間同士じゃなければ、背中を預けることはできない。 ダンジョンの中で裏切られれば、そこまでだからな」
そこまで言って、いや、言ってしまって、大きなため息が口を突く。
この言い分では、俺を追い出したナイトハルトと同じではないか。相手を信用せず、表面上だけで判断して相手を追い出す。絡みつくような嫌悪感と罪悪感に見舞われて、すぐさま撤回する。
「いや、忘れてくれ。 今のは、自分本位だったな」
本来なら、冒険者は簡単な依頼を何度もこなして、息が合うと思った相手とパーティを組む。
だがそれは本来ならば、という前提がある。
転移魔導士である俺に冒険者の定石(セオリー)は通用しない。
攻撃もできない。回復もできない。アイテムを使うだけなら、誰でもできる。
どこのパーティも転移魔導士を欲しがらないのだ。無能で最弱のジョブに命は預けられない。
ここで彼女の申し出を蹴れば、これからはずっと単独(ソロ)での活動を強いられるだろう。
ならばこれから、ビャクヤとチームワークを高めていけばいいではないか。
そう思い立った俺に、ビャクヤはまじめな顔で、首を横に振った。
「いいや、気にすることはない。 お主のいうことは至極真っ当だ。 ただ困った。 我輩は見ての通り、根無し草の放浪人。 預けられる物など持っていない。 困った、実に困った」
俺の言葉を気にするどころか、彼女は笑ってみせた。
そこで袖を引っ張られた。見ればパティアが真剣な表情で、此方を見つめていた。
「ファルクスさん、これだけは言わせてください。 ビャクヤさんはバルロの嫌がらせを受けても、この村に滞在し続けてくれる数少ない冒険者なんです。 私達の村を助けてくれている彼女を、信じてあげることはできませんか?」
出会って間もないが、ビャクヤの性格を考えるに、さほど悪いやつだとは思えない。
なぜビャクヤを疑ってしまったのか。それは、アーシェ達との別れが関係しているようにも思えた。
他人を信用することに対して、臆病になっているのだろうか。
頭を掻きながら、ふとビャクヤに向き直る。
「なぁビャクヤ。 やっぱり――」
そこで、ぱっと白い輝きが視界を舞った。
一瞬、なにが起きたのか理解が追いつかない。
ただ見れば、ビャクヤは手に自分の白い髪の毛を掴んでいる。
もう片方の手には、ナイフ。
彼女は腰まで届く美しい白髪を、自ら切り落としていた。
「な、なにをしてるんだ!?」
「我輩の国では髪を切り、捧げることが忠誠の儀式だとされている。 誰とも知れぬ女の髪など要らぬだろうが、我輩にはこれぐらいしか信頼を証明する方法がないからな。 さぁ! 受け取ってくれ!」
差し出した髪は、山頂に積もる白雪の様に、暖かな輝きを纏っている。
見ればビャクヤは、散っていく髪を見て少し悲し気な笑顔を浮かべていた。
俺が言葉に迷っている間に、パティアが受付窓口から飛び出して、俺の胸倉をつかんできた。
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