50 / 100
三章 人形と復讐の行方
51話
しおりを挟む
瞬間的に転移したことに驚いたのか、アテネスはしきりに周囲を見渡している。
月明かりだけが周囲を照らし出す暗闇の中であっても、彼女は不自由なく歩き回っていた。
「すごいすごい! 本当にこんな場所に転移できるんだ! 転移魔導士とは思えない力だよ!」
「本当に? まるで誰かから聞いたような口ぶりだな」
「君は君が思っている以上に有名人だよ。 ワイバーンの複数頭討伐、だっけ。 少し前に街に来た冒険者が、まるで叙事詩の様に君と恋人のことを語っていたよ」
宿屋の中で始める訳にもいかず、かといって相手だけを外に放り出せばどうなるか予想不可能。それも相手はどうやら隠密行動に長けるタイプの様に見える。
そのため直接話を付けようと俺も同時に転移してきたのだが、安易に能力を見せすぎたと後悔していた。
相手のペースに乗せられないよう、話を別の方向へと逸らす。
「アテネス、とか言ったか。 そのアリアとかいう仲間を探し出して、どうするつもりだ?」
「決まってるじゃない。 不幸なすれ違いがあったから、話し合いをして戻ってきてもらうの。 私もアリアと仲が良かったのに、急に出ていっちゃうんだもの。 傷付いちゃったよ」
「それで全身に暗器を忍ばせて迎えに来たってわけか。 話し合いというより、脅迫に近いんじゃないのか」
転移魔導士となって付いた癖に、無意識の内に転移させる対象を観察するという物があった。
そして空間ごとアテネスを転移させた際、人間を転移させるよりも遥かに多くの魔力を使った。
つまりそれだけの物質を彼女が持ち歩いているという事に他ならない。
アテネスは悪びれた様子もなく、袖口から一本のナイフを取り出した。
「女の子が夜中に出歩くのは危ないでしょ? これは護身用なの。 でも……。」
瞬間、アテネスが闇に消える。
「そういう風にも、使えなくはないかな?」
瞬きの間に、アテネスは俺の目の前に迫っていた。
その両手には、数えきれないほどの暗器。
剣を抜くには、遅すぎる。
本能が激しく警鐘を鳴らした。
「空間転移!」
思考より先に、体が動いていた。
自分の体をはるか後方へと転移させて、相手との距離を作る。
だが、行動が安直過ぎた。
転移した先にも、アテネスが投擲したであろう暗器が迫っていた。
それをどうにか地面に伏せるようにして回避する。
すぐさま視線を前に向ければ、またもやアテネスは目の前に迫っていた。
「あはは! 本当にすごい能力だね!」
手には幅広のナイフが一本。
咄嗟に腰の武器を手元に転移させて、アテネスの一撃を受け止める。
火花が散り、暗闇を薄く照らし出す。
「でも、人間相手の戦闘に慣れてないね。 動きが凄く読みやすい」
「そういうお前は手慣れてるな!」
「そうだね。 こういう仕事をしてると、どうしてもね?」
「あぁ、そうかよ!」
鍔迫り合うナイフを瞬時に転移させ、そのまま剣を振りぬく。しかし、手ごたえはない。
見ればアテネスはもう片方の腕に仕込んだナイフで俺の剣を受け流していた。
多すぎる。いくら暗器といえども、体に仕込むのには限度があるはずだ。
だがアテネスは暗器の消費を気にせず、後方へ飛びながら俺目掛けてナイフを放った。
闇夜に紛れる刃だが、前方の空間ごと転移させてしまえば問題はない。
そして自分の剣を続けざまに転移させる。
昔から使っていた武器はガスクに預けた事でいくつかの改良を加えられていた。
ガスクは俺が剣を斬ることより突きを多用していることを考慮してか、刀身を薄くして刺突に適した形状に打ち直した。
その結果、剣が加速するたびに鋭い風切り音が周囲に鳴り響く。
距離を取ったまま様子を窺っていたアテネスの足へと狙いを定め、そして。
「共鳴転移!」
新たな剣、『風切羽』を射出する。
しかし――
「あはは! わたしと飛び道具で戦うなんて、おバカさん!」
剣は名の通り風を切り裂くにとどまった。
驚くことに、アテネスは恐ろしいまでの反射神経で剣を避けて見せたのだ。
そして続けざまに膨大な数のナイフを袖口から取り出し、投擲。
即座に転移して回避する。
が、行動が読まれている。転移先にまでナイフはばら撒かれていた。
咄嗟に自分の周りの空間を転移させて、ナイフの猛攻を凌ぐ。
だが足元に落ちていたナイフを拾い上げて、そしてアテネスの能力に気付く。
「そんな身なりだから近接系のジョブかと思ったら、結晶魔導士か。 道理で武器が品切れにならないわけだ」
「あはは、騙された? でももう遅いかな。 魔導士に時間を与えると、こういう事になるんだよ!」
ネタが割れた所で、実力でどうにでもなる。
アテネスの声には確かな自信が混じっていた。
俺も迎撃すべく魔力を集中させた、その時。
唐突に現れた剣が周囲を覆いつくした。
硝子の様に透き通った刀身を持つそれは、本物の剣ではない。
アテネスが作り出した暗器と同じ性質、魔法で生み出した結晶だ。
少しでも動けば、酷い切り傷を負うことになるだろう。
まさしく剣の牢獄ともいえる空間だった。
「どう? アリアを引き渡す気になった?」
牢獄の向こう側から、アテネスが問いかける。
確かにこの状況では、少しでも抵抗する態度を見せれば命を取られかねない。
そこで俺は、一つの決断を下した。
「わかった、降参だ。 もう抵抗はしない。 そんなにあの小娘が欲しいなら、持って行けよ。 そんな価値があるとは、思えないけどな」
「わかってないなぁ。 あの子はわたし達を裏切ったんだから、絶対に連れて帰るの。 それにわたしが選ばれるなんて、少し癪だったけれど」
「お前みたいな実力者が小娘ひとりによくやる。 戦う術も持たないただのガキだっていうのに」
「戦力としての優秀さはこうやって直接戦う以外にもあるんだよ? 例えば、超遠隔から人形を操って、面倒な相手を殺させる、とか」
ポロリと喋ったアテネスは、しまったと言わんばかりに口に手を当てた。
反応に困るが、彼女は戦闘の腕は立つが性格に多少の問題を抱えているらしい。
だがそのお陰でなぜアリアが銀の翼に目を付けられているか判明したわけだが。
しかし勝手に喋ったアテネスは、名案を思い付いたと言わんばかりに笑みを浮かべた。
「少ししゃべり過ぎたかも。 ボスに怒られるかな? でも貴方を殺してしまえば、問題ないか」
「お、おい! 小娘は引き渡すって言っただろ! それでも殺すのかよ!」
「んー、アリアを渡しても、別に生きて帰すとは言ってないよね? あ! でも貴方の能力は、少し気になるかも。 仲間に入るって言うなら、少し考えてあげてもいいよ?」
それはつまり、俺の能力が裏稼業向きって事か。
ただここで断ってアテネスの機嫌を損ねるのはマズい。
悩むふりをして、頷き返す。
「……そうすれば殺されないっていうなら、そうしよう。 銀の翼に、入らせてもらう」
月明かりだけが周囲を照らし出す暗闇の中であっても、彼女は不自由なく歩き回っていた。
「すごいすごい! 本当にこんな場所に転移できるんだ! 転移魔導士とは思えない力だよ!」
「本当に? まるで誰かから聞いたような口ぶりだな」
「君は君が思っている以上に有名人だよ。 ワイバーンの複数頭討伐、だっけ。 少し前に街に来た冒険者が、まるで叙事詩の様に君と恋人のことを語っていたよ」
宿屋の中で始める訳にもいかず、かといって相手だけを外に放り出せばどうなるか予想不可能。それも相手はどうやら隠密行動に長けるタイプの様に見える。
そのため直接話を付けようと俺も同時に転移してきたのだが、安易に能力を見せすぎたと後悔していた。
相手のペースに乗せられないよう、話を別の方向へと逸らす。
「アテネス、とか言ったか。 そのアリアとかいう仲間を探し出して、どうするつもりだ?」
「決まってるじゃない。 不幸なすれ違いがあったから、話し合いをして戻ってきてもらうの。 私もアリアと仲が良かったのに、急に出ていっちゃうんだもの。 傷付いちゃったよ」
「それで全身に暗器を忍ばせて迎えに来たってわけか。 話し合いというより、脅迫に近いんじゃないのか」
転移魔導士となって付いた癖に、無意識の内に転移させる対象を観察するという物があった。
そして空間ごとアテネスを転移させた際、人間を転移させるよりも遥かに多くの魔力を使った。
つまりそれだけの物質を彼女が持ち歩いているという事に他ならない。
アテネスは悪びれた様子もなく、袖口から一本のナイフを取り出した。
「女の子が夜中に出歩くのは危ないでしょ? これは護身用なの。 でも……。」
瞬間、アテネスが闇に消える。
「そういう風にも、使えなくはないかな?」
瞬きの間に、アテネスは俺の目の前に迫っていた。
その両手には、数えきれないほどの暗器。
剣を抜くには、遅すぎる。
本能が激しく警鐘を鳴らした。
「空間転移!」
思考より先に、体が動いていた。
自分の体をはるか後方へと転移させて、相手との距離を作る。
だが、行動が安直過ぎた。
転移した先にも、アテネスが投擲したであろう暗器が迫っていた。
それをどうにか地面に伏せるようにして回避する。
すぐさま視線を前に向ければ、またもやアテネスは目の前に迫っていた。
「あはは! 本当にすごい能力だね!」
手には幅広のナイフが一本。
咄嗟に腰の武器を手元に転移させて、アテネスの一撃を受け止める。
火花が散り、暗闇を薄く照らし出す。
「でも、人間相手の戦闘に慣れてないね。 動きが凄く読みやすい」
「そういうお前は手慣れてるな!」
「そうだね。 こういう仕事をしてると、どうしてもね?」
「あぁ、そうかよ!」
鍔迫り合うナイフを瞬時に転移させ、そのまま剣を振りぬく。しかし、手ごたえはない。
見ればアテネスはもう片方の腕に仕込んだナイフで俺の剣を受け流していた。
多すぎる。いくら暗器といえども、体に仕込むのには限度があるはずだ。
だがアテネスは暗器の消費を気にせず、後方へ飛びながら俺目掛けてナイフを放った。
闇夜に紛れる刃だが、前方の空間ごと転移させてしまえば問題はない。
そして自分の剣を続けざまに転移させる。
昔から使っていた武器はガスクに預けた事でいくつかの改良を加えられていた。
ガスクは俺が剣を斬ることより突きを多用していることを考慮してか、刀身を薄くして刺突に適した形状に打ち直した。
その結果、剣が加速するたびに鋭い風切り音が周囲に鳴り響く。
距離を取ったまま様子を窺っていたアテネスの足へと狙いを定め、そして。
「共鳴転移!」
新たな剣、『風切羽』を射出する。
しかし――
「あはは! わたしと飛び道具で戦うなんて、おバカさん!」
剣は名の通り風を切り裂くにとどまった。
驚くことに、アテネスは恐ろしいまでの反射神経で剣を避けて見せたのだ。
そして続けざまに膨大な数のナイフを袖口から取り出し、投擲。
即座に転移して回避する。
が、行動が読まれている。転移先にまでナイフはばら撒かれていた。
咄嗟に自分の周りの空間を転移させて、ナイフの猛攻を凌ぐ。
だが足元に落ちていたナイフを拾い上げて、そしてアテネスの能力に気付く。
「そんな身なりだから近接系のジョブかと思ったら、結晶魔導士か。 道理で武器が品切れにならないわけだ」
「あはは、騙された? でももう遅いかな。 魔導士に時間を与えると、こういう事になるんだよ!」
ネタが割れた所で、実力でどうにでもなる。
アテネスの声には確かな自信が混じっていた。
俺も迎撃すべく魔力を集中させた、その時。
唐突に現れた剣が周囲を覆いつくした。
硝子の様に透き通った刀身を持つそれは、本物の剣ではない。
アテネスが作り出した暗器と同じ性質、魔法で生み出した結晶だ。
少しでも動けば、酷い切り傷を負うことになるだろう。
まさしく剣の牢獄ともいえる空間だった。
「どう? アリアを引き渡す気になった?」
牢獄の向こう側から、アテネスが問いかける。
確かにこの状況では、少しでも抵抗する態度を見せれば命を取られかねない。
そこで俺は、一つの決断を下した。
「わかった、降参だ。 もう抵抗はしない。 そんなにあの小娘が欲しいなら、持って行けよ。 そんな価値があるとは、思えないけどな」
「わかってないなぁ。 あの子はわたし達を裏切ったんだから、絶対に連れて帰るの。 それにわたしが選ばれるなんて、少し癪だったけれど」
「お前みたいな実力者が小娘ひとりによくやる。 戦う術も持たないただのガキだっていうのに」
「戦力としての優秀さはこうやって直接戦う以外にもあるんだよ? 例えば、超遠隔から人形を操って、面倒な相手を殺させる、とか」
ポロリと喋ったアテネスは、しまったと言わんばかりに口に手を当てた。
反応に困るが、彼女は戦闘の腕は立つが性格に多少の問題を抱えているらしい。
だがそのお陰でなぜアリアが銀の翼に目を付けられているか判明したわけだが。
しかし勝手に喋ったアテネスは、名案を思い付いたと言わんばかりに笑みを浮かべた。
「少ししゃべり過ぎたかも。 ボスに怒られるかな? でも貴方を殺してしまえば、問題ないか」
「お、おい! 小娘は引き渡すって言っただろ! それでも殺すのかよ!」
「んー、アリアを渡しても、別に生きて帰すとは言ってないよね? あ! でも貴方の能力は、少し気になるかも。 仲間に入るって言うなら、少し考えてあげてもいいよ?」
それはつまり、俺の能力が裏稼業向きって事か。
ただここで断ってアテネスの機嫌を損ねるのはマズい。
悩むふりをして、頷き返す。
「……そうすれば殺されないっていうなら、そうしよう。 銀の翼に、入らせてもらう」
0
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる