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五章 聖地の守護者
82話
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道端に止めた荷馬車の上。
神妙な顔つきのビャクヤと荷台から顔を覗かせるアリアへ、聖女から持ち掛けられた話の内容を打ち明ける。
当初、俺達の行動がおかしかったことに関しては、聖女はなにも追及しなかった。
それどころか警戒させてしまったと向こう側が謝罪してきたほどだ。
ただ俺達にも複雑な事情がある事は理解している様子で、仲間を説得する時間が欲しいと告げた俺を引き留めることなく、あっさりと解放した。
特に大事に首を突っ込むとなれば、ふたりの協力は必要不可欠だ。
俺は全てを話し終え、ふたりの反応を窺う。
すると隣で話を聞いていたビャクヤが、一言。
「ふむふむ。 つまり、どういう事なのだ?」
先ほどまで完全に理解したと言わんばかりに頷いていたビャクヤが、首をかしげる。
そのふむふむの意味とは一体なんなのか。今度、彼女に問いただす必要がありそうだ。
ただアリアは話の内容を理解していた様子で、ビャクヤに言い聞かせるように言った。
「つまり、聖女の言っていた依頼の目的と、私達の目的は一緒だったってことよね」
「偶然にも、そうなるな」
「それで当然、断ってきたのよね。 そんな見え透いた罠に引っかかる程、おバカさんじゃないと信じているけど」
「いや、受けてきた」
「おバカさん、いまから戻って断ると伝えてきなさい!」
側頭部に衝撃を受けたと思ったら、人形のメリアが張り手を放っていた。
アリアの懸念はもっともだ。
傍目に見れば明らかに罠臭い取引だろう。
ただあの場にいれば分かるが、あのミリクシリアは完全に俺達の目的など知らない様子だった。
「まぁ待てって。 アリアが心配するのは分かるが、よく考えてみろ。 お前が言ったように、ミリクシリアはこの街の重要人物だ。 なら魔素を生成して住人にばら撒くなんて簡単にできるはずだろ」
「それは、そうね」
「だが被害が出ているのは街の中でも数人だ。 それに魔素に侵された……聖女は病だと思っている様子だったが、その者達の症状まで俺達に開示してる。 本当に聖女が黄昏の使徒だった場合、わざわざそんな情報を俺達に伝えるか?」
俺が最も注目した点は、そこだった。
もし仮に鋼の聖女が使徒だった場合、俺達に話を持ち掛けて罠に嵌めるというのは、考えられない話ではない。
しかし魔素に侵された人々の症状をわざわざ俺達に打ち明けるという行動は、まったくもって理解できない。
聖女が使徒だと仮定した場合、俺達に接触をはかってきたのは、俺達が有明の使徒だと気付いているからに違いない。
となれば、黄昏の使徒と戦ってきた俺とビャクヤがいる以上、魔素に関する情報を開示すれば自分が使徒だと公言しているのと同意義だ。
あくまで無関係を装っている、もしくは俺達がどこまで情報を持っているのか探りを入れているのか。
そうも考えたが、ならばわざわざ使徒である聖女本人が出てきて話を付ける必要はない。
あのローナという女性に代役を務めさせれば、危険な真似をせずとも俺達とは接触できたはずだ。
そしてなにより、俺が引き受けたのには明確な理由があった。
「情報が少ないエルグランドで使徒を探すには協力者が必要だ。 ミリクシリアが使徒じゃなかったとすれば、聖女の協力が得られる。 聖女が使徒だった場合は、目的が明確になる。 結果的に見ても悪い条件じゃないだろ」
このエルグランドは、いわば敵のホームだ。
どんな行動をするにしても黄昏の使徒の存在を警戒しなければならない。
様々な意味で苦戦を強いられる戦いになるのは目に見えていた。
特にビャクヤの使徒を見抜く能力が低下している今、それを補えるだけの力が必要だ。
であれば、危険を犯してでも聖女という札を手に入れることで、黄昏の使徒に対して少しでも有利に立たなければならない。
大きなリターンで得るには、多少のリスクを負う覚悟をするべきだろう。
「では、あの聖女を信じてよいのか?」
「……断言は、できないが」
「ほら見なさい。 全部貴方の希望論でしょ。 万一、聖女が使徒だったらどうするのよ」
「その時は俺が責任を取って、ふたりを守る」
俺が聖女と話し合いをしたのだから、当然だ。
今の俺にできるのはそのぐらいしかないのだから。
言い切った俺に、アリアは小さく声を投げかけた。
「その言葉、覚えておきなさいよ」
◆
「や、やめて!」
そんな声が響き、一瞬だけ場が静寂に包まれる。
視線を向ければ小道の陰で二人の男が女性を囲んでいた。
だが周囲の人々は、すぐさま視線を外し生活の中に戻っていく。
なぜか。その理由は簡単だった。
「やめろだ? 異種族の分際で俺達に指図しようってのか!」
男達に殴られ、女性が地面を転がる。
その腕や首元には、鱗の様な物が張り付いていた。
いや、様な物ではなく本物だ。
異種族。人間とは異なる種族。
そしてこの街では迫害の対象になり得る人々だ。
「これが聖女の言う、異種族狩りって奴か」
「胸糞悪いわね。 さっさと蹴散らしましょう」
確かに、見逃せるような物ではない。
荷馬車を路肩に止めて、小道へと戻る。
男達は必至に逃げようとする女性の衣服を掴み、そして再び拳を振り上げていた。
「おい、なにやってる」
声をかければ、男達が振り返った。
この街の一般的な衣服を身に纏い、外見から粗暴なイメージは見て取れない。
しかし拳が潰れ、皮膚が厚くなっている所を見れば、彼らが暴力を日常的に振るっているのは明らかだ。
そして何より度し難いのは、男達の胸に光るエンブレム。
神職者の証を付けながら、こんな事を繰り返していることだろう。
俺達を見返した男達は、悪びれた様子もなく薄く笑った。
「見てわからないのか? この聖なる土地から汚れた異種族を排除してるんだよ」
「聖なる土地? お前達みたいなのがいるのにか」
ふと見れば、女性の顔には血が滲んでいる。
壁際に追い詰められ、体を丸めて必死に暴力に耐えようとしていた。
「ごめんなさい、ごめんなさい!」
そんな女性の声を聞いた時、黒い影が俺とアリアを押しのけた。
腕を回しながら、ビャクヤは男達へと歩み寄る。
どう見てもやる気である。
「お主ら、面白そうなことをしてるな。 ならば、我輩も相手になってやるぞ」
「ちょ、ちょっと待てビャクヤ」
「良いじゃない、やらせてあげれば?」
「……魔道具の効果が切れないように、立ち回るんだぞ」
アリアの呆れたような物言い。
そしてやる気全開のビャクヤ。
結局、止める気にもならず、小道の向こう側に男達が吹き飛ぶ様子を眺めているのだった。
神妙な顔つきのビャクヤと荷台から顔を覗かせるアリアへ、聖女から持ち掛けられた話の内容を打ち明ける。
当初、俺達の行動がおかしかったことに関しては、聖女はなにも追及しなかった。
それどころか警戒させてしまったと向こう側が謝罪してきたほどだ。
ただ俺達にも複雑な事情がある事は理解している様子で、仲間を説得する時間が欲しいと告げた俺を引き留めることなく、あっさりと解放した。
特に大事に首を突っ込むとなれば、ふたりの協力は必要不可欠だ。
俺は全てを話し終え、ふたりの反応を窺う。
すると隣で話を聞いていたビャクヤが、一言。
「ふむふむ。 つまり、どういう事なのだ?」
先ほどまで完全に理解したと言わんばかりに頷いていたビャクヤが、首をかしげる。
そのふむふむの意味とは一体なんなのか。今度、彼女に問いただす必要がありそうだ。
ただアリアは話の内容を理解していた様子で、ビャクヤに言い聞かせるように言った。
「つまり、聖女の言っていた依頼の目的と、私達の目的は一緒だったってことよね」
「偶然にも、そうなるな」
「それで当然、断ってきたのよね。 そんな見え透いた罠に引っかかる程、おバカさんじゃないと信じているけど」
「いや、受けてきた」
「おバカさん、いまから戻って断ると伝えてきなさい!」
側頭部に衝撃を受けたと思ったら、人形のメリアが張り手を放っていた。
アリアの懸念はもっともだ。
傍目に見れば明らかに罠臭い取引だろう。
ただあの場にいれば分かるが、あのミリクシリアは完全に俺達の目的など知らない様子だった。
「まぁ待てって。 アリアが心配するのは分かるが、よく考えてみろ。 お前が言ったように、ミリクシリアはこの街の重要人物だ。 なら魔素を生成して住人にばら撒くなんて簡単にできるはずだろ」
「それは、そうね」
「だが被害が出ているのは街の中でも数人だ。 それに魔素に侵された……聖女は病だと思っている様子だったが、その者達の症状まで俺達に開示してる。 本当に聖女が黄昏の使徒だった場合、わざわざそんな情報を俺達に伝えるか?」
俺が最も注目した点は、そこだった。
もし仮に鋼の聖女が使徒だった場合、俺達に話を持ち掛けて罠に嵌めるというのは、考えられない話ではない。
しかし魔素に侵された人々の症状をわざわざ俺達に打ち明けるという行動は、まったくもって理解できない。
聖女が使徒だと仮定した場合、俺達に接触をはかってきたのは、俺達が有明の使徒だと気付いているからに違いない。
となれば、黄昏の使徒と戦ってきた俺とビャクヤがいる以上、魔素に関する情報を開示すれば自分が使徒だと公言しているのと同意義だ。
あくまで無関係を装っている、もしくは俺達がどこまで情報を持っているのか探りを入れているのか。
そうも考えたが、ならばわざわざ使徒である聖女本人が出てきて話を付ける必要はない。
あのローナという女性に代役を務めさせれば、危険な真似をせずとも俺達とは接触できたはずだ。
そしてなにより、俺が引き受けたのには明確な理由があった。
「情報が少ないエルグランドで使徒を探すには協力者が必要だ。 ミリクシリアが使徒じゃなかったとすれば、聖女の協力が得られる。 聖女が使徒だった場合は、目的が明確になる。 結果的に見ても悪い条件じゃないだろ」
このエルグランドは、いわば敵のホームだ。
どんな行動をするにしても黄昏の使徒の存在を警戒しなければならない。
様々な意味で苦戦を強いられる戦いになるのは目に見えていた。
特にビャクヤの使徒を見抜く能力が低下している今、それを補えるだけの力が必要だ。
であれば、危険を犯してでも聖女という札を手に入れることで、黄昏の使徒に対して少しでも有利に立たなければならない。
大きなリターンで得るには、多少のリスクを負う覚悟をするべきだろう。
「では、あの聖女を信じてよいのか?」
「……断言は、できないが」
「ほら見なさい。 全部貴方の希望論でしょ。 万一、聖女が使徒だったらどうするのよ」
「その時は俺が責任を取って、ふたりを守る」
俺が聖女と話し合いをしたのだから、当然だ。
今の俺にできるのはそのぐらいしかないのだから。
言い切った俺に、アリアは小さく声を投げかけた。
「その言葉、覚えておきなさいよ」
◆
「や、やめて!」
そんな声が響き、一瞬だけ場が静寂に包まれる。
視線を向ければ小道の陰で二人の男が女性を囲んでいた。
だが周囲の人々は、すぐさま視線を外し生活の中に戻っていく。
なぜか。その理由は簡単だった。
「やめろだ? 異種族の分際で俺達に指図しようってのか!」
男達に殴られ、女性が地面を転がる。
その腕や首元には、鱗の様な物が張り付いていた。
いや、様な物ではなく本物だ。
異種族。人間とは異なる種族。
そしてこの街では迫害の対象になり得る人々だ。
「これが聖女の言う、異種族狩りって奴か」
「胸糞悪いわね。 さっさと蹴散らしましょう」
確かに、見逃せるような物ではない。
荷馬車を路肩に止めて、小道へと戻る。
男達は必至に逃げようとする女性の衣服を掴み、そして再び拳を振り上げていた。
「おい、なにやってる」
声をかければ、男達が振り返った。
この街の一般的な衣服を身に纏い、外見から粗暴なイメージは見て取れない。
しかし拳が潰れ、皮膚が厚くなっている所を見れば、彼らが暴力を日常的に振るっているのは明らかだ。
そして何より度し難いのは、男達の胸に光るエンブレム。
神職者の証を付けながら、こんな事を繰り返していることだろう。
俺達を見返した男達は、悪びれた様子もなく薄く笑った。
「見てわからないのか? この聖なる土地から汚れた異種族を排除してるんだよ」
「聖なる土地? お前達みたいなのがいるのにか」
ふと見れば、女性の顔には血が滲んでいる。
壁際に追い詰められ、体を丸めて必死に暴力に耐えようとしていた。
「ごめんなさい、ごめんなさい!」
そんな女性の声を聞いた時、黒い影が俺とアリアを押しのけた。
腕を回しながら、ビャクヤは男達へと歩み寄る。
どう見てもやる気である。
「お主ら、面白そうなことをしてるな。 ならば、我輩も相手になってやるぞ」
「ちょ、ちょっと待てビャクヤ」
「良いじゃない、やらせてあげれば?」
「……魔道具の効果が切れないように、立ち回るんだぞ」
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