95 / 100
六章 黒衣の守護者
95話
しおりを挟む
日が傾き始め、山が燃える様な夕日に照らし出される。
イグナスからの依頼をこなすために早朝から山林へ入ったが、一日と掛からず目標を討伐できたのは行幸と言えた。
下手をすれば今日明日はかかると思っていたのだが、アリアの能力のお陰で予想以上に順調に依頼は完了した。
そして魔物の討伐報告をするため、俺達は再び監視塔を訪れていた。
「確かに、ダイヤ・ウルフとクロウ・ベアーの討伐は確認しました。 随分と手早い仕事ぶりですね。 期待以上です」
「俺達の本業は冒険者だからな。 それに今回はアリアの力が役に立った」
「まぁ私ほどの腕前になれば、これぐらい簡単よ」
「お主は冒険者ではないだろう」
ベルセリオは、俺達が渡した袋を確認しながら感嘆の声を上げた。
イグナスから聞いていた通り、ダイヤ・ウルフはこの里にとって相当な脅威だったのだろう。
素直な賞賛を受けてアリアが自信気に胸を張るが、背後からビャクヤが冷静に言葉を返していた
ただ、報告すべきことは依頼の成果だけではなかった。
「ベルセリオ。 少しいいか? 話しておきたいことがある」
依頼の報告が終わり、再び監視塔の階段を登ろうとしていたベルセリオを呼び止める。
俺の声音から何かを感じ取ったのか。
怪訝な表情ながらベルセリオが戻ってくる。
「親睦を深める世間話、と言う訳ではなさそうですね。 聞きましょう」
「山林の中にあった痕跡の事だ」
その話を出した瞬間。
「ちょっと待ちなさい! ビャクヤ、そのお馬鹿さんを連れてきて!」
焦燥と怒りが入り混じったアリアの声が、俺の言葉を遮った。
そのままビャクヤに引っ張られて監視塔の隅まで連れていかれる。
アリアはベルセリオから十分に距離ができたことを確認すると、俺を睨みつけた。
その理由は、まぁ分からなくもない。
「いい加減にして。 貴方、いったいどういうつもりなの?」
「ファルクス。 今回の事に関して言えば、我輩もアリアに賛成だ。 あの痕跡の事を話すのは、今でなければならぬのか?」
珍しくも、ビャクヤまでもが非難の声を上げていた。
ただそれはつまり、ふたりは俺にこう言っているのだ。
「俺に黙ってろと、そう言いたいわけか」
「別にずっと黙ってろとは言ってない。 ただ作戦が終わるまで待てないのかって話よ」
「あの痕跡の事を、超大型飛竜の存在をベルセリオに伝えれば、協力を得られなくなる可能性があるからだろ」
当然のことだ。
あくまでベルセリオが守りたいのはこの里であり、戦争よりも喫緊で脅威になり得る超大型飛竜の存在が確認されれば、そちらを警戒して里を空ける事を拒む可能性が高い。
それが黒き聖女と呼ばれるベルセリオの根本的な行動指針だ。
そして俺はそれを尊重するつもりでいた。
たとえ今後の作戦に支障が出ようとも、人々を守るという彼女の行動を支持するのは当然だ。
だが燃え上がるような怒りが、アリアの表情に広がった。
「貴方はなに? 有明の使徒でしょ。 なら黄昏の使徒の思惑を止めることを最優先に考えなさいよ!」
「違うな。 有明の使徒である以前に、俺はファルクス・フォーレントだ。 人々を守る。 この信念を曲げたことは、今まで一度たりともない」
勘違いされているかもしれないが、ヨミには感謝している。
パーティから追い出され絶望の淵にいた俺を、この力を授ける事で救ってくれた。
そして何よりビャクヤやアリアと言った仲間と出会えたのも、結果的に言えばヨミのお陰と言えるだろう。
だからこそ有明の使徒として、黄昏の使徒との戦いに身を投じている。
だが、それとこれとは話が別だ。
人々を救うという俺の掲げた夢に反することは、絶対にできない。
その夢を叶えるために、俺はヨミと契約したのだから。
いくら俺が有明の使徒であっても、ここで引き下がる気も毛頭なかった。
そんな俺を睨みつけるアリアとは裏腹に、ビャクヤは冷静そのものだった。
「確かに、お主の矜持は美しい。 それは何物にも代えがたい、尊い夢だ。 だが、それならば猶更、戦を止めるべきではないか?」
「ビャクヤの言う通りよ。 人々を救うというのなら、まずは魔素をばら撒くのを阻止するべきでしょ。 二つの軍勢が使徒の支配下に置かれれば、その後に発生する犠牲は目も当てられない規模になるわ」
「ならこの里はどうする? ベルセリオがいない間に里に飛竜が現れれば、逃げる事すらできないはずだ」
「そんなの水掛け論でしょ! ならベルセリオがいなくて私達の作戦が失敗したらどうするの!? 飛竜に襲われなくても、村は使徒に操られた軍勢に滅ぼされるだけよ!」
気付けば、俺は苦笑を浮かべていた。
なぜならアリアの意見は全く持って正論だったからだ。
そして俺の意見もまた、間違ったものではないと確信できる。
いや、そもそもこの議論に答えなど存在しないのだろう。
少数の安全を優先して、大勢の命運を危険にさらすか。
それとも目の前の危険に目をつぶって、大勢を救うか。
俺達が決断するのはおこがましいほどに、重大な二択だ。
そもそも数日の内に大型飛竜が里を襲うという可能性は限りなくゼロに近い。
一方でベルセリオがいなければ魔族の前線基地の破壊に成功しないという確証もない。
不確定で、不確実な情報しか俺達は持っていないのだ。
それでも俺達はどちらか一方を選ばなければならない。
その判断で大勢の命が失われるという、責任を背負うことになったとしても。
「言い争いも結構ですが、私は里を見守る必要があります。 話があるのであれば、手短にしてください」
見ればベルセリオは階段に腰かけて、俺達の話し合いが終わるのを待っていた。
それを見て、ビャクヤは小さなため息を吐き出した。
「わかった。 我輩はファルクスに任せるとしよう」
「ビャクヤ、でも……。」
「我輩達の言葉では届かぬのだろう。 その冒険者の背中を追うファルクスには」
ビャクヤの灰色の瞳が、一瞬だけ俺を捉えるが、すぐにそらされてしまう。
監視塔の出口を向きながら、ビャクヤは去り際に、俺の耳にだけ届くようにつぶやいた。
「アーシェとやらならば、お主の意見を変えられたのかも知れぬがな」
イグナスからの依頼をこなすために早朝から山林へ入ったが、一日と掛からず目標を討伐できたのは行幸と言えた。
下手をすれば今日明日はかかると思っていたのだが、アリアの能力のお陰で予想以上に順調に依頼は完了した。
そして魔物の討伐報告をするため、俺達は再び監視塔を訪れていた。
「確かに、ダイヤ・ウルフとクロウ・ベアーの討伐は確認しました。 随分と手早い仕事ぶりですね。 期待以上です」
「俺達の本業は冒険者だからな。 それに今回はアリアの力が役に立った」
「まぁ私ほどの腕前になれば、これぐらい簡単よ」
「お主は冒険者ではないだろう」
ベルセリオは、俺達が渡した袋を確認しながら感嘆の声を上げた。
イグナスから聞いていた通り、ダイヤ・ウルフはこの里にとって相当な脅威だったのだろう。
素直な賞賛を受けてアリアが自信気に胸を張るが、背後からビャクヤが冷静に言葉を返していた
ただ、報告すべきことは依頼の成果だけではなかった。
「ベルセリオ。 少しいいか? 話しておきたいことがある」
依頼の報告が終わり、再び監視塔の階段を登ろうとしていたベルセリオを呼び止める。
俺の声音から何かを感じ取ったのか。
怪訝な表情ながらベルセリオが戻ってくる。
「親睦を深める世間話、と言う訳ではなさそうですね。 聞きましょう」
「山林の中にあった痕跡の事だ」
その話を出した瞬間。
「ちょっと待ちなさい! ビャクヤ、そのお馬鹿さんを連れてきて!」
焦燥と怒りが入り混じったアリアの声が、俺の言葉を遮った。
そのままビャクヤに引っ張られて監視塔の隅まで連れていかれる。
アリアはベルセリオから十分に距離ができたことを確認すると、俺を睨みつけた。
その理由は、まぁ分からなくもない。
「いい加減にして。 貴方、いったいどういうつもりなの?」
「ファルクス。 今回の事に関して言えば、我輩もアリアに賛成だ。 あの痕跡の事を話すのは、今でなければならぬのか?」
珍しくも、ビャクヤまでもが非難の声を上げていた。
ただそれはつまり、ふたりは俺にこう言っているのだ。
「俺に黙ってろと、そう言いたいわけか」
「別にずっと黙ってろとは言ってない。 ただ作戦が終わるまで待てないのかって話よ」
「あの痕跡の事を、超大型飛竜の存在をベルセリオに伝えれば、協力を得られなくなる可能性があるからだろ」
当然のことだ。
あくまでベルセリオが守りたいのはこの里であり、戦争よりも喫緊で脅威になり得る超大型飛竜の存在が確認されれば、そちらを警戒して里を空ける事を拒む可能性が高い。
それが黒き聖女と呼ばれるベルセリオの根本的な行動指針だ。
そして俺はそれを尊重するつもりでいた。
たとえ今後の作戦に支障が出ようとも、人々を守るという彼女の行動を支持するのは当然だ。
だが燃え上がるような怒りが、アリアの表情に広がった。
「貴方はなに? 有明の使徒でしょ。 なら黄昏の使徒の思惑を止めることを最優先に考えなさいよ!」
「違うな。 有明の使徒である以前に、俺はファルクス・フォーレントだ。 人々を守る。 この信念を曲げたことは、今まで一度たりともない」
勘違いされているかもしれないが、ヨミには感謝している。
パーティから追い出され絶望の淵にいた俺を、この力を授ける事で救ってくれた。
そして何よりビャクヤやアリアと言った仲間と出会えたのも、結果的に言えばヨミのお陰と言えるだろう。
だからこそ有明の使徒として、黄昏の使徒との戦いに身を投じている。
だが、それとこれとは話が別だ。
人々を救うという俺の掲げた夢に反することは、絶対にできない。
その夢を叶えるために、俺はヨミと契約したのだから。
いくら俺が有明の使徒であっても、ここで引き下がる気も毛頭なかった。
そんな俺を睨みつけるアリアとは裏腹に、ビャクヤは冷静そのものだった。
「確かに、お主の矜持は美しい。 それは何物にも代えがたい、尊い夢だ。 だが、それならば猶更、戦を止めるべきではないか?」
「ビャクヤの言う通りよ。 人々を救うというのなら、まずは魔素をばら撒くのを阻止するべきでしょ。 二つの軍勢が使徒の支配下に置かれれば、その後に発生する犠牲は目も当てられない規模になるわ」
「ならこの里はどうする? ベルセリオがいない間に里に飛竜が現れれば、逃げる事すらできないはずだ」
「そんなの水掛け論でしょ! ならベルセリオがいなくて私達の作戦が失敗したらどうするの!? 飛竜に襲われなくても、村は使徒に操られた軍勢に滅ぼされるだけよ!」
気付けば、俺は苦笑を浮かべていた。
なぜならアリアの意見は全く持って正論だったからだ。
そして俺の意見もまた、間違ったものではないと確信できる。
いや、そもそもこの議論に答えなど存在しないのだろう。
少数の安全を優先して、大勢の命運を危険にさらすか。
それとも目の前の危険に目をつぶって、大勢を救うか。
俺達が決断するのはおこがましいほどに、重大な二択だ。
そもそも数日の内に大型飛竜が里を襲うという可能性は限りなくゼロに近い。
一方でベルセリオがいなければ魔族の前線基地の破壊に成功しないという確証もない。
不確定で、不確実な情報しか俺達は持っていないのだ。
それでも俺達はどちらか一方を選ばなければならない。
その判断で大勢の命が失われるという、責任を背負うことになったとしても。
「言い争いも結構ですが、私は里を見守る必要があります。 話があるのであれば、手短にしてください」
見ればベルセリオは階段に腰かけて、俺達の話し合いが終わるのを待っていた。
それを見て、ビャクヤは小さなため息を吐き出した。
「わかった。 我輩はファルクスに任せるとしよう」
「ビャクヤ、でも……。」
「我輩達の言葉では届かぬのだろう。 その冒険者の背中を追うファルクスには」
ビャクヤの灰色の瞳が、一瞬だけ俺を捉えるが、すぐにそらされてしまう。
監視塔の出口を向きながら、ビャクヤは去り際に、俺の耳にだけ届くようにつぶやいた。
「アーシェとやらならば、お主の意見を変えられたのかも知れぬがな」
0
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる