怪談短歌

牧田紗矢乃

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040、四月馬鹿

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 四月馬鹿 笑ったあいつの その顔が
 みるみる青く なっていく夜



 四月馬鹿=エイプリルフールをテーマにした短歌です。

 エイプリルフールで嘘をついていいのは午前中だけらしいですね。
 毎年「何かやりたいなぁ」とは思うんですが、気が付くのがいつも午後なので乗り遅れてます(笑)

 あと、エイプリルフールについた嘘は現実にならないという説もありますよね。
 そのおかげで(?)嘘の書籍化報告とか嬉しい寄りの嘘はつきにくい心理にさせられている気がします。

 話は戻って、夜と明言されているこの状況下で“あいつ”が聞かされたのは現実の話ということになるので……――。
 ……と説明するとちょっぴり「意味が分かると怖い話」っぽくなりますか?
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