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6.ゴンちゃんの恋(※)
しおりを挟む「ゴンちゃん、挿入れるよ。」
セーグは優しく微笑むと、ゆっくりと腰を押し進めてきた。
指とは比べものにならない圧迫感に、息が詰まるが痛みはなかった。
それどころか、彼に満たされているという喜びの方が勝っている。
「ん……っ♡」
「大丈夫?」
「ああ……平気、だ……」
俺はなんとか答えたが、本当は不安で仕方がない。まだ半分しか入ってないが、もういっぱいいっぱいだ。
こんな大きなものが本当に全部入るのか?
でもセーグは優しいから、きっと俺のペースに合わせてくれるはず……そう思っていたのだが、次の瞬間、彼は一気に奥まで押し込んできた。
「ひぎっっ♡」
俺は思わず悲鳴を上げる。
痛くはないが、あまりの驚きで呼吸ができない。
「ゴンちゃんの蕾内。ああ、すごく……あったかい」
セーグは恍惚とした表情を浮かべながら、俺の蕾内に馴染むまでじっとしている。
彼の逸物はドクンドクンと脈打ちながら、蕾内で暴れ回っているようだ。まだ動いてもいないのに、まるで別の生き物のように感じられる。
「あ……あぁ……♡」
俺は声にならない声を上げながら、必死に呼吸を整えようとする。
「後孔、苦しくない? もう大丈夫?」
「……お、おうっ」
セーグは微笑むと、俺を優しく抱きしめた。
「じゃあ、動くよ?」
「お、おうよっ!」
「ふふ……元気なお返事、可愛いなぁ」
そして、セーグは俺を激しく揺さぶり始めた。
その動きはまるで、俺を求めてやまないかのように強く、優しい振動を伴っていた。
「あっ♡んぁ、はぁっ♡」
「ああ、やっぱり俺たち、魔力も身体も相性ばっちりだね?」
彼のリズミカルな動きは、心の奥底にある欲を掻き立てる……まるで二人の間に流れる熱い感情をさらに強めるかのように。
「あ゛っ、んあ゛ぅぁぁあぁぁっあぁぁっ♡」
「ここが悦(い)いんだ? もっとごりごりしてあげる。」
そして有言実行とばかりに、ごりごりと俺の肉壁が削られていくにつれて、凄まじい快感が押し寄せてくる。
あぁ、頭がおかしくなりそうに……気持ちいい。
気持ちよくて溶けそう……なのに、少し苦しくて息がうまくできない。
でも、それ以上に幸せだ。
「んっ… あっ♡ あっ♡ あはぁっ♡」
「ああ、ゴンちゃん、すごい! いやらしい。」
セーグは俺を気遣うように、ときどき様子を見ながら動いている。
「あ゛っ゛♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡」
「ゴンちゃんの蕾内、とろとろで柔らかくて……」
そして何か熱くて抑えきれないような波が、俺の身体の奥から湧き上がってきて……。
「お゛っ♡ お゛っ♡ お゛ほぉぉおぉぉっぉぉっ♡」
「くっ、締まるっ!……すごく狭くて、熱くて、もう最高だよ」
「ご、お゛っ♡おお゛っ♡お゛ごぉっ♡んぉっ♡お゛ごぉっ♡」
あぁ、すごい、すごい。なんだ、これ?
「ああ、すごいね! 初めてでメスイキしちゃったね?」
これがメスイキか?!
言葉は知っていたけど、自分がそれを体験するとは思わなかった……俺は必死にセーグにしがみつくことしか出来ない。
下腹部全体が射精したときよりもはるかに大きな快感に包まれていくんだ。もう何も考えられないくらいに、気持ち良くておかしくなる……。
「セーグ……っ。せぇぇぐぅっ♡きもひぃ♡」
「うん、俺も」
そう言ってセーグはまた俺にキスをする。
そしてさらに激しく腰を動かし始めた。
「ん゛っほぉっ♡ん゛っほぉぉぉっ♡イぐっ♡イぐっ♡イぐぅっ♡あはぁっ♡あぁんっ♡あぁぁっ♡あ゛っ♡あ゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡」
俺は激しく喘いだ。
喉がガラガラで、イガイガする。我ながら汚い喘ぎ声に恥ずかしくなる。こんなのセーグに聞かれたくない、でも声を抑えることができねえんだ。
「ゴンちゃん、喘ぎ声も可愛い」
なんだって? こいつは耳までおかしいのか?
セーグは俺に何度もキスをすると、耳元で囁いた。
「大好きだよ。蕾内にたくさん、射精してあげるね。」
その瞬間、セーグが俺の蕾内に射精したのが分かった。
熱い……まるで脳が熱く跳ねるような、言いようのない快感が俺の体を貫く。
「あぁっ♡あぁぁっ♡いぎゅぅっ♡イぐぅぅっ♡ひぎぃぃっ♡」
「ああ、ゴンちゃん、淫らで可愛い。」
セーグが動くたびに腹の奥から何かが来る……なにか熱くて幸せで気持ちのいい波のようなものが俺を翻弄していく。
「ん゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛っ゛ーっ♡イ゛グのとまんないっ♡とまんないぃっ♡ん゛ほぉ゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡」
セーグの温もりが、俺のすべてを包み込むようで、彼の屹立が俺の蕾内に在ることが、産まれる前から決まっているかのように自然のことに思えた。
「あ゛っひぃぃぃっ♡んおっぉぉっ♡やっ♡あ、頭おかひくなっひゃうっ♡あ゛ぁっ♡ぁぁっ♡」
さっき射精したはずなのに、セーグはまだ律動を送り続ける。
「うん。もっと、おかしくなっちゃおうね」
抗おうとする理性なんてとうに壊れている。もう何も考えたくない。ただこの温もりに身を委ね、セーグと一体になりたい。
「♡またイくっ♡イぐぅっ♡あ゛ぁっ♡イくイくイぐぅっ♡イぐぅっ♡ぎも゛ぢい゛い゛っ゛♡ん゛っぁん゛ッッ♡」
「嬉しいよ、ゴンちゃん。いっぱいメスイキしてるね?」
この幸せな波に包まれ、永遠に微睡んでいられるのなら、それだけで……俺は、もう何もいらねえ。
「んお゛おぉっ♡これぇ♡きもひぃ♡いぎっ♡いぎっぱなしでぇ♡あ゛っ♡とんじゃうっ♡お゛っ♡あ゛っ♡いぐっ♡いぐっ♡」
「ああ、こんなに感じてくれるなんて……」
俺が、誰かの傍にずっといたいと思うだなんて。今までなら考えもしなかった。独りでいることが当然で、誰にも寄りかからず生きていくのが俺だと信じていた。
ガキの頃に母ちゃんが死んじまってから、俺はずっと……。
「ゴンちゃん、愛してる」
それなのに、こんなにも強く、セーグの存在を求めている自分がいる。心の中に小さな、けれど確かな欲望が生まれていることに、俺は気づいてしまった。
「愛してるよ、可愛いゴンちゃん。愛している。」
彼の甘い声と温もりに包まれて、俺は幸せの波の中に溺れていく。
セーグに溺れて、このまま彼と一緒にいたい……そんな気持ちが、俺を満たしている。
俺は今、この世のすべてを手に入れた気がした。
***
セーグと俺は、静かな夜の中、ベッドに並んで横たわっている。
情事の余韻が、心と身体に心地よく染み込んで、疲労感と共に俺はゆっくりと目を閉じた。
すると、セーグがそっと俺の肩に頭をもたせかける。
微かに聞こえる彼の呼吸音が静寂を彩るようだ。
「次に作りたいのは、ゴンちゃんとの共同作品かな?」
俺は驚いて目を開け、セーグの顔を見つめた。
共同作品? 今まで俺はセーグ愛用の長剣しか作ってこなかったが、これからは何かもっと特別なものを一緒に作るのか?
想像すると、心が踊る。
槍もいいな、セーグに似合うだろう。それに防具ももっと防御力が高くて軽いものができるはずだ。
「いいな! セーグの極上の素材と魔力、そして俺の鍛冶の腕前があれば、最強の装備ができるな!」
俺は勢いよく返すが、セーグは優しく首を振り微笑む。
「うっきうきのゴンちゃん、可愛い。でもね、そうじゃないんだ。」
彼は俺の下腹部に手を滑らせ、そっと撫でた。
その仕草に体がまた熱を帯びてくる。
「ここに俺たちの赤ちゃんができるまで、頑張ってみようか?」
「は、え?」
「男同士でも赤ちゃんできるんだよ?」
俺は思わず息を呑んだ。まさか、そんなことが……?
いや、セーグなら本当にやりかねない。
「いや、いやいや! そんなわけないだろ!」
「じゃあ、試してみる?」
「へ?な、」
「ねえ、ゴンちゃん。もう俺からは逃げられないよ?」
ふふふと笑うセーグの目は真剣で、冗談ではないことが伝わってくる。俺は驚きと同時に、どこか嬉しさを感じていた。まるで運命の糸に縛られているように。
「俺がどれだけ執拗に、時間と労力をかけてゴンちゃんを振り向かせようとしていたのか!……まだ分かってないみたいだね?」
「え、ちょっ」
「親方にはもう、あいさつは済ませてるからね?」
「は、え? どういうことだ?」
「あの人、いい人だね? 『ゴンを幸せにしてくれぇっ!』って、半泣きで喜んでいたよ。」
半泣きなんかい!?
その情景が目に浮かび、思わず笑ってしまう。
「きっと、ゴンちゃんのこと、すっごく大切なんだね?」
「ああ、親方にはずいぶんと世話になったよ。」
親方がいなければ、今頃俺は抜け殻みたいになっていただろう。感謝してもしきれない恩人だ。
「教会に届ける結婚申請書にも、見届け人のサインしてもらってきたよ。」
「は、え? け、け?」
「結婚申請書。すぐに出さなくてもいいけど、いつかは、さ。」
セーグはその言葉を楽しそうに告げ、首をかしげる。
「そうと決まれば、もっと俺の精液、注いであげないとね?」
「な、なにが、決まったんだ? あ、ちょ、」
セーグががばっと俺の上に覆いかぶさり乳首を舐めると、全身が電流のようにビリビリと反応する。
「待っ……あぁっ♡」
セーグから逃げることなんて、一生できないだろう。むしろ、この状況を心のどこかで嬉しく思っている自分がいる。
「あぁぁん♡あーーっっ♡ああぁーーーっっ♡♡」
熱い吐息が混ざり合い、二人の世界がさらに深まっていく。
愛情と欲望が交錯する中、俺はセーグと共に新しい未来へ踏み出す準備をしていた。
ドワーフというのは、恋愛や性欲に対して淡白で、仕事と酒にしか興味がない。
しかし、ヒト族はまったく異なるようだ。
セーグが根気強く、俺に愛情を注いでくれたおかげで、今のこの幸せがあるのだと思う。
「おいしいものには、時間と手間がかかるのよぉ。」
母ちゃんの笑顔がふと脳裏に浮かぶ。
ああ、その言葉の本当の意味も――、
そして母ちゃんがヒト族の父ちゃんに惹かれた理由も――、
今の俺なら理解できる。
俺の上で、懸命に腰を振るセーグの黒髪を撫でながら。
ふと……そんな気がしたのだった。
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