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「ねぇ、メッセージ見たよ。俺、宇大くんのことを憎んだことなんか一瞬もないよ? 俺が憎まれることはあっても……。九条さん、エミリさんに刺されたって聞いた。俺のせいなんだよね……」
軟禁されていたというのに九条さんのことを心配する様子が俺には腑に落ちなくて、真夜の手を握る手指にますます力を込めた。
「真夜のせいじゃない……。俺がエミリさんの前で不用心に九条さんに電話して……真夜が九条さんのところに居るのを察せられてしまったんだ。なぁ、真夜――」
九条さんに何をされていたんだ?って訊いてもいいものかどうかわからず思わず言葉を切ると、真夜が握りしめ合っている手に片方の手のひらを重ねてきた。
その手が稚く震えているから、俺がしてしまったすべてのことに何故真夜が罪悪感のようなものを抱いているのかと不思議に思う。
悪いのは全部俺なのに。
「……九条さんとは……関係を持ったか?」
真夜が潤んだ瞳を向けて、静かに首を縦に下ろした。
「……ごめんね。また宇大くんを裏切っちゃったね。でも自分の意思じゃない。それだけは誤解しないで欲しいんだ。俺は裏切りたくなんかなかった……信じられないかな?」
そう話す真夜はしっかりと俺の瞳を見つめた。
「……真夜の意思じゃなく?」
「うん。宇大くんを思ったら、こんな病気は何にも苦にならなかった。俺から誘ったりしたことは一度もない。でも、九条さんはさ――」
少しだけ俯いた真夜は心が痛むのだろうか、やや翳りを帯びていた。
軟禁されていたというのに九条さんのことを心配する様子が俺には腑に落ちなくて、真夜の手を握る手指にますます力を込めた。
「真夜のせいじゃない……。俺がエミリさんの前で不用心に九条さんに電話して……真夜が九条さんのところに居るのを察せられてしまったんだ。なぁ、真夜――」
九条さんに何をされていたんだ?って訊いてもいいものかどうかわからず思わず言葉を切ると、真夜が握りしめ合っている手に片方の手のひらを重ねてきた。
その手が稚く震えているから、俺がしてしまったすべてのことに何故真夜が罪悪感のようなものを抱いているのかと不思議に思う。
悪いのは全部俺なのに。
「……九条さんとは……関係を持ったか?」
真夜が潤んだ瞳を向けて、静かに首を縦に下ろした。
「……ごめんね。また宇大くんを裏切っちゃったね。でも自分の意思じゃない。それだけは誤解しないで欲しいんだ。俺は裏切りたくなんかなかった……信じられないかな?」
そう話す真夜はしっかりと俺の瞳を見つめた。
「……真夜の意思じゃなく?」
「うん。宇大くんを思ったら、こんな病気は何にも苦にならなかった。俺から誘ったりしたことは一度もない。でも、九条さんはさ――」
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