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サムライ校での学園生活
天才少年の目的は?
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友愛たちが以前、部活動見学の際に訪れた【サイバー技術部】で、いとも簡単にハッキングをこなしていた
天才美少年【木村卓矢】が、そこにいた・・・・彼は、何台ものパソコンを同時に操作している・・・
カタカタとめちゃくちゃ素早く・・・
友愛や麗太は、まずドアを開いて助けてもらったことに、お礼を言うべきか?どうか?
このわけのわからない状況をのみ込めず、話を切り出せずにいた・・・
木村「で、君らは、ここに何しに来たの?」
ありがたいことに、木村の方から沈黙を破ってくれた・・・非常にクールな口調で・・・
が、麗太は、木村に対して警戒心バリバリだった。
麗太「き、君こそ、先生の部屋に不法侵入して、何をしているんだ・・・」
友愛「麗太。それは、お互い様だよ」
木村は、ガチガチの麗太を見て、フッとため息をつく・・・
木村「質問に質問で返すとは・・コミュニケーションにならないね。まあ、だけどいいか・・・
校内で囁かれているアノニマス先生の噂に興味があってね、それを調べるために、ドアのセキュリティを遠隔操作で勝手に解除し、入っただけだが、何か?」
友愛「いや、何か?って・・・それはこっちのセリフだよ。要は先生の部屋のセキュリティをハッキングして侵入したってことでしょ?犯罪じゃん。」
麗太「いや、それ僕らもやろうとしていたことだから、何も言えないよ!」
お前ら互いにツッコみし合って、何やってんだ!
まず、子供が簡単にハッキングできてしまったことにツッコめよ!
友愛「アノニマス先生の噂って・・・いつも先生は部屋に閉じこもって何をしているか?ってやつ?」
木村「ああ、そう、それだね・・・僕からすれば、この学校の授業はあまりに簡単でつまらなさすぎるから・・」
え?それ本気で言ってる?この学校の授業が簡単って・・・僕なんか6割も理解できていないんだけど・・・
僕なんか8割も理解できていないよ・・・
と心の中で問答し合う友愛と麗太・・・
木村「授業が平凡で退屈で刺激がない・・・・教室という空間にずっと居続けることが、どれだけ僕の人生の貴重な時間を奪ってるか・・・だが、それでも我々子供は、この学校という強制収容所のような恐ろしく小さな社会にいなければならない、居続けなくてならない・・それが我々のご主人様である愚かな大人たちが作った社会だからね。支配者様が作った出来損ないの世界に文句も言わずに住んでいるのだから、せめてその小さな世界の中にイタズラというささやかな楽しみを見つけてもいいだろ?」
い、意外と凄いこというな・・・流石、天才少年・・・・
木村は、喋りながら、アノニマス先生の何台ものパソコンをいじり続けている・・・
麗太「どう何か見つかった?アノニマス先生は本当にどこかの国の情報を盗んだりしてるの?」
ていうか、この天才少年・・・すでに友愛や麗太より先に先生のパソコンのパスワードも解明していたようだ・・・
木村「さあ・・・部屋のセキュリティとパソコンのパスワードを解くのは、わりと簡単だったけど、あの人、自分のプライベートに関する情報には、僕でも相当時間がかかりそうな複雑な暗号ロックをしてあるから、わからないね・・・でもわざわざこんな手の込んだ暗号ロックをかけて守っているということは、おそらく人に知られたくない情報が山ほどあるんだろうな・・・」
部屋のセキュリティやパソコンのパスワードを解くのが、簡単???
チートキャラか?こいつ?
麗太「つーか冷静に考えたら、大人が作ったセキュリティを子供が簡単に破るとは・・・・流石、天才少年だな。」
友愛「それもただの大人じゃない【神のハッカー】アノニマス先生が作ったセキュリティだからね。」
木村「どんなに難解で複雑な計算式でも、それは幾つもの簡単な式がより合わさった出来たものであり、1つ1つ丁寧に解いていけば、いつかは解けるもの。それがハッキングというものさ・・・つまりどんな天才が作ったものにも、決まった法則があり、定まったルールがある・・・だから解くことは不可能じゃないよ・・・」
いや、その大量の作業を、そんな化け物級の速さでは一般人はできないんだよ・・・
木村「まあ、後もう1つ、あの人の噂で気になっていたものがあってね・・・この部屋に侵入した本命はそれでね・・」
友愛と麗太は、その言葉にゴクリと息をのむ。
友愛「それって、もしかしてアノニマス先生が作った【最強のソフト】ってこと?」
友愛は、胸の高鳴りを抑えて聞く。
木村「ああ、そう・・・それを一度拝んでみたかったのさ・・・」
天才美少年【木村卓矢】が、そこにいた・・・・彼は、何台ものパソコンを同時に操作している・・・
カタカタとめちゃくちゃ素早く・・・
友愛や麗太は、まずドアを開いて助けてもらったことに、お礼を言うべきか?どうか?
このわけのわからない状況をのみ込めず、話を切り出せずにいた・・・
木村「で、君らは、ここに何しに来たの?」
ありがたいことに、木村の方から沈黙を破ってくれた・・・非常にクールな口調で・・・
が、麗太は、木村に対して警戒心バリバリだった。
麗太「き、君こそ、先生の部屋に不法侵入して、何をしているんだ・・・」
友愛「麗太。それは、お互い様だよ」
木村は、ガチガチの麗太を見て、フッとため息をつく・・・
木村「質問に質問で返すとは・・コミュニケーションにならないね。まあ、だけどいいか・・・
校内で囁かれているアノニマス先生の噂に興味があってね、それを調べるために、ドアのセキュリティを遠隔操作で勝手に解除し、入っただけだが、何か?」
友愛「いや、何か?って・・・それはこっちのセリフだよ。要は先生の部屋のセキュリティをハッキングして侵入したってことでしょ?犯罪じゃん。」
麗太「いや、それ僕らもやろうとしていたことだから、何も言えないよ!」
お前ら互いにツッコみし合って、何やってんだ!
まず、子供が簡単にハッキングできてしまったことにツッコめよ!
友愛「アノニマス先生の噂って・・・いつも先生は部屋に閉じこもって何をしているか?ってやつ?」
木村「ああ、そう、それだね・・・僕からすれば、この学校の授業はあまりに簡単でつまらなさすぎるから・・」
え?それ本気で言ってる?この学校の授業が簡単って・・・僕なんか6割も理解できていないんだけど・・・
僕なんか8割も理解できていないよ・・・
と心の中で問答し合う友愛と麗太・・・
木村「授業が平凡で退屈で刺激がない・・・・教室という空間にずっと居続けることが、どれだけ僕の人生の貴重な時間を奪ってるか・・・だが、それでも我々子供は、この学校という強制収容所のような恐ろしく小さな社会にいなければならない、居続けなくてならない・・それが我々のご主人様である愚かな大人たちが作った社会だからね。支配者様が作った出来損ないの世界に文句も言わずに住んでいるのだから、せめてその小さな世界の中にイタズラというささやかな楽しみを見つけてもいいだろ?」
い、意外と凄いこというな・・・流石、天才少年・・・・
木村は、喋りながら、アノニマス先生の何台ものパソコンをいじり続けている・・・
麗太「どう何か見つかった?アノニマス先生は本当にどこかの国の情報を盗んだりしてるの?」
ていうか、この天才少年・・・すでに友愛や麗太より先に先生のパソコンのパスワードも解明していたようだ・・・
木村「さあ・・・部屋のセキュリティとパソコンのパスワードを解くのは、わりと簡単だったけど、あの人、自分のプライベートに関する情報には、僕でも相当時間がかかりそうな複雑な暗号ロックをしてあるから、わからないね・・・でもわざわざこんな手の込んだ暗号ロックをかけて守っているということは、おそらく人に知られたくない情報が山ほどあるんだろうな・・・」
部屋のセキュリティやパソコンのパスワードを解くのが、簡単???
チートキャラか?こいつ?
麗太「つーか冷静に考えたら、大人が作ったセキュリティを子供が簡単に破るとは・・・・流石、天才少年だな。」
友愛「それもただの大人じゃない【神のハッカー】アノニマス先生が作ったセキュリティだからね。」
木村「どんなに難解で複雑な計算式でも、それは幾つもの簡単な式がより合わさった出来たものであり、1つ1つ丁寧に解いていけば、いつかは解けるもの。それがハッキングというものさ・・・つまりどんな天才が作ったものにも、決まった法則があり、定まったルールがある・・・だから解くことは不可能じゃないよ・・・」
いや、その大量の作業を、そんな化け物級の速さでは一般人はできないんだよ・・・
木村「まあ、後もう1つ、あの人の噂で気になっていたものがあってね・・・この部屋に侵入した本命はそれでね・・」
友愛と麗太は、その言葉にゴクリと息をのむ。
友愛「それって、もしかしてアノニマス先生が作った【最強のソフト】ってこと?」
友愛は、胸の高鳴りを抑えて聞く。
木村「ああ、そう・・・それを一度拝んでみたかったのさ・・・」
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