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58話:浜辺に流れ着いていた
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異世界生活六十二日目
今日もいい天気だ!
吹きさらしじゃなくなったのでコメちゃんズ冷房もあまり頑張らずにできるようになったらしい。
「メグミ殿~ちょっと来て下され~」
ケイちゃんが呼んでいる。いったいなんだろうか。
「ケイちゃんなぁに~」
「メグミ殿!人間らしきものが流れ着いてきたのです!」
「ええ!?わたし以外の人間がいたの!?」
「形が似ているだけで確信がありませんぞ!」
「ふんふん。とりあえず見に行こう」
ザザーン。
目の前にはなんか白い角ばった格好をした人型の物が流れ着いている。
「メグミ殿人間ですぞ?」
「うーん。わたしの知ってる人間はこんなに角ばった見た目じゃないしこの世界の人はこういう見た目なのかな……」
カシャン!
顔と思われる部位が展開し、顔が出てきた。
「人間だ!ケイちゃん!」
「人間ですぞ!?」
「多分この角ばった格好は鎧か何かだったんだと思う」
「生きてますぞ?」
「どうだろう……」
漂着者の顔を覗き込む。
「う~ん……」
「あ、喋った。生きてる!」
ガシャ、ガシャ、ガシャン。
全身を包んでいた鎧が完全にバラバラになって脱げた。
「あ、ケイちゃんその白い鎧漂着者さんの大切なものかもしれないから集めておいて」
「わかりましたぞ」
漂着者さんが目を開く。
「大丈夫ですか?」
「ダイジョウブ?……大丈夫です」
返答が怪しい。そもそも日本語でしゃべりかけてるので異世界人だったら通じてないのでは……
「ここはどこですか?」
「わたしもよく分からないです、聞いた話によると西大陸らしいです」
「あ、そうなんですね、えっと俺の名前は……名前はうーん思い出せない」
「もしかして記憶喪失ですか?」
「記憶喪失なのかなあ自分のことだけが全然分からない感じですね……」
「それは記憶喪失ですよ!うーん記憶がなくて名前も分からないなら、思い出すまでここで生活するといいと思います。
「え?いいんですか?」
「来るもの拒まず!というより私もここに勝手に住み着いてるだけなので……」
「なるほど、もしかしてあの立派な丘が住まいですか?」
「あ、はい。みんなが頑張って建ててくれたんです」
「君以外にも住んでる人がいるんですか?」
「えっと……人じゃなくて、カニ……というか、カニなんですけど……カニさん、です」
「メグミ殿~鎧を忘れないように目立つ感じで飾っておきましたぞ!」
「ありがとうケイちゃん」
「でかいカニだ……カニと喋ってる!?」
「あ、はい。わたしはカニさんたちと意思疎通が出来まして。……土座衛門さんはそのカニさんたちの言葉聞こえませんよね?」
「土座衛門?」
「あ、名前が無いと不便なので、思わず名前が口に出てしまいました」
「なんだか立派な名前なので気に入りました、あとカニに関してですがあなたの方を向いて何か意思を放ってる感じはわかりますが全然何を言っているかはわかりません」
「やっぱりそうなんですね。あ、わたしはメグミです。ここはカニさんたちと協力していかないと生きていけないので、土座衛門さんの記憶が戻るまで私が通訳で一緒にいますね」
「あ、いえ体力には自信があるので自分で何とか……」
「だめですよ!ここはカニさん達も大きいけどわけわからないサイズの生き物がたくさん襲い掛かってくるんです!遠慮しないでください!」
「わ、わかりました、確かにメグミさんはここの土地の先輩ですしお言葉に甘えさせてもらいます」
「ミコちゃん。オカちゃんに土座衛門さんが住める広さのお家を作ってくれるように頼んでくれる?」
「わかったよ!うーん食堂とかは共同利用でいいの?」
「うん、みんなにも土座衛門さんを覚えてもらわないといけないしね」
ピューっとミコちゃんは走って行った。
「住居の面倒まで見ていただけるなんてなんていえばいいのか……」
「困ったときはお互い様ですから!それにわたし自分以外の人間に会うの初めてなのでちょっとわくわくしているんです!」
「あ、そのあんまりおもしろいことできないと思うんだけどな」
「カニさん達とはこう念話で話すことが多いので声を出して喋れるだけでも結構楽しいです!」
「君はとても前向きなんだね」
「そこだけが取り柄ですから!それじゃあみんなのところに案内しますね!」
わたしは土座衛門さんを大ホールまで連れていくことにした。
今日もいい天気だ!
吹きさらしじゃなくなったのでコメちゃんズ冷房もあまり頑張らずにできるようになったらしい。
「メグミ殿~ちょっと来て下され~」
ケイちゃんが呼んでいる。いったいなんだろうか。
「ケイちゃんなぁに~」
「メグミ殿!人間らしきものが流れ着いてきたのです!」
「ええ!?わたし以外の人間がいたの!?」
「形が似ているだけで確信がありませんぞ!」
「ふんふん。とりあえず見に行こう」
ザザーン。
目の前にはなんか白い角ばった格好をした人型の物が流れ着いている。
「メグミ殿人間ですぞ?」
「うーん。わたしの知ってる人間はこんなに角ばった見た目じゃないしこの世界の人はこういう見た目なのかな……」
カシャン!
顔と思われる部位が展開し、顔が出てきた。
「人間だ!ケイちゃん!」
「人間ですぞ!?」
「多分この角ばった格好は鎧か何かだったんだと思う」
「生きてますぞ?」
「どうだろう……」
漂着者の顔を覗き込む。
「う~ん……」
「あ、喋った。生きてる!」
ガシャ、ガシャ、ガシャン。
全身を包んでいた鎧が完全にバラバラになって脱げた。
「あ、ケイちゃんその白い鎧漂着者さんの大切なものかもしれないから集めておいて」
「わかりましたぞ」
漂着者さんが目を開く。
「大丈夫ですか?」
「ダイジョウブ?……大丈夫です」
返答が怪しい。そもそも日本語でしゃべりかけてるので異世界人だったら通じてないのでは……
「ここはどこですか?」
「わたしもよく分からないです、聞いた話によると西大陸らしいです」
「あ、そうなんですね、えっと俺の名前は……名前はうーん思い出せない」
「もしかして記憶喪失ですか?」
「記憶喪失なのかなあ自分のことだけが全然分からない感じですね……」
「それは記憶喪失ですよ!うーん記憶がなくて名前も分からないなら、思い出すまでここで生活するといいと思います。
「え?いいんですか?」
「来るもの拒まず!というより私もここに勝手に住み着いてるだけなので……」
「なるほど、もしかしてあの立派な丘が住まいですか?」
「あ、はい。みんなが頑張って建ててくれたんです」
「君以外にも住んでる人がいるんですか?」
「えっと……人じゃなくて、カニ……というか、カニなんですけど……カニさん、です」
「メグミ殿~鎧を忘れないように目立つ感じで飾っておきましたぞ!」
「ありがとうケイちゃん」
「でかいカニだ……カニと喋ってる!?」
「あ、はい。わたしはカニさんたちと意思疎通が出来まして。……土座衛門さんはそのカニさんたちの言葉聞こえませんよね?」
「土座衛門?」
「あ、名前が無いと不便なので、思わず名前が口に出てしまいました」
「なんだか立派な名前なので気に入りました、あとカニに関してですがあなたの方を向いて何か意思を放ってる感じはわかりますが全然何を言っているかはわかりません」
「やっぱりそうなんですね。あ、わたしはメグミです。ここはカニさんたちと協力していかないと生きていけないので、土座衛門さんの記憶が戻るまで私が通訳で一緒にいますね」
「あ、いえ体力には自信があるので自分で何とか……」
「だめですよ!ここはカニさん達も大きいけどわけわからないサイズの生き物がたくさん襲い掛かってくるんです!遠慮しないでください!」
「わ、わかりました、確かにメグミさんはここの土地の先輩ですしお言葉に甘えさせてもらいます」
「ミコちゃん。オカちゃんに土座衛門さんが住める広さのお家を作ってくれるように頼んでくれる?」
「わかったよ!うーん食堂とかは共同利用でいいの?」
「うん、みんなにも土座衛門さんを覚えてもらわないといけないしね」
ピューっとミコちゃんは走って行った。
「住居の面倒まで見ていただけるなんてなんていえばいいのか……」
「困ったときはお互い様ですから!それにわたし自分以外の人間に会うの初めてなのでちょっとわくわくしているんです!」
「あ、そのあんまりおもしろいことできないと思うんだけどな」
「カニさん達とはこう念話で話すことが多いので声を出して喋れるだけでも結構楽しいです!」
「君はとても前向きなんだね」
「そこだけが取り柄ですから!それじゃあみんなのところに案内しますね!」
わたしは土座衛門さんを大ホールまで連れていくことにした。
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