あなたとの出逢いに感謝を

yuto

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第1章

第4話

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それから更に1年が経った。

私も比較的業務にも慣れ始め、
反抗的であった部下達の扱いにも大分馴染んできた頃、

あの先輩から連絡が来た。
内容は単純、

「暫く会って無かったが今度久しぶりに飯でもどうだ?
もちろんお前の奢りな?」

知らない人からすれば、
かなり失礼なお誘い文句であろう。

いくら入隊が先であったとは言え
今ではかなり階級の差があるなかで
敬語もなく、友達でも誘っているかのようなこの誘い文句は
私にはこの上なく嬉しかった。

あまり人と関わることを好まない私には
軍において友人と呼べる人物は居らず、
部下とは・・・
なまじにも良い関係ではなく、ただ仕事上での付き合いのみであった。

そんな中、
少し引け目すら感じていた先輩からの
このお誘いは非社交的な私にとっては
正直最近多くなったラブレターよりも
遥かに嬉しいものであった。



・・・少し比較対象がおかしかっただろうか?



まぁそれはともかくとして
私はすぐにスケジュールを調整して
彼との時間を作った。



待ちに待ったこの日。
色々思うことはあるが、
まずは少なからず距離を置いたことを
詫びよう。

と待ち時間に物思いに耽っていると
見慣れた姿が目に入った。

それと同時に
隣を同じ速度で歩く
見覚えのない女性の姿も視界に入った。


・・・まぁ彼もいい年だし相手を見つけたんだろうな

と この時は軽く考え、
久しぶりの彼との再会に
嬉しさを覚え、この時は失念していた。



自分が比較的社交性がないことに。
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