あなたとの出逢いに感謝を

yuto

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第1章

第9話

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仮面をしていることで
顔などの外見的特徴は
分からないが、
それらは2人組で
体格からして男女一人ずつ。

男のほうは
大剣を用いて
自軍の兵士を片っ端から
なぎ払っているらしい。

その少し後方にいる
女のほうは
短剣を持ってはいるが
魔法を主に使用して
こちらも自軍の兵士を
殲滅していっている。

彼女の情報からは
正直一般兵では
手も足も出ず
近づくことすら出来ずに
ただひたすら、
それこそ文字通り
「蹂躙」
されているらしい。

情報をもらってから
5分程だろうか・・・
こちらでも目視で
確認できる距離まで
迫ってきた。


最前線は5キロ程先の場所で
自軍5000程の兵で展開されていたはずなのだが・・・


遠目からではあるが
観察していると・・・なるほど。

戦い方は
男がある程度近場の敵を
払って、女のほうが
魔法で殲滅。

基本的な二人組の戦い方ではあるが
それが言え、効率が良い。
まぁ戦場の規模と比例しているかと
言われれば、
少々返答に困るのだが。


正直一般兵と比べると
練度がまるで違う。


比喩などではなく
まさに大人と子どもの
戦闘である。


開けた戦場
対峙する3人

少し距離が空いている場所では
自軍と敵軍の兵士が戦っているが
誰もこちらに寄っては来ない。


・・・援軍は無し・・か・・・


私一人でどこまで戦えるかは
分からないがやれるところまで
やってみよう。

・・・こんなことなら伝えておけば良かった。


後悔の念が心に宿り、
今までの幸せだった日々が
脳裏をよぎるが、
意識を目の前の戦場に戻す。


そして私の戦場が狼煙をあげた。

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