本当に神様でしたか?!

るい

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1章 16年後

いざ入学式

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琢也とのやりとりも先生が来たのでやめ、皆自分の席へと着く。

「簡単に自己紹介しよう。俺はこのクラスの担任の中山 稔(なかやまみのる)だ。1年間宜しくな!」という30代前半そうな筋骨隆々な男だった。

秋葉は恐らく体育教師だろうと思っていたが中山先生の発言により教室がざわつく。

「因みに教えているのは生物だ!この筋肉は俺の研究成果だ」と言うが、突っ込み処が多すぎて何を言えば良いか分からなくなる。

「まぁ俺の話は後でも良いとして、そろそろ体育館へ移動して入学式をやるぞ!」と言われクラスメイト達は頭の中が疑問だらけになりながら体育館へ移動していく。

入学式が始まり、長いだけの話が始まりうとうととする。

新任教師の紹介が始まると自分のクラスの担任が誰かを聞くために頭を切り換える。

台に上るのは新任教師、クラス担任合わせて17人おり、その中に雪ねぇを見かけた。

新任教師は2人おり、1人目は安川 美奈(やすかわみな)と言い、黒髪セミロングでおっとりとした印象を与える。

秋葉は白衣が似合いそうだと思いながら話を聞くと化学を教えてくれるらしい。その名前は雪ねぇからたびたび聞かされており、化学に関しては雪ねぇよりも上のようで年も雪ねぇと同じようだ。

そして、雪ねぇは物理を教えてくれるそうだ。雪ねぇの論文には難しいことが書かれていたが、その内容は斬新で画期的な物だった。

概要としては新しい原子を発見し、その活用法であった。これにより50年は化学、医療が進歩したと言っても過言では無い。現に雪ねぇの、両親である司と棗はそれをいち早く実用化させる為、関係各所を周り、実用化を推し進めた。

雪ねぇは両親や、ケガを良くしていたまだ幼かった3人の為必死で学び発見し、じつようかまで漕ぎつけた。

雪ねぇは天才と言われるが努力をして俺達のために頑張っていたのを知っているので普段は残念なことも多いが尊敬をしている。

そしてクラス担任の発表になり一年3組の担任が発表されることになり、一歩前に出たのはまさかの雪ねぇであり、新任教師としては異例だとも思えた。

「私が1年3組の担任をすることになった御門 雪です。まだまだ分からないことも多いですが一緒に学び成長して行けたら良いと思っています。これから1年間宜しくお願いします。」と締め括り綺麗なお辞儀をする。

俺は雪ねぇが担任になることによって起こるであろう問題などを思いながら入学式を終える。
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