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設定資料
カップリング
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人と人を繋ぐことがテーマとなる本作においてはカップルが多めです。
作中の言葉を使えば鴛鴦です。
それらをまとめました。
カップルごとにちょっとしたフレーズのあるものもあります。
――――
〇弓錐
「帰る場所を灯せと回した弓錐」
主人公とその恋人です。出会いの頃はおねとしょたの関係です。
あつまれおねしょたの森を謳っていますが、元からおねしょた作品を書きたかったわけではありません。
血の繋がりがストーリー上重要になって来るので、結果としておねしょたになってしまいました。
ユミは一途にキリのことを想っていますが、年下の男の子を可愛いと思ってしまう癖はあったようなので、キリを好きになるきっかけとはなっていたようです。
とは言え傷ついた状態からやばい女に眼を付けられとても怖い思いをしたのは事実です。そこから救い出してくれたキリが頼もしく見えたのは間違いないでしょう。
そこから誘拐しようと考えるのはやりすぎだと思いますが。
しかしキリも恐ろしい母親の元で育ったのですから、ユミに魅力を感じてしまうのはしょうがないと思います。
その結果、たった二人で森の中で250日も過ごしたのですからいかれたカップルですね。実にお似合いなのではないでしょうか。
それでも最後は二人きりで生きていくことを選ばず、未来を見据えて進んでいくという締めになりました。私も最後まで悩んだところでしたが、メリーバッドエンドは止めておこうと決断しました。
〇クイ/ヤミ
「歩いた道のりに杭を打ち明日を選ぶ 闇にまぎれ眠れる縛めの卵」
一章の冒頭ではミステリアスな印象だったと思いますが、カップルとしては普通の男女の関係です。
闇だなんてなんでネガティブな言葉を名前にしてしまったんだろうと多少の後悔はありました。
しかし作中の歌で、闇の中でも杭を道標に進んで行けるのだと導くことができたので、結果的には良いネーミングだったと思っています。
カップリングのジャンルとしてはオタクとギャルです。
雛時代の同じ班だった二人です。
親の愛を受けずに育ってきたクイはトミサにやって来た時にも中二病をこじらせていましたが、そんな近寄りがたい雰囲気にも関わらずぐいぐいと迫るギャルという構図ですね。
彼らには本当に苦労をかけました。
クイはクイでユミを利用しようとしましたが、そのきっかけを作ったのもユミですね。彼らの子供が普通に生まれていたのなら、クイも自由な世界を作りたいと思うことも無かったはずです。
最後にクイが導いた結論の様に、手元にある幸せを噛みしめながら家族で寄り添い合って生きて欲しいと思います。
〇ギン/ソラ
「どんなに雲が暗くても、その上の空からは銀色の光が照らされている」
元々は高貴な身分のギンと村娘のソラを鳩であるユミが繋ぐ。そんな物語を構想していましたが、紆余曲折あってカップリングの組み合わせだけが設定として残りました。
女好きのギンと清楚系のソラという意外な組み合わせと思われた方も多いと思いますが、物語の発端となったカップルなのです。
2章の最終話のタイトルは乗換ですが、作者も気に入っているタイトルだったりします。
ギンにとってソラは失恋の末に出会った美女、ソラにとってギンはハコに会うための手段でした。
男女の出会いはもっと清いものであるのが理想的かもしれませんが、最終的に幸せな家庭が築けるのであればきっかけはなんでも良いと思うのです。
その出会いを不純なものだとして拒絶してしまうのは、出会いの機会の損失とも言えるでしょう。
偶然ではありますが、母親の手紙によって二人の仲が応援されることになりました。
ソラも大いに勇気づけられたはずです。
カップルのジャンルとしては清純派を目指しました。
互いにソラさん、ギンくんと呼びあう仲であり、最終話までプラトニックな関係を維持していました。
ユミからも二人の関係は認められたので、今後は歯止めが利かなくなると思いますが。
〇サイ/テコ
「梃の原理で、賽が投げられた」
あつまれと言うにはその組み合わせは少ないですが、おねしょたの第二弾です。
家族の元を一人離れてやって来たテコと、大事な家族を一人失ったサイという組み合わせです。
ユミとキリの出会いが13歳と11歳なのに対して、サイが17歳、テコは12歳での出会いなのでおねしょた度はこちらの方が強いです。
それでもサイはテコが17歳になるまで特に手を出していた訳ではないので健全ですね。早々に私を倒せたら鴦になってやると冗談めかして発言はしていましたが。
テコはテコで時間をかけてじっくりとサイを投げ飛ばす機会を伺っていましたし、食べるのが好きなサイのために料理の研究をするなど努力もしていたんですよね。
ネギでポッキーゲームを仕掛けたのは若気の至りです。
〇ミズ/コナ
「乾いた粉を水で潤すんだ」
おねしょたに対しておねろりなどと言うそうですね。
二章から三章をすっ飛ばしてしまったこともあり、せっかく鳩をモチーフとした物語なのに、ユミの鳩としての活躍を描けていないんですよね。ミズとコナの関係を描くことで鴛鴦文とユミの仕事を描写する狙いがありました。
本来ユミはミズともコナと出会うはずがありませんでした。そして偶然にも互いに同性愛者だとあることを気づくことになりました。
作中の鴛鴦文のエピソードは少ないですが、人と人とを繋ぐ鳩の役目を描けたかなと思っています。
この2人の顛末までは描くことはできませんでしたが、自由な世界の象徴となり得ることでしょう。
〇砂時計
「刻まれていく時を砂が可視化させてる」
クイとヤミと同じ班であったトキとスナのカップリングです。
ジャンルはなんと呼べばいいのかは分かりませんが、巨漢のトキと怪力のスナなのでばっちりと嵌るものがあったのでしょう。
悲しいことですが、ユミの孵卵を受けている間にスナは亡くなっています。
トキとスナの間に流れる時間は、落ち切った砂時計の様に停止してしまいました。
その砂時計を再びひっくり返したのが、サイであり、クイであり、ユミです。
登場時のトキは頼りがいのある親父というイメージだったと思いますが、そんな彼も周りに支えられていたんですね。
〇アサ/サラ
「朝の光が孤独を分かち合う 皿から零れた形無き水滴」
後付け設定となってしまいましたが、アサとサラは本来の鴛鴦ではありません。
ミズもアサの子供ではなく、事実だけを並べればアサはミズにとって親の仇にあたります。
しかしもしミズの本当の親の命を奪わなければ、ミズとサラの身に危険が及んでいたかもしれません。
サラがアサのことを鴛と慕い、ミズがアサを親だと認識するのであれば問題はないのでしょう。
アサは辛い生活を強いられていますが、遠くで自らのことを想ってくれている人がいると言う事実に救われているはずです。
そしてその思いを届けるのがユミの役目なのです。
〇ケン/ハコ
ユミの両親です。
出会ったのは一度きり。最終話でも再会を果たすことはできませんでした。
ハコはケンの名前すら知りませんでしたがずっと好きだったようです。
ケンはハコのことを少なからず想ってはいましたが、自身の暴力からは遠ざけたい存在だったようです。どこかで優しさと美しさを維持していて欲しいと願ってはいたようですね。
ハコはケンの話をした際、ユミにはケンに出会ったらお父さんと呼んで上げるように伝えていました。
ケンはユミのことを認知していませんでしたが、ソラにはずっとお父さんと呼ばれたいと思っていました。ユミのことを知ればお父さんと呼ばれたいと思ったはずです。
それに応えるように、ユミは最後にようやくお父さんと呼ぶことができました。
両親の気持ちを繋いだ瞬間とも言えますね。
〇アイ/カラ
キリの両親です。
鴛鴦文で結ばれた正式な鴛鴦でした。
アイもカラと鴛鴦文のやり取りをしている時はとても楽しそうにしていたそうです。
これ以上はカラが可愛そうなので、ここでの言及は避けておきます。
〇ケン/アイ
ソラの両親です。
NTRタグをつけることとなった諸悪の根源です。
出会うタイミング違っていればもう少し良い世界が描けたのかもしれません。
2人のメリーバッドエンドという落ちでした。
ケンにとってはメリーのつもりもないですけどね。
作中の言葉を使えば鴛鴦です。
それらをまとめました。
カップルごとにちょっとしたフレーズのあるものもあります。
――――
〇弓錐
「帰る場所を灯せと回した弓錐」
主人公とその恋人です。出会いの頃はおねとしょたの関係です。
あつまれおねしょたの森を謳っていますが、元からおねしょた作品を書きたかったわけではありません。
血の繋がりがストーリー上重要になって来るので、結果としておねしょたになってしまいました。
ユミは一途にキリのことを想っていますが、年下の男の子を可愛いと思ってしまう癖はあったようなので、キリを好きになるきっかけとはなっていたようです。
とは言え傷ついた状態からやばい女に眼を付けられとても怖い思いをしたのは事実です。そこから救い出してくれたキリが頼もしく見えたのは間違いないでしょう。
そこから誘拐しようと考えるのはやりすぎだと思いますが。
しかしキリも恐ろしい母親の元で育ったのですから、ユミに魅力を感じてしまうのはしょうがないと思います。
その結果、たった二人で森の中で250日も過ごしたのですからいかれたカップルですね。実にお似合いなのではないでしょうか。
それでも最後は二人きりで生きていくことを選ばず、未来を見据えて進んでいくという締めになりました。私も最後まで悩んだところでしたが、メリーバッドエンドは止めておこうと決断しました。
〇クイ/ヤミ
「歩いた道のりに杭を打ち明日を選ぶ 闇にまぎれ眠れる縛めの卵」
一章の冒頭ではミステリアスな印象だったと思いますが、カップルとしては普通の男女の関係です。
闇だなんてなんでネガティブな言葉を名前にしてしまったんだろうと多少の後悔はありました。
しかし作中の歌で、闇の中でも杭を道標に進んで行けるのだと導くことができたので、結果的には良いネーミングだったと思っています。
カップリングのジャンルとしてはオタクとギャルです。
雛時代の同じ班だった二人です。
親の愛を受けずに育ってきたクイはトミサにやって来た時にも中二病をこじらせていましたが、そんな近寄りがたい雰囲気にも関わらずぐいぐいと迫るギャルという構図ですね。
彼らには本当に苦労をかけました。
クイはクイでユミを利用しようとしましたが、そのきっかけを作ったのもユミですね。彼らの子供が普通に生まれていたのなら、クイも自由な世界を作りたいと思うことも無かったはずです。
最後にクイが導いた結論の様に、手元にある幸せを噛みしめながら家族で寄り添い合って生きて欲しいと思います。
〇ギン/ソラ
「どんなに雲が暗くても、その上の空からは銀色の光が照らされている」
元々は高貴な身分のギンと村娘のソラを鳩であるユミが繋ぐ。そんな物語を構想していましたが、紆余曲折あってカップリングの組み合わせだけが設定として残りました。
女好きのギンと清楚系のソラという意外な組み合わせと思われた方も多いと思いますが、物語の発端となったカップルなのです。
2章の最終話のタイトルは乗換ですが、作者も気に入っているタイトルだったりします。
ギンにとってソラは失恋の末に出会った美女、ソラにとってギンはハコに会うための手段でした。
男女の出会いはもっと清いものであるのが理想的かもしれませんが、最終的に幸せな家庭が築けるのであればきっかけはなんでも良いと思うのです。
その出会いを不純なものだとして拒絶してしまうのは、出会いの機会の損失とも言えるでしょう。
偶然ではありますが、母親の手紙によって二人の仲が応援されることになりました。
ソラも大いに勇気づけられたはずです。
カップルのジャンルとしては清純派を目指しました。
互いにソラさん、ギンくんと呼びあう仲であり、最終話までプラトニックな関係を維持していました。
ユミからも二人の関係は認められたので、今後は歯止めが利かなくなると思いますが。
〇サイ/テコ
「梃の原理で、賽が投げられた」
あつまれと言うにはその組み合わせは少ないですが、おねしょたの第二弾です。
家族の元を一人離れてやって来たテコと、大事な家族を一人失ったサイという組み合わせです。
ユミとキリの出会いが13歳と11歳なのに対して、サイが17歳、テコは12歳での出会いなのでおねしょた度はこちらの方が強いです。
それでもサイはテコが17歳になるまで特に手を出していた訳ではないので健全ですね。早々に私を倒せたら鴦になってやると冗談めかして発言はしていましたが。
テコはテコで時間をかけてじっくりとサイを投げ飛ばす機会を伺っていましたし、食べるのが好きなサイのために料理の研究をするなど努力もしていたんですよね。
ネギでポッキーゲームを仕掛けたのは若気の至りです。
〇ミズ/コナ
「乾いた粉を水で潤すんだ」
おねしょたに対しておねろりなどと言うそうですね。
二章から三章をすっ飛ばしてしまったこともあり、せっかく鳩をモチーフとした物語なのに、ユミの鳩としての活躍を描けていないんですよね。ミズとコナの関係を描くことで鴛鴦文とユミの仕事を描写する狙いがありました。
本来ユミはミズともコナと出会うはずがありませんでした。そして偶然にも互いに同性愛者だとあることを気づくことになりました。
作中の鴛鴦文のエピソードは少ないですが、人と人とを繋ぐ鳩の役目を描けたかなと思っています。
この2人の顛末までは描くことはできませんでしたが、自由な世界の象徴となり得ることでしょう。
〇砂時計
「刻まれていく時を砂が可視化させてる」
クイとヤミと同じ班であったトキとスナのカップリングです。
ジャンルはなんと呼べばいいのかは分かりませんが、巨漢のトキと怪力のスナなのでばっちりと嵌るものがあったのでしょう。
悲しいことですが、ユミの孵卵を受けている間にスナは亡くなっています。
トキとスナの間に流れる時間は、落ち切った砂時計の様に停止してしまいました。
その砂時計を再びひっくり返したのが、サイであり、クイであり、ユミです。
登場時のトキは頼りがいのある親父というイメージだったと思いますが、そんな彼も周りに支えられていたんですね。
〇アサ/サラ
「朝の光が孤独を分かち合う 皿から零れた形無き水滴」
後付け設定となってしまいましたが、アサとサラは本来の鴛鴦ではありません。
ミズもアサの子供ではなく、事実だけを並べればアサはミズにとって親の仇にあたります。
しかしもしミズの本当の親の命を奪わなければ、ミズとサラの身に危険が及んでいたかもしれません。
サラがアサのことを鴛と慕い、ミズがアサを親だと認識するのであれば問題はないのでしょう。
アサは辛い生活を強いられていますが、遠くで自らのことを想ってくれている人がいると言う事実に救われているはずです。
そしてその思いを届けるのがユミの役目なのです。
〇ケン/ハコ
ユミの両親です。
出会ったのは一度きり。最終話でも再会を果たすことはできませんでした。
ハコはケンの名前すら知りませんでしたがずっと好きだったようです。
ケンはハコのことを少なからず想ってはいましたが、自身の暴力からは遠ざけたい存在だったようです。どこかで優しさと美しさを維持していて欲しいと願ってはいたようですね。
ハコはケンの話をした際、ユミにはケンに出会ったらお父さんと呼んで上げるように伝えていました。
ケンはユミのことを認知していませんでしたが、ソラにはずっとお父さんと呼ばれたいと思っていました。ユミのことを知ればお父さんと呼ばれたいと思ったはずです。
それに応えるように、ユミは最後にようやくお父さんと呼ぶことができました。
両親の気持ちを繋いだ瞬間とも言えますね。
〇アイ/カラ
キリの両親です。
鴛鴦文で結ばれた正式な鴛鴦でした。
アイもカラと鴛鴦文のやり取りをしている時はとても楽しそうにしていたそうです。
これ以上はカラが可愛そうなので、ここでの言及は避けておきます。
〇ケン/アイ
ソラの両親です。
NTRタグをつけることとなった諸悪の根源です。
出会うタイミング違っていればもう少し良い世界が描けたのかもしれません。
2人のメリーバッドエンドという落ちでした。
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