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君の笑顔は僕だけのもの
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「ねぇ、おねえちゃん」
小さな声がレビリアの袖を引っ張った。リオだ。
「どうしたの?」
「セピア様がおねえちゃんとお話したいって!」
「……え?」
視線を向けると、セピアが少し離れたバルコニーの方を見ている。
その横顔は――どこか、切実さを帯びていた。
夜風が頬を撫で、月明かりが二人を包む。
しばしの沈黙の後、セピアが小さく呟いた。
「……ないで」
「え?」
「レビリアたんのかわいい笑顔……ほかの人に見せないで。ぼくだけに、見せてほしい」
翡翠の瞳が真っ直ぐにこちらを射抜いてくる。
心臓が跳ねる音が、自分でもうるさいほどに響いた。
「そ、そんなの……」
「……ズルい?」
「……ズルいわよ」
震える声で答えると、セピアの手が、そっと彼女の手に重なった。
「ごめん。僕、最近おかしいんだ。
レビリアたんを、僕だけのものにしたいって思う。触れたいって思う。…これが、“恋”ってやつなのかな?」
「ソ、ソウダトオモイマス…。」
思わずカタコトになるレビリア。
――なにこれ、反則じゃない?
(つい最近まで“おせんべー”とか言ってた子が、急にこんな男らしいこと言うなんて……好きになっちゃうじゃない!)
煌びやかな舞踏会は終盤を迎え、会場にはまだ楽団の奏でる優雅な旋律が流れていた。
月光が差し込む大理石の床に、シャンデリアの光が揺れる。
「セピア様、少しお顔が赤いのではなくて?」
レビリアは小さく眉をひそめた。
頬だけでなく、耳までほんのり朱に染まり、呼吸が早い。
「……ん? だいじょうぶ……だよ。レビリアたん、もっと笑ってて……」
言葉の端に熱が混じり、翡翠の瞳がとろんと潤んでいる。
(おかしいわ……彼、お酒は飲まないはず)
卓上を見ると、さきほどまであったジュースのグラスが空になっていた。
(まさか……入れ替えられていた!?)
胸にざわめきが広がる。レビリアは慌てて立ち上がった。
「水を持ってきますわ。ここで待っていて」
「……うん、レビリアたん、すぐ戻ってきてね……」
小さな声で、子どものように縋る声を残し、レビリアは駆け出した。
だが――戻った時、そこに彼の姿はなかった。
「……セピア様?」
空になった席。冷たく光るグラスだけが、月光を反射していた。
(どこへ……? まさか……)
胸が、ズキンと痛んだ。
嫌な予感が、雷鳴のように頭を打つ。
「……お願い、無事でいて」
裾を持ち上げ、レビリアは人々の視線を無視して走り出した。
きらびやかな会場を抜け、静かな廊下へ――。
****
「まあ……こんなところにいたのね、セピア様」
柔らかな声が休憩室に満ちる。クラリーチェが、赤い唇を妖しく吊り上げた。
「……クラリーチェ……?」
ぼんやりした視線で彼女を見やるセピア。
その身体は熱に浮かされたように揺れていた。
「お可哀想に。あんな女に弄ばれて……」
「……やめろ……レビリアたんを悪く言うな」
掠れた声に、怒りが混ざる。
「弄ばれているのよ。貴方はただの遊び人形。彼女は誰にでも微笑む――」
「ちがうっ!!」
セピアが叫んだ。
揺れる翡翠の瞳から、真っ直ぐな光が迸る。
「レビリアたんは……そんな人じゃない!
ぼくにとって……だれよりも、大切なひとなんだ!」
クラリーチェが目を細める。だが、なおも低い声で囁いた。
「だったら……証明なさいな。私に委ねて――」
白い指がセピアの胸に触れようとした、その瞬間――。
「や、やめろ!!」
セピアがその手を払いのけ、息を荒くする。
「ぼくに……触れていいのは……レビリアたんだけだ!」
その言葉は、夜を切り裂く刃のように鋭かった。
――ガンッ!!
重い扉が蹴り破られる音が、静かな部屋に轟いた。
月明かりの中、ドレスの裾を乱したまま立つ少女の姿。
「……クラリーチェ。貴方……落ちるところまで落ちたわね」
レビリアの声は、氷の刃のように冷たい。
クラリーチェが蒼白になる。
「な、なぜここが――」
「私を侮った報いよ」
鋭い視線で彼女を射抜き、レビリアはセピアの傍へ歩み寄る。
揺れる翡翠の瞳が、こちらを必死に追う。
「……レビリア、たん……」
その声に、胸の奥が熱くなる。
「セピア様……私、気づいてしまったの」
そっと彼の頬に触れる。熱い。――でも、離せない。
「私も、貴方が大好きよ。
人として……そして、一人の男性として。
これからも、ずっと、貴方のそばにいたい」
クラリーチェが絶句する中、その言葉は炎となって夜を焦がした。
****
「……なるほど、やはりクラリーチェが動いたか」
月影に潜むエルヴィンが、ポアロに視線を送った。
ポアロは冷ややかに笑い、懐から小型の魔導記録具を取り出す。
「ええ、音声はしっかりと。『王妃』の名も……これで決定的です」
「よし……次は一気に包囲網を狭める」
銀髪の王子が、紫の瞳を細める。
一方その頃、王妃の居室では――。
「……役立たずが。いいわ、次は“切り札”を使う」
暗い声とともに、杯のワインが深紅に染まる。
夜はまだ、終わらない。
小さな声がレビリアの袖を引っ張った。リオだ。
「どうしたの?」
「セピア様がおねえちゃんとお話したいって!」
「……え?」
視線を向けると、セピアが少し離れたバルコニーの方を見ている。
その横顔は――どこか、切実さを帯びていた。
夜風が頬を撫で、月明かりが二人を包む。
しばしの沈黙の後、セピアが小さく呟いた。
「……ないで」
「え?」
「レビリアたんのかわいい笑顔……ほかの人に見せないで。ぼくだけに、見せてほしい」
翡翠の瞳が真っ直ぐにこちらを射抜いてくる。
心臓が跳ねる音が、自分でもうるさいほどに響いた。
「そ、そんなの……」
「……ズルい?」
「……ズルいわよ」
震える声で答えると、セピアの手が、そっと彼女の手に重なった。
「ごめん。僕、最近おかしいんだ。
レビリアたんを、僕だけのものにしたいって思う。触れたいって思う。…これが、“恋”ってやつなのかな?」
「ソ、ソウダトオモイマス…。」
思わずカタコトになるレビリア。
――なにこれ、反則じゃない?
(つい最近まで“おせんべー”とか言ってた子が、急にこんな男らしいこと言うなんて……好きになっちゃうじゃない!)
煌びやかな舞踏会は終盤を迎え、会場にはまだ楽団の奏でる優雅な旋律が流れていた。
月光が差し込む大理石の床に、シャンデリアの光が揺れる。
「セピア様、少しお顔が赤いのではなくて?」
レビリアは小さく眉をひそめた。
頬だけでなく、耳までほんのり朱に染まり、呼吸が早い。
「……ん? だいじょうぶ……だよ。レビリアたん、もっと笑ってて……」
言葉の端に熱が混じり、翡翠の瞳がとろんと潤んでいる。
(おかしいわ……彼、お酒は飲まないはず)
卓上を見ると、さきほどまであったジュースのグラスが空になっていた。
(まさか……入れ替えられていた!?)
胸にざわめきが広がる。レビリアは慌てて立ち上がった。
「水を持ってきますわ。ここで待っていて」
「……うん、レビリアたん、すぐ戻ってきてね……」
小さな声で、子どものように縋る声を残し、レビリアは駆け出した。
だが――戻った時、そこに彼の姿はなかった。
「……セピア様?」
空になった席。冷たく光るグラスだけが、月光を反射していた。
(どこへ……? まさか……)
胸が、ズキンと痛んだ。
嫌な予感が、雷鳴のように頭を打つ。
「……お願い、無事でいて」
裾を持ち上げ、レビリアは人々の視線を無視して走り出した。
きらびやかな会場を抜け、静かな廊下へ――。
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「まあ……こんなところにいたのね、セピア様」
柔らかな声が休憩室に満ちる。クラリーチェが、赤い唇を妖しく吊り上げた。
「……クラリーチェ……?」
ぼんやりした視線で彼女を見やるセピア。
その身体は熱に浮かされたように揺れていた。
「お可哀想に。あんな女に弄ばれて……」
「……やめろ……レビリアたんを悪く言うな」
掠れた声に、怒りが混ざる。
「弄ばれているのよ。貴方はただの遊び人形。彼女は誰にでも微笑む――」
「ちがうっ!!」
セピアが叫んだ。
揺れる翡翠の瞳から、真っ直ぐな光が迸る。
「レビリアたんは……そんな人じゃない!
ぼくにとって……だれよりも、大切なひとなんだ!」
クラリーチェが目を細める。だが、なおも低い声で囁いた。
「だったら……証明なさいな。私に委ねて――」
白い指がセピアの胸に触れようとした、その瞬間――。
「や、やめろ!!」
セピアがその手を払いのけ、息を荒くする。
「ぼくに……触れていいのは……レビリアたんだけだ!」
その言葉は、夜を切り裂く刃のように鋭かった。
――ガンッ!!
重い扉が蹴り破られる音が、静かな部屋に轟いた。
月明かりの中、ドレスの裾を乱したまま立つ少女の姿。
「……クラリーチェ。貴方……落ちるところまで落ちたわね」
レビリアの声は、氷の刃のように冷たい。
クラリーチェが蒼白になる。
「な、なぜここが――」
「私を侮った報いよ」
鋭い視線で彼女を射抜き、レビリアはセピアの傍へ歩み寄る。
揺れる翡翠の瞳が、こちらを必死に追う。
「……レビリア、たん……」
その声に、胸の奥が熱くなる。
「セピア様……私、気づいてしまったの」
そっと彼の頬に触れる。熱い。――でも、離せない。
「私も、貴方が大好きよ。
人として……そして、一人の男性として。
これからも、ずっと、貴方のそばにいたい」
クラリーチェが絶句する中、その言葉は炎となって夜を焦がした。
****
「……なるほど、やはりクラリーチェが動いたか」
月影に潜むエルヴィンが、ポアロに視線を送った。
ポアロは冷ややかに笑い、懐から小型の魔導記録具を取り出す。
「ええ、音声はしっかりと。『王妃』の名も……これで決定的です」
「よし……次は一気に包囲網を狭める」
銀髪の王子が、紫の瞳を細める。
一方その頃、王妃の居室では――。
「……役立たずが。いいわ、次は“切り札”を使う」
暗い声とともに、杯のワインが深紅に染まる。
夜はまだ、終わらない。
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