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第十話 練習以外の時間②
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「うおッ、メチャクチャ良い匂いじゃん!!」
「ブツを……早くブツをくれ。手の震えと倦怠感が収まらない、誰かがアタシを狙ってる気がする」
「優奈、それ何てドラッグ?」
「クッキーッ!! クッキー此処ーッ!!」
騒がしい四つの声と足音が二階から降りてくるのを聞き、その人影は嬉しそうに背後を振り返る。そして扉が開いたのを見て彼女はこう言った。
「皆お疲れ様~ッ!! 今テーブルにクッキー運ぶから先に席着いててッ」
部屋に入ってきた疾風達を、久美さんがキラキラとした笑顔を浮べながら迎えた。
久美さんは茶色の若干パーマ掛かった髪をした、とても二十代とは思えぬ気品を纏った美しい女性。やはり姉弟らしく海斗に何となく似ていて常に口角の上がった顔をしているが、弟とは違いその笑顔に裏側や腹黒さは感じない。
彼女と話した事のある人間は皆須く、中旬の太陽が如きほんわかとしたイメージを覚えるだろう。
しかしまた同時に、海斗の姉らしく若干イカレた所も当然の如く彼女は持っていた。
突然二人も同居人が増える事に成った時も、「賑やかに成っていいわね~」で済ませる度を超えた大らかさの持ち主。その大らかさが若干危うく感じる時もあるが、それでもその性格故に血の繋がぬ家族達は皆彼女のことを実の姉が如く慕っていたのである。
四人とも今すぐ甘味にかぶりつき疲労した脳に糖をぶち込みたくて仕方が無かったが、その衝動を理性で抑えつけ久美さん言われた通り席に着く。
すると暫くして、昨日からこの家に加わった仙姿玉質の美少女がキッチンから手にクッキーの載った皿を持ち現われた。
「皆さんお疲れ様でーす!! 今一人ずつお皿運んでいきますねッ」
兄にくっ付いてこの家へ引っ越した凪咲が、男共にまるで七色の宝石が飛び散ったかの如き幻覚を見せる笑顔と声を発する。数百年分の家賃が一括振り込みされた。
身体に甘い匂いを纏って、黒髪を後で一纏めにし、前髪を若草色のバンダナで覆うその姿は何とも家庭的で女の子っぽい。
「何だか、急に食卓が緊張する場に変わったな。女の子が居るだけでこんなにも雰囲気が変わるのか」
聡太がまるで重役との会食に参加しているかの如く背筋をピンと伸ばしながらそう漏らす。すると、その言葉に隣へ座る優奈が反応した。
「あ? 前にも女の子なら居ただろうがッ」
「久美さんの事? 流石に久美さんは女の子って感じに見れないよ~、皆のお姉さんって感じじゃん」
「いや久美さん以外にも居るだろ、女の子。ほらちゃんと思い出してみろよッあと一人居るだろうが」
「久美さん以外? …………あ!」
その聡太が漏らした一音に、優奈は期待の視線を向ける。
「偶にここへ餌貰いに来る雌猫のミー子か。確かにあの猫は女の子だ、身体の舐め方が何とも色っぽッ……痛ッて”え!?」
しかしその聡太が発した言葉に優奈は即顔へ失望を浮べ、テーブル下でノンデリの脛へと蹴りを入れる。そして弁慶の泣き所に蹴りを叩き込まれた聡太は激痛で涙目に成りながらテーブルて蹲った。
するとそんな聡太の元へクッキーが運ばれてくる。
「お疲れ様ですッ聡太さん。この前はごめんなさい、目大丈夫ですか?」
人の気配に聡太が顔を上げると、心配そうな表情で自分を見詰める凪咲と目が合い心臓がドキンと跳ねた。
恐らく以前始めて凪咲がこの家に来たとき、聡太を悪いアルジェリア人だと勘違いして催涙スプレーをぶっかけた事を謝っているのだろう。
正直あの後かなり長時間洗面所で目を濯ぎ続け、翌朝に成るまで完全には目が開かなかったという結経酷い状態に成った。しかしそんな過去の苦しみも、今のこの状況を思えば些事であったかの如く思えてくる。
凪咲は椅子に座る聡太と目線を合わせる為膝を折り、上目遣いで美しい焦げ茶色の瞳を一心に彼へと向けている。
そんな普通なら画面越し以外で見られぬ美貌が今自分へ話掛けているという事実に、聡太の鼻の下は伸びられるだけ伸びきった。
「あはははは、もう全然大丈夫だから気にしないで下さいッ。流石にアルジェリア人と勘違いされて催涙スプレー掛けられたのにはビックリしましたけど、まあ今思えば丁度いい眠気覚ましだったかなって感じです。自分、鍛えてるんでッ! あのくらい如何って事無いですよッ!!」
そう言って聡太は「目なんて鍛えようが無いだろぉ!!」と情けなく叫んでいた事をすっかり忘れ、調子の良い言葉と共に巨大な力瘤を膨らませる。
「うわあああ、日本語お上手なんですねッ。如何やってお勉強なされたんですか?」
「……あれ? 若しかして勘違いまだ続いてる??」
しかしそれを受け凪咲が発した何かが致命的に間違っているリアクションに、その力瘤は穴が開いた風船の如く萎んだ。
「あら~、聡太君ってアルジェリア人だったのッ? 今まで気付いてあげられなくてごめんなさい、今度母国の料理をネットで調べて再現するから待っててね。あ、أنا في انتظار إعادة إنشاء الطبق」
「久美さんッ!? 僕アルジェリア人じゃないですからッ、普通に日本語通じますから!! っていうか久美さんアラビア語喋れるんですね、そもそもなんでアルジェリアの公用語がアラビア語って知ってるんですか久美さんッ!?」
皆のカップに紅茶を注いでいた久美さんが、さらっと凄まじい能力を披露した。こんな訳の分からない勘違いで披露して良い物だとは思えないのだが……
この家の出身者、久美さんと海斗は両者とも凄まじい頭脳と学習能力を持っているのだが、意外にもッいやそのせいか久美さんは時偶常人の理解からはみ出す事が有る。
今のもボケなのか若しくは本気で信じてしまったのか分からない底知れ無さを、聡太は彼女に感じたのであった。
そうこうしている内に久美さんは全員のカップへ紅茶を注ぎ終え、凪咲は一番最後に自分と兄のクッキーをテーブルへと運んだ。疾風の皿だけ量が他の人間より多く、全てのクッキーがハート型に見えるのは気のせいであろうか。
そして席に着いた凪咲は、隣に座る彼へとこう尋ねたのであった。
「疾風、練習楽しかった?」
そう妹に尋ねられた疾風は一瞬悩むような皺を眉間に寄せる。しかしそれでも最終的にはその目と口と眉に笑みを浮べ、こう言ったのである。
「まあまあ楽しかったかな」
「そっか、良かったッ」
期待通りな兄の反応に、凪咲は我が事の如く嬉しそうに笑顔を浮べた。自分が奪ってしまった疾風のこの表情をもう一度見る、その為だけに彼女は此処へ引越したのだから。
そして久美さんも席に着き、全員の前にクッキーと紅茶が並んだ事で準備が遂に整った。
「「「「「「いただきますッ!!」」」」」」
六つの声がピタリと重なりながらそう言葉を奏で、この家に住む人間全員が一堂に会するおやつの時間が始まったのであった。
「ブツを……早くブツをくれ。手の震えと倦怠感が収まらない、誰かがアタシを狙ってる気がする」
「優奈、それ何てドラッグ?」
「クッキーッ!! クッキー此処ーッ!!」
騒がしい四つの声と足音が二階から降りてくるのを聞き、その人影は嬉しそうに背後を振り返る。そして扉が開いたのを見て彼女はこう言った。
「皆お疲れ様~ッ!! 今テーブルにクッキー運ぶから先に席着いててッ」
部屋に入ってきた疾風達を、久美さんがキラキラとした笑顔を浮べながら迎えた。
久美さんは茶色の若干パーマ掛かった髪をした、とても二十代とは思えぬ気品を纏った美しい女性。やはり姉弟らしく海斗に何となく似ていて常に口角の上がった顔をしているが、弟とは違いその笑顔に裏側や腹黒さは感じない。
彼女と話した事のある人間は皆須く、中旬の太陽が如きほんわかとしたイメージを覚えるだろう。
しかしまた同時に、海斗の姉らしく若干イカレた所も当然の如く彼女は持っていた。
突然二人も同居人が増える事に成った時も、「賑やかに成っていいわね~」で済ませる度を超えた大らかさの持ち主。その大らかさが若干危うく感じる時もあるが、それでもその性格故に血の繋がぬ家族達は皆彼女のことを実の姉が如く慕っていたのである。
四人とも今すぐ甘味にかぶりつき疲労した脳に糖をぶち込みたくて仕方が無かったが、その衝動を理性で抑えつけ久美さん言われた通り席に着く。
すると暫くして、昨日からこの家に加わった仙姿玉質の美少女がキッチンから手にクッキーの載った皿を持ち現われた。
「皆さんお疲れ様でーす!! 今一人ずつお皿運んでいきますねッ」
兄にくっ付いてこの家へ引っ越した凪咲が、男共にまるで七色の宝石が飛び散ったかの如き幻覚を見せる笑顔と声を発する。数百年分の家賃が一括振り込みされた。
身体に甘い匂いを纏って、黒髪を後で一纏めにし、前髪を若草色のバンダナで覆うその姿は何とも家庭的で女の子っぽい。
「何だか、急に食卓が緊張する場に変わったな。女の子が居るだけでこんなにも雰囲気が変わるのか」
聡太がまるで重役との会食に参加しているかの如く背筋をピンと伸ばしながらそう漏らす。すると、その言葉に隣へ座る優奈が反応した。
「あ? 前にも女の子なら居ただろうがッ」
「久美さんの事? 流石に久美さんは女の子って感じに見れないよ~、皆のお姉さんって感じじゃん」
「いや久美さん以外にも居るだろ、女の子。ほらちゃんと思い出してみろよッあと一人居るだろうが」
「久美さん以外? …………あ!」
その聡太が漏らした一音に、優奈は期待の視線を向ける。
「偶にここへ餌貰いに来る雌猫のミー子か。確かにあの猫は女の子だ、身体の舐め方が何とも色っぽッ……痛ッて”え!?」
しかしその聡太が発した言葉に優奈は即顔へ失望を浮べ、テーブル下でノンデリの脛へと蹴りを入れる。そして弁慶の泣き所に蹴りを叩き込まれた聡太は激痛で涙目に成りながらテーブルて蹲った。
するとそんな聡太の元へクッキーが運ばれてくる。
「お疲れ様ですッ聡太さん。この前はごめんなさい、目大丈夫ですか?」
人の気配に聡太が顔を上げると、心配そうな表情で自分を見詰める凪咲と目が合い心臓がドキンと跳ねた。
恐らく以前始めて凪咲がこの家に来たとき、聡太を悪いアルジェリア人だと勘違いして催涙スプレーをぶっかけた事を謝っているのだろう。
正直あの後かなり長時間洗面所で目を濯ぎ続け、翌朝に成るまで完全には目が開かなかったという結経酷い状態に成った。しかしそんな過去の苦しみも、今のこの状況を思えば些事であったかの如く思えてくる。
凪咲は椅子に座る聡太と目線を合わせる為膝を折り、上目遣いで美しい焦げ茶色の瞳を一心に彼へと向けている。
そんな普通なら画面越し以外で見られぬ美貌が今自分へ話掛けているという事実に、聡太の鼻の下は伸びられるだけ伸びきった。
「あはははは、もう全然大丈夫だから気にしないで下さいッ。流石にアルジェリア人と勘違いされて催涙スプレー掛けられたのにはビックリしましたけど、まあ今思えば丁度いい眠気覚ましだったかなって感じです。自分、鍛えてるんでッ! あのくらい如何って事無いですよッ!!」
そう言って聡太は「目なんて鍛えようが無いだろぉ!!」と情けなく叫んでいた事をすっかり忘れ、調子の良い言葉と共に巨大な力瘤を膨らませる。
「うわあああ、日本語お上手なんですねッ。如何やってお勉強なされたんですか?」
「……あれ? 若しかして勘違いまだ続いてる??」
しかしそれを受け凪咲が発した何かが致命的に間違っているリアクションに、その力瘤は穴が開いた風船の如く萎んだ。
「あら~、聡太君ってアルジェリア人だったのッ? 今まで気付いてあげられなくてごめんなさい、今度母国の料理をネットで調べて再現するから待っててね。あ、أنا في انتظار إعادة إنشاء الطبق」
「久美さんッ!? 僕アルジェリア人じゃないですからッ、普通に日本語通じますから!! っていうか久美さんアラビア語喋れるんですね、そもそもなんでアルジェリアの公用語がアラビア語って知ってるんですか久美さんッ!?」
皆のカップに紅茶を注いでいた久美さんが、さらっと凄まじい能力を披露した。こんな訳の分からない勘違いで披露して良い物だとは思えないのだが……
この家の出身者、久美さんと海斗は両者とも凄まじい頭脳と学習能力を持っているのだが、意外にもッいやそのせいか久美さんは時偶常人の理解からはみ出す事が有る。
今のもボケなのか若しくは本気で信じてしまったのか分からない底知れ無さを、聡太は彼女に感じたのであった。
そうこうしている内に久美さんは全員のカップへ紅茶を注ぎ終え、凪咲は一番最後に自分と兄のクッキーをテーブルへと運んだ。疾風の皿だけ量が他の人間より多く、全てのクッキーがハート型に見えるのは気のせいであろうか。
そして席に着いた凪咲は、隣に座る彼へとこう尋ねたのであった。
「疾風、練習楽しかった?」
そう妹に尋ねられた疾風は一瞬悩むような皺を眉間に寄せる。しかしそれでも最終的にはその目と口と眉に笑みを浮べ、こう言ったのである。
「まあまあ楽しかったかな」
「そっか、良かったッ」
期待通りな兄の反応に、凪咲は我が事の如く嬉しそうに笑顔を浮べた。自分が奪ってしまった疾風のこの表情をもう一度見る、その為だけに彼女は此処へ引越したのだから。
そして久美さんも席に着き、全員の前にクッキーと紅茶が並んだ事で準備が遂に整った。
「「「「「「いただきますッ!!」」」」」」
六つの声がピタリと重なりながらそう言葉を奏で、この家に住む人間全員が一堂に会するおやつの時間が始まったのであった。
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