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暫くして、ヒナコの体調は回復した。
ヒナコが動けるまで回復したのを確認したら殿下と殿下の護衛を残し、早朝旅立った。殿下には内緒で。
「あ、あの、本当においていってしまって良かったんでしょうか」
「仕方がありません。これ以上旅程を延ばすわけにはいきませんから」
「でも」
「それよりもヒナコ様、舌を噛みます。あまり喋らないでください」
ヒナコを馬に乗せ、道を駆けるバートランドは前だけを見てヒナコに注意をする。ヒナコはバートランドの言葉を聞いて口を閉ざした。まだ何か言いたそうな顔ではあったけれど。
因みに私はエイルの馬に乗せてもらっている。私もお荷物であることに変わりはないのだけど。私がいたらヒナコがもし途中で怖気づいても何とかしてくれると考えているのかもしれない。まぁ、殿下と一緒においていってもそれはそれで問題が起こりそうだという意見の方が強かった為私はヒナコと一緒に行動することになったのだが。
落馬しないようにエイルがしっかりと支えてくれてはいるけれどそれでも馬の上はかなり揺れる。バランスをとるのが難しい。それにおしりも痛い。
「大丈夫ですか?」
近い。エイルの声が耳元で聞こえる。彼の息遣い、心臓の音。全てが近すぎて爆発してしまいそうだ。
「・・・・大丈夫」
「申し訳ありません、辛い旅になってしまって」
「自分から言い出したことだし。それに、私。嫌なことはさっさと終わらせたいタイプだから」
「そうですか」
抑揚のない声。変わらない表情。でも彼がこちらを気遣っているのは分かる。それが少し嬉しい。
ヒナコが動けるまで回復したのを確認したら殿下と殿下の護衛を残し、早朝旅立った。殿下には内緒で。
「あ、あの、本当においていってしまって良かったんでしょうか」
「仕方がありません。これ以上旅程を延ばすわけにはいきませんから」
「でも」
「それよりもヒナコ様、舌を噛みます。あまり喋らないでください」
ヒナコを馬に乗せ、道を駆けるバートランドは前だけを見てヒナコに注意をする。ヒナコはバートランドの言葉を聞いて口を閉ざした。まだ何か言いたそうな顔ではあったけれど。
因みに私はエイルの馬に乗せてもらっている。私もお荷物であることに変わりはないのだけど。私がいたらヒナコがもし途中で怖気づいても何とかしてくれると考えているのかもしれない。まぁ、殿下と一緒においていってもそれはそれで問題が起こりそうだという意見の方が強かった為私はヒナコと一緒に行動することになったのだが。
落馬しないようにエイルがしっかりと支えてくれてはいるけれどそれでも馬の上はかなり揺れる。バランスをとるのが難しい。それにおしりも痛い。
「大丈夫ですか?」
近い。エイルの声が耳元で聞こえる。彼の息遣い、心臓の音。全てが近すぎて爆発してしまいそうだ。
「・・・・大丈夫」
「申し訳ありません、辛い旅になってしまって」
「自分から言い出したことだし。それに、私。嫌なことはさっさと終わらせたいタイプだから」
「そうですか」
抑揚のない声。変わらない表情。でも彼がこちらを気遣っているのは分かる。それが少し嬉しい。
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