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Ⅰ.花の乙女
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特に話すこともなかったし前座なのでとっとと終わらせてメインに入らせて頂きます(^_^)v
メインになったことでレイラ一四歳、ギル二〇歳、デューク二四歳になりました!(^^)!
すみませんm(__)m
急に、こんなに成長させてしまって。
でも、本当に特に書くこともなかったので(^_-)-☆
******************
さて、今年は花の乙女が行われる年です。
花の乙女とは。
今から五〇〇年程前、我がシルリア王国は天変地異に見舞われ、存亡の危機に瀕した。
それを嘆いた当時の四人の王女は教会で神に救いを求めた。
すると、神が降臨し、国を救う代わりに王女四人を天の国へ旅立つことを言い渡した。
四人の王女は迷うことなく是とし、国を救った。
四人の王女が神と邂逅した場には四人の王女の名前の由来となった花が咲いていたそうだ。
第一王女のヴァイレットはスミレ。その花言葉の通りとても謙虚な方だと言われている。
第二王女のデイジーはヒナギク。花言葉は平和、希望。彼女は国の平和を誰よりも強く願っていたと史実では語られている。
第三王女のシュイシエンはスイセン。花言葉は神秘、尊重。身分に関係なく、その実力を認め、人を尊重する気持ちを忘れない心優しい王女であり、また諸説あるが神の声を聴くことができたと言われており、四人の王女が神との邂逅に成功したのは第三王女の力によるものだと言われている。
第四王女のローザはバラ。その花言葉の通り、とても愛情深い人だったと言われている。
以来、四人の王女の行いを讃えるとともにこれからの国の繁栄を願って五年に一度、花の乙女と呼ばれるお祭りが行われる。
四人の乙女は当時の国王が貴族の中から選ぶ。
選ばれた乙女は其々、スミレ、ヒナギク、スイセン、バラのどれからを身に着け、王都の表参道の真ん中に設定された舞台の上で祈りの舞を踊り、国王から其々に与えられた役目の花がデザインされたティアラを受け取るものだ。
さて、何で私がこんな説明をしているかというと、察しの良い方はもうお気づきでしょう。
私こと、レイラ・カーティスがバラの乙女に選ばれたからです。
他に。
スミレはメアリー・ブロウ男爵令嬢、スイセンはジュリア、ヒナギクはミア・クロウ子爵令嬢だ。
花の乙女は王が貴族のパワーバランスを考え、更に社交界で最も美しいと言われている令嬢の中から選ばれる。
未婚であることが条件だ。
花の乙女である四人の乙女が全員で未婚であった為と言われている。
そこで、ちょっと疑問が私の中に浮かんだ。
私も詳しく知っているわけではないがゲームでは確か、バラの乙女に選ばれたのはヒロインであるメアリーだった記憶がある。
前世の従妹が『やっぱり、主人公はゴージャス且つ、愛情深いバラよね!』とか言っていた気がする。
でも、現実は私がバラだ。
やはり、前世のゲームと現実が全く同じってことはないのだろうか。
だって、ゲームでは一四歳から始まり、一八歳でエンディングを迎える成長ものだけど、当然私の人生は一四歳から急に始まったりはしない。
それに、学校ではまだメアリーとは出会ってはいない。
今回、花の乙女に選ばれて初めて邂逅となる。
まぁ、私もメアリーも一四歳だからここはゲーム通りということなのか。
「レイラがバラの乙女に選ばれるなんて。ドレス、とっても良い物を仕立てなきゃね」
「バラがついていたらどんなドレスでも問題はないからね。うんと良いのを仕立てないと。
次の花の乙女が開催されるのはまた五年後、その頃はレイラは一九歳で、きっと結婚しているからこれが最初で最後になるしね」
「私の妹は世界一可愛いから選ばれるのは当然。
未婚という条件がなければきっと毎回選ばれますよ。
それぐらい、レイラは美しいですからね」
「そうだな」
母も父も兄も私が花の乙女に選ばれたことをとても喜んでくれていたが、褒め方が何と言うか恥ずかしい。
とてつもなく恥ずかしい。
特に、兄。
『世界一』とか当たり前のように言わないで欲しい。
「ありがとうございます。
こんな大役、私に務まるか不安ですがカーティス家の恥にならないように精一杯務めさせて頂きます」
「相変わらず、レイラは真面目ね」
「私の子だから問題ないよ」
「レイラなら余裕だよ。何も心配は要らない」
やめてー。
そんなプレッシャーかけないで。
確かに一四年間、貴族として生きてはきたけれども、元は一般の中学生だから(前世だけど)結構重いんだよ。
普通に重いんだよ。
有難くもなんともないよ、こんな役目。
可能なら裸足で逃げ出したいよ。
メインになったことでレイラ一四歳、ギル二〇歳、デューク二四歳になりました!(^^)!
すみませんm(__)m
急に、こんなに成長させてしまって。
でも、本当に特に書くこともなかったので(^_-)-☆
******************
さて、今年は花の乙女が行われる年です。
花の乙女とは。
今から五〇〇年程前、我がシルリア王国は天変地異に見舞われ、存亡の危機に瀕した。
それを嘆いた当時の四人の王女は教会で神に救いを求めた。
すると、神が降臨し、国を救う代わりに王女四人を天の国へ旅立つことを言い渡した。
四人の王女は迷うことなく是とし、国を救った。
四人の王女が神と邂逅した場には四人の王女の名前の由来となった花が咲いていたそうだ。
第一王女のヴァイレットはスミレ。その花言葉の通りとても謙虚な方だと言われている。
第二王女のデイジーはヒナギク。花言葉は平和、希望。彼女は国の平和を誰よりも強く願っていたと史実では語られている。
第三王女のシュイシエンはスイセン。花言葉は神秘、尊重。身分に関係なく、その実力を認め、人を尊重する気持ちを忘れない心優しい王女であり、また諸説あるが神の声を聴くことができたと言われており、四人の王女が神との邂逅に成功したのは第三王女の力によるものだと言われている。
第四王女のローザはバラ。その花言葉の通り、とても愛情深い人だったと言われている。
以来、四人の王女の行いを讃えるとともにこれからの国の繁栄を願って五年に一度、花の乙女と呼ばれるお祭りが行われる。
四人の乙女は当時の国王が貴族の中から選ぶ。
選ばれた乙女は其々、スミレ、ヒナギク、スイセン、バラのどれからを身に着け、王都の表参道の真ん中に設定された舞台の上で祈りの舞を踊り、国王から其々に与えられた役目の花がデザインされたティアラを受け取るものだ。
さて、何で私がこんな説明をしているかというと、察しの良い方はもうお気づきでしょう。
私こと、レイラ・カーティスがバラの乙女に選ばれたからです。
他に。
スミレはメアリー・ブロウ男爵令嬢、スイセンはジュリア、ヒナギクはミア・クロウ子爵令嬢だ。
花の乙女は王が貴族のパワーバランスを考え、更に社交界で最も美しいと言われている令嬢の中から選ばれる。
未婚であることが条件だ。
花の乙女である四人の乙女が全員で未婚であった為と言われている。
そこで、ちょっと疑問が私の中に浮かんだ。
私も詳しく知っているわけではないがゲームでは確か、バラの乙女に選ばれたのはヒロインであるメアリーだった記憶がある。
前世の従妹が『やっぱり、主人公はゴージャス且つ、愛情深いバラよね!』とか言っていた気がする。
でも、現実は私がバラだ。
やはり、前世のゲームと現実が全く同じってことはないのだろうか。
だって、ゲームでは一四歳から始まり、一八歳でエンディングを迎える成長ものだけど、当然私の人生は一四歳から急に始まったりはしない。
それに、学校ではまだメアリーとは出会ってはいない。
今回、花の乙女に選ばれて初めて邂逅となる。
まぁ、私もメアリーも一四歳だからここはゲーム通りということなのか。
「レイラがバラの乙女に選ばれるなんて。ドレス、とっても良い物を仕立てなきゃね」
「バラがついていたらどんなドレスでも問題はないからね。うんと良いのを仕立てないと。
次の花の乙女が開催されるのはまた五年後、その頃はレイラは一九歳で、きっと結婚しているからこれが最初で最後になるしね」
「私の妹は世界一可愛いから選ばれるのは当然。
未婚という条件がなければきっと毎回選ばれますよ。
それぐらい、レイラは美しいですからね」
「そうだな」
母も父も兄も私が花の乙女に選ばれたことをとても喜んでくれていたが、褒め方が何と言うか恥ずかしい。
とてつもなく恥ずかしい。
特に、兄。
『世界一』とか当たり前のように言わないで欲しい。
「ありがとうございます。
こんな大役、私に務まるか不安ですがカーティス家の恥にならないように精一杯務めさせて頂きます」
「相変わらず、レイラは真面目ね」
「私の子だから問題ないよ」
「レイラなら余裕だよ。何も心配は要らない」
やめてー。
そんなプレッシャーかけないで。
確かに一四年間、貴族として生きてはきたけれども、元は一般の中学生だから(前世だけど)結構重いんだよ。
普通に重いんだよ。
有難くもなんともないよ、こんな役目。
可能なら裸足で逃げ出したいよ。
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