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【オマケ】α、β、Ωで結婚したら\無職/だった
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「イオ……」
愛しい気持ちでイオを振り返ると、イオは必死で二人の間に挟まれた自分の下半身を、取り返そうとしている。
「イオ?」
二人の身体を押しのけるようにして抜け出しながらも、なんだか怒っている様子のイオに半笑いで声をかけると、イオはプイっと顔をそむけて「最低」と言った。
「え、なになに?なんかやだった?」
「……嫌も何も、二人だけでキスして、こっちを見もしないで」
流助と鳥飼は顔を見合わせる。
「だってイオ、ずっと鳥飼さんとしてたでしょ?」
「三人でするのと二人でするのとはまた別」
何その理屈。
「ちゅーもなし、目もあわせない。ぼくだけ棒と穴だけって感じ。二人は見つめ合って抱き合ってキスして。なんか寂しかった……」
え、自分、だってすごく感じてたじゃないですか、と思ったが、それは言わぬが花。流助と鳥飼は目くばせをしあって、全面的に謝罪した。
「ごめんごめん」
「イオくん、そんなつもりはなかったです。とにかくすみません」
「機嫌なおしてよ」
「なんでもしますから」
その言葉に、ぴく、とイオは反応した。
「なんでも?」
「なんでも」
「ふーん、じゃあ、今夜寝る時はぼく、二人の真ん中」
「へ?」
「はしっこは拒否する」
「………………」
二人はその場に倒れて悶絶した。
「~~っ………………!!」
「~~~~っ、ぶ……!!」
かわいい。かわいすぎる。なにその要望。
「え、なになに?なんで笑うわけ?」
「イオくん、わたしと流助さんには、それ致死量です……」
「イオ、かわいすぎる……なんでそんなかわいいこと言う、かな……?」
「別に……かわいくないし。普通だし。あ!!今夜ハワイアンBBQだからね?ブッフェがいいっていってもきかないからな」
「いいですよ」
「うん、俺もBBQがいいと思ってた。うん、そうしようね」
かわいい。
鳥飼と流助はイオをはさんで同時に頬にキスをした。
この寂しがり屋め!!
「おーい、なんで泳がないの~?」
浮き輪ではしゃぐ流助に、プールサイドのデッキチェアでごろごろしながらカクテルをすする二人は手を振るだけにとどめる。
「ほんっと子ども」
流助に笑顔を返しながら、鳥飼にしか聞こえない声でイオは言う。
ちょっとひと眠りしたくなってきている鳥飼は、イオの言葉に、くすっと笑った。たかがプールにはしゃいでいる流助が、二人とも愛おしくてたまらないけれど、確かに参加する気はおきない。
イオはさっきのかわいさから一転、その横顔は、近づきがたいクールビューティーだ。パブリックな場所だとキリッと切り替わるのだ。いろんな顔を持つ人だなあ、と鳥飼はしきりに感心する。
「おーい、この際三人でお店するってどうー?」
流助が水の中から叫ぶ。
「それいいね~!!流助がキッチンならぼくがサービス担当~!」
イオが、流助に調子よくこたえる。
あー、それは考えたことがなかったと、鳥飼は眠りかけた脳が勝手に起動して、無意識に現実的な図面をひきはじめる。三人でお店か、それは考えたことはなかった。
「いろいろ食えていろいろ飲める店~!お店の名前は、『ハンサム・テーブル』!!」
「名前ダサすぎるぞー!!」
イオは笑いながら、水に浮かぶ流助に言い返す。そうしながら、鳥飼の頭を優しく撫でた。遊びで言ってるんだから、いろいろ考えなくてもいいよと言っているようだった。
「鳥飼さん、疲れているんだから、今は寝な?」
そんな言葉が手の平から伝わってくる。そうだなあ、そうか、遊びか、と鳥飼は思うと仕事脳は自然にスリープ状態にはいる。すぐに現実に、ビジネスに結びつけるのは悪い癖だ。
本当にやるやらないは関係なく、夢を口にしてもいいのだ。軽薄に、あさはかに。
長いんだから、ゆっくりいこう。
三人いればどうとでもなる。
オマケend
愛しい気持ちでイオを振り返ると、イオは必死で二人の間に挟まれた自分の下半身を、取り返そうとしている。
「イオ?」
二人の身体を押しのけるようにして抜け出しながらも、なんだか怒っている様子のイオに半笑いで声をかけると、イオはプイっと顔をそむけて「最低」と言った。
「え、なになに?なんかやだった?」
「……嫌も何も、二人だけでキスして、こっちを見もしないで」
流助と鳥飼は顔を見合わせる。
「だってイオ、ずっと鳥飼さんとしてたでしょ?」
「三人でするのと二人でするのとはまた別」
何その理屈。
「ちゅーもなし、目もあわせない。ぼくだけ棒と穴だけって感じ。二人は見つめ合って抱き合ってキスして。なんか寂しかった……」
え、自分、だってすごく感じてたじゃないですか、と思ったが、それは言わぬが花。流助と鳥飼は目くばせをしあって、全面的に謝罪した。
「ごめんごめん」
「イオくん、そんなつもりはなかったです。とにかくすみません」
「機嫌なおしてよ」
「なんでもしますから」
その言葉に、ぴく、とイオは反応した。
「なんでも?」
「なんでも」
「ふーん、じゃあ、今夜寝る時はぼく、二人の真ん中」
「へ?」
「はしっこは拒否する」
「………………」
二人はその場に倒れて悶絶した。
「~~っ………………!!」
「~~~~っ、ぶ……!!」
かわいい。かわいすぎる。なにその要望。
「え、なになに?なんで笑うわけ?」
「イオくん、わたしと流助さんには、それ致死量です……」
「イオ、かわいすぎる……なんでそんなかわいいこと言う、かな……?」
「別に……かわいくないし。普通だし。あ!!今夜ハワイアンBBQだからね?ブッフェがいいっていってもきかないからな」
「いいですよ」
「うん、俺もBBQがいいと思ってた。うん、そうしようね」
かわいい。
鳥飼と流助はイオをはさんで同時に頬にキスをした。
この寂しがり屋め!!
「おーい、なんで泳がないの~?」
浮き輪ではしゃぐ流助に、プールサイドのデッキチェアでごろごろしながらカクテルをすする二人は手を振るだけにとどめる。
「ほんっと子ども」
流助に笑顔を返しながら、鳥飼にしか聞こえない声でイオは言う。
ちょっとひと眠りしたくなってきている鳥飼は、イオの言葉に、くすっと笑った。たかがプールにはしゃいでいる流助が、二人とも愛おしくてたまらないけれど、確かに参加する気はおきない。
イオはさっきのかわいさから一転、その横顔は、近づきがたいクールビューティーだ。パブリックな場所だとキリッと切り替わるのだ。いろんな顔を持つ人だなあ、と鳥飼はしきりに感心する。
「おーい、この際三人でお店するってどうー?」
流助が水の中から叫ぶ。
「それいいね~!!流助がキッチンならぼくがサービス担当~!」
イオが、流助に調子よくこたえる。
あー、それは考えたことがなかったと、鳥飼は眠りかけた脳が勝手に起動して、無意識に現実的な図面をひきはじめる。三人でお店か、それは考えたことはなかった。
「いろいろ食えていろいろ飲める店~!お店の名前は、『ハンサム・テーブル』!!」
「名前ダサすぎるぞー!!」
イオは笑いながら、水に浮かぶ流助に言い返す。そうしながら、鳥飼の頭を優しく撫でた。遊びで言ってるんだから、いろいろ考えなくてもいいよと言っているようだった。
「鳥飼さん、疲れているんだから、今は寝な?」
そんな言葉が手の平から伝わってくる。そうだなあ、そうか、遊びか、と鳥飼は思うと仕事脳は自然にスリープ状態にはいる。すぐに現実に、ビジネスに結びつけるのは悪い癖だ。
本当にやるやらないは関係なく、夢を口にしてもいいのだ。軽薄に、あさはかに。
長いんだから、ゆっくりいこう。
三人いればどうとでもなる。
オマケend
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この作品オメガバースの話でいちばん好きです。別サイトで出会ってたびたび読んでますが、また読みに来ると思います。素晴らしい作品をありがとうございます⭐︎