不思議な巡り合わせ

kitty369

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龍神村

白龍神

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むかしむかし、とある村には龍神が、住まう集落があった。
人から見つからぬ様に結界を張ってある

その村を龍神村といった。
中には人型を取り人間に溶け込み暮らす龍神もおったそうな。

1人のいや、1柱の白金色をした見事な鱗が特徴的な若い龍神がおった。
その龍神は人が好きで、親子で人型を取り人間と暮らしていた。

両親と2人の兄と弟と暮らす仲睦まじく平和な世の中であった。
この時までは。

時代も進み、戦が起こった。
両親は虐殺され、残った兄と弟も戦乱の世の中、てんでバラバラ何処に行ったのかわからず終いであった。

仕方なしに、一人で生きていく事になったのだった。
時が経ち、この時代と比べると幾ばくかは、幸せで平和な世の中になった。

だけれども、いつの世も
善人が居れば悪人もいるのが世の常。
俗世界に堕ち、ひとを蹴落とし自分さえ良ければ構わないといった人間も居たのだ。

この若い龍神はどうなったか。
1人になったので龍神村を出て違う村に移り住む事になった。
月夜見村と言うそうな。

そこで、龍神らしく人助けをし歩いていたのだった。
ところが、性善説で物を考える白龍神。
世の中に悪人も居ると言うことも理解はしていたつもりが

まんまとこの悪人に騙されてしまうのである

いつだったか、こんな事があったそうな。

白龍神が人型を取りいつものように
人助けをしていたとさ

【朔はん、あんたぁ、いつもおおきにな。】
病気の人に薬を煎じてわざわさ家まで届ける薬師を職業としていたのだった

いつも通り村人に薬を届けた龍神。
ここまでは普通、いわば通常通りだった筈

とある湖の滸に薬草を取りに行くのに
人型を取るのは面倒だし効率が悪いと
龍神の型を取ったのが不味かったようだ

あまりにこの若者が作る薬が良薬だった為、ライバルの薬師が後を付いてきていたようなのである


【朔、お前。。。。】
ライバルの薬師である平助であった。
平助は、あの手この手を使って自分のところの薬を一番良い薬とデマを流し、
ライバルの薬師を潰す悪どさが有名であった。

まさかそんな奴に付け狙われていたとは


平助は、村に戻ると
一部の村民にこそこそと話をしていた。


【この湖の滸になんでも願いを叶えてくれると言うありがたい龍神さまがいるそうじゃ!】

とでっちあげも良いところの、静かに暮らしたい朔本人からすりゃあ、迷惑な噂を流してしまった。

狭い村の中でのこの噂は広まり、
湖には人が集まり、
願いを叶えてほしい!と様々な場所から
人が押し寄せるようであった。

人々の発する想念の汚さや、
ずる賢さ、欲、執着など相まって
龍神の身体はみるみる衰弱しておったとさ。


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