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第45話 勝ち目なし
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大和は切り傷に打ち身のほか、打撲によって筋を傷めた箇所もあったようで医療用の絆創膏やら包帯やらで見た目が大変なことになっている。
それでもイケメンなのは健在なようで、待合室で和馬とともに座っていた大和の前を通り過ぎた看護師から患者、見舞客たちが面白いぐらい反応しながら去っていく。
チッ…。
絆創膏や包帯で顔がほぼ隠れててもこの有様。
悔しいけど、これじゃあ勝ち目ないわな。
そして本人は、まったく自覚なし?
…というか、それがデフォルトすぎて周りの視線に気づいてないのかもしれない。
贅沢すぎるだろっ!
整った顔立ちに長いまつ毛、白い肌と細身なのにちゃんと筋肉はある無駄のないカラダ。
…まぁ、キレイな顔はしてるし、イケメンだわな…。
って、おい、認めちゃったじゃねぇか!
そんな和馬の視線に大和が気づく。
「なに?」
「…べ、別に」
「ケガしてる俺、そんなイケメン?」
「…は?!そんなんじゃねぇし」
「あ、そ。つまんな」
面白くないという様子で背を向けた大和に
「あのさ…」
和馬はそう声をかけてすぐ、
「いや、やっぱ何でもない」
言葉を飲み込んだ。
いますぐ聞きたいことは山ほどある。
結香ちゃんに関することはもちろん、好きな人を聞かれたときにどうして自分の名前を出したのか…?
早く聞きたくて仕方ないけれど、
「病院が終わったらゆっくり話すわ」
そんなふうに言った大和の話をちゃんと聞いてみたいと思った。
「病院終わったらいろいろ話すって言ってくれてたじゃん?」
「うん」
「たださ、俺の部屋とかだとお前が襲ってきそうだから、まじ勘弁」
「失礼だな」
笑った大和に
「実際お前、俺を食べたいとか言ったこともあるだろ!」
言い返したら
「ここ病院だから静かにね」
とか注意してくるし、ほんと食えねぇやつ。
正直なところ壁ドンとか俺様系の雰囲気とか、ほんとに頭おかしくなりそうになる…。
「かといってこんな話、ファミレスとか外じゃ無理だろ?」
「うん、確かに」
大和の言うとおり、外は落ち着かない。
カラオケボックスとか?
…どうしよ。
いろいろと考えていたときに
「じゃあ、俺の部屋で話す?」
なんて聞かれたから反射的につい、頷いてしまった。
「じゃあ、決まりな」
ドヤ顔で大和。
…って、そうじゃねぇ!
「お前の部屋も危ないわっっ!」
それでもイケメンなのは健在なようで、待合室で和馬とともに座っていた大和の前を通り過ぎた看護師から患者、見舞客たちが面白いぐらい反応しながら去っていく。
チッ…。
絆創膏や包帯で顔がほぼ隠れててもこの有様。
悔しいけど、これじゃあ勝ち目ないわな。
そして本人は、まったく自覚なし?
…というか、それがデフォルトすぎて周りの視線に気づいてないのかもしれない。
贅沢すぎるだろっ!
整った顔立ちに長いまつ毛、白い肌と細身なのにちゃんと筋肉はある無駄のないカラダ。
…まぁ、キレイな顔はしてるし、イケメンだわな…。
って、おい、認めちゃったじゃねぇか!
そんな和馬の視線に大和が気づく。
「なに?」
「…べ、別に」
「ケガしてる俺、そんなイケメン?」
「…は?!そんなんじゃねぇし」
「あ、そ。つまんな」
面白くないという様子で背を向けた大和に
「あのさ…」
和馬はそう声をかけてすぐ、
「いや、やっぱ何でもない」
言葉を飲み込んだ。
いますぐ聞きたいことは山ほどある。
結香ちゃんに関することはもちろん、好きな人を聞かれたときにどうして自分の名前を出したのか…?
早く聞きたくて仕方ないけれど、
「病院が終わったらゆっくり話すわ」
そんなふうに言った大和の話をちゃんと聞いてみたいと思った。
「病院終わったらいろいろ話すって言ってくれてたじゃん?」
「うん」
「たださ、俺の部屋とかだとお前が襲ってきそうだから、まじ勘弁」
「失礼だな」
笑った大和に
「実際お前、俺を食べたいとか言ったこともあるだろ!」
言い返したら
「ここ病院だから静かにね」
とか注意してくるし、ほんと食えねぇやつ。
正直なところ壁ドンとか俺様系の雰囲気とか、ほんとに頭おかしくなりそうになる…。
「かといってこんな話、ファミレスとか外じゃ無理だろ?」
「うん、確かに」
大和の言うとおり、外は落ち着かない。
カラオケボックスとか?
…どうしよ。
いろいろと考えていたときに
「じゃあ、俺の部屋で話す?」
なんて聞かれたから反射的につい、頷いてしまった。
「じゃあ、決まりな」
ドヤ顔で大和。
…って、そうじゃねぇ!
「お前の部屋も危ないわっっ!」
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