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第65話 お似合いな2人
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由良は艶っぽくて色気のある声で続けて聞く。
「俺とご飯、食べたくないの?なんなら結羽と俺、2人で屋上へ行っちゃうけど。大丈夫?」
返事に戸惑っているトモを煽るように聞いた由良は結羽の腕にそっと手を絡め
「結羽、昼休み、楽しみだねっ」
普段の由良を演じてみせる。
まわりのクラスメイトたちがざわつきはじめた。
「由良ってほんと結羽と仲いいよなぁ」
「だって大木くんと浜井くんって、中学いっしょでしょ?」
「幼馴染みなんだっけ?」
「どうなんだろ?そこまでは知らないけどあの2人、お似合いだよね。浜井くんはイケメンだし、大木くんは可愛い系だし」
確かに浜井はチャラい見た目だけどイケメンだし、普段の由良はほわほわしていて可愛い。
あらためてそう実感するとなぜかイラっとして
「…い、行ってこいよ。2人でお昼、食べればいいだろ」
言ってしまっていた。
俺自身、どうして2人を引き留めてしまったのかも理解できてないし。
そうそう。
冷静になったら、本当に意味がわかんねぇ。
由良から解放されてお昼のんびり過ごせるチャンスなのに、わざわざいっしょに食べるとか言いに行って、俺は何を考えてるんだか。
自分の席へ戻ろうとしたトモを呼び止めたのは
「ひ、日野くん、由良くんとごはん食べないなら、私といっしょにどうかな?」
佐東成実だった。
つい先日、トモに告白してきた同じクラスの女子。
かなり勇気を出して言ったのだろう。
顔が真っ赤になっている。
「…え?なに?どういうこと?」
「佐東って、日野のこと好きなの?」
クラスメイトたちがざわつきはじめた。
「俺とご飯、食べたくないの?なんなら結羽と俺、2人で屋上へ行っちゃうけど。大丈夫?」
返事に戸惑っているトモを煽るように聞いた由良は結羽の腕にそっと手を絡め
「結羽、昼休み、楽しみだねっ」
普段の由良を演じてみせる。
まわりのクラスメイトたちがざわつきはじめた。
「由良ってほんと結羽と仲いいよなぁ」
「だって大木くんと浜井くんって、中学いっしょでしょ?」
「幼馴染みなんだっけ?」
「どうなんだろ?そこまでは知らないけどあの2人、お似合いだよね。浜井くんはイケメンだし、大木くんは可愛い系だし」
確かに浜井はチャラい見た目だけどイケメンだし、普段の由良はほわほわしていて可愛い。
あらためてそう実感するとなぜかイラっとして
「…い、行ってこいよ。2人でお昼、食べればいいだろ」
言ってしまっていた。
俺自身、どうして2人を引き留めてしまったのかも理解できてないし。
そうそう。
冷静になったら、本当に意味がわかんねぇ。
由良から解放されてお昼のんびり過ごせるチャンスなのに、わざわざいっしょに食べるとか言いに行って、俺は何を考えてるんだか。
自分の席へ戻ろうとしたトモを呼び止めたのは
「ひ、日野くん、由良くんとごはん食べないなら、私といっしょにどうかな?」
佐東成実だった。
つい先日、トモに告白してきた同じクラスの女子。
かなり勇気を出して言ったのだろう。
顔が真っ赤になっている。
「…え?なに?どういうこと?」
「佐東って、日野のこと好きなの?」
クラスメイトたちがざわつきはじめた。
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